「俺が欲しいのは、名誉でも富でもない。ただ、『自由』だけだ――。」
エリートが集うアルクス王立高等魔法学院に、ひときわ無気力な少年がいた。
彼の名はリオン・アッシュフォード。成績は平凡、態度は不真面目。誰もが彼を「落ちこぼれ」と侮る。
―
―しかし、それは全て、彼が望んだ仮の姿だった。
その仮面の下に隠されているのは、伝説の師から受け継いだ規格外の魔法と、双剣が織りなす絶技。
世界を揺るがすほどの力を持ちながら、彼が望むのはただ一つ――誰にも縛られず、自由に生きること。
国家の管理下に置かれる「英雄」など、彼にとっては窮屈な牢獄でしかないのだ。
だが、運命は彼に平穏を許さない。
お節介な美少女、エリート気取りのライバル、そして全てを見透かすような鋭い目を持つ女性教官。
学院での出会いが、彼の完璧な隠遁生活に波紋を広げていく。
さらに、彼の力を利用しようとする国家の思惑、暗躍する隣国のエージェント、そして歴史の闇に潜む陰謀の影が、容赦なく彼に迫る。
守りたい日常が脅かされた時、譲れない「自由」が踏みにじられそうになった時――
少年はついに仮面を脱ぎ捨て、その身に宿る禁断の**“双炎”**を解き放つのか?
力を隠す最強の少年が、しがらみと運命に抗い、自分だけの自由を掴み取るまでを描く、硬派ハイファンタジー戦記。
退屈な日常に飽き飽きしているあなたへ――本物の「強さ」と「自由」を巡る物語が、今、幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 16:13:07
304572文字
会話率:35%
あの魔石獣による大災害から、もうすぐ三年。
鮫浦黎次は東京基地で今日も、サイレンを待っていた。
魔石獣を討伐する日々が続く中、前線に立てるのは自分だけ。
後継を決めなくてはならない現状に焦りを覚えつつも、決められない鮫浦の元へ、上司の継目
がある知らせを持ってくる。
謎に満ちた東京で、鮫浦たちがたどり着く場所とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:14:54
40538文字
会話率:48%
★将来ゲーム化を目指すシナリオの、原作小説です★
★将来ゲーム化を目指すシナリオの、原作小説です★
★将来ゲーム化を目指すシナリオの、原作小説です★
交通事故で両親を亡くしたトラウマから、主人公——椎名晓(しいな あきら)は深刻な不眠症に
悩まされていた。悪夢にうなされる日々の中、彼は決まって、顔も名前も思い出せない謎の少女の夢を見る。
そんな彼の日常は、二人の少女との出会いによって大きく動き出す。
一人は、隣に引っ越してきたクールな転校生、松井夕音(まつい ゆうね)。共通の音楽の趣味をきっかけに距離を縮めるが、彼女は突如、周囲から存在を認識されなくなる「透明化現象」に見舞われる。
もう一人は、クラスメイトで気弱な天才絵師、柏木ゆかり(かしわぎ ゆかり)。芸術祭のパートナーになったことで交流が始まるが、彼女もまた、親友から忘れられ、ネット上の別人格「紫苑」が完全に消滅するなど、不可解な現象に巻き込まれていく。
晓は、なぜか自分だけが「透明」になった彼女たちを認識でき、さらに彼が関わることで、その存在が一時的に世界に繋ぎ止められることに気づく。
「深夜2時のコンビニに現れる、奇跡の眠りをもたらす牛乳」—奇妙な都市伝説の先に、晓たちはこの現象の手がかりを見つける。だがそれは、さらなる謎の始まりに過ぎなかった。
なぜ少女たちは透明になるのか?なぜ晓だけが彼女たちを認識できるのか?そして、晓の夢に出てくる少女と、彼女たちをつなぐ「星野」という名前の正体とは—。
これは、孤独を抱えた少年が、消えゆく少女たちの存在をかけて、世界の真実に立ち向かう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:06:58
27033文字
会話率:40%
“それ”は人でありながらヒトで非ず。
古代の人々は魔法を使える者をそう呼び、魔法が発達して魔法を使う者が増えた現代では強大な魔法や異質な魔法を使う者をそう呼ぶ。
幼少期の記憶がなく、身寄りのない主人公は施設で育ち、今は施設で一番の年長者。
そろそろ仕事を探して施設から卒業しなくてはならない年齢になり、施設長に相談へ。
しかし施設長は眉間に皺を寄せて渋り、譲歩できる手は魔法学校へ通うことのみ。
他の子はどんな進路でも易々と了承したのに自分だけは許されなかったことに疑問を感じ、施設長に強く迫ってみるも首を横に振る。
「答えは学校へ行ってみるがいい」としか言わない施設長に渋々了承する主人公。
これは主人公の記憶と魔法が繰り広げる魔法使い達が“ヒト”である為の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 02:39:42
15259文字
会話率:75%
冤罪をなすりつけられ、愛する人の手で処刑された私…のはずなのに、刻戻りが起きて私は数年時を遡った。
お母さまが死んでしまって、そして忌まわしいあの親子がやってくる数日前に。
これはなにか意味があるの?
