飲み会の帰りに乗ったタクシー内で、主人公は運転手にあれこれと振り回されることになる。
この作品は『カクヨム』にも掲載しています。
最終更新:2020-07-27 13:56:20
1764文字
会話率:44%
恐ろしい夢で目が覚めた。部屋のカーテンを開ければ綺麗な青空が街を優しく包んでいる。もう学校に行く時間だと思ったけれど、スマホの電源を入れると時刻はまだ午前5時。登校時間までかなりの余裕がある。再びベッドの上に横になったのだけれど、あの夢が
気になって仕方がない。4畳半の狭い部屋、そして煎餅布団。段ボール箱の上に無造作に並ぶ空の缶ビール達。その缶のビル群の真ん中で、ブルブルと振動している黒色の携帯電話。夢の中の私は、何も考えずにその携帯電話に出た。
「浜岡こらぁ!今日の撮影バックレやがって!違約金500万円だぞ分かってんだろうなコラァ」
スピーカーを破壊しそうな程の恐ろしい怒声。まず私は浜岡って名前じゃないし、こんな怒鳴る大人なんて知らない。確かに私の中学校には怖い男先生もいる。でも怒られることなんてしてないし。
「あ……あの撮影って、どういうことでしょうか……」
驚いたことに私の口から発せられたのは、まるで男性のような低い声だったのだ。もちろん「なんで?」とビックリしたのだけれど、電話の向こうの声がその些細な疑問を吹き飛ばしてしまう。
「AVの撮影に決まってんだろ。とぼけやがってその耳引きちぎってやろうか」
衝撃的な言葉を耳にして、震える手からスマホが落ちる。慌てて拾いあげて詳細を確認する。
「確認しますけどAVというのは、あの……男女がまぐわう的な。私達子供が見てはいけない映像のことでよろしいでしょうか」
「てめぇが出演すんのはゲイポルノだろ!分かってんだろうな500万円だぞ」
私は強引に電話を切った。それでも何度も着信が来るので携帯の電源を落とす。煎餅布団を踏みつけて立ち上がると視線がやけに高い。私の身長が大きくなっているようだ。洗面所の鏡の前で恐る恐る自分の顔を確認してみると……そこには見知らぬ大男が映っていた。そこで夢は覚めた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-19 11:24:11
237文字
会話率:0%
世界最強の力を得て異世界に転生した田中さん。
前世で無能と馬鹿にされ続けた鬱憤を晴らすべく、全力で無双していく――
――全力でとぼけながら。
「私、また何かやっちゃいましたか?」
「君は自分がどれほどのことをしたのか、自覚がないのか!?」
(いえ、ありますよ)
「え? ドラゴンくらい素手で倒せますよね?」
「倒せるわけないだろう!?」
(もちろん知ってますよ)
これは無自覚を装った、自覚ありの異世界無双。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-17 18:01:57
6627文字
会話率:34%
ごくふつうの、高校生である飯田 育(いいだ はぐ)は双子の弟の飯田 伸(いいだ しん)と幼なじみの清水 舞桃(しみず まと)の誘いをうけ、VRMMOであるdancing arcadia onlineをプレイすることになるが、疲労とおとぼけに
よって不遇職である捕食者になってしまう、不遇職に負けず、ときにはエリアのはずれをさまよい、ときには最前線で奮闘し、今日も今日とてマイペースにプレイしていくのであった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-21 21:34:21
14535文字
会話率:44%
妻に向けて下ネタ的な意味で言った「今夜はご褒美がほしいな」を大真面目に解釈した女神が、すっとぼけ夫婦の寝室に聖女(仮)を置いて行った夜。と、その後あたふたする夫婦と聖女誕生のお話。
最終更新:2020-05-07 21:33:38
23283文字
会話率:42%
囚人ウーカの唯一の楽しみは食事の時間と偶に貰えるあめ玉2個です。今日も今日とて灰色の毛布にくるまってご飯を待ってます。ご飯のことを考えていれば石床の固さも、鉄格子の面白味のなさも気になりません。ちょっと寝床が薄いのは気になるけど・・・。
そ
んなウーカのお隣さんは手枷足枷、首輪に鎖、そして生傷が絶えない年齢不詳の血みどろの男性です。
この話は天然ウーカと無情の戦士のちょっととぼけた関係の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-21 01:02:04
37127文字
会話率:26%
19世紀ヴィクトリア朝、ピアノの脚すら性的であるとスカートを履かせるような、厳格すぎる性倫理と、性的表現が過剰に忌避された時代。
