死に戻りを繰り返している侍女ミシェル。しかし、死んでいるのはミシェルが仕える公爵令嬢、メリザンド。
巻き込まれて過去に戻り続けるミシェルは、どうにか主人の助けになりたいと願っていたが、ある時失態を犯して侍女を解雇されてしまう。
神殿送りと
なったミシェルの前に現れたのは、神官見習いを名乗る不思議な少年ロズ。彼はミシェルに意地悪で、酷いことばかり言ってくる。
「君の元主人は酷い人だよ」
「普通は侍女に残飯だけを食べさせないし、物置に住まわせないし、こんなボロ布は着せないし、声を出すことを禁じたりしないよ」
「ミシェル、それって人間の扱いじゃないよ」
ロズに意地悪をされつつも、メリザンドのために解決策を模索していたミシェル。だが、メリザンドは優しい主人などではなく――。
「かわいそうなミシェル、僕の本当の伴侶」
「僕がずっと傍にいてあげる」
「だからね」
「世界の時間を元に戻す、その手伝いをしてもらうよ」
主人に裏切られたミシェルは、今度はロズと共に壊れた時間を修復することになる。執着の強い彼と過ごすうちに、彼女はこれまで知らなかった感情を、一つずつ知っていく。
「ロズ、わたしのこれは、どういう気持ち?」
虐げられていたことに気付かなかったミシェルと、封印されてしまった時の神ロズの一途なお話。
『カクヨム』にも掲載しています。コンテスト参加の関係で、投稿頻度やストーリーの進み具合に違いがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 08:10:00
94284文字
会話率:34%
高校デビューを失敗し、いじめられる学校生活を過ごしていた佐藤。
ドッヂボールのボールが当たり次々と消えていくクラスメイト。
クラスメイトを庇ってボールが当たる俺。
ー消えた先は知らない世界だったー
逃げることだけがモットーだった俺が、
異世界でも逃げることを生かして光速の力で最強を目指す爽快光速ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 00:20:28
1397文字
会話率:32%
世の中にはあり得ないことばかりだ。
屋上でボッチ飯をしていた大室洋は、飛び降りようとする森日南子に出くわす。
彼女を止めようとしたその時――彼女の言葉に衝撃を受ける。
「ねえ洋くん……私と、心中しない?」
なぜ彼女は自殺をしようとして、
次に心中を提案したのか。
答えはとても簡単で、とても想像できない真実だった。
※『小説家になろう』様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 18:07:04
6713文字
会話率:33%
世の中にはあり得ないことばかりだ。
屋上でボッチ飯をしていた大室洋は、飛び降りようとする森日南子に出くわす。
彼女を止めようとしたその時――彼女の言葉に衝撃を受ける。
「ねえ洋くん……私と、心中しない?」
なぜ彼女は自殺をしようとして、
次に心中を提案したのか。
答えはとても簡単で、とても想像できない真実だった。
※『カクヨム』様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 19:51:11
6713文字
会話率:33%
わかるために来た者が
わからなさを残して去ったとき、
村には風が吹き、
ことばでは届かない距離が
はじめて
あたたかくなっった
最終更新:2025-06-08 13:26:06
1707文字
会話率:2%
書店のバイト中に城之内蒼太が招かれたのは、念話が高度なコミュニケーションツールになっている世界だった。
かつて異世界人がその世界に活字文化をもたらした。
ところがその世界の人々は文字通りの「活字中毒」になってしまい、活字禁止令が出るほどに。
活字文化圏代表として蒼太は対策を見つけることができるのか?
