マトリカリア伯爵家は代々アドニス王国軍の衛生兵団長を務める治癒魔法の名門です。
神々に祝福されているマトリカリア家では長女として胸元に十字の聖痕を持った娘が必ず生まれます。
その娘が使う強力な治癒魔法の力で衛生兵をまとめ上げ王国に重用され
てきました。
そのため、家督はその長女が代々受け継ぎ、魔力容量の多い男性を婿として迎えています。
しかし、今代のマトリカリア伯爵令嬢フリージアは聖痕を持って生まれたにも関わらず治癒魔法を使えません。
それでも両親に愛されて幸せに暮らしていました。
衛生兵団長を務めていた母カトレアが急に亡くなるまでは。
フリージアの父マトリカリア伯爵は、治癒魔法に関してマトリカリア伯爵家に次ぐ名門のハイドランジア侯爵家の未亡人アザレアを後妻として迎えました。
アザレアには女の連れ子がいました。連れ子のガーベラは聖痕こそありませんが治癒魔法の素質があり、治癒魔法を使えないフリージアは次第に肩身の狭い思いをすることになりました。
アザレアもガーベラも治癒魔法を使えないフリージアを見下して、まるで使用人のように扱います。
そしてガーベラが王国軍の衛生兵団入団試験に合格し王宮に勤め始めたのをきっかけに、父のマトリカリア伯爵すらフリージアを疎ましく思い始め、アザレアに言われるがままガーベラに家督を継がせたいと考えるようになります。
治癒魔法こそ使えませんが、正式には未だにマトリカリア家の家督はフリージアにあるため、身の危険を感じたフリージアは家を出ることを決意しました。
しかし、本人すら知らないだけでフリージアにはマトリカリアの当主に相応しい力が眠っているのです。
※最初は胸糞悪いと思いますが、ざまぁは早めに終わらせるのでお付き合いいただけると幸いです。
※アルファポリス様に以前投稿した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-10 20:15:18
41897文字
会話率:37%
資産家の孫であったことが判明し、その遺産に関する遺言を聞くために離島へ赴くことになったわたし――住良木 円(すめらぎ まどか)。脅迫状が届いたことで身の危険を感じたわたしは、自らを名探偵と名乗る一本道 トオルに同行を依頼をして、共に離島へと
旅立った。
しかし、資産家の関係者が集まる離島の屋敷で、恐ろしい殺人事件が起こってしまい――
ミステリを侵食するサイコホラーのような、名状しがたい何か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-07 22:09:56
14295文字
会話率:48%
栗花落唯(つゆりゆい)、23歳、看護師の卵だ。二年前、唯は、事故で両親を亡くし天涯孤独の身になってしまった。その直後、親身になってくれた人と恋人になり婚約をしたが、浮気という裏切り行為に合い婚約を解消する。
けれど元婚約者はストーカーに
なり、唯は身の危険を感じるようになった。
その日、唯はとうとう命を狙われた。唯は逃げた。逃げながら願った、彼のいない遠くに行きたいと。
すると、唯は光に包まれ、蒼白い光の世界に召喚された。そこで、三人の女神に異世界への転移を打診される。ただし、元の世界に戻ることも選択肢の一つとして残ってはいた。
唯は、元の世界には、たった一つの未練しかなかった。
その未練は、なりたての看護師としての仕事のみ。
亡くなった唯の母は看護師だった。患者さんのために、自分の時間を犠牲にしても尽くしていた姿を、唯は尊敬していた。
だから、自分も看護師を目指し、ようやく同じ仕事に就けたばかりだった。
そのことを話すと、女神たちは唯に、同じ志で生きていける職業を次の世界でもくれると約束してくれた。
唯は転移を決める。
転移先は、人間だけでなく、亜人族、エルフやドワーフが闊歩するファンタジーな世界だった。ただし、魔法は存在しないという。
そこで唯が与えられた職業は聖女。
聖女!? しかも聖女に限り、魔法が使える? どういうことでしょうか。
唯の想像していた職業とは大きく違っていたし、望みとも微妙にずれていたが、もう後戻りはできない。
唯は、聖女であることは隠し、けれど聖女の力は利用し、病やケガで困っている人々を助けることを目標に、新しい世界で挑戦を続けていくことにした。
最初に唯が作り上げたのは、そこへくれば心身の痛みが和らぐ癒しカフェ『クオーレ』
