あなたのことが好きです。
それは、昨日恋人と別れたこととはなんの関係もないのだけれど、わたしはあなたのことが好きです。
夏の日にあなたがくれた犬のぬいぐるみに、「ふゆ」なんて名前をつける、ひねくれたわたしですけど。
最終更新:2010-06-13 22:45:11
4462文字
会話率:58%
らせん状にしたたる血を太ももに這わせながら少女真樹(まき)は歓楽街の裏に消えた。そこには素敵な笑顔と奇声で出迎える腐れ縁の少女冬実(ふゆみ)がいた。足の痛みと朦朧とする意識に真樹は深いイラ立ちを覚える。
最終更新:2010-04-04 00:13:22
182011文字
会話率:44%
主人公『冬見隆史(ふゆみ たかし)』は、ある夜のマンション屋上で、銃で自殺をしようとしてそれを少女に止められる。
名乗る名は、幽(かすか)。腐っても屋上、風は髪をあわやかき乱すほどだいうのに微動だにしない彼女の純白のワンピース。
予言めいた言葉を言い放った。
「あなたは、ここでは死ねない」
「死に場所を、あげる――」
次の日から起こる連続銃殺。最初の事件に立ち会った主人公は、以前敏腕刑事として名をはせていた父親の同僚に事情聴取を受け、使われた弾や薬莢の成分から、使われた凶器が「自分が捨てた銃」であることを悟る。
一日に一人ずつ殺されていく。銃を捨てた自責からか、捜査に協力する主人公。幽が現れなくとも脳内に響く残弾を知らせるカウントダウン。主人公を囲うように知り合いを殺されていき、それはまるで主人公の現世への最後の未練を一本ずつ断ち切っていくよう。いつしか六発目の弾丸が自分を射貫くのではないか――そう思うようになった。
証拠はわずかしかない。必ず殺されていく。何せ一日に1人殺されると言うことは弾数に対応して事件は6日であり、それはあまりにも警察の操作能力範疇を超えるハイスピードな殺人だった。六発限界を知る者も、また主人公のみ。
六発目の弾丸は、『必ず放たれる』。
止めることは出来ない。
―――― 弾は残り六発 ΦΦΦΦΦΦ ――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-03 17:57:57
225878文字
会話率:45%
いつも、『正反対』で見られていた一宮夏目(いちみやなつめ)と一宮真冬(いちみやまふゆ)。
親友の新見秋穂(にいみあきほ)と一緒にいつも仲良く過ごしていた。
ある日、夏目達の前に謎が多い転校生がやって来た。
名前は中城春季(なかしろはるき)
。
ついに、4人が出会ってしまった…―――
純情コメディーにお笑い、ときどきシリアスな季節ストーリー、今始まった!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-22 21:29:59
1965文字
会話率:25%
嵯峨天皇の絶大な信頼を得て若くして権力を掴んだ冬嗣(ふゆつぐ)は、勢力を伸ばそうとたくらむ葛野麻呂(かどのまろ)や緒嗣(おつぐ)といったライバルと宮中で冬嗣と対立する中、他者の上に冷酷な存在として君臨する。だが、権力を掴んだ冬嗣の前に立ち
はだかっていたのは日本史上最悪と言われる飢饉だった。その上、以前より続いてきた出挙を軸とする経済はバブル崩壊を迎えて破産者が相次ぎ、日本全国で失業者と餓死者が続出して税収がなくなり、田畑は捨てられ、都には生活を失った人があふれるようになった。冬嗣は貧困を無くそうと借金の税率を引き下げ、生活に困った国民にコメを分配するも貧困はかえって悪化する。
飢饉は国境の外でも発生し、東北地方の蝦夷が日本人の集落への侵略を開始。頼りとする勇将坂上田村麻呂も病に倒れて命を落とし、侵略を跳ね返すための負担が国庫を悪化させる。戦乱は国内の日本人と蝦夷との民族対立も呼び、各地で扮装が勃発する。それでも、苦しみながらも日本軍は蝦夷を追い詰め、三八年間続いてきた蝦夷との戦いを、本州統一という最高の形で終えることとなった。
しかし、平和は訪れなかった。本州統一直後に海の向こうから新羅が襲来する。対馬は蹂躙され九州に軍勢が押し寄せるが、国家をかけた戦いは日本の完勝に終わり、新羅軍は無条件降伏した。戦勝も状況の改善にはつながらず、一方で、財政危機は役人と貴族の腐敗を招いた。国庫からはコメが尽き、金銭に経済の主軸を移させるがそれがかえって大インフレを巻き起こす結果となる。持つ者と持たざる者との格差が拡大し、貧困はいっそう悪化して国に救いを求める人が増えるが、冬嗣にはその全てに応えることはできなかった。冬嗣に頼れなくなった国民は国の力を借りず生きていこうとする。地方は次第に独自の権力を持ち、後の武士の誕生のきっかけとなった。
自然災害で日本各地は壊滅的なダメージを毎年のように受け続ける。嵯峨天皇はただ一度を除いて好景気を経験することのないまま責任をとって退位し、本人は拒絶するも弟の淳和天皇が即位した。冬嗣は人臣の最高位である左大臣へと上り詰め二人の息子を貴族としてデビューさせるが、淳和天皇は平城上皇と薬子の起こした反乱の関係者を赦すという名目で、冬嗣の権力のきっかけとなった反乱鎮圧と首謀者の殺害の出来事を批判した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-06 11:57:57
99478文字
会話率:9%
穏やかな視線を送るひとが居る。ある日私は、どうしてそんな目で見るの、と聞いてみた。彼は目の周りの筋肉を少し緩ませて、質問を質問で返してくる――しあわせってなんだと思いますか、と。/冬。白亜。空。鏤められた銀色の雪を溶かすように。//切な系・
ほのぼのから、SF、ファンタジー、残酷表現・ナンセンスまで、異なるテイストを書く『冬』オムニバス集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-05-09 01:44:47
46168文字
会話率:29%
見た目は普通の大学生、ふゆきには「物が捨てられない」という欠点があった。ゴミ屋敷のような部屋に住む娘を見かねて、母親は「便利屋」を呼んだ―。
最終更新:2008-12-26 22:46:49
3520文字
会話率:31%
この物語の主人公、風凛華魅麗(ふうりんかみれい)は、姉の冬彌(ふゆみ)の通っていた憧れの学校である“桜坂学園”に入学!そこで出会う人物たちと楽しい学校生活を送ることとなった。魅麗はここで一体何を学び、何を残せるのか。魅麗の華やかな高校生活が
始まるのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-09-21 18:06:42
12649文字
会話率:47%
恋を知らない普通の中学二年生の冬月竜《ふゆつきりゅう》。いつも、支配できない女の子に・・・・・
最終更新:2007-08-13 18:23:25
5039文字
会話率:34%