血液交換ってエロいな、って当時の人は思いました。『吸血鬼ドラキュラ』のミナ・ハーカーの吸血・輸血は性行の暗喩で
す。
そして現代。筆者もまた、血液交換ってエロいなって思うので書きました。
現代舞台・とぼけた男女が自分の血液を飲ませあう話です。
シチュエーションだけで書きました。中身はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-14 20:04:39
6181文字
会話率:40%
オスカー・ワイルドの「幸福の王子」を下地にしたお噺です。
ここでは王子ではなく、ビリケンさんと、ちょっととぼけたツバメの愉快な掛け合いで、宿題忘れただとか、パチンコに負けただとか、たいして不幸でもない人々に、ビリケンさんの目のサファイアや、
全身の金箔をはがし届ける顛末が続きます。
サゲは、ツバメがビリケンさんの足裏の金箔をはがそうとした時、ビリケンさんがくすぐったさに身体をよじり、「あっー、やめて、そこはくちゅぐったい。もう、とっとと台湾へでもどこへでも行ってちょうだい!」で、ようやくツバメが解放され、越冬の旅に出られることになります。
「ビリケンさんの足の裏を撫(な)でたら幸せになる」の言い伝えともからめたオチにしてあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-17 20:59:20
7268文字
会話率:14%
かつて神々の争いが起きた舞台、ヴァルラヘイム。神と邪神、その両方が斃れ決着がついたが、邪神の眷属によって人々は結界が施された大陸から出ることは叶わなくなった。
その結界の中で人々は生活を営み、国を建て、千年に渡る長い平穏の時代を過ごしていた
。
そんなある日、宿題をすっとぼける以外は割と普通の男子高校生、天城宗司が突如として地球からヴァルラヘイムへと召喚される。
しかし、そこはなぜか森の中。戸惑い混乱しながら歩いていると、いきなり化け物に襲われ、あっさり宗司は意識を失ってしまう。
目覚めると、今度はリリアと名乗る美少女が現れた。
紆余曲折(本人談)があり、宗司はお世話になる代わりにリリアに仕えることになったが―――――――――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-17 01:52:12
104392文字
会話率:40%
クラスメートたちと一緒に異世界へと召喚されてしまった超天才高校生兼科学者、進藤憲一。怪しげな王族たちに魔王を倒すように言われ、その準備としてそれぞれのスキルを確認することになった。憲一の彼女、安住咲は最大レベルの超重要スキル「コマンダー」を
手に入れたが、憲一はスキルのない無能者だった。そんな時、咲を口説こうとしていつも断られていたイケメン男子生徒、月句俊介が最大レベルのスキル「勇者」を用いて憲一に襲い掛かる。憲一は余裕の態度を崩さないが、果たしてどうなってしまうのか。
※R15は保険です。
初投稿の処女作です。拙い駄文ですが、作者は幼稚園児ゆえ(すっとぼけ)、メンタルが湯豆腐以下となっております。どうか温かい目で見てもらえれば幸いです。誤字脱字等あればご指摘ください。(でも、優しく指摘してくれないと作者の幼稚園児湯豆腐メンタルが崩壊してしまいます。幼稚園児湯豆腐メンタル保護のためにも、どうかお願いいたします。ちなみに作者は湯豆腐嫌いじゃないけど好きでもないです。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-07 06:25:08
8059文字
会話率:43%
その世界では幾多の勇者がそれぞれ女神を召喚して魔王を討つという。高校生活最後の夏を送っていたエリこと神田恵理は突然異世界に召喚された。エリを召還したのは少しとぼけた勇者ランス。エリのことを「女神エリス様」と呼び、世界を救ってくれと懇願する。
魔王を討伐の旅に向かったエリたちの前に現れるのは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-09 22:34:15
6034文字
会話率:44%
<兄>
「あなたが、好きです。」「心がこもっていない。」
僕は彼女の告白の練習台。
「好き」と言われ続け、その気になった!
彼女を僕に振り向かせる方法とは?
<姉>
私の大切な弟は、女性に恐怖心を持っている。
お姉ちゃんは
、弟の心を護(まも)ろうと日々頑張るけれど、空回り!
<弟>
とぼけた姉に振り回され、僕の恋愛事情は複雑だ。
姉をどうにか振り向かせたい!
<妹>
姉弟(してい)愛って、面白そう!
お兄ちゃんのためにも楽しんでいます!