唯は、ここを拠点に、その世界に医療や薬を広めていく。
三人の女神たちは見守ると言いながら、時に唯に無茶ぶりをする。けれど、それもなんだかんだと引き受け、いやもう貴女って聖女では? と周囲に思われながらも、唯は、いえいえふつうのカフェ経営者です、とたくましく異世界で生きていく、これはそんな唯の奮戦記。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 14:39:48
17112文字
会話率:22%
伯爵家の嫡男として産まれたラルだが、母親は正妻でも側室でも無く只の侍女だった。
伯爵は初の男児とあって伝来の秘術を使うが、正妻や側室の陰湿な嫌がらせに身の危険を感じた侍女の願いで一時の間、侍女の実家にてほとぼりを冷ますことに。
だが侍女
が乗る馬車が魔物に襲われ母である侍女は死に、箱に隠されたラルを騎士爵の貴族が発見しそのまま自分の息子として育てる事に。
伯爵家秘伝の秘術で普通より能力が向上しやすい体質となったラルは、騎士爵家の嫡男として育ち、やがて学園に入り、冒険者を目指す事に。
しかしふとしたことで伯爵家の人間に伯爵の嫡男だと判明した事で出生の秘密が明らかになって、両家を巻き込み大騒動に、果たしてラルは希望通り冒険者を続けられるのか?
貴族社会の枠組みに取り込まれていくのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-18 23:00:00
16858文字
会話率:27%
マジカル戦隊ラブレンジャー、カラフルレインボーファイブ!お仕置しゃうぞ、俺はその番組のオーディションに受かったのだ!貧乏暮らしともおさらばするのだ!
先輩達は皆売れている役者さんばかりだ。頑張るぞ!俺!と思ったのが懐かしい……。先輩の演技
は演技なのか、俺はそこはかとない不安があるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-03 11:56:48
3414文字
会話率:35%
町の武器屋で働いているバインは、配達の途中、近道した路地で密売現場に出くわしてしまう。
連れ去られ、口封じのため呪いのコインの実験台になるのだが、奇跡的な確率で表が出続けて能力が爆発的に上昇。
身の危険を感じた悪人たちは、転送魔法でバインを
はるか遠くの樹海へ飛ばした。
ところでバインはコインの説明を受けていないので、とてつもない力を手に入れたことを知らないまま。樹海の魔獣に襲われても無傷なことを、ひとなつっこい魔獣なんだ! などと勘違いしながら、ゆっくり最強であることに気づいていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 07:42:55
107996文字
会話率:50%
12億円の遺産を相続したら伯母から養子になるよう強要された明治(あきはる)。身の危険を感じた彼は、遠い地方でひとり新生活を始めることにした。
そんな引っ越し初日、物音に目を覚ますとなぜか下着にニーソの美少女が。
「夜這いにきました! 既
成事実を作らせてください!」
侵入者の名前は奏(かなで)。お父さんの工場が倒産しそうで、家族と従業員たちを守りたい一心でやってきたという。
「心意気は買う。でも体と引き換えはダメだ」
「あとはお料理くらいしか」
「じゃ、メイドで。月給110万円」
「はい!?」
伯母に居場所を話されても困る。口止め料のつもりで雇ったポンコツメイドだったが、奏との生活は思ったより楽しい。しかし伯母の追跡はやまず明治は町を後にする。
「で、なんでついてきてんの」
「もらった給料分は働くのが家訓です!」
これはそんな主人とメイドが、マイペースにおいしいものを食べながら全国を逃避行するお話である。
※現在地:熊本市→大牟田市折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 12:00:00
46514文字
会話率:72%
男性恐怖症の王女の前に現れたのは、六人の婚約者候補でした。
三年前のある事件のせいで、男性恐怖症になり引きこもり生活をしていた王女アニカ。
しかし年頃でもあるアニカに、業を煮やした母が荒療治として側仕えの女性を全て男性に入れ替え、極めつけ
に婚約者候補六人を送り込んできた!
