暗闇の中で火種が灯された。
それは確かに小さな明かりで、瞬く間に消えてしまう。
けれど、その光を見た者はいたのだ。
最終更新:2025-05-04 10:20:10
1348文字
会話率:5%
空は暗闇に覆われ、地上は荒れ果てた。
文明の火は既に消えかけている。
人々は灯りを手に夜明けへと向かう。
その旅路は絶え間なく荒波が押し寄せ、嵐が行く手を阻む。
凍てつく夜を切り裂き、潰えぬ火を片手に、太陽へと謁見する。
最終更新:2025-03-03 08:44:13
85156文字
会話率:46%
暗闇はいつも冷ややかで、その顔を見せない。
その行く道が果てのない深淵だとして、その渦中の中心で虚無を断つ──
最終更新:2024-12-13 14:59:10
1105文字
会話率:34%
高校一年生の森崎和昭(もりさきかずあき)は非モテボッチ陰キャ男子だが、
男子生徒憧れの同級生女子上志津晶保(かみしづあきほ)と仲良くなる。
なかなか進展しない二人の仲だったが、和昭が勇気をふりしぼって一歩踏み出したことで
ようやく交際がス
タートした。
しかし、事故に巻き込まれた二人の運命は引き裂かれ、
晶保は和昭のいない世界に取り残されてしまう。
砂時計を何度逆さまにしても時が戻ることはない。
ならば、この世界に私の居場所なんかない。
――今、そちらへ行きます。
キミのいる場所へ。
その時、絶望の暗闇に沈んだ彼女に奇跡の光が降りつもる。
愛と勇気が変えた二人の運命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 01:22:23
108433文字
会話率:27%
かけがえのない存在「ルナ」を失い、世界から光が消えたオリオン。深い喪失感の中、「人はなぜ生まれ、消えるのか?」という根源的な問いが彼を苛む。
眠りとも覚醒ともつかない意識の狭間で、オリオンは不思議な「境界の庭」へと迷い込む。そこで彼を待って
いたのは、二つの内なる声だった。一つは、世界の法則とシステムを語る冷徹な「秩序(ロゴス)」。もう一つは、万物の循環と再生を囁く温かな「流転(レア)」。
論理は言う、「死は必然的なシステムの終わりだ」。
循環は言う、「死は形を変え、宇宙に還る始まりだ」。
二つの真実に引き裂かれ、オリオンは絶望の淵へ。しかし、最も深い暗闇の底で、彼はすべてを包み込む普遍的な「響き(エコー)」を聞く。それは、秩序と流転を超え、死をも超える「繋がり」の真実を示唆していた。
喪失の痛みを乗り越え、魂の再生を遂げるオリオン。これは、絶望から希望へ、内なる宇宙を探求する魂の旅路。読後、あなたの世界の見方も変わるかもしれない、静かで深遠な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 21:17:10
14875文字
会話率:5%
忘れられない暗闇の記憶
最終更新:2025-05-01 12:21:24
276文字
会話率:0%
戦神アラハバキ……
舞踏神ナガスネヒメ……
そして、アマテラスの神妃セオリツヒメ。
幾多の名を持ち、太古の昔に高天原の武神・軍神たちと刃を交えた、荒ぶる神々の王。
しかし、最後の巫女を失い、人々の信仰も消え去った今――彼女は小さな空き
家の片隅で、静かに滅びの時を待っていた。
だが、そんな神の余生に飛び込んできたのは、一人の歴史オタク・庭部武司。
彼の登場をきっかけに、アラハバキは混沌極まる現代の大渦へと巻き込まれていく。
宇宙人の侵略!
魔法少女の出現!?
退魔士の刃が悪魔を裂き、暗闇の向こうで嘲笑が響く。
そして極めつけは――
「――ワシの、巨大ゆるキャラじゃと!?」
カオスがカオスを呼び、神話が異能と交錯する!
(たぶん)空前絶後の 神話系異能アイドルバトル・ファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 17:00:00
31846文字
会話率:19%
薄暗い部屋で眠れず、自分の現状を考える主人公。
そんな時つい、ポロっと言ってしまう
「死んで生まれ変わりたい、違う人生ならもっと頑張れるのに」
そういった瞬間、意識がなくなり気づいたらダンジョンに!?
ダンジョンでの初戦はゴブリン!!