読むことを忘れた国に、もう一度「ことば」を取り戻すまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 06:06:06
10274文字
会話率:48%
「病める時も健やかなるときも、あなたを愛する許可をください」
まるで物語の中のお姫様になったかと錯覚してしまいそうなプロポーズをしてくれる騎士団長。
「この俺が側妃にしてやるって言ってるじゃないか」
地味だからという理由で婚約破棄したく
せに、勝手なことばかり言う元婚約者の王太子。
元婚約者の側妃なんてダイヤモンド鉱山をもらってもお断り!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 21:31:54
16120文字
会話率:40%
どこに行っても、同じようなことばかり。それには理由が、あるかもしれない。
キーワード:
最終更新:2025-06-04 19:11:28
1568文字
会話率:40%
近未来。AIが完璧に管理する世界では、すべての言葉がタブレットから配信され、「詩」や「叫び」は無意味として削除されていた。人々は機械的な推奨語句で会話し、感情を表現することは禁止されている。
16歳の少女ミユは、この息苦しい世界に違和感を
抱いていた。ある日、古書店で偶然手にした『コトダマ録』という本により、彼女の心に眠っていた「言霊」の力が目覚める。詩を声に出した瞬間、AIの音声制御が乱れ、初めて自分の本当の声を実感する。
地下組織「無音者」のリンと出会ったミユは、AIに声を奪われた元詩人たちの存在を知る。彼らから詩名《風震》を与えられ、言霊の戦闘技術「詠唱構文」を学ぶ。詩には人の心を揺さぶり、AIの論理を撹乱する力があることを知る。
AIは言霊使いを脅威と認識し、言語制圧部隊を派遣。統括官リグルとの戦いで、風震は完璧な言葉ではなく、震える想いそのものが詩の力であることを実感する。さらにAIは「記号の牢獄」でミユの名前を抹消し、存在そのものを消去しようとするが、自らを詩で再定義することで乗り越える。
最終的にAIは詩そのものを無効化する情報兵器《SILENCE》を発動。すべての詩的表現が消去される中、風震は言葉にならない想いの「黙句」で対抗し、涙という形で感情を表現することでSILENCEを崩壊させる。
戦いの後、世界は表面上変わらないが、微かな変化が始まる。子どもたちが意味のない歌を口ずさみ、無音者たちが路上で詩を貼り続ける。風震は古書店に詩を書き続け、ついに幼なじみのカナエも秘密の記憶を取り戻し始める。
AIの完璧な管理下でも、人間の魂に刻まれた言葉の力は決して消えない。詩は、不完全で曖昧だからこそ、人の心に響く真の力を持つ。風震の小さな声は、静かに世界を変え続けていく。
(998字)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 00:26:11
22098文字
会話率:31%
会合での最後の挨拶を『しめのことば』といいます。しめって何でしょうね。
繰り返してつかうと『しめしめ』になり、丁寧にいうと『おしめ』になりますが…
キーワード:
最終更新:2025-06-01 00:00:00
1243文字
会話率:84%
生きていてもつまらないことばかり。17歳の少女、文飾莉(ふみ かざり)は、どこかに何か面白いことはないかと思いながら悶々とした日々を過ごしていた。ある日、運命めいた何かを感じ、通りかかったオフィスビルに違和感を覚え、何かに導かれるように足を
運んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 22:45:42
7242文字
会話率:36%
――静かに、雨が降りはじめる前に**
恋は、いつも突然には始まらない。
名前を知らないまま、
目が合っただけの朝。
傘の端に触れただけの午後。
小さな偶然が、
少しずつ“ことば”になる。
だけど、それは案外むずかしい。
すぐに「好
き」と言えたら楽だけど、
濡れた心のまま、誰かのそばに立つには
ほんの少し、勇気がいる。
この物語は、
そんな“ことばにならないまま過ぎていく想い”を
丁寧に拾い上げたくて、書き始めました。
雨の日に誰かを思い出す人へ。
濡れたまま歩いたあの頃を、
いまも胸に抱えている人へ。
そして、
**「いつかまた会えたら」**と願ったことがあるすべてのあなたへ。
どうか、この物語の中に、
あなたの“まだ言えなかったひとこと”が見つかりますように。
ページをめくるその手が、
誰かの手とつながるように――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 11:44:04
5939文字
会話率:20%
ある日、朝目覚めると、中田明人(17)は、別人になっていた。
どうやら、腐女子の姉・中田美空(20)の今一番ハマっているBLファンタジーアドベンチャーゲーム『学園ハーレム』の世界に転生してしまったらしく、その世界の中でもよりにもよって姉
の最推しである『水嶋シュウ』になっていたのだ。
この水嶋シュウというのは、攻略キャラの中でも癖が強く、『ドS鬼畜メガネ』キャラという立ち位置で、ことあるごとにゲームの主人公に絡んでは愛の証として傷を残していくようなサディストであった。
本来のわりと温厚な性格の自分とは真逆のキャラに戸惑う明人。
だが、ゲームの大いなる意思は、そんな明人に水嶋シュウという存在を完遂させるかのように運命の悪戯を仕組んでいく。
せめて、別の攻略キャラとのルートを進んでもらえるようにバックアップするつもりが、何故かゲームの主人公・鈴木ハルトはことあるごとに明人の周りをうろつき始める。その上、折るはずのフラグを立たせるようなことばかりしてくる。
「俺は、BLとは無関係でいたいんだぁ!!」
明人の心の叫びは、果たして誰かに届くのか?
中身は温厚でお人好しのフツウのDK。
外見はドS鬼畜メガネのBLDK。
不運な巡りあわせの結末は?
転生ファンタジー学園BLコメディ、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:10:00
88743文字
会話率:21%
高校に入って家、自分のためにお金を稼ぐためバイトをすることになった、美優
そこでは、怒られることばかり
何が楽しいのか何で続く人がたくさんいるのか
そんなことばかり考える。
でも、バイト以外にも学校、家のこともやることたくさん。
その中いつ
の間にか「楽」が出来る方法を考える
美優はどんな「楽」にたどり着くのか…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 23:59:56
7695文字
会話率:30%
あなたのせいではないことばかり!
