【最強の姉の影武者として生きていた、気弱で存在を消されていた妹が、前を向いて歩きはじめる話】
高二の寺田冬真の家は貧乏で、家事とバイトだけの青春とは程遠い地味な日々を過ごしていた。
ある日バイト先のお惣菜店で、少女にぶつかってしまう。
それ
は同じクラスでアイドルをしている如月初芽……と思ったが様子がおかしい。
やがて如月初芽は実は一卵性双生児で【ふたりでひとりのアイドル=如月初芽】をしていた真実を知る。
アイドル活躍している初芽と、小学校の時から学校に行けてないが天才的な演技力を持つ和歌乃。
それに気が付いたのは冬真だけだった。
強い存在だと思われていた初芽は、実は和歌乃の引き立て役で、誰より和歌乃を恨んでいた。
弱い存在と思い込んでいる和歌乃は、冬真と共に進むことで前に進んでいく。
女の子ふたりがそれぞれ成長していく青春と、恋物語。
カクヨムにも別タイトルで連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 22:13:32
110744文字
会話率:32%
百年前の『大厄災』の前と後で、エリシア・アージェントの生きる世界は大きく変わった。どこからともなく魔物が出現し、人々を守る王侯貴族は『魔力』を発現したのだ。
しかしアージェント伯爵家だけは魔力が発現しなかった。エリシアの祖先は、それでも勇
敢に戦って散っていった。
しかしいまでは『恥知らずなアージェント家』と呼ばれ、唯一その血を引くエリシアは天涯孤独だった。シンクレア公爵家の令嬢ラーラの付添人として生計を立てている。
かなり虐げられているが給料だけはいい。公爵家の使用人から軽んじられても気にしない。ラーラの引き立て役として地味なドレスを身にまとい、社交界でヒソヒソされても気にしない。だって、いつか領地を買い戻すという目標があるから!
それなのに、雇い主ラーラが『狙って』いる王太子アラスターが公衆の面前でラーラを諫め、エリシアを庇う発言をする。
激怒したラーラから首を言い渡されて、完全なる家なし令嬢になったエリシア。苛めから自由になったことよりも失業したことに絶望するエリシアを、王太子アラスターは王宮に連れ帰ると宣言した。
虐げられすぎて少々価値観がずれているエリシアと、そんな彼女を守りたい王太子アラスター。やがてエリシアにとんでもない力があることが判明し……。
★アルファポリス様でも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 16:00:46
45197文字
会話率:48%
むかしむかし。
とある領内で行われた鷹狩は、まず犬で獲物を追い出すことから始まる。
ところが今回、犬たちは森の中で入るも、声をあげるばかりで戻ってこない。
その様子を探ろうと、追い立て役である勢子(せこ)たちが木立へ分け入るが……。
最終更新:2021-12-09 22:00:00
3265文字
会話率:3%
とある事件がきっかけで、生前大好きだった乙女ゲームの負けヒロインに転生。公爵対象であるイケメン騎士見習いアルヴィンとヒロインであるマリーの引き立て役であるリーリャ。
アルヴィンと幸せになる為に力を尽くすも、運命の力には逆らえずアルヴィンとリ
ーリャのハッピーエンドのクリアイベントを見せつけられ"負けヒロイン"になってしまう。
開き直って人生を謳歌していると、なぜかほかの攻略対象や隠れキャラの第二王子まで関わってくるように。そして何故か自分を振ったはずのアルヴィンまで干渉するようになってきて...。
この物語は、元社畜のOLが負けヒロインに転生し、幸せになるまでのおはなしです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 14:42:42
1404文字
会話率:18%
第五王女ヴェロニカ姫は、転生者であり『光の使い手』と幼いころから特出した才能を持っていたため、隣国から狙われることが多く何度も攫われることが多かった。しかしそのたびに護衛騎士、ルーファスが姫を連れ戻す。それ故、いつしか『攫われ姫』と呼ばれ
るようになった。
ヴェロニカは八年間、ずっと傍で守り続けていたルーファスに惹かれ恋をしており、そして彼もまたヴェロニカに対して主従関係を超える想いがあったのだが、ヴェロニカが社交界デビューした当日、事態は一変する。
偶然にも「ヴェロニカ姫との結婚など絶対にありえません」というルーファスの言葉を聞いてしまう。その直後、彼女の理想である亜麻色の髪、エメラルドの瞳の女性ジュリアとダンスを踊るところを見て、ヴェロニカは失恋したのだと知る。自分の恋に終止符を打つため、国王陛下に頼み、ルーファスを自分の護衛から外す。
それから一か月後、魔法学院の入学も決まり新しい生活も始まったのだが──当のルーファスは「再びヴェロニカの護衛騎士に戻りたい」、「傍に居たい」と毎日姿を見せる。そんなルーファスの本心が理解できずヴェロニカの心はかき乱されてしまう。
学院生活をする中で、仲良くなったナンシーが図書館にノートを落としていってしまう。そこでノートに書かれた文字が日本語だと気づき、ヴェロニカはここが乙女ゲーム『忘れ時の黎明期~恋の花結び~』の設定に近い世界で、自分がヒロインの活躍の引き立て役だと知ってしまう。
しかし現段階でシナリオ展開と既に異なる状態が起こっており、その要因となったのはルーファスの存在で、彼もまた物語のモブキャラでしかなかった。
お互いに両片思いなのだが、ルーファスはヴェロニカへの気持ちを『愛』と認められず、彼の後ろ暗い過去とヴェロニカの斜め上の推測によって大いにすれ違う二人。そんな二人を見て第二王子ギルバートはある事を提案するのだが──そこでまた事件は起こる。
※ノベルアップにも投稿
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 19:19:28
94695文字
会話率:41%
十五歳のミラジェは男爵家の末娘でありながら、妾の子であるために家族から虐待を受けて育ってきた。
姉たちに引き立て役として連れてこられた舞踏会で『氷の公爵』として名高い三十二歳のシャルルに出会い、ひょんなことから彼の妻になることが決定し
てしまう。
あまりにも幼すぎるミラジェに、妻としての役割を押し付けたくないシャルルは、ミラジェに「君は猫のように、この家でのびのびと暮らしていればいい」と告げる。
「なるほど……、猫のやる行動だったらなんでもやって良いんだな……?」
健康になったミラジェは、十七歳年上のシャルルをぶん回す、小悪魔猫ちゃんになっていき……?
