その日は朝から天気が荒れていた。空は分厚い灰色の雲に覆われていて全体的に景色が薄暗くどんよりとしていて気分まで沈むような空気の中、気は進まないが今日も学校に行かなければいけない。
「6時50分......そろそろ出るか」
身支度を整え階
段を下り玄関で黒の革靴を履き扉の鍵を閉め、目的地へと出発する。
道幅の狭い道路の片隅をイヤホンを耳に付けて自分の世界に浸る。周りなど知る者か......
ワゴン車、オートバイは騒音を立てて横切っていくが気にとめることはない。
学校を目前にして細かい粒雨が降り出すと俺はいつもより余計に登校意欲を削がれた。
こんな思いをしてまで学校にいく意味があるのか、言い訳ばかりを募らせていつもの人気が少ない道で小言を垂らす。
成武高等学校、それが今俺が目指している場所である。
成武の校舎は坂を登らなければならない。とにかく俺は面倒事と疲れる事が嫌いだ。なぜ俺がそこまでする必要がある......いや、ない。けれどもするのは行かなければ面倒が生じるからだ。それはあの女、瀬名芽衣が原因だ。瀬名芽衣は俺の所属するクラス、1年B組の委員長、本当にこいつは厄介だ。
朝の挨拶を無視すれば、まず何を入れてるんだと言わんばかりにパンパンに詰まった学生鞄を投げつけてくる。まずそれが死ぬほど痛いのだ、そして問題の登校拒否に関してだが、彼女の委員長としてのプライドに賭けてそれは不可能だ。入学式から三日後、委員長を含め委員会が決まった日に奴は目の前に現れた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-02-24 18:24:25
6367文字
会話率:61%
こんなふうにして、朝は来る。
最終更新:2015-06-13 23:05:13
200文字
会話率:0%
彼女と彼のなんでもないお話。
最終更新:2014-12-31 05:59:07
200文字
会話率:44%
怪獣が出て、ヒーローがいて、昼と夜の時間がごちゃごちゃで、太陽が無くても朝が来る。
変わった世界を生きる一人の男の子。
誰もそれが変だと思わない。違和感を隠しながら生きることにした男の子の最後とは?
ヒーローと彼の意外な共通点。それを知った
主人公は世界の真実を知る。
※ ※ ※
僕の不思議なこの世界。
誰も何も知らない。
世界はいつから始まったの?
世界の常識はいつ決まったの?
これは僕とヒーローのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-27 10:00:00
7405文字
会話率:36%
横たわる愛娘。けれど二度と瞳を開けることなど無いのにね。
最終更新:2013-08-30 18:58:41
353文字
会話率:0%
ここはとある閑静な住宅街。今日も何時も通りの朝が来る。………筈だったが………?
最終更新:2012-05-09 15:54:05
2354文字
会話率:74%
朝が来る前に番外編
今回は、少し妥協しました。すみません。
気にする人はいないと思うけど、、、
最終更新:2011-11-22 23:11:34
622文字
会話率:0%
男は、見覚えのない部屋で目覚める。
そこで、見たもの、それは、あまりにも無残で、、、。
あることは気づけば分かる。
これは、誰が何の目的で行ったのか。それは誰にも分からない。
最終更新:2011-11-17 22:11:47
2456文字
会話率:0%
寝るのは怖い。誰が明日の朝が来ると絶対の証明をしてくれるのだろうか。今日は早めに起きよう、いつもより早く朝七時に目覚まし時計をセットして……。
最終更新:2007-04-23 19:40:00
2911文字
会話率:15%
明けない夜はない。孤児だった3人の少年少女たちが織り成すちょっとした冒険。そう、それは大切な日常を守るための戦いだった。
最終更新:2007-01-18 22:59:07
16279文字
会話率:34%
消えてしまいたい、もう居なくなりたい。そんな事を考えた事は、ありませんか?生きている事が実感できない少年の物語。
最終更新:2007-01-08 00:56:00
903文字
会話率:65%
俺はいつもどおりの生活をしている。学校へ行き、帰ってきて、寝て、また、朝が来る。自分が夢から覚めることはないのであろう・・・・。
キーワード:
最終更新:2005-12-23 21:01:00
680文字
会話率:0%