長編「貴方の夢はブラックボックス」より30年ほど遡ったお話。
義理の娘を守るため前線で戦い続けていたノーマン・カーライル軍曹は任務のもと、長らく帝国と国境を隔てていた「良家」の居住地帯にてある男の監視にあたる事となる。
帝国と手を結んだ「良
家」の面々、海を牛耳る海尊の一族、親も子も故郷もなく彷徨う人々。ロボット警官アレクセイエフをバディに迎え、軍曹が渦中にて目にした物とは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-14 22:02:12
28459文字
会話率:42%
未来を夢に見る女子大学生と、痛みを代わってあげたいと願う男子大学生の話。
最終更新:2015-11-24 23:40:43
20256文字
会話率:19%
魔法被弾講習。冒険者が受講する、有料の講習のうちの1つ。魔術師に威力の弱い魔法を2発撃ってもらい、1発は無抵抗の状態で被弾し、もう1発は抵抗した状態で被弾するというもの。
あえて異なる条件で魔法を被弾することにより、魔法被弾時の抵抗の有
無による被ダメージの増減具合を、比較的安全に経験できる講習であり、冒険者にとって特別なモノではない。
……なのだが、ここエフタル王国では少々事情が異なる。魔術は重大な禁忌であるこの国では、魔術師であることが知られると、都市部でも袋叩きにされることがあるのだ。故に、魔術師の数は極端に少なく、また講習の講師を引き受けるような奇特な魔術師はゼロに等しい。
この物語は、エフタル王国で奇跡的に行われた、魔法被弾講習の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-04 06:04:40
36999文字
会話率:49%
愛を知らずに育った代償は、あまりにも大きかった。
南米コロンビアから護送されてきた囚人 フジ・ダニエル・アバーエフは、その狙撃の腕前をとある組織に評価され、死刑を免れる。
それは、極秘に諜報活動やスパイ活動を行う大規模な軍隊であった。
軍
の食堂で、訓練を終えた泉(25)と誠(25)が食事をしていた。すると、たまたま目の前に座った、今年入隊したばかりの後輩、藤(20)の汚すぎる食べ方にドン引きする。箸を使わず、全てスプーンで食べる。そしてこぼす。全部かき混ぜる。手はベタベタだった。注意してみるが、この後輩、好きなものはなんでもぐちゃぐちゃにしないと気が済まないという。違和感を覚えた泉と誠は、藤を注意して見るようになる。すると、藤の異常な人格が分かってきた。歳の割に大人びた奴だと思えば、垣間見える子供っぽさ。ものの考え方、価値観、全てがおかしかった。部屋には子供用の絵本とおもちゃやお絵描きの跡。のちに彼らは、藤の痛ましい過去を知ることになる。愛を知らずに育った代償は、あまりにも大きかった。
泉と誠、その他の仲間たちによって、藤はだんだんと愛とは何かを感じるようになっていく。
他サイトに重複投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-28 23:04:30
4102文字
会話率:78%
ある日、姫君は《夢》を見た。仮面を被った軍人が奴隷達を従わせる悲惨な悪夢。魔物が住みつく無人島、その中央にある五つの塔から《神の宝石》を持って帰って来い――――という悪夢の物語を。
姫の名はローゼ・F(エフ)・ブレイラント。
カナリア色の
髪にバラの花より赤いと唱われる瞳の色が印象的な十六歳の娘。
そして、夢の中で夢見たものは現実の世界に生み出してしまう特別な能力を持っていた。
彼女の父、ブレイラント第十六第国王が君臨する国の名はクライン・ダート帝国。小規模な国家に境界線を隔てて、ブレイラント側の一般国民と、魔術師ハイリンリヒト側の術者達がそれぞれの領地に暮らしていた。そして、魔術師シュヴァルツとローゼが見合いをする破目になった時から、ローゼの歯車は狂い始めてしまう。
実のところ、ローゼには愛している人がいた。レーゲン・マージェスという帝国唯一の医学者。優しく、寛大で、正義感の強い彼はローゼの支えとなっていた。
――――――しかし、状況が変貌したのはその年の冬。
前触れのないブレイラント国王の突然の薨去。
同時期に行方不明となるレーゲン。
術師達が宮殿へ攻め入ったのは間もない事だ。領土も権力も全てを奪われローゼは幽閉される。何もかも失い、絶望の果てに全てを諦めた時だった―――、シュヴァルツが施錠を外して目の前に現れる。術師の城へローゼを連れて行くと、彼は不器用に寵愛するように接した。
こんな夢のような日々が続けばいい……と願った数日後、
シュヴァルツは「愛してる」と告げて裏切った。
彼は言った、《神の宝石》を実現させる為にローゼの能力を利用したと。
《悪夢》を実現させた重罪を償う為、奴隷達を救出する為、すべてを壊した犯人への雪辱を果たす為にローゼは悪夢の中で戦うことを決意する。
夢の果てに待ち受ける、全ての真実に直面しながらも。
かくして―――――、この話は若き姫君が、王女になるまでの真冬の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-28 18:47:53
117801文字
会話率:40%
――……けて。
――……世界を救って!
