遥歌涼《はるかりょう》は、自分の苗字が嫌いだった。それは、“自分など一生目立たない日陰者でいい”と考える程に根の深いトラウマだ。
春。
適当に進学した高校で、涼は退屈な日々を送っていた。
積極的に友人を作る訳でもなく、無駄に教室の中
央に充(あ)てがわれた自分の席から、新しい生活に馴染んでいく周囲の様子をぼうっと眺める毎日。
そんなある日、職員室への用事の帰りに、涼はいきなり知らない少女に腕を引かれた。
涼と比べて背が低く、セミショートの黒髪がさらりと揺れるその少女は、
「ついてきなさい」
とだけ言うと、他の事情は一切語らず彼の腕を掴んだまま校内をずんずんと進む。
辿り着いた先は『伏線回収部』だった。
そこは、この殊更(ことさら)平凡な学校で、唯一、名前も雰囲気も完全に孤立している───要するに、インチキ臭くて誰も近寄ろうとしない所だった。
その日から、部の一員として連れ回される中で、涼は部員たちや無愛想なクラス委員長の意外な一面を見ることになる。
そうしている内に、涼は徐々に“自分にできること”を模索し始めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-20 23:28:03
49616文字
会話率:43%
セミの一生みたいなやつです
ただ単純に思いつきでばーーっと
書いたものなので
温かい目で見てください
キーワード:
最終更新:2011-08-27 00:10:41
1023文字
会話率:0%
セミの鳴き声は、たぶん、なまやさしいものではない。
最終更新:2011-08-20 21:11:33
200文字
会話率:0%
とりあえず読んでいただけたら幸いです★
最終更新:2011-08-19 21:19:52
502文字
会話率:0%
セミ採り、ラジオ体操、そうめん、夏祭り、入道雲に麦わら帽子、そしてあの懐かしい日々――夏のすべてを、詰め込んで。加奈子、じいちゃん、青、三人の夏の物語。
最終更新:2011-08-19 19:24:14
3744文字
会話率:65%
セミのように、一生分の恋ではないけれど、この恋は今一生の物だと思いたい。すいません、ボーイズラブではないはずなんですが、性別は読む側の判断で……。
キーワード:
最終更新:2011-08-18 01:07:04
1709文字
会話率:39%
とっても微妙な顔をした”ふやけたお麩人形”とかいうシロモノ。
最終更新:2011-07-30 23:28:07
1087文字
会話率:32%
セミを食べてる女を見た。
最終更新:2011-07-17 10:41:10
200文字
会話率:13%
魔女や妖精がいる世界。
そんな世界にあるリナール王国の第二王子キジュと、彼に仕える魔女リセミルの物語。
王妃様と手を組んで、キジュと彼の花嫁になる女性の運命的な出会いの場面を作ろうと必死なリセミル。
一方、彼女の努力を有難迷惑に感じながらも
最終的に巻き込まれるキジュ。
王子様の相手は、必ずしもお姫様でないといけないの──?
