「君は何が欲しい?」
「そうね、強いて言えば"愛"かしら」
「そっか。普通だね。まぁ、頑張ってよ」
「ちょっと、あなた何様?偉そうなこと言うなら、あなたは相当素晴らしい答えをしてくれるのでしょうね」
「……そうだね。申し
訳ないけど、まだ探している途中なんだよ」
「何それ?それこそ普通じゃない。そんなデカイ体して子供気分?」
「君こそ子供じゃないか。それにしても強気だね。そんな状態でよく凄めるものだ」
「じゃあ助けてくれないかしら。そろそろ腕が痺れてきたわ」
「確かにその手錠を外すのは吝かではないけれど、なんだかねぇ」
「……何か要求があるの?」
「例えば、話し相手として二人で一緒に旅をしてくれたら助けてあげようかな」
「えっと……」
「さっき言った通り、色々探してる旅の途中なんだ。その旅路も一人じゃちょっと淋しから話し相手になってくれない?」
「あなた新種の変態なの?」
「質問を質問で返さないでよ。さぁ、答えて。来るか、来ないか」
「……分かったわ。付いて行くから助けて頂戴。ここで死ぬよりマシよ」
「りょーかい」
そう言うと、長身の人間は少女の両手を拘束する手錠を"分解"した。
「さ、行こうか」
人間は少女の手を引いてその場を後にする。
「質問があるんだけど」
「何かしら?」
「名前は?」
「シルよ。あなたは?」
「ナルって呼んで」
「ナル、ね。ねえ、私も質問があるのだけど」
「ひとつだけね」
「あなたって……男の人?女の人?」
「さがしちゅう」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-04 23:37:36
4466文字
会話率:65%
魔法資材が豊富な国、ナルガレド王国。
その城下町に住むマイア・ヴィレッジは、料理屋の一人娘だった。
静かに暮らすマイアはある日、ナルガレド王国独特の文化の一つである「魔力測定」に使う重要な装置を魔力の不調和によって壊して
しまう。
そのことを聞いてくれない王国側は、マイアを死刑囚として身柄を拘束しようとする。
マイアは必死の思いで城下町を出るが、行く当てもなくマイアは倒れてしまう……。
『逃亡少女は魔法研究を始める』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 22:25:24
1656文字
会話率:18%
気が付いたら拘束されてました。
目の前には少年がいます。
…私はどうなるのでしょうか?
最終更新:2016-12-10 23:55:06
3794文字
会話率:31%
舞台は2017年の夏、島根県の奥出雲町。
あらゆるものが数字に見える共感覚を持つ高校生、倖大(こうだい)は、幼なじみの珠陽(たまひ)と観光地として有名な、鬼の舌震(おにのしたぶるい)を散策していた。
散策中、緊急地震速報の警報が二人の携帯か
ら鳴り響いた直後、大きめの横揺れが生じ、気が付くと二人はまったく見覚えのない土地に立っていた。
困惑していた二人の前に中世騎士の身なりをした数人の集団が現れたかと思うと、突如二人は拘束され、その集団の野営地らしき場所に連行されてしまう―――。
ツイッターでイラストなど出していく予定です。よろしかったらのぞいてみてください!
@Abacus_game
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-02 15:00:00
14147文字
会話率:52%
大国の騎士とその従者は、極秘任務としてある小国の王子誘拐事件の犯人とされる魔女を追っていた。
一方、教会に身柄を拘束され、死刑を待つ身であった殺し屋の男は、刑を取り消された代わりに令嬢の護衛を無理矢理させられることになる。
そして、魔
女に誘拐された王子は彼女を警戒しながらも、その狂気に惹かれていく。
大陸最強の騎士である少年、アルハ・クローバー。
物語の英雄に憧れる少女、ムース・フリージア。
巨大な力を持て余す殺し屋、灰髪の男。
教会権力者のわがまま孫娘、フランベル・ロータス。
自らと世界に無関心な小国の王子、ハインス・デルフィード・ムリア。
自らの歪んだ欲望を愛する狂人、黄昏の魔女。
彼ら六人三組の男女が織りなすファンタジー群像劇。
※第23回電撃大賞2次選考通過(3次選考落選)の作品を改筆したものです。
感想・評価等、作品へのコメントを頂けると大変嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-20 23:03:14
104601文字
会話率:39%
第三次世界大戦において科学技術を駆使し、大々的な活躍をした日本。その後都市を地下へと移し、地上を貿易点とした。しかし、第四次世界大戦で暴君的な首相は有り得ない徴兵を下す。それは、「拘束された囚人の徴兵」と、「零戦」の復活。
この事実を知った
国土交通省大臣楠田は、自ら空軍兵の士官を志望。その真意は、「如何に死亡者を出さずして戦争を終わらせるか。」
果たして楠田個人の『闘争』は、無血で終わらせる事ができるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-14 07:43:04
40433文字
会話率:52%
私の足元に転がるのは拘束された警備員。
拷問により、情報の確認を取る。
テロを引き受けるのは本意ではない。
しかし、この行動も理にかなっていると理解できる。
銃器で武装し、仲間とともに殺戮の幕を開ける。
最終更新:2016-11-09 01:07:46
6312文字
会話率:32%
しばりプレイって物理的な意味じゃないからね!?