最
初は余裕と思っていたが、ゴブリンに追いつめられる!?
ダンジョンでコロコロと変わっていく主人公の感情に必見です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 17:57:37
6768文字
会話率:35%
未来の日本。
全てに絶望した老人が一人、飛び降り自殺をした。
暗闇の中、その老人が気がつくと、そこに冥界の女神と名乗る者が現れて、『異世界転生』を提案してきた。
既に絶望していた老人は、その女神の提案をあっさりと受託した。
果たして、この
老人の今後の『異世界』での運命やいかに!?
◆前世(日本)では絶望した老人ことヴァグドーが、来世(異世界)では最強無双となり、絶望する暇・隙もなく活躍する冒険物語。
◆【登場人物】
①主人公:ヴァグドー(男.剛魂)
②仲間 :カグツチ (女.剣士)
③ ↓ :ロンギルス(女.賢者)
④ ↓ :エクリバ (女.操師)
⑤ ↓ :ニーグルン(女.王女)
⑥ ↓ :ルドルス (男.将軍)
⑦ ↓ :アルベルス(男.賢者[仮])
⑧ ↓ :アルラトス(女.魔女[仮])
⑨ ↓ :シャニル (女.魔女)
⑩ ↓ :アドーレ (男.勇者)
⑪同行 :テミラルス(女.魔族)
⑫ ↓ :モモネ (女.勇者[仮])
⑬ ↓ :オリンデ (男.悪魔神)
※「オリンデ」→悪魔神オリンデルスの愛称
◎A.アーサンティラル王国編
(※閑話:大魔王のお話し)
◎B.臨(リン)王国編
◎C.ギドレファナス王国編
◎D.アンリールノエロン編
(※閑話:エルフのお話し)
◎E.デュラルリダス王国編
(※閑話:一体何しに来たのだ?)
◎F.ロートアンリルス連合国編
(※閑話:大魔王の反乱?)
●【あらすじ】●
※詳細は本文の第1話に掲載。
※常時改稿中&不定期投稿更新。
※本作品の無断転載禁止。
※この作品はツギクル登録作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 00:00:00
710070文字
会話率:53%
主人公アリアとディカルト公爵家の当主であるルドルフは、政略結婚により結ばれた典型的な貴族の夫婦だった。 がしかし、5年ぶりに戦地から戻ったルドルフは敗戦国である隣国の平民イザベラを連れ帰る。城に戻ったルドルフからは目すら合わせてもらえないま
ま、本館と別館にわかれた別居生活が始まる。愛人なのかすら教えてもらえない女性の存在、そのイザベラにまでも軽んじられ虐げられるアリアは、大きな苦しみと劣等感に頭を抱えていた。ある日、侍女から語られたイザベラに関する「推測」をきっかけに物語は大きく動き出す。 暗闇しかないトンネルのような現状から抜け出すには、ルドルフと離婚し公爵令嬢に戻るしかないと思っていたアリアだが、その「推測」にひと握りの可能性を見出したのだ。そして公爵邸にいながら自分を磨き、リスキリングに挑戦する。とにかく今あるものを使って、できるだけ抵抗しよう!そんなアリアを待っていたのは、思わぬ新しい人生と想像を上回る幸福であった。公爵夫人の反撃と挑戦の狼煙、いまここに高く打ち上げます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 17:05:56
123035文字
会話率:42%
許せない!!!