リーディアが、手に入れた天秤、その天
秤には自称女神が宿っていて――――。
死へ向かうのは自分だけじゃない。
リーディアは前を向いて運命を抗ってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 16:07:52
138258文字
会話率:33%
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈を
していたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 12:00:00
649708文字
会話率:44%
少年は、一夜にして全てを失った。
立派な騎士になるため。その志を胸に過ごしてきた学園生活は、一体の化け物の襲撃によって変貌する。
生きていてほしかった。自分よりも、生きていなければいけない存在だった。そんな五人の屍の上で唯一生き残っ
てしまった少年、ユウナ。彼は周りから向けられ続ける劣等感と共に殻へと閉じこもり、自死を決意する。
災厄の魔女、アンジェ・ユークレクタス。彼の通う学園の地下に眠るとされる彼女に殺してもらうため、扉を開けた。
しかし、そこに待っていたのは伝えられていた恐怖の象徴ではなく、一人の女性。
「自分だけ生き残った? 上等じゃないか。この先の人生、どう使おうがお前の勝手だが……今ここで自殺することは、死者への冒涜だ。人生から逃げる言い訳のために、仲間のことを利用するな」
彼女との出会いで、彼の人生は一変する。
これは彼が、最愛の人に見合う最高の剣士になるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:42:20
24278文字
会話率:45%
勇者パーティーに所属する少年テイマー、ティム。彼は勇者達に難癖をつけられ、必死の弁明も虚しくパーティーを追放されてしまう。一緒にいるのはテイムした仲間である魔物だけ。そんな時、友達から「配信者」なる仕事があることを知ったティムは、自分だけの
冒険を目指して、配信者になる事を決意する……!自分の力に自信と誇りを持って!無自覚ならぬ「自覚系」ファンタジー、お楽しみ下さい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:20:00
625279文字
会話率:75%
自分だけは誰かの顔が見えなくなっても、人として扱い続けたいと思った。
最終更新:2025-07-23 19:32:00
1156文字
会話率:14%
侯爵令嬢オリヴィアは、聖女殺害未遂で投獄されたのち、毒を盛られひとり寂しく生涯を終えた——。
——はずだったが、神に「二度と毒で苦しんで死にたくない」と願ったところ、前世の記憶と特殊スキルを与えられ、三年前に時を戻された。
自分だけの【毒ス
キル】と前世のデトックス知識を駆使し、二度目の人生を細く長く生きてやるー!!
悪役令嬢オリヴィアの逆行(毒)サバイバル物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:26:41
489717文字
会話率:42%
元冒険者にして現冒険者ギルド職員のサズは左遷された。
原因は、大臣にコネを持つヒンナルという男。
彼は理不尽にも、ヒンナルがサズの仕事を横取りしたのだ。
冒険者引退後、必死になって仕事を覚えたギルド職員。
周囲から認められ、初めて任さ
れた新規ダンジョン攻略の計画立案。
その準備が整い、あとは実行に移すだけという時に、これ幸いとばかりにヒンナルは権力を使って仕事を奪い取った。
このままでは自分だけでなく、ダンジョン攻略する冒険者にも迷惑がかかるとサズは抗弁。
それが悪かったのか、辺境の支部へと左遷が決まってしまった。
行き先はピーメイ村。
かつて世界樹と呼ばれる大ダンジョンが存在し、今では廃れた消滅寸前の集落だった。
このまま山奥で一生を過ごすのだろうか、そう思っていたサズだったが、事態は思いも寄らぬ方向に転じる。
辺境で起こる様々な事件、
それに対応するための冒険者復帰、
新たな力、
頼れる同僚、
素晴らしい温泉、
そんな多くの出会いと出来事が、左遷され、将来を断たれたはずのサズの未来を照らし出していく。
一方、諸悪の根源のヒンナルは、想像以上に難しい仕事に直面し、徐々に破滅への道を歩んでいた。
※残酷な描写あり、は念のためです。
※カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:00:00
403687文字
会話率:50%
黒ぶち眼鏡の主人公、祝(いわい)は図書館で出来た赤髪ド派手ファッションな友人の荘介と不思議な眼鏡を見つける。
それは『殺された人間』が最後に見た光景を映す眼鏡だった。
日々入れ代わり立ち代わり映し出される他殺の光景。
そんなある日、その中
のひとつを目にして顔色を変えた荘介が眼鏡を持ったまま姿を現さなくなってしまう。
図書館以外で会うことはなく、ここで交流したこと以外は荘介についてなにも知らない祝。
しかしもし親友だと思っているのが自分だけだとしても、荘介を心配して助けになりたいと祝は考える。
とある場所で祝と再会した荘介は抱えている問題を吐露。
ふたりは協力して問題の解決に乗り出すが……?