普通の女の子ならときめくはずのあれやこれやも、アニカにとってはさながら拷問。身の危険を感じる度に窓から逃走を図っていたアニカだが、その先で見知らぬ侍女に出会い、気持ちの変化が現れる。
しかしその裏では、三年前の事件の陰がひっそりと忍び寄っていて……。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-24 20:30:14
182921文字
会話率:38%
オリナスという大帝国の国王の一人娘として大事に育てられてきた英才教育の賜物・ステラ姫は、彼女の身の危険を案じた隣国の王子に嫁ぎ、その後宮で生活している。身分、顔立ち、何を取っても正妻と認められる姫なのに、なぜか本人だけは乗り気じゃなくて……
⁉︎ たったひとつの出会いが彼女の人生を塗り替えていく。姫が導かれるのは、いったいどこ?
という形で純粋な恋愛ものを書きたかったのですが……いろんなものがいろいろ混ざってきそうな予感がします……これからは毎週日曜日に最低一話は投稿しようと思っていますので、よろしくお願いします!(今やっと恋愛が書けそうなところまで物語が進みました〜)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 15:17:19
23720文字
会話率:18%
美人で成績優秀な女子高生山久純子は「自分はいじめに遭っている、犯人もわかっている」と、担任の田中に相談していた。
田中は親身に話を聞いてくれるが、山久純子はそのいじめに耐えられそうもなかった。
いじめの犯人だと思われていた女子生徒三人は問い
詰めても暖簾に腕押し。
山久純子が身の危険を訴えると田中はもっと話を聞こうと家庭訪問をしてくれるという。
その家庭訪問で彼らは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-02 19:23:58
4190文字
会話率:58%
とある理由で弱者を演じる主人公【佳月】は毎日親戚達の暴言や罵倒を我慢しながら生活していた。いつか仕返し、同じ事を言い返してやると心に誓いながら……
そんなある日、ある男から厄介な物を押し付けられる。その厄介な物の所為で身の危険を感じた彼
女は仲間と共に旅立に出る事に。
旅に出て自由を得た彼女はやりたい放題。弱者を演じる彼女を見下しバカにする者達には説得(物理)をして和解(脅)し、追っ手はボコった後に拷問に掛け、イラつく親戚は恥ずかしい写真を撮って拡散する。そんな楽しい毎日を過ごす。
時に笑い、時に泣き、時にほくそ笑み、時に嘲り笑い、彼女は成長して行く
※主人公はわりと強者です。ザマァ系に出来たらいいなっと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 12:27:47
195162文字
会話率:47%
進藤陽太(しんどうようた)は、死んだ。
が。
ローブの男は言った。異世界に勇者として降り立ち、魔王を打倒して欲しいと。
陽太は拒んだ。死を受け入れて大人しく成仏しようと思っていたからだ。
しかしそれは叶わない。
気がついたら玉座の間にいた
からだ。
陽太は思った。世界は救う。だが、それはあくまでついでであると。
陽太は決めた。アイツをぶん殴ると。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-22 02:35:31
17953文字
会話率:11%
俺は男を惹き付けるフェロモンを放っているのかも知れない…
クラスの学級委員長
バスケ部の部長、副部長、そして監督
バイト先のハーフのお兄さん
身の危険を感じてます。
最終更新:2018-10-11 09:58:02
2196文字
会話率:49%
目が覚めたら森の中。命からがら魔獣から逃げ出したソウジを救ってくれた鬼の少女に、「いい匂いがしますね、食べちゃいたいです」などと言われ再び身の危険を感じるも、その少女の元でエルフの同僚と共に使用人として働き始める。穏やかな生活が送れると思い
きや、訳ありらしき少女たちにはやっかい事が舞い込んできて? チートも持っておらず最強などにはなれなくとも、死にかけの時にはちょっとは強くなれる少年が、穏やかな生活を守るために奮闘していくファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-07 22:13:36
