「という訳でね、お願いしたいのだけれど」
そんな言葉で、異世界の女神様に、とても迷惑なお願いごととそれを遂行するためのチート能力を大量に押し付けられた私は、あっさり異世界に落とされた。
その上降りてみたら、歓迎されていない様子。
なぜ?どう
して?……えっ、そんな理由……?
キレてもいいですか?
よくあるライトノベルの出だしで、よくあるライトノベルのヒロインもどきの立ち位置ながら、ヒロインのような行動を諦めた主人公の、それでもなんとか異世界で生きようとするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 18:38:20
17082文字
会話率:34%
「ねえねえ多枷くん、多枷くんってさ、奴隷ヒロイン好きでしょ?」
「!?」
いつもの放課後の帰り道。
隣を歩く縄代さんが、唐突にそう訊いてきた。
何故バレたんだ!?
――確かに俺は、三度の飯より奴隷ヒロインが大好きだ。
昨今のファ
ンタジー系ラノベではすっかりお馴染みになった奴隷ヒロインだが、奴隷ヒロインには全ての理想が詰まっている。
そもそも俺みたいな女性経験皆無で疑り深い男には、普通の女の人は信用できないのだ。
仮に女の子から告白されたとしても、ドッキリか、もしくはイケメンに寝取られる未来しか見えないからな。
あと俺は一昔前に流行った、暴力系ツンデレヒロインが嫌いだ。
仮に愛情の裏返しなんだとしても、暴力を振るってくるのを容認することなど俺には絶対無理。
あれに対して萌えられるのは、真正のドMくらいだろう。
――その点奴隷ヒロインなら、それらの懸念が全て解消される!
奴隷なら契約魔法とかで縛られてるので、主人公を裏切ることは絶対ないし、常に従順で主人公を持ち上げてくれる。
愛欲と自尊心を同時に満たすことのできるヒロインの理想形――それが奴隷ヒロインなのだ!
だが、こんなことを三次元の女の子に正直に言ったら、ドン引きされることくらい俺だってわかっている。
ここは何としてでも誤魔化さねば!
「さ、さあ? 何のことかな? 俺はその、奴隷ヒロイン? には、微塵も興味はないけどね?」
「んふふ~、別に私には隠さなくてもいいってば。多枷くんがいつも読んでるラノベって、『追放貴族が造るケモ耳王国』とかの、奴隷ヒロインモノばっかじゃん」
「っ!?」
そんな!?
まさか読んでるラノベで性癖バレしていたとは!?
「私はいいと思うよ、奴隷ヒロインが好きでも」
「……え」
「だって何かを好きになること自体に、罪はないじゃん。そりゃ他人に迷惑をかけたり、趣味嗜好を周りにも無理矢理押し付けたりするのはダメだけど、自分の中で好きなものを愛でる分には、第三者にとやかく言われる筋合いはないじゃん。私だって、好きなものの一つや二つあるしさ」
「縄代さん」
あ、ヤバい。
ちょっと泣きそう。
俺、縄代さんと友達になれて、本当によかった。
「と、いうわけでさ、今から私が、奴隷ヒロインごっこしてあげるよ」
「……ん?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 21:01:13
4741文字
会話率:42%
「その刹那、痺れるほどに激しくて、
泣きそうなほどに温かい感情が溢れた」
18歳だったはずのリーリエ・オスティナート
侯爵令嬢は、死んだーーと思ったら12歳の
ときに戻っていた。
何故か1回目の人生ではなかったはずの魔法と精霊使いとしての
才能を手に入れていた。
更には、イロアス帝国の次期皇帝
フレッサ・イロアスとの運命の出会いが...?
出会った瞬間相思相愛不可避のラブロマンス、
ただ今開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 21:32:48
287文字
会話率:0%
目を覚ましたら悪女と謳われたとんでもなく素行の悪いロイリーヌが同じベッドで寝ていて私はショックを受けた。
昨夜寝た時は確かミシュリーだったはず。酒を飲みすぎて間違ったらしい。そんなバカな!