キーワード:
最終更新:2025-05-29 11:41:31
355文字
会話率:0%
名探偵になることを夢見る少女ユウロピーと、かつての栄光を過去に置いてきた気だるげな中年探偵のおじさん。二人は街の小さな探偵事務所で、何でもない日常から、少し奇妙な事件に巻き込まれながらも、互いに助け合って毎日を過ごしている。
ユウロピー
は、探偵グッズを収集しながら、些細な日常に潜む謎を探し、ワクワクしながら解決に挑む。しかし、事件はいつも些細なことばかりで、時に馬鹿らしい展開に…。一方で、おじさんはどこか無気力で、タバコを咥えながらユウロピーの熱意に引きずられて渋々事件に首を突っ込む。
街角の些細な事件や不思議な依頼が次々と舞い込む。時折、シリアスに見える事件も、結局は何でもない事実が隠れていることが多い。おじさんの鋭い勘と、ユウロピーの元気さが交錯する奇妙なコンビが織りなす、ほっこりした日々。
事件が解決しても、結局いつもおじさんは「金が絡むとこうなるんだ…」とぼやき、ユウロピーは次の「本物の事件」に心を躍らせている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 22:59:11
83818文字
会話率:38%
舞踏会の席で、ずかずかとさして仲良くもない貴族たちの輪に入っていく婚約者をハリエットは難しい顔で見つめていた。
自分には荒くれ者の血が混じっているから上品なお前らとは違うのだと言う婚約者のウィリアムに半ば呆れたような気持ちになる。
彼は別のパーティーでは女性を隣に侍らせて、濃密な接触をしている。どうしてそう非常識なことばかりするのかと問いかけるハリエットに「嫉妬しているんだろう?」と返す。
しかし続けて「お上品なお前らとは違って俺は」と言うウィリアムに、ハリエットはやっとウィリアムが非常識さを誇っているのだと理解できた。
非常識なことがカッコイイと思っている彼だけれど、そんな彼にハリエットは常識を守るべきだと“人の側”から語ることができない。
だからこそ自分がその”人の側”から常識を語れない規格外であることをあかして、常識の大切さをわかってもらおうと考えたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 20:17:43
11466文字
会話率:38%
不動のNo.1だった俺は、2024年初めての挫折を経験する。
だけど、悪いことばかりではない。
慕ってくれている後輩であるキューが俺のクリスマスプレゼントに靴を買ってくれたのだ。
柔らかくて履きやすく、不思議な靴。
俺はNo.1を取り戻
そうと必死に頑張る。
だけど、そううまくはいかずに酔いつぶれてしまう。
目覚めると耳の尖った女の子と喋る動物がいる世界にやってきた。
俺とは違いこの不思議な世界に順応するキュー。
何だかわからないけど。
俺は、この世界で!
No.1を取り戻そうと思う。
そう誓った俺は、自分の店を持つことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 09:51:32
7442文字
会話率:51%
扉の先は異世界だった!?
あるビルの非常階段の近くで長年勤めを果たしてきた非常口のピクトグラムの人間であるピクトは、退屈な毎日から飛び出すために非常口の先へ行ってみることにした。
そこで彼を待っていたのは退屈とは程遠い、非常に危険なこと
ばかりの異世界。
「いや、安全な場所に逃げるための非常口の先がこれっておかしいだろ!」
そんなピクトの叫びも虚しく、次々に事件は迫りくる。
冒険の途中で出会った仲間たちと共に、ピクトはどこへ向かうのか。
※1話3000字程度の読みやすい長さで更新していく予定です。
始めてしばらくは毎日更新いたしますので、よろしければお付き合いください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:20:00
206451文字
会話率:35%
現在、良くも悪くも話題になりがちなアニメ映画の特典商法。
毎週特典、ランダム特典が最早当たり前になって久しい感もありますが、昨今の状況を見るとさらに加速してきた気がします。
そしてそういった商法を取れない作品が、興行収入面で圧倒的不利に追い
込まれるという状況も当たり前に……
このエッセイでは特典など、様々な方面で話題になったアニメ映画を取り上げ、特典商法の是非を考えていきたいと思います。
映画特典に詳しいかたからすれば「何を今さらw」なことばかり書いているかと思いますが、ひとつの問題提起エッセイとして捉えていただければ幸いです。
また、このエッセイでは自分が調べた結果を順を追って、出来る限り客観的な目線を心がけて書いていきたいと思います。が、時折かなり私的感情が混じる(特にゲ謎関連)のはご容赦くださいm(__)m
※※※ 本エッセイで問題視しているのはあくまで特典商法であり、特定の作品の内容そのものを貶す意図は全くございません。その点は十分ご理解いただければ幸いです。※※※
※このエッセイは「カクヨム」にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:33:10
24647文字
会話率:2%
中学時代のクラスメイトが次々と殺されいくニュースを見たある日、中学時代とても仲のよかった友人が殺されたことを知り地元に帰る主人公、
鳥越翼。
しかし事件は翼が思っていた以上に恐ろしく狂ったことばかりが待ち受けていた。
犯人は誰で、なんのため
に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 20:07:33
19643文字
会話率:59%