95512文字
会話率:50%
勇者に倒されて、魔力を封じられたうえ幼女にさせられた魔王サマが、毎晩「監視」と称して添い寝してくる勇者(※ロリコン疑惑)に身の危険を感じて、夜な夜な逃亡を図るお話。
全4話程度の短期連載です。
最終更新:2018-04-08 21:23:17
10718文字
会話率:16%
クラス全員が異世界転移に巻き込まれ、魔王を倒して欲しいとその国のお姫様に懇願される。その麗しい美貌に男女関係なく魅了された。そんな中ある理由から魅了されなかった目片祐也は身の危険を感じその城から脱出する。
カクヨムにも投稿しています
最終更新:2018-02-03 23:52:42
33379文字
会話率:11%
王家御用達商家の長男ネロ・ナダリヤはヤンデレな王女様の奴隷にされてしまう。
平然と監禁をする王女に、身の危険を感じたネロは、魔法の袋に閉じ込められていた狼人族の幼女と協力して逃げ出す。
追っ手から逃げるための資金を稼ぐためにクエストを受
けるも、謎のモヤと会敵しピンチに陥ってしまう。
あまりの強さに死を感じたネロであったが「神様助けて!」と祈ることしかできなかった。
するとなんの因果か極東の国にあったと伝わる霊力を手に入れるのだった。
無自覚に無双してもらう予定です。
小説家になろう 勝手にランキング 総合“200位”ありがとうございます!
毎週土曜投稿を目指してますが投稿遅れることよくあります……。
最終防衛ラインは月一。だったけどリアルの生活が忙しすぎるので来年まで更新停止中……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-10 06:00:00
70540文字
会話率:37%
―――死にたくない
前世で死を体験しその恐怖に取り憑かれた賢者によって生み出された不老不死の器。
それがレティシアの正体だった。
不死を得る前に賢者が死に運よく自由の身となった彼女は人間社会に溶け込み、過酷な世界でありながら不死であるが故に
身の危険を感じることもなく、命がけである筈の冒険者業をゆるーくこなしながらゆるーくエンジョイすると云う。
人生舐め腐った少女の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-07 21:37:07
7739文字
会話率:15%
時はほんのちょっと先の近未来。親の脛をかじって独り暮らしをしている野口清美はある夜巨大地震に見舞われる。部屋がめちゃめちゃになった以外被害は少なかったが、アパートの外を伺うと猛烈な台風が日本を襲っていた。身の危険を感じた清美は唯一の肉親で
ある父の元へ行く決意をする。台風の中バイクを疾走する清美。途中事故に巻き込まれるが岩田と名乗る初老の男とその息子に救われる。
地震に違和感を覚える清美。それに同意する岩田親子。果たして清美は無事父に会えるのか。そしてこの災害の真相は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 17:00:00
68585文字
会話率:56%
三つの王国からなる大陸の小国・マルドゥテット王国。大陸の水源を守る王国は神話の御世から水の女神を祀り、女神がもたらした治水技術を守る癸士という独自の兵力を有する。癸士は巫女を通じて女神から授かった誓約を胸に、王家に仕える。
十四歳で母を
亡くし、十六歳で誓約を授かったギルランドは、十九歳で癸士団第一師団長レフォールから第一王子ロライエムの護衛官という役職を受け継いだ。十三歳になったロライエムが癸士団予備隊に入隊するため、母たる王妃ルルヴェが王子の身を案じてのことだった。拝命に際してギルランドはロライエムが本当は王子ではなく王女であることを知らされる。ロライエムは王女の片鱗を一切見せず、身の危険を顧みずに予備隊の訓練に挑んでいく。幾度と無く危機から救い出すギルランドに、ロライエムは遂に激昂する。ロライエムは死を望んでいた。立太子される前に王子として死ぬことが母を救うと信じているのだ。ギルランドの漆黒の髪と目が隣国が祀る冥王アンキューべに似ているので、やっと死の使いが来たとロライエムは思っていたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-31 13:13:23
101457文字
会話率:62%