それを口にすればロイリーヌは泣きそうな顔で逃げて
いき、私は頭が真っ白になった。
しかしこうなった責任は私にある。手をつけてしまった以上結婚は免れない。
そうして結婚してみたが彼女の意外な一面を見てしまい……?
※ゆるっとした気持ちでお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 12:35:28
23494文字
会話率:30%
良好な関係を築いていた婚約者の彼女へ、
「どうか、俺と結婚してください!」
と自分のデザインした渾身の指輪を渡して、正式にプロポーズをした。
しかし、彼女は悲しそうな顔をして――――
「とても、素敵な指輪だと思います、が……ご
めん、なさい……わたくしは……が……生理的に無理、なんですっ……」
そう絞り出すような泣きそうな声で言った。
「わたくし達のこの婚約が、政略だということは十二分に判っております。つきましては、親族の中よりこの婚約に相応しい女性を複数名お選び致しますので、あなた様がお決めになってください。この数年間、とても楽しく過ごさせて頂きました。あなた様のご健勝を、心よりお祈り致しております。それでは」
そう言うと彼女は、ぽかんとする俺を置いて、悲壮な顔で去って行った。
俺は、真っ白になった。
あぁ・・・泣きたい・・・
という感じのラブコメ。ハッピーエンドで終わります。(笑)
アルファポリス、カクヨムに掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 08:41:23
6877文字
会話率:28%
国語の問題が解けなくて泣きそうな君に、覚えておいてほしい三原則。
これを意識すれば、国語が得意になる!!
国語の問題はシンプルだ!
最終更新:2022-03-16 18:13:12
3560文字
会話率:10%
とある過去から幼馴染以外の人間との親密な付き合いを極力避けてきた岡月は、ある日、病院で目を覚ます。そばにいたのは泣きそうな顔をした私服姿の美少女・花石。──けれど、岡月は彼女にまったく見覚えがない。なんと岡月は、頭を打ったことで一年分の記
憶を失っていた。彼女はどうやら自分のクラスメイトで親しくしていた仲らしいが、他人と距離をとって過ごしていたはずの岡月は混乱する。
そして記憶にない人物はもうひとり、岡月自らが気にかけていたらしい後輩・茶林。再会するなり怯えた顔で「ごめんなさい」をくり返し、逃げ去ってしまう茶林に、岡月は記憶もないのになぜかひどく傷つくのを感じる。花石・茶林との関係、茶林の謝罪の意味、そして失ってしまった一年分の記憶の内容とは? 小さな違和感が付き纏うほんのりミステリ風青春小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-27 07:08:34
166539文字
会話率:44%
ダメな男の子が女の子に詰められて泣きそうになる話です。¥
最終更新:2022-02-24 19:50:58
13110文字
会話率:64%
見たものすべてを恐怖に陥れる顔を持つ花田龍一は、自分の顔を亡くなった父からの「呪い」と思っていた。いつもの様に電車通学をしていた龍一は、その電車内で不審な男を見つける。ただ、「見ていた」だけなのだが、その男は逃げるようにその場を去っていく。
何事かと思っていると、1人の女の子から礼を言われ、何となく事情を察する龍一だったが、彼女の泣きそうな表情が彼のトラウマを思い起こさせる――。呪いの仮面を持つ青年と、その仮面をはがしてしまった女子高生のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-09 21:16:55
5290文字
会話率:32%
「3年間、ずっとずっとお待ちしておりました……クラリッサ様に再びお仕えできるのを……」
リリー、と呼ばれた少女は今にも泣きそうになりながらそう告げた。
クラリッサはとある事件によって3年もの間眠り続け、ようやく目覚めたが、以前の記憶―
―俗に「思い出」と呼ばれる、自分のことや人との関わりに関する記憶――を失っていた。
眠っている間ずっと庇護下に置いてくれていた叔母のユリアナから説明を受け、従兄妹達のいるクロスフォード公爵家に身を寄せることになったクラリッサ。
「こんな人クラリッサじゃない」なんて言われたらどうしよう、と不安を抱くが、クロスフォード公爵家の人々と過ごす内に、その不安が杞憂だったことを知る。
そして、クロスフォード公爵夫妻と養子縁組をすることで、クラリッサはやっと安心できた――筈だった。
「あれがウルラの後継者……?」
貴族の子弟が通う学院への入学申請のため訪れた王都で待っていたのは、周囲の貴族達の探るような眼差しと、「ウルラの後継者」という謎の言葉。見ず知らずの大人たちの目線と囁きに、クラリッサは恐怖を抱く。
逃げる様にその場から離れたクラリッサを待っていたのは――?