どうしてこうなった、一筋縄ではいかない家族愛から始まる恋愛物語。
(完結済み、全18話、十万字程度の長編です。他サイトにも掲載予定です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 22:44:53
110524文字
会話率:33%
田舎領主の娘メイリーン・トルネットには夢があった。ある日、その夢を実現させるために『引き立て役令嬢』として小銭を稼いでみようと思い立ったのだが…。
最終更新:2021-08-22 12:03:42
7687文字
会話率:69%
無敵のスキルを持つ女性勇者と、その引き立て役で大した力の無い……と本人は思っている幼馴染の話です。
最終更新:2021-05-05 23:04:18
9647文字
会話率:35%
高校に入学して『天文部』という何ともパッとしない部活に誘われた俺は、友人の桐生と一緒に入ることに。
そこに同じく入部したのは学校の2大アイドルの天条さんと海野さん。
まさかの展開に俺の気持ちは有頂天になるが、そこでの主人公は桐生であり、俺は
彼の引き立て役にしか過ぎなかった。
ゲームやアニメでよくある、主人公の友人ポジションがどういう存在なのかを身をもって体験することになった俺の物語。
最終的に俺はハッピーエンドになれるんだろうか?
序盤はちょっと重めです。
後日談から後は9割バカな話になってます。
コメディーです。
カクヨムにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 19:01:01
156787文字
会話率:47%
完璧な幼馴染。
普通な僕。
ずっとそれでよかった。
そんなことを思っていた僕が、
自分を変えていく物語。
最終更新:2021-01-18 02:12:13
1150文字
会話率:18%
スプーン曲げの男の話です。
本編には関係ありませんが、スプーンを曲げる時、男からは強力な磁力線が出ており、物体の電子に直接作用することで物体を曲げています、という設定を今作ったので本編と違うところもあるかもしれませんが、ご容赦ください。
最終更新:2021-01-02 02:42:28
1752文字
会話率:16%
彼女は、引き立て役として優秀だった。(※重複投稿しています)
最終更新:2020-11-05 12:00:00
1327文字
会話率:0%
俺の友人、小鳥遊祐樹は俺にとっての主人公だ。見た目は中世的な美青年で、サラリと伸びた長い髪にクールなアルトの美声。さらに、周りには校内屈指の美少女達。そんな主人公の友人、田中健二郎の役割は主人公の引き立て役だ。「くそ〜!裕樹が羨ましいぜ!俺
も美少女からモテたい!」「うるさい!ケンジは今のままでいいんだよ!」一人の主人公を引き立てる為に脇役精神がこびりついた少年、田中健二郎の脇役ラブコメ、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 22:40:00
14417文字
会話率:24%
VRMMO、Six Roles Online《シックス・ロールズ・オンライン》。
簡素なフルダイブ型バーチャルリアリティが普及し始めて間もないころ。
単独《ソロ》での散策が精一杯であった既存の技術をひっくり返すようなゲームが誕生した。
Six Roles Online《ロールズ》は過去のゲーム史に則ったファンタジーアクションというジャンルを取りつつ、多人数参加のオープンワールドに加え、感覚的な操作感までも取り入れた画期的なものだった。
両親の遺産で家に引きこもり、ゲームの腕をプロ級まで磨き上げた山口 猛。
彼がこのゲームを見逃すはずがなかった。
SAでヤマタと名乗った彼は、洗練されたA.Iを持つモンスターを、持ち前のテクニックと策略で撃滅していく。
独立した意志《A.I》を持つモンスターも、ひたすらに上を目指す他のプレイヤーも、ただの引き立て役になどなるはずもなく。
この世界では誰もが主人公のつもりで生き抜いていた。
冷静沈着、効率主義のバーサーカー、ヤマタはそうして好敵手《主人公》と相まみえる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 20:00:00
64119文字
会話率:26%
あのお方のことは、前世からお慕い申し上げておりました。
あのお方のためならば、どんなことでもしてみせましょう。たとえあのお方がラスボスにさんざん利用された挙句あっさり見捨てられ、主人公の引き立て役にしかなれないまま死んでいくかませの中ボスに
過ぎないとしても。
というわけで不肖このエイル、あのお方――――もとい、お兄様に誠心誠意尽くさせていただきます。
これまでお兄様を踏み躙ってきた、すべての者達へ。