そんな声に呼ばれるように、ごく平凡なサラリーマン、名塚志信は異世界へと召喚された。
平原に一人投げ出され、魔物に襲われた彼だったが、間一髪のところで人の良さそうな老人と態度の悪い女子高生、毒舌女子中
学生の3人パーティーに助けられる。
3人の話によれば、他にもこの異世界に召喚された人は大勢居たが、何故か志信だけが一人はぐれる形で投げ出されたようだった。
MMORPGを模した世界。いや、異世界の形を模したゲーム。
それは、勇者を選別するためのシステムだった。
勇者としてたびたび異世界に召喚されるプレイヤー達。
その勇者をシステムとして組み込んで巡り続ける異世界:エファルゲード
そして、何故かシステムの外側から呼び込まれた……志信。
いくつかの謎を抱えたまま……サラリーマンと老人と女子高生と女子中学生。どうにも凸凹な4人パーティーの、生き残るための戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-12 19:33:44
20858文字
会話率:37%
ライザシーナ国の田舎のエフニア村に住む16歳の少女、ソラ=アルファーノ。
彼女のどんな怪我でも治す力を狙い、国王の元に連れていかれそうになるソラを助けたのはウェルナー=アルディーティと名乗る謎の青年だった。
村から出たことで知る国の現状、腐
敗。
そして、告げられる彼女の使命。
ソラとウェルナーの革命が今始まる.......折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-23 09:04:10
1585文字
会話率:62%
スペース悪役令嬢は宇宙の悪役令嬢である。
最終更新:2015-09-18 23:09:00
2939文字
会話率:43%
魔王退治に行った勇者は自分の命と引き換えに魔王を封印する事にした。はずだった魔王の封印は出来たみたいだが勇者は死なず30年後の世界で自由に暮らすことを決めた。
初投稿です。まったりゆるーりな物語にしたいと思います。気長にご覧ください。
ちな
みに勇者の名前は朝田稔(あさだみのる)です。名前はあまり出てきません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-18 20:07:01
777文字
会話率:21%
「この結末は偽物だよ。何も救われちゃいない」
MR=Mixed Reality=複合現実とは。
仮想ではない現実空間に電子的な情報を上書きし体験する技術や、電子的な情報で拡張し体験を可能とした現実そのものを指す。
未だ発展途上にあるこの
技術を、試験的に導入している学園があった。
MR設備は授業の他に提供企業側のデバッグを目的とした大掛かりなシステムに用いられている。
潜在色(シンボルカラー)と影響/効果(エフェクト)。
それは、この学園に在籍する者だけに許された、特別な非日常。
平野恵流は学友にこう呼ばれていた。
『ゲス』と。
ゲスがゲスらしく忌避されながらも何のそので学園生活を満喫していたある日、学園主催のイベントに参加していた恵流がクリア条件不明の設定世界を攻略中、ひょんな事から本来遭遇しない筈の人間――AI――と出会い、非日常が更なる非日常へと深化する。
「私を解放して」
AIは間違いなく頼む相手を間違えた。
でも、ある意味では正解だったのかも知れない。
「クエストNo:00『この世界の真実を暴け』」
それでは、答えという名のエンディングに至りましょう。
――「偽りに混じりあった現実の先に、真実の結末を」
~Information~
不定期更新です。
Eエブリスタより少し修正を加えたものを転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-27 22:22:46
33909文字
会話率:39%
リエフ大陸の北東に位置するアリキア諸島。
かつて、王国の名の下に纏まっていた、この地は再び、変化を迎えようとしていた。
※とりあえず、ファンタジーもの
※戦記ものになるか、冒険ものになるか、微妙
最終更新:2015-08-20 18:00:00
2553文字
会話率:24%
俺はオフィスのソファーに腰掛け、執務机の上に置かれた羊皮紙を眺める。
その羊皮紙には、このような記述。
ロナ……ドワーフ/女/ウォリアー/レベル2/賃金:銀貨12枚
ティアラ……人間/女/プリースト/レベル1/賃金:銀貨6枚
エ
フィル……人間/女/ガード/レベル3/賃金:銀貨24枚
ファリナ……エルフ/女/メイジ/レベル2/賃金:銀貨12枚
この中の誰かを雇わなければならないのだが、さて、誰を雇ったものか。
俺はお付きのメイドさんに相談したりしながら、考えを巡らせる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-18 14:39:44
13683文字
会話率:23%
王立エフォール学院。そこに通う私は、階段から落ちた日に、金髪の少年と出会った。
隣国の第2王子の従者で、双子の兄。優しい笑顔を浮かべる彼と、友達になった。…数年後の卒業式の日、運命を変える出来事があるとは知らずにーー。********「白兎