これは、3年の眠りから目覚めた少女の成長と記憶、そして運命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 21:09:31
638577文字
会話率:45%
顔も知らない曽祖父が決めた婚約者、それは俺の住む領地一帯を治める公爵家のご令嬢であるアリシアだった。
最初はその美しさに惹かれて、次第に清廉潔白で自他ともに厳しくも凛々しい彼女の内面にも惚れた俺は彼女の婚約者に相応しい男に成ろうと毎日努
力を積み重ねていった。
だけど駄目だった、才能に満ち溢れる彼女はその美貌と共にどんどん高みへと昇って行って凡人な俺との差はつく一方だった。
そしてついには王族からも目をつけられたことで、俺との婚約はただの足かせになってしまった。
周りから疎まれ陰口をたたかれ、彼女の両親から疎まれ自分の親すらも圧力に負けて俺に婚約解消を迫る中……それでも必死で努力して彼女の隣に立とうとした。
しかしやっぱり駄目だった、こうなると俺が彼女にして上げれることは一つだけだ。
「婚約を……破棄してください」
本当は愛している彼女との婚約を破棄した俺は、もうこの街にはいられなかった。
生まれ故郷すら捨てて、彼女から貰った剣一つを手に領内を後にして俺は紆余曲折の後に隣国の冒険者ギルドへとたどり着いた。
そこで少しずつ実績を積み上げ、人々からの信頼を確保していく俺……だけどそれでも彼女のことを忘れられなかった。
そんなある日、アリシアは……何故か俺のいる宿屋へと姿を現した。
憔悴しきった様子で、彼女はかつての気高さを投げ捨てたように俺の身体へ縋りつくと泣きそうな声で呟くのだった
「やっと見つけたぞレイド……やっと……」
そして妙に従順になった彼女との生活が始まるのだった。
【婚約を解消して心が折れた男女が、必死に立ち直りながら再構築しようとする話】
出来る限り、毎日一話ずつ投稿したいと思っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 06:21:46
1010436文字
会話率:50%
おねえちゃんの手袋を片方落としてしまったちひろ。
早朝にひとりで手袋を探しに出かけます。
泣きそうな気持ちでいたちひろの前に現れたのは、知らない男の子でした。
最終更新:2021-12-28 20:07:50
3485文字
会話率:29%
お風呂あがり。リビングのTVを見ると昔に相方を亡くして解散した芸人が泣きそうになりながら当時の思い出を語っていた。ふと扉を閉めた彼の部屋から話し声が聞こえて来ることに私は気付く。彼は年代物のラジカセの前でカセットテープを聴いていた。
なろ
うラジオ大賞参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 18:36:58
526文字
会話率:6%
ピーマンの苦味に悶絶し前世の記憶が戻った。転生先は前世でアホほどプレイしまくった乙ゲー世界、しかも悪役令嬢ってマジですか!?
このままだと将来は破滅へとまっしぐら、最初から人生終わってるとか嫌なんですけど!? 『俺様婚約者? イラネ!』『シ
ナリオ? 無視だ、無視!』前世での記憶を頼りに破滅フラグなんて片っ端から叩き壊してやんよ! 目指すは破滅とは無縁のハッピーライフだ!
