栗原優斗17歳。彼は人と余り関わりを持とうとはしない少年であった。対人恐怖症で、元々人と話すのが苦手だったからもあるが、本当の理由は皆とは違う瞳の色だった。学校は余り真面には行かず、毎日夕方から夜まで仕事をし、土日祝日はフルで仕事をこなす日
々。特定の友人は作らない彼だったが、ある日バケモノに襲われ、学校の先輩に助けられ、そしていつしか環境が激変して行く───────面倒くさがりな少年がバケモノの天敵でもあったり、味方の天敵でもあったり。そんなファンタジーなお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-12 17:00:00
74143文字
会話率:43%
全身サイボーグの弾造は、古めかしい太刀に宿るハラペコ付喪神としゃべるリヴォルバー式ハンドキャノンの泣き虫魔銃を相棒に、魑魅魍魎が跋扈する不夜城新宿・歌舞伎町を征く。
『仇討ち』代行として、雨雲さえも貫く超高層ビル・セントラルタワー75
階を目指す。
時は22世紀、九州より突如発生した奇病は瞬く間に北上し、日本全土を覆い尽くした。
発熱、倦怠感、皮膚の炎症、筋肉・関節の痛みから膠原病かと思われていたが、次第に目鼻耳口、手足の指、肘より先、膝より先の喪失が症状として現れた。原因不明の欠損病は世界各国でも次々に報告された。
しかし世界は、発生源などどうでも良かった。
各専門家がつばをとばし熱弁していたように、日本に端を発する世界恐慌の到来に震えていたからだ。
そうした状況にあっても各国から医療分野をはじめとして、法人も含む多種多様な人材が名乗りを上げ、崩壊しかかっていた日本への支援に駆けつけた。
しかしながら欠損病に対する根本的な治療薬は見つからないままに1年が過ぎ、指や眼がない子が生まれる新生児が増えるにつれて、対応の仕方を変更する議論がなされた。
導き出された結論は、サイバネティックスによる人体機能の補完だ。
醜い軍事用に開発が進められていたパワードスーツから極限を生きる宇宙関連技術、機械と人体をつなぐ医療分野のほか、電子工学・機械工学などや情報通分野がともに苦悩し作り上げた義肢や義眼などが、欠損病に苦しむ日本の新たな手となり眼となった。
謎の欠損病の収束を迎え、崩壊しかかった日本は新たに生まれた産業とそれに付随するサービスをもって停滞した世界の経済状況を牽引することとなった。
都心の大規模な再開発事業と経済特別区の設置がそれを後押しするも、日本経済復活の立役者たる新興企業は国内企業を次々と傘下に収め、優遇政策・軽減税率の適用により超巨大企業に成長し、富は役員の報酬・株式の配当という形で日本国外へ流出していった。
その一方で安易な移民政策が、各地で軋轢を産んだ。
片や正規・非正規の移民、片や超巨大企業という異なるベクトルの流れに翻弄される日本――特に東京は混迷を極め、人ならざる存在をも招き寄せてしまった。
現在小説投稿サイト『taskey』 様においても同時掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-30 14:04:16
48998文字
会話率:18%
冷戦終結後のロシアでアメリカ最強の兵士たちの集まりである、
アルファロメオが、冷戦の渦に巻かれミッションをこなしていく。
登場人物
Lomeo アルファロメオの部隊長、冷静沈着で隻眼に、暗視ゴーグルなどの、多機能義眼を、入れている(ロメオ)
Jim 世界最強のスナイパー。愛銃は、レミントンM700
なかなかのお喋り。(ジム)
Alpha 若干十五才の潜入のスペシャリストJimの、恋人でもある。
(アルファ 本編の主人公)
Blank 霊的な、能力を使う。そのままだが中二病(ブランク)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-03 12:13:51
328文字
会話率:32%
他のSNSなどへ、この小説、転載されたりリンクされたりします。
最終更新:2015-01-20 21:00:00
19986文字
会話率:17%
妹の事故死をきっかけに舞姫の座を離れたシェルフィアは、自殺しようとしていたところをルアンという振付師に止められ、じつは他殺であった妹の死の真相を探るために動いていく。
最終更新:2014-09-03 16:12:04
98140文字
会話率:42%
主人公政斗は、旅の途中で大和国を訪れ、お偉いさんを殴った罪を償う代わりに親王・幸丈に手を貸すことになった。それは、大和国において、帝と力を二分する天照家の姫巫女、莉桜を襲う不可思議な事故を解明すること。
機械と魔術が合わさってできた魔巧器の
義眼を持つ政斗は、事件を追う中、その義眼を与え、政斗から大切なものを奪っていった男の影を見つけることになる。
一人で生きてきた主人公が様々な人と触れ合い、助け助けられ、共に成長していく物語。
魔法と機械が合わさった、和風ファンタジーです!
本編は完結しました。
※こちらの小説はカクヨムにも投稿しています。
※ 時代は平安時代っぽいですが、国のあり方や政治体制は作者の妄想の産物ですので、不可解な点や稚拙な点がありましてもご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-01 21:53:07
139238文字
会話率:43%
その硝子の眼が、きらきら光っていたから、欲しくなった。
変わり者のロマンチックめいた奇妙な約束。
最終更新:2013-08-09 10:15:50
2353文字
会話率:54%
冬の一日、あるドールアイ(人形用の義眼)創作家が経験する、ひとときの創作法悦と深い落胆。子供ではなく、童話を創る・読む大人たちに向けて虚実を織り上げた、短篇童話です。400字詰め原稿用紙で約16枚。「冬の童話祭・2013」参加作品。
最終更新:2013-02-04 20:58:28
5669文字
会話率:0%
強くてか弱い女な男。
男勝りで綺麗な女。
カリスマオーラの生徒会長。
個性派揃いのメンバーの中で、一際目立つ無個性な男が一人。
前を向いたまま左側にある窓。そこから見える世界に向けて、彼はひとつ嘯いた。
――今日も、良い天気だ
ねぇ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-23 22:56:09
11855文字
会話率:45%