■Attention
・やや湿度の高いブロマンスです(念のためBLタグを付けております。加えてBLとして見ても大丈夫なようにしています)
・ホラーというよりはややサスペンス寄りです。流血要素有り
・ハッピーエンド
・カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:35:00
10640文字
会話率:24%
イレイナ・グラモンドは公爵令嬢であり王太子の婚約者、しかしその立場はあっさりと終わった。残ったのは心身共に疲れ果てボロボロになった自分だけ。「もう振り回されるのはたくさん!」全てと縁を切り1人で生きていく決意を固めたイレイナは幸せを掴める
のか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 13:12:52
3130文字
会話率:37%
公爵令嬢のミーゼルは妹に婚約者を盗られてしまい婚約破棄をされてしまう。家族との関係も悪く友人もいない彼女は王家からのお詫び金で廃墟を購入、リフォームして自分だけの理想郷を作る事にする。公爵令嬢である彼女にそんな事が出来るのか?ミーゼルは普通
の公爵令嬢では無かった。幼い頃から『1人で何でも出来る』令嬢だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 09:52:36
6947文字
会話率:42%
初老に差し掛かったオッサンの高梨栄一は、見た事も無い草木が生える森の中をさ迷っていた。到底日本とは思えない場所に困惑しながら、なぜこんな事になったのかと考える。
オッサンは日本の山の中で熊に襲われて死んだはずだが、目が覚めると見知らぬ少年の
身体になっていた。この少年の身体は躍動感に満ちていて、オリンピック級のアスリートさえ遥かに凌ぐ身体能力を有していた。
もう一度人生をやり直せるのかと思ったが、オッサンが居るのは無人の広大な森の中だった。しかも、そこに生息する動物は悪意に満ちていて次々に襲い掛かってくる。しかも、物理法則を無視したような空中移動や遠隔操作で物を操る超能力を繰り出してくる。
なぜそんな事が動物に出来るのか不思議だったが、死にたくない一心でオッサンは戦う。そして、戦っている内に自身も超能力が使える事を発見する。どうやら、ここに生息する動物たちは超能力が当たり前に使えるようで、日常的にそれを使った戦いが繰り広げられる弱肉強食の世界だった。
とんでもない世界に来てしまったと驚くが、それと同時に、自分以外の人間は誰もおらず、人工物さえ見当たらない自然が広がるだけの事実に愕然とする。
異世界に来てしまったのは確かなようだが、この世界に人間が自分だけだとは信じたくないオッサンは、他の人間を求めて森の中をさ迷うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 20:00:00
493404文字
会話率:20%
麗しの侯爵令嬢、ローザリア・バンクス。
彼女は幼い頃から幾度も家柄を目的とする婚姻を申し込まれてうんざりしていた。そんな中、社交界でも有名なカップル、バレンティーナとフェデルの破局を耳にする。政略でない婚姻すら移り気の前に引き裂かれたのだ。
それ以来、彼女が求めるのは愛でも情熱でもなく、永遠に裏切られない誠実と安定。
――故に、これは決して恋の物語ではない。
悪女見習いはバレンティーナの目利きによって自分だけの幸福を手に入れていく。それは、新しい“花園”の人生設計。
※バレンティーナ・オルガシリーズの5作目となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:02:25
8464文字
会話率:31%
なだらかな丘陵にオリーブ畑が広がるアウレリア王国で、若き行商人カイは、特別な力もなく、日々の糧を得るのにも苦労していた。胸に燻るのは拭いきれない無力感と、まだ見ぬ何かへの渇望。
そんな彼の運命は、謎多き老人と人語を解す風変わりな相棒と
の出会いによって、劇的に動き出す。
夜の静寂で笑う高級娼婦(クルトゥザンヌ)、差別に苦しむ寡黙な女鍛冶師。刺激的な出会いは少年を成長させ、自分だけの戦い方を見つけていく。
しかし旅路の果て、彼を待ち受けるのは絶望的な試練だった。
死闘の果てにカイが得るもの、そして失うものとは何か。
内気な一人の若者は自らの運命を切り拓き、やがて世界の深奥に隠された真実に迫っていく。
ダークで過激な王道ファンタジー、興奮と感動がここに――。
※第一章完成済み。最低でも週1更新します。始めは2日ごとの更新です。
