「邪神を討伐した今、邪神をも超える勇者という存在は、民にとって新たなる恐怖を生み出すだけ。よって勇者アルスをこの世界から追放する!」
邪神討伐後、王都に帰還したアルスに待ち受けていたのは、アルスを異世界に追放するというふざけた宣告だった
。
邪神を倒した勇者が、国王以上の権力と名声を持つことを嫌悪したからだ。
「確かに邪神は倒しましたが、あれは時間を経て復活する存在です。私を追放すれば、その時に対処できる人間がいなくなりますよ」
「ぬかせ! 邪神の討伐から復活までは、最低でも200年以上かかるという記録が残っている! 無駄な足掻きは止めろ!」
アルスの訴えもむなしく、王国に伝わる世界間転移魔法によって、アルスは異世界に追放されてしまうことになる。
だが、それでアルスが絶望することはなかった。
「これまではずっと勇者として戦い続けてきた。これからはこの世界で、ゆったりと余生を過ごすことにしよう!」
スローライフを満喫することにしたアルス。
その後、アルスは地球と呼ばれるその世界に住む少女とともに、何一つとして不自由のない幸せな日々を送ることになった。
一方、王国では未曽有の事態が発生していた。
神聖力と呼ばれる、邪悪な存在を消滅させる力を有している勇者がいなくなったことにより、世界のバランスは乱れ、一か月も経たないうちに新たな邪神が生まれようとしていた。
世界は滅亡への道を歩み始めるのだった。
カクヨム様、アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 22:15:47
37005文字
会話率:35%
神の国と言われる『アルメア大公国』の唯一の公女—『シャロン・リューヤ・アルメア』は歴代最高の神聖力を持って生まれた巫女姫である。
ある日父である聖王に『アルディーノ帝国』に行くよう言い渡される。その理由が第二皇太子が“天災”の障りに触れてし
まい命の危機の為巫女姫の力を借りたいとの事―
めんどくさがりな性格なシャロンだが、父の懇親の頼みに、受けるとこにした。
無事、皇太子を救ったシャロンは国へ帰ろうとするが皇帝から衝撃の言葉を耳にすることになる
—『では予定通り、皇太子との婚約を進めよう』
婚約など考えてなかったシャロンは、
—『お断りします。』と速攻答えるのだが…
しかも、障りが消え、その綺麗な顔が露わになった皇太子からも婚約を迫れ―—!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 01:19:10
2279文字
会話率:63%
リアは九歳のとき、十二歳になる姉プリシラについて神殿に行く。そこで、姉妹ともども聖女と認定されてしまう。
この国ではひと家庭で二人以上聖女認定された場合、一人を差し出さなければならない。両親は聡明で美しく魔法を使えるプリシラを手放すのが
嫌で、迷わず妹のリアを差し出した。
神殿に召し上げられたリアは聖女候補として厳しい修行を積み、六年後晴れて聖女となる。神殿の聖女の中でも、最も強い神聖力をもつリアは、神託により王太子の婚約者となった。
リアは金髪で美しく優しい王太子に淡い恋心を抱く。しかし、順風満帆に見えた将来に陰りが生じはじめた。
アリエデ王国の最北にある黒の森で魔物が大量発生したのだ。リアはこの国の聖女として討伐隊に参加しなければならない。王都と愛しい王太子に別れを告げ討伐隊とともに旅立った。
そして二年にわたる戦いののち、魔物の封印をなしとげ、王都に凱旋するはずだった。
だが王都に帰ったリアを待ち受けていたのは同僚聖女と戦友のうらぎり。
王太子との婚約もいつの間にか破棄されていて、新たに姉のプリシラが護国聖女の名を冠し、王太子の婚約者におさまっていた。
魔物討伐を長引かせた責をおわされ、役立たずの聖女として国を追放されたリアは、西側の隣国との緩衝地帯である惑い森へ捨てられる。そこにたくさんの魔物が巣食っていて……。
森をさまよううちに彼女は、魔獣に襲われた瀕死の金髪美青年を拾う。
≪全51話予約投稿済み! 毎日18時ごろ更新予定≫
流行りの追放聖女テンプレのつもり。聖女は無自覚でざまぁ(予定)します。題そのものがあらすじです。足の不自由な人が出てきます。タグ注意、地雷のある方はお逃げください。
誤字脱字報告ありがとうございます!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-30 18:04:58
146242文字
会話率:31%
「アウレリア姫。君が欲しいと陛下に言ったら、かの方は許してくれるだろうか」
女神からの神託により魔王を倒す勇者の一行に選ばれたディートリヒ。神託通り魔王を倒したのだが、その際に魔王から魔法をかけられてしまったようで、頭の中で響く奇妙な声に
苛まれるようになった。
魔法は解けず、眠れずに衰弱していくディートリヒは、不調のまま勇者一行を讃える晩餐会に出席にする。そんな時、王城で偶然、女神の愛姫、アウレリア姫に出会ったディートリヒは、彼女が自分に触れた瞬間、頭の中で響く声が止んだことに気付いた。
魔王の力と反発する女神の神聖力のおかげではないかと考えたディートリヒは、国王から褒美として何でも望みを叶えると言われ、失礼を承知で願い出る。「アウレリア姫に添い寝して欲しい」と。
だが、そんなアウレリア姫もまた、女神の愛姫ゆえに問題を抱えていたようで……。
魔王を倒した勇者一行の一人、堅物の闇魔法使いの騎士と、女神の神託を受けるために眠ることが出来ない、しっかり者の巫女姫のほのぼの恋物語。
※R-15は用心の為につけております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 17:00:00
26288文字
会話率:28%
宇宙を統べ安定をもたらす女皇。
その女皇を選出する試験を控えたイザベラ。
しかし突如高熱に倒れ生死の境を彷徨った。
回復したイザベラは思い出してしまった。
陸上自衛官だったオレを。この世界は前世で受験勉強中の姉に無理矢理プレイさせられた乙女
ゲームの世界だということを。そして自分は女皇試験での主人公のライバルだと。
男性の意識と少女の意識。
二つの間で混乱する中、女皇試験は始まる。
しかし、ゲームにはこの世界に必要な神聖力を持つ守護者たちがいて、彼らとの恋愛エンドもある。
男の意識を持ったまま、男と恋愛なんて無理!
こうなれば、主人公との友情を育み友情エンドを目指さなければ!
負けられないオレ兼ワタクシの戦いが始まった!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-09 08:42:18
3427文字
会話率:12%
小さな村に住むごく普通の女の子でしかなかった私。しかしそんな私の現実はある日唐突に、そして理不尽に壊されてしまいました。何もできなかった私。そんな壊れてしまった現実の先で私は1人の女の子に出会いました。これは出会いの話。そして私が永遠を生き
るその前の話。
※とりあえず書けたところまでを掲載しているので1話1話は短めです。
※最近書き始めた「終末世界で見る永遠の夢」はこの話の数百年前を舞台背景としています。ですがこの二つの作品に直接的つながりはありません。よければですがこちらもよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-29 00:00:00
127092文字
会話率:54%