お菓子のような、可愛くて重くない話を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-12 07:28:45
44202文字
会話率:50%
地上に出たら一週間しか生きられない、セミのような男「トーヤ」。
誰よりも早く成長する男の長いようで短い半生記。
最終更新:2011-05-28 22:36:42
1170文字
会話率:19%
あらすじ
東都新聞社会部記者の早見雄多郎はここ数ヶ月間に発生した連続無差別殺傷事件を追っていた。ある日の深夜、雄多郎は怪しい人物に遭遇し、倒れている二人の男女を見つける。男は心臓発作で死んでおりM中央署の長塚警部の話によれば男は狼男であり女
は仮面を着けたヒーローに助けられたと言うのだが女は泥酔していた為、信憑性はなかった。特ダネをサブデスクの大沢に改ざんされしおれる雄多郎を同僚のマリ子は励ました。同じ社会部に席を置く新井を訪ねて熊本から明日香が新聞社に来ており自分の兄の失踪に新井が関与していると言う。雄多郎と明日香は新井のマンションを訪ね、そこで人間ワニに変身した新井に襲われるが謎の仮面の男に救われる。雄多郎は明日香の兄、広二が働いていたユニバーサルエナジー社が事件の黒幕と確信し本社に単身乗り込むが逆に彼らの言う地球を浄化する人類獣人化計画により獣人にされかかるが、またもカガミと名乗る仮面の男に救われる。カガミによるとフェイズ2なる者の仕業と判明する。雄多郎はUE社の熊本研究所で行なわれる響木と名乗る社長のセミナーに参加する為、自分の故郷阿蘇に飛んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-23 11:12:10
158087文字
会話率:55%
数年前「第二回yahoo!文学賞」に応募したときの作品です。
セミフィクションで全くの白紙作品ではありませんが、お暇な方はご覧どうぞ(^^ゞ
年代は1970年代後半から1980年代前半になります。
携帯電話もなく、遠距離の連絡手段は手紙が主
体でした。
電話料金は高く、20時過ぎの割引き料金後の通話でも大変でした。
今では連絡が取れず破談なんて、考えずらいですね。
ヒロインの出生地は東日本大震災の影響も受け、小規模ではありますが被災された方々もおられるところです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-21 15:47:51
6452文字
会話率:25%
「オレはセミや。名前は・・・ない」そんなセミの呟きから始まる、ある名も無きセミの儚くも健気で前向きな一生をユーモラスに描いた小品。クスッと笑えて、読み終えた後にはなぜか爽やかな温かさが残ります!
最終更新:2011-05-15 18:15:34
2868文字
会話率:0%
明るくてしっかり者。そんな世間のイメージ通りに生きてきた美砂。しかし恋に落ちた時、自分の立ち位置を見失ってしまう。
私は、初めから実るはずのない恋をしている・・・。
そんな美砂の恋の結末は。
私鉄沿線恋物語第3弾、「ずっと、冬のまま
で」「偶然は、創られた奇跡」のスピンオフ。
本編はセミスイート、後日談は甘々です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-08 04:21:10
26495文字
会話率:48%
ちょっぴり怖い? 存分におバカ! それはひと夏の、異界という名のど田舎探訪紀行。 筆者の大学時代の実体験に脚色を(かなり)施した異例のセミフィクション小説となっております。 実在する地名・人物・団体その他とは一切関係がない、かもしれません
?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-05 22:56:22
14680文字
会話率:36%
蟻と螽斯。その不当性を訴えたセミは――
最終更新:2010-10-18 06:00:00
1343文字
会話率:0%
アブラゼミの地上での七日を、アブラゼミの視点で書いた物語!
こんな題名でもコメディーです!
最終更新:2010-09-13 22:55:43
1262文字
会話率:11%
セミと願いの叶う樹 三話
今度は選ばれなかった少女の話。
最終更新:2010-07-01 15:17:01
30762文字
会話率:40%
もう一度、夏を駆ける少女。今度は、少年も一緒に。第二の人生を歩む。
そこには、困難が待ち受けている。
セミと願いの叶う樹 2
始まります。
最終更新:2010-04-16 17:22:15
20606文字
会話率:43%
自分はセミだと名乗る少女が突然、俺の目の前に現れた。
__夏の日の一週間。青年と彼女は、その果てに何を想い何を願うのか。
最終更新:2010-04-01 17:22:39
29090文字
会話率:50%
隼人(はやと)が大阪から上京してきて三ヶ月が経った。
ある休日、都内の公園で聞いた、一匹の蝉の鳴き声をきっかけに、今まで押し封じていたさちへの想いがゆっくりと溢れてくる。
最終更新:2010-06-08 00:38:02
1917文字
会話率:7%
主人公タクヤが一人称で大学生活を送る自分と周囲を綴るセミ・ノンフイクション小説です。絶対に知り合えないと思ったトシという友人との出会いによって、不安、拒絶、喜び、嬉しさ、愛情、自己嫌悪といった感情にさいなまれながら、過去と今の自分を乗り越え
ていく、そんなありがちな学生生活を綴っています。
筆者自身の実体験を、ストーリーを損なわない範囲で小説化したセミ・ノンフィクションでもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-24 00:46:57
3158文字
会話率:25%