暴力で人を抑えつけようとか問題を解決しようというその思考が許せない。それに会話の内容からどう考えても男尊女卑の古くさい風習がまかり通っているらしいことも許せない。そして何よりきっとこれは多分間違いなく異世界に召喚されたのだろ
う。だとしたら、今まで平和な国で平穏に暮らしていた生活のすべてをここにいるこいつらに突然奪われたのだ。考えれば考えるほどに悔しさが沸々と湧き上がり腹立たしい思いが込み上げる。
「許せない!」
「まだ逆らうか!!」
蹲っていた体をさらに蹴り上げられた。
何なの何なの何なの。私に簡単に暴力を振るうコイツが許せない。だいたい男尊女卑なんてカビくさい考えがはびこるこの国の風習が許せない。それに召喚なんて考え出したヤツが許せない。そして何より召喚なんて横暴を許しているこの世界が許せない。この世界に神様がいるのなら絶対に許せない! みんなみんな滅びればいい!! こんな世界ごと滅んでしまえばいい!!! 葵はキツく唇を噛みながら湧き上がる怒りにだんだんと我を忘れていった。
ここが誰かを召喚できる場所だというのならどうかお願いこんなくだらない国を滅ぼせる悪魔を呼んで。平和な世界で平和に過ごす人たちがもう二度と召喚されないように、こんなくだらない世界を壊してしまえる力をどうか私に与えて。
葵は昔読んだ漫画の一小節呪いの言葉を思い出し、口の中で何度も繰り返しながら一心に願った。
葵の体がさらに蹴られた瞬間に堅く噛んだ唇から一滴の血が床へと滴り落ちた。瞬間床に描かれていただろう紋章が光り始め、葵の口から滴り落ちた一滴の血がその紋章をなぞるように広がっていく。
『我を呼んだのはそなたか。望みを叶えるには生け贄を捧げよ』
「ここに居る人たち全員を生け贄にして。それで足りなければこの世界の人たちも気が済むまで好きなだけ好きにすればいいわ」
『気に入った。では好きにさせてもらおう』
薄暗闇の中、血の色に不気味に光る紋章から徐々に姿を現したのは、黒い翼を持ち山羊のような角を携えた人型の葵の持つイメージのままの悪魔だった。
「ちょっと待った!! どうかどうかこの世界を滅ぼすのだけはお許しください!」
土下座せんばかりの勢いでいまだに床に倒れ蹲る葵の目の前に現れたのは、頭には天使の輪を持ち背中には白い羽を広げている見るからにイメージ通りの天使だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 01:00:00
83992文字
会話率:62%
鳴いて
鳴いて
声が飛び回る
蚊帳の外
見て見ぬふりして
暗闇に目を凝らす
喘いでばっかだねこの
キーワード:
最終更新:2025-04-20 19:29:04
236文字
会話率:0%
暗闇の中、私は走っていた
キーワード:
最終更新:2024-10-15 22:12:42
278文字
会話率:17%
黒と赤の衣装に身を包み
砕け散る夢の破片を纏う
暗闇の中で仁王立つは
にやりとギラつかせた八重歯
キーワード:
最終更新:2024-10-04 18:37:51
258文字
会話率:0%
生まれ育ったシルバート大陸を離れたユイナ達は、新天地を探して船旅を続けていた。だが、皆が寝静まる真夜中に『魔眼』と呼ばれる海賊から襲撃を受けた。
紅い瞳を光らせ、暗闇から襲いくる強敵。銀狼のアレスや船乗り達の活躍でどうにか撃退したものの
、多数の負傷者が出てしまった。
それから数日後、ロートニア王国の港町へとたどり着いたユイナ達は、休養と船の修理をかねてしばらく滞在する事となった。恵まれた自然、美しい街並み、どれも豊かで平和な景色だった。
ところが、そんな平和な街も『魔眼』と呼ばれる海賊に襲われていた。子供が攫われ、他の人間は殺されたという。それを聞いたアレスは、メリル王女と討伐の旅に出かけてしまう。
音信もなく待ち続ける日々はつらい。
眠れないユイナは、彼の無事を祈り、月夜に舞った。
帰ってきたら、恋心を打ち明けよう。
ところが、アレスに想いを寄せているのはユイナだけではなくて……
これは、恋に揺れる少女たちの葛藤と決意の物語。
【幕間<シルバート編>】
第一侯爵となり名実ともに国軍最高司令官となったラインハルトは、遠くない未来にシルバート大陸が沈没する事を予言した。シルバート王国の民を救うためには別大陸への侵略しかない。狙うはパッフェル大陸の強国ウィンスター。しかし、正面切ってウィンスターと戦うには同盟国のシラ=エン王国とネフェタリカ王国が邪魔だった。それを打開するためにラインハルトが考えた計画とは――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 10:26:02
408938文字
会話率:47%
王国で再び広がるスキャンダル。王女ソフィア、カトリーヌ、エリザは、またしても社交界の噂話に興じている一方で、女王イデアは冷静にその報告を楽しむだけ。しかし、背後では、諜報チームのリーダー・クレストとその仲間たちが、再び動き出す。