お兄様を踏み台扱いしたこと、存分に後悔させてさしあげますわ。
※主人公の恋愛要素がうっすらありますが、ヒーローはお兄様ではありません
※一部に食人描写や吸血描写が含まれます
※大抵の登場人物は、倫理観が欠如しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-20 17:04:02
186549文字
会話率:41%
何ら変哲もない柏木(かしわぎ)裕也(ゆうや)は親友でもあり引き立て役である神崎(しんざき)徹也(てつや)が積極的に話しかけてくれないと学校ボッチ生活を確実に送っていた。
しかし、神崎に嫌々同行させられた元旦でおみくじの大吉を引いたことで幸
運地パラメーターたるものがカンストしまう。
そのせいあってか様々な形で美少女との巡り会いが。真っ暗だった学校ライフに光が差す。出会いを通じて美少女達と巡い学園ライフや色々な思い出を築き上げていく。
凡主人公と美少女達の学園日常ライフ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-13 10:00:00
21565文字
会話率:32%
不運な事故で命を失った角川海斗。彼は死ぬ直前にあることを願った。その強すぎる願いによって崩されかけている均衡を取るため、二つの世界の神は特別措置をとる。
一方で、今は亡き幼馴染みの後を追う覚悟を決めたはずの海斗は、『反転世界・アゲイル
』に生きる幼馴染みに出会うことを目標に『トミー・カーク』として生きる事を決める。
身代わりにし合う葛藤、知ってしまったジレンマ、入れ替え子達のすれ違う願い、『自分』を好いてくれているのにそれは『私』ではない悲しみ。
「結婚式にブーケが要るように、ハッピーエンドには引き立て役の不幸が要るのよ」
だんだんと明かされる『天災・セネット呪術魔導師』の過去。同一人物のような、別人のような、混じってしまった過去の記憶。
『トミー・カーク』は彼女の心に寄り添うことはできるのか。
哀しくて、悲しくて仕方がないハッピーエンドに流されるのは涙か記憶か心か。
あなたは一番最後に何を切り捨てますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-30 08:41:55
47485文字
会話率:29%
12歳になる春、俺はとあることに気が付いた。
俺って水琴春鷹(みずこと はるたか)じゃん!!
いや、生まれた時から知っているけど、俺が気が付いたのはそういうことじゃない。
これは超大作RPG、ファンキャンの愛称で知られるファンタジーキャン
パスのキャラの一人だ。
主人公キャラなら良かったのだが、残念ながら水琴春鷹はそういうキャラではない。
いわゆる噛ませ犬である。
主人公の強さ、かっこよさ、優しさを際立させるための引き立て役でしかない。
たまに炒飯に入っているグリーンピース的なポジションだ。子供たちからは基本好かれない。
恵まれた家系。恵まれた容姿。更には恵まれた能力を有しながら、それを一切発揮することのない最強不遇キャラ。
この不遇の原因はいくつかの地雷を踏むことによって引き起こされるのだが、取り敢えずその地雷を回避しながら過ごそうと思います。
特に、最大の地雷である主人公とは関わらずに生きていきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-12 23:59:07
295244文字
会話率:25%
悪者はヒーローの引き立て役なだけじゃなくて本当に強い
最終更新:2019-08-22 07:22:59
236文字
会話率:0%
五歳の頃、ふと気付いた時、前世の記憶が蘇る。頭の中にある情報を整えれば、そこは前世でゲームを起点に、漫画家やドラマ化と大人気となった『君の一生は俺のモノ』の世界だと気付く。
加えて自分自身が転生したであろう先の人間は荒鷹征那、悪役令嬢なら
ぬ悪役お坊ちゃまであり、ゲームの主人公に対してこれでもかと立ちはだかる分かりやすい悪役である。そしてその最期もお約束の個人没落コース。
それだけは避ける為に、必死になって、周囲にバレバレな演技をしながら、来る原作主人公の為に土台を作り上げる。
「俺は寝取り物は大嫌いだ、純愛物こそが至高」
それを胸に秘め、いずれ訪れる主人公のルートとヒロインと結ばれるために、喜んで引き立て役を選んだ大物な小物のストーリー。愉快でも痛快でもなく、本人は頑張っているつもりです。笑ってやって下せぇ、恋愛もした事のない、悲しい前世を持つ男の必死な青春を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-18 08:00:00
60702文字
会話率:66%