異世界での新生活がチートすぎてしばりプレイを提案したら、自分が拘束されるハメになった主人公。
これもいわゆるしばりプレイ?はたして主人公の新生活やいかに。
最終更新:2016-10-19 02:03:59
2603文字
会話率:29%
時界旅行(タイムトラベル)会社、ATT(アリスタイムトラベル)に務める時空軍人の亘道祈哉(わたみち いりや)は、ある日護衛兼添乗員のパートナーとしてエリスティル・O(オビスアリエス)・アルブスを紹介される。
なにやら秘密を抱えるエリスでは
あるが、その仕事に対する姿勢や想いから彼女を認めていく祈哉。
そんな中、二人の下にひとつの旅行案件が舞い込んでくる……。
=============================================================
週1・2のペースで更新したいと思います。
ご感想やアドバイス、よろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-15 15:20:20
69358文字
会話率:39%
ファンタジーでは、人を喰える種族が居て、その中の奴らには人を無差別に食べる者もいる。だが、それも1つの幸せなのかもしれない。
最終更新:2016-10-04 20:50:46
26897文字
会話率:57%
「これは…なんだ…?」ある日突然、シャーロットは自分が猫になれる特殊体質であることに気づく。ちくしょう。どうしよう。
最終更新:2016-09-04 10:18:07
6107文字
会話率:26%
東京を中心としたゾンビ発生(アウトブレイク)、そして封鎖される東京。
自堕落な大学生が送るゾンビもの
最終更新:2016-08-15 21:07:54
1686文字
会話率:0%
後漢末期の中国、曹操の本拠地、兗州では大規模な屯田開発が行われており、かつて青州黄巾党の将でもあった周平は作業に従事するかたわら、収容施設に身柄を拘束されていた師、干毒の身を案じ、夜中に宿舎を抜け出し安否を確かめに行く。施設に潜入し、干毒
の無事を確認すると周平は帰路に着いた。その道すがら、周平は自分の来し方を回想した。
母の病、太平道への入信、干毒、干禁との出会い、そして黄巾党の旗揚げ。かつて戦に身を投じ、何度も敗戦と挫折を味わい、周平は屯田開発に打ち込むしか生きる意味を持てなくなっていた。だが、親友の筑の励まし、干禁との和解、青州黄巾の民に頼られるうち、次第にリーダーとしての器を備えていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-06 00:00:00
142117文字
会話率:48%
運送会社に勤めるロン=バックローネは、いつものように仕事を終え、家路へとついた。何時間もの勤務に疲労したロンは、そのまま眠りに付いてしまう。
目が覚めるとそこは檻の中、そこには何十人という人々が、訳も分からぬまま拘束されていた。
はたして
ロンは無事に家路へとつくことができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-22 01:23:37
342文字
会話率:25%
俺は暗殺者だ。名前はもうない。一体どこで生まれ、どんな顔だったのかも知らん。相手の顔と姿を奪い、記憶と能力奪える。今回の依頼は王女の暗殺だった。だが、幼く可憐な少女の美しさに手が止まる。一瞬のためらいが命取り。気がつけば拷問室で拘束され、お
付きの侍女のお出ましになる。どうやらあの少女は影姫で、こちらのメイドが本物の王女らしい。仕事を依頼したのは王女自身か? いったいなんのために? 「王を殺せ、国を――」 !
それは顔なき影の暗殺者が語る死と混沌の物語、可憐にして清純な影姫が語る謎と恋心の物語、賢明にして残念な王女が語る血と狂気の物語。すべてが語り終えられたときにあきらかになる真実とは?
「俺はロリコンじゃねー、好きになった娘が幼かっただけだ」「病気持ちの性犯罪者はみなそういうのう」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-17 13:00:00
15099文字
会話率:17%
拙作、『古見掛市の事情』で描き残した内容、あるいは本筋には関係ないしょーもない文章を徒然なるままに書き散らしてまとめた短編集のようなものです。時系列もバラバラで、趣味に合いそうな話だけチョイスしても大丈夫。
本編とはあまり関係ないので初見の
方でも安心してお読みいただけると思います。山なしオチなし完結予定なしなので、ながら読みには最適な落書きです。
サブタイトルに(レ)と付いている話は、『古見掛市の事情 戦え!〈レッドストライカー〉!編』に関連するものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-06 22:28:08
65724文字
会話率:41%
気付けば暗い場所におり、四肢を拘束されていた傘良木陸人。知らぬ間に改造されたようで、彼はサイコキネシスと賢者の如き知性を得ていることを、覚えのない男の声に教えられる。その後脈絡もなくあり得ない大きさの狼と戦闘させられ、一方的に追い詰められる
が、サイコキネシスの使い方を習得した途端、軽々と狼を倒した。それから実験として様々な生物と戦わされたり、投薬されたりの日々を彼は過ごすことになる……物語が大きく動く鍵となる、"彼”と出会うまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 20:05:46
3133文字
会話率:52%
ある時代
そうまだ人々が迷信を信じて疑わず人柱を立てていた時代
ある村にある1人の忌子が居た
彼女は齢8歳にしてある形をした痣を隠していましたが遂に痣が露呈してしまいました
そんな彼女は村役場兼村長宅の地下深くの拘束場まで連れてかれました
時々見せ物場まで連れて行かれ晒されていました
そんなある日1人の鬼が彼女を見つけてこう言います「もし良かったら私達の所へ来ない?」と。
彼女は迷いながらも鬼の手を取り…
1度は全てを受け入れ絶望し全てを諦めていた彼女が立ち直っていく、
鬼と忌子の友情物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 00:23:25
323文字
会話率:0%
窃盗症、妄想癖、依存症、嘘つき
被害妄想に拘束された高校生たちの捻くれすぎなラブコメディ
最終更新:2016-07-03 22:16:23
1738文字
会話率:10%
母親を殺害し、身柄を拘束された少年。秋葉遼、17歳。一体何があったのか。
虚ろな彼の耳には刑事の尋問も届かず、ただ甘くせつないトロイメライのメロデイが流れるばかりで、彼の脳裏には、それを奏でる天吊りメリーがくるくると回り続けているのだった。
最終更新:2016-06-22 20:46:24
45135文字
会話率:13%