今回の事
件の中心には、リシャールという若き貴族がいる。彼は愛と裏切りを信じ、王国の未来をかけた秘密計画を進めていた。その計画とは、「愛」を真実に変えるための技術。だが、その代償は想像を超えたものだった。リシャールはその技術を使って、貴族たちの恋愛を操り、権力を握ろうとしていたのだ。
一方、クレスト率いる諜報チームは、リシャールの陰謀を暴くべく動き出す。だが、彼の心の中にあったのは、ただ「愛を信じること」だった。だが、その信念は時に冷徹で危険なものとなり、彼の道を狂わせていく。
結局、リシャールはその計画を自らの手で壊し、愛と誠実を求めるが、その後ろには常に死と陰謀が付きまとっていた。事件が解決し、王国はまたひとつ平穏を取り戻すが、クレストはその背後で渦巻く新たな暗闘を予感する。
舞踏会では、女王と王女たちが優雅に噂話に花を咲かせ、クレストたちは暗闇の中でまた新たなスキャンダルを追い続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 12:58:12
6741文字
会話率:49%
目覚めるとそこは暗闇だった。そこは上下右左、前後までも定かでないその場所。一体いつ、どうやって来たのやら。
不意にどこからか猫の声が聴こえた少年・蘇芳は、淡く発光しているふたつの生き物――黒猫と幼女と対面する。
「誰かを、ずっと前から
捜している気がする」
時代から時代へ移動する『ドア』を潜り、彼らのサガシモノを求める旅は、三者が出逢うよりも以前から始まっていた。
想いに突き動かされ、やがて手を取り合い、涙と共に時代から時代へと。
戦国時代の城下町。
砂漠の高原に佇む砦。
産業革命時代ヨーロッパ。
そして、大正初期の町の片隅。
三者は各所で大切なものを思い出しては、別れを経験し強くなってゆく。夢を見る度に思い出す『サガシモノにまつわる記憶』は、三者が進むための道しるべとなりうるか。
そして、『ドア』とは何なのか――。
時代を越えても会いに行きたい。
濃密な人間ドラマを織り込んだ、伏線満載のタイムトラベルファンタジー。
もう一度出逢うための時空を超える長い旅が、蘇芳と共に今、始まる――
©️佑佳2016-2025折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 22:50:00
149935文字
会話率:62%
ひと昔前
時代は魔女が支配していた
人を人として扱わず、ただ上に立ち全てを見下す
そんな暗闇の時代を8人が切り開いた
彼らは人々に魔女狩りと名乗り
次々と魔女を狩っていった
名ばかりとなった魔女狩りと魔女に成った一人の少女が
キーワード:
最終更新:2025-04-16 22:44:31
6924文字
会話率:27%
努めて笑顔でいなければ、きっと笑い方なんて忘れてしまう。だから笑って。笑って。
そんな風に生きてきた私の前に現れた1人の少年。彼はその顔に憎悪の色を浮かべて、私に「笑うな」と告げた。―――――何もかも捨てて新しい人生を始めたはずなのに。忘れ
ることのできない過去が、私の後を追ってくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 00:02:53
99641文字
会話率:23%
母の死から6年、父と2人で暮らす原 拓人の生活は変わり始める。
暗闇を彷徨うような日々のなか、唯一安らぎを与えてくれたのは移り住んだ田舎町で出会った同級生の咲(さき)だった。成人し東京でカメラマンになった拓人はモデルの瑠香(るか)と交際する
もすぐに破局を迎える。咲の存在によって穏やかな日々を取り戻したように思えたが、忍び寄る何者かが2人を闇へと追い込んでいく…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 04:08:42
92351文字
会話率:58%
そこそこの人生を送っていた28歳サラリーマン、三鷹裕司。
だがその人生は意外にも、可愛がっていた部下に恨まれ刺されてその生涯を終えた。
当てもなく暗闇を彷徨っていると一筋の光!
そのほうに走っていくと今度は目の前にドラゴンがぁ!?ってえ?俺
もドラゴン?
そんな可哀想な主人公が送る二度目の人生のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 19:11:18
15894文字
会話率:14%
セーラー服に身を包んだ彼女は、高校への道を歩いていた。
だが、彼女の足は地を踏むことはなく突然暗闇へと落ちていった。
目を覚ました先に見えたのは見たこともない二人の男。
なんですか?誘拐ですか?拉致ですか?
冷めた聖女のスカートの裾は簡
単に靡いても心はピクリとも靡かないぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 21:24:15
68264