(ゲームでは嫌われてた)兄さまにベタベタの甘々に構ってもらって、(取り巻きじゃない)お友だちを作ってキャッキャウフフする!
……って決意した私にできたお友だち、まさかまさかの転生者でした! 嬉しすぎて泣きそうです! ……嘘! 速攻で泣きました!
これは悪役令嬢に転生した主人公が仲良し家族生活を送ったり、同じ転生者であるお友だちと友情を育んだりしながら破滅を回避し、幸せな未来を目指すお話です。割と色んなことをやらかすおおよそ令嬢らしくない破天荒な転生悪役令嬢となっております。
魔法はへっぽこ設定だったはずがなぜか才能有りのようで、おもちゃ箱をミミックにしたり、サシェを笑い袋にしたりと思いつきで好き勝手やってます。
基本明るく、ざっくりテキトー、ほのぼのを前提に、時々シリアスだったり、切なかったり、もだもだしたり……と様々ですが、全体的にコミカルです。
子ども時代は家族愛に重点を置いているためかなり長め。超絶長め。お友だちと出会うまでがとにかく長いです、すみません。
序盤は恋愛要素ほぼ皆無ですが、成長後や前世回想などでちょいちょい出てくる予定。
書きたいことをめいっぱい詰め込んで書いているためツッコミどころ満載ですが、それが仕様なのだと笑ってスルーして読んでいただけたら幸いです。週一ペースの更新を目安(たまに不定期)にコツコツ進めています。一話あたり1万字超えがデフォルトのため長いです(笑)時間に余裕のある時にゆるりとご覧くださいませ♪
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 19:00:00
1154342文字
会話率:32%
あの木々の白い死骸に触れてみたいんだ
骨みたいな硬い感触が、したらいいのに
笹は、ぱさぱさと形を崩して壊れてゆく
想えば、人生だって、同じような物
壊れた賽子みたいに、おどけて愛想笑いの人間失格
泣きそうになる夜も
嵐の様な苦しい夜も
できれば、夜の電灯の下では
皆、同じ眠りを
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-01 18:59:54
2017文字
会話率:0%
「うぅ、いたいよぉ……」
まんまるふっくらした、くじらのぬいぐるみが泣きそうな顔をしています。ほかのぬいぐるみたちが、みんな心配そうに集まると、くじらのしっぽがちょっとちぎれちゃっていたのです。
――ゆいちゃんのママ、コップが割れたりしたら
、すぐ捨てるから、もしかしてくじらちゃんも――
ぬいぐるみたちは、なんとかしてくじらを隠そうとがんばりますが、しかし――
くじらちゃん、いったいどうなっちゃうのでしょうか?
※この作品は、拙作『お空が晴れてる!』の続編として書かれていますが、そちらを読まれていないかたも楽しめるように書いています。もちろんそちらをお読みくださったかたも楽しめます(*^_^*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 19:30:38
2146文字
会話率:58%
わたしの体験記。
痛くて痛くて泣きそうだけど......
最終更新:2021-08-11 08:10:13
258文字
会話率:4%
「私」は友人と飲んだ帰りに立ち寄ったバーでY子さんと出会う。
泣きそうな表情で強いお酒を頼むY子さんが気になり声をかける「私」。その出会いは確かに一瞬だった。
だが、この出会いは日常に潜む非日常への入り口だったのだ。
「夏のホラー202
1」投稿用の短編ホラーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 00:57:43
5059文字
会話率:28%
同性にモテる女とその女の友達の話し。
結構拗らせてます。
主に主人公が。
最終更新:2021-06-29 17:10:14
5934文字
会話率:32%
「泣きそうな顔してる」閉ざされた心が、やさしく溶かされていくお話。
最終更新:2021-06-05 00:13:23
3741文字
会話率:62%