のみる夢」の主人公と同じです。もし別の人が相手だったら、みたいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-16 15:05:55
14916文字
会話率:28%
キトの街に住む貴族の娘エファイテュイアは、強くて優しい兄を心から愛していた。まだ家族愛と恋愛の違いのわからない幼い少女だったが、彼女を待っていたのは皇太子との婚儀。
それが両親や、家を継ぐ兄のためならばと彼女はそれを承諾する。だが、帝都まで
の道中は決して安全ではなかったのだ…。
ーーー舞台は文化芸術が花開く中世前期、世間知らずの少女が貫く恋慕と為政者の思惑が交錯する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-15 00:00:00
65490文字
会話率:34%
山間の町に住む主人公エフィ・イエイツはかつて生き別れになった幼なじみを探す旅をしていた。
数少ない手がかりは彼らの失踪した場所に突如現れた魔王。たった一年で世界を脅かす勢力に上り詰めた魔王軍の砦に潜入したエフィはセイケンYiled、最強
の剣に見初められる。
「さぁ頼れ、さぁ望め」
「うるさいっ。もうこれ以上代償を支払ってたまるか」
しゃべる大剣は一騎当万の働きさえこなす。その代償はエフィの身体《せいべつ》。
じわじわ進む女体化を楽しむセイケンと、剣に振り回されながら魔王とその先にいる幼なじみを探す旅。見つけ出す前にエフィの身体は保つのだろうか。
魔王軍と敵対する国々も交えた剣の聖女と言われてしまった青年のお話。
現在、他作品に力が入ってる関係で更新が大幅に遅れてます。エタらせはしませんが……もうちょっとお時間をいただきたく。12/31折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-09 21:27:00
94060文字
会話率:40%
異世界転移を夢見る『俺』は、とあるパワースポットを訪れた。
理由は……云うまでもない。
そして想像と違って『地味~~~』なエフェクトと共に異世界転移に本当に成功してしまう。
与えられた微妙チート(?)能力と、いささか頼りない元世界知識をもと
に、俺はいかなるドラマを繰り広げるのか?!
変にマイナー指向な作者が贈る、まったり日常系邪道ファンタジー、ここに開幕です。
注) 短編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-08 02:42:35
13991文字
会話率:13%
サイクロプスを倒す事になった冒険者の1人セイエ・エルフイが、他の仲間についてちょこっと……。
最終更新:2015-07-08 12:00:00
2199文字
会話率:0%
筆者が書いたショートショートを、連載形式でこちらにまとめることにします。ネット上(主にエブリスタ、あと某匿名掲示板)にて投稿したものの転載もありますので、御了承ください。
なお、キーワードについては各話の共通項ではありません。あくまで「
そういう要素を持った話もある」程度に考えてください。
「邪魔者は消えろ」「勇者様の帰還」「ラッキー・ガール暗殺法」「親切な銀河系」「老書聖」「未来幽霊」「魔法で少女」「歴史適正化法の歴史的成果」「転んでもただでは」「蛍雪の功」「酒の中のむかで」「鏡子 ~もうひとりのわたし~」「無愛生物」「憲法第三十九条」「弥勒菩薩」「マックスウェル惨歌」「犯人は時間だ」「エフエの翼」「Knockin’on heaven’s door♪」「UMA」「花のない星」「話し合いましょう」「次々代兵器」収録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-19 22:30:37
64196文字
会話率:30%
王都エフェレリアでは、男同士が愛し合うようになってしまった。その中で一人の少女イズラが立ち上がった。彼女は、打ちひしがれている女たちを集め、会合を開く。
男に自分の恋人等を取られてしまった悲しき女たちは、有名な霊能者クリフにその難事件を
解決してくれるように依頼する。
だが、その霊能者クリフは、かなりの変態ぶりである。にもかかわらず、いつも難事件を解決してゆくため、若干17歳にして、かなり有名な霊能者である。
そのクリフがエフェレリアへ乗り込んで行くと、とんでもない事実が明らかになっていった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-16 19:54:57
31336文字
会話率:37%
祖父と何でも屋を営む少女、ユーディット・グライリヒは、ある日護衛の依頼を受ける。それはアルビノの少女を、離れて暮らす養父母の所まで送り届けるというものだった。仕事に向かったユーディーは、そこで神秘的な白い髪と紅い目を持つアルビノの少女、エフ
ァ・エグナーと出会う。はじめはボディガードの存在に緊張し、気を遣うエファだったが、ユーディーの優しさに触れ次第に打ち解けていく。一方のユーディーも、エファの年齢に似合わない聡明さや、年相応の可愛らしさといった人間的魅力に魅かれていく。二人の少女は、そうして心の交流を深めつつ、東から西へと旅をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-05 14:01:40
50130文字
会話率:41%