※なるべく挿絵を挿入します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 00:20:51
142578文字
会話率:31%
内気で自分に自信が持てない高校生、日向。彼の日常は、ある日ミオとの出会いと、彼女が聴かせてくれたHIPHOPによって一変する。初めて触れるラップの世界に戸惑いながらも、日向は言葉で自分を表現する喜びを知り、秘めていた情熱を燃やし始める。
シ
ョウさんとの出会い、仲間とのサイファー、そして圧倒的な才能を持つカイとの邂逅――。様々な出会いと経験が、日向をラッパーとして、そして一人の人間として成長させていく。受験との両立、ライバルとの葛藤、そして己の弱さとの対峙。多くの困難を乗り越えながら、日向は自分だけの「RHYME BEAT」を見つけ、未来を切り拓いていく。
これは、一人の少年が言葉の力を信じ、仲間と共に成長し、自分の人生を表現していく青春の物語。彼の「魂の叫び」は、やがて多くの人々の心に響き渡るだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:26:58
18154文字
会話率:21%
江東区立一町田中学校の新入生・川辺悠斗は、なんとなく始めた陸上競技で初めて100m13秒78という平凡な記録を刻む。速さの世界を知り、自分の遅さを痛感した悠斗は、2年生エース・川上一真と出会い、スタート技術と反応速度、そして“風を感じる”こ
との意味を学び始める。
スタブロの正しい使い方すらわからず、何度も失敗を繰り返す日々。それでも、悔しさだけを胸に走り続ける。
記録はなかなか伸びず、13秒の壁に苦しむ悠斗。それでも、一真の指導の下、“風の音”を探しながら、少年は自分だけの走りを掴もうとしていた──。
これは、一人の中学生が風より速く走ろうとする、陸上競技に懸けた成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 17:06:44
3143文字
会話率:29%
宇宙の吹き溜まり『タルタロス』に、「旧大戦時代の失われた輸送船団に、莫大なプラチナが眠っている」という噂が広まる。家族への仕送りに悩むチャックと、借金返済に追われるレックスは、それぞれ別の理由から、この一攫千金の夢に全てを賭けることを決意
する。
二人は、ジャンク屋のゾルタンを訪ね、それぞれの計画に必要な装備を相談。しかし、彼らの無謀な計画を案じたゾルタンは、旧友であるギルドの重鎮バートに、「万が一の時は助けてやってくれ。ついでに、うまい汁も吸えるかもしれんぞ」と、こっそり情報を流していた。
危険な宙域『ゴースト・ネビュラ』で、案の定、鉢合わせしたチャックとレックス。互いの情報と能力が、お宝発見に不可欠であることを悟った二人は、いがみ合いながらも、一時的な共闘関係を結ぶ。彼らの即席コンビは、船団に巣食う原生生物「シップワーム」や、旧式の防衛システムを、見事な連携で突破していく。
ついにプラチナを発見した二人だったが、その背後から、傭兵組織「アークライト」の襲撃を受ける。彼らは、初めから二人を「お宝探しの犬」として利用していたのだ。絶体絶命のピンチに、バートの『タイタンズ・ハンマー』が救援に現れ、戦況は一変。しかし、激しい戦闘の余波で、船団は崩壊を始めてしまう。
命からがら、わずかなプラチナを手に脱出した二人。自分だけが大儲けしたと思い込み、互いに嫌味を言い合うが、その実、収支はマイナス。そして、最大の勝者は、漁夫の利で巨大なコンテナを丸ごと回収したバートだった。
『タルタロス』に帰還後、バートが主催する盛大な宴会に招かれた二人は、全ての真相を知り、深いため息をつく。だが、目の前のタダ酒と、隣にいる悪友の存在に、「まあ、いっか」と、ほろ苦く笑うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 14:54:10
43972文字
会話率:32%
オタクの高校生、神木 鳴子が特に好きだったのは異世界モノの創作だった。いつ何時も、自分が異世界に転生或いは召喚されれば何がしたいか、どうなりたいかを考える毎日。
そんなオタクが、気が付いたら異世界に召喚されている!有り得ないと理解しながらも
妄想をやめられなかった世界に、神木のテンションは留まることを知らず上がりまくり。
最強と思わしきスキルを得ていた神木はこれからの約束された『主人公』の道を歩むと確信したのも束の間、実は召喚者は自分だけでは無いことを知り──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 14:47:40
3531文字
会話率:26%