『姉弟(してい)、兄妹(けいまい)が幸せになるにはどうしたらいい?』
真剣に自分たちの幸せを模索する、苦くて甘い、4人の物語。
注意1:シリアス調の恋愛コメディーです。
注意2:実の姉と弟、実の兄と妹、女性同士の恋愛の描写があります。
※「私、ペット。」の子供たちが登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-01 20:00:00
194304文字
会話率:19%
合戦が一昔前のことになった平安な日々は次の時代へ向っていた。
主人公は……
各国守護の戦が一昔前になり、武士と言われる者はいなくなろうとしていた。
隼人は憧れていたが、それは小さな子供が物語で聞けば当たり前のことであった。
そして戦
後生まれの彼も成長し、夢と時代の妥協点として警察官を目指すことにする。
家族の応援もあり警察学校に進んだ隼人は、想像と違う学校生活を送ることに。
世界は……
人々は自らも含めた誰しもが宿している「神の祝福」という力を生活の中で感じ、感謝していた。しかし、その小さな力の影響は次第に意味をなさなくなっていく。
合戦が終わってからの世間では、むしろそんなことを意識するのは時代錯誤と言う者もいたぐらいであった。
登場人物
中条 隼人(なかじょう はやと)
武士がいなくなった世界で警察官を目指し警察学校に入る十五歳の青年。
想像と違い実戦も行う授業に躊躇しながらも、純粋に目標へ向う。
伊丹 長三郎(いたみ ちょうざぶろう)
警察学校で隼人と同じ部隊。
キザな連中を否定しているのに背は高く髪も伸ばしていて、隼人から見れば十分そちら側に見える。
仁科 穂見月(にしな ほみつき)
警察学校で隼人と同じ部隊。
隼人が一目惚れしてしまった女生徒。おとなしい性格と伸ばしている髪のせいか、影があるように隼人は感じている。
根津 霞(ねづ かすみ)
警察学校で隼人と同じ部隊。
明るくとぼけた様子なのに、実戦では強い。
堀田 鮫吉(ほった さめきち)
隼人の部隊の部隊長。
二年生で年齢もひとつしか変わらないのに、しっかりしていて隼人たちにとっては頼れる存在。
松下 舞(まつした まい)
隼人の部隊の副隊長。
二年生。カワイイお姉さんと見せかけて、強気で乗りがいい。
※「カクヨム」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 12:00:00
229746文字
会話率:49%
〃べべん!〃
山田忍は不運続きの女である。
そんな彼女にも一つだけだけ楽しみが有った。
自分で考え幼稚園から45才まで書き綴った忍者ノート23冊!に書かれた武器や道具を使い暴れ回ると言う空想事に夢を馳せること。
そんな彼女が一匹の幼体ドラゴ
ンを助けた事で始まる物語。
始まりハジマリ~
〃べべん!〃折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-24 12:32:45
48506文字
会話率:43%
「ふん。とぼけても無駄よ。どうせあなたも『転生者』なんでしょ、シェーラ・アルハイム――いえ、『悪役令嬢』!」
「…………はい?」
伯爵令嬢のシェーラには愛する人がいた。それが義兄のイアン。だけど、遠縁だからと身寄りのないシェーラを引き取っ
てくれた伯爵家のために、この想いは密かに押し込めていた。
そんなとき、シェーラと王太子の婚約が決まる。憂鬱でいると、一人の少女がシェーラの前に現れた。彼女曰く、この世界は『乙女ゲーム』の世界で、シェーラはその中の『悪役令嬢』で。しかも少女はイアンと結婚したくて――!?
さらに王太子も何かを企んでいるようで……?
※「第三回書き出し祭り」からの連載化作品です。
※アルファポリスにも公開中。
※番外編投稿開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-07 20:11:00
121463文字
会話率:33%
焼死なんてごめんだと、家が火事になっていて窓から飛び降りて柵で首と胴体がおさらばと同時に異世界転生してもらえるように神様にお願いして、ついでにチートくださいとおねがりして魔法と冒険のファンタジー世界に転生してもらえることになった灯火(トウカ
)
体が女の子になっているのに驚き、ケモミミが生えていることに気づかなかったり、異世界に浮かれていたトウカは奴隷となり、その後日本人の男性ユウに買われることになる。
*TSします。表現が暗い場面や暴力的要素が一応あるため15歳何とか入れてます。
ストーリーは主にシリアスですが、トウカがすっとぼけてる時が多々ありますのでシリアスになり切れないときもあります。
_
読みづらい描写が多いとは思いますがよろしくお願いします。
何かあればご意見ください。あと、本編では無駄かなとは疑問に思いながら描写を極力入れてますが今後もっと簡略するか悩んでます。
感想いつでもお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-28 01:20:29
125021文字
会話率:57%
「ひとつ僕とゲームをしようじゃないか。君が勝てば世界の平和は約束しよう」 そんな魔王の思いつきから始まった、世界中を巻き込んでの、とぼけた魔王と意外と怒りっぽい聖女の馬鹿馬鹿しくも大真面目な真剣勝負。そうして、世界中から狙われる魔王―――で
はなく、まさかの聖女。 これは二人の勝負の行方を綴った物語。
一章完結済。
二章開始はしばらく先になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-08 20:44:34
99459文字
会話率:31%
酔っ払いトランスヒューマンの父と、すっとぼけ母と、ネコになりたい女の子の、ちょっと変わった3人家族の日常系SF小説です。
最終更新:2018-10-04 13:54:07
1179文字
会話率:48%
1984年。エロ本が欲しくてエロ本出版社を訪ねる。そこから、貧乏人生活から一転、バブル到来と共に好きなエロが金儲けに繋がった。人間、流行りの半歩先を読むと毎日が浮かれた時間を過ごせてた。
そんな、とぼけた毎日の話。
最終更新:2018-08-22 12:06:17
608文字
会話率:0%
駅前のファミリーレストランでは立てこもり犯と刑事の交渉が続いていた・・・
しかし、犯人の様子がおかしいぞ?そして刑事はすっとぼけている?
めちゃめちゃコメディーです。刑事もの、立てこもりものではなくて、はちゃめちゃくちゃにコメディです。
クスリとして頂ければ幸いです。
感想・ブックマーク・ポイントなどお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 12:11:48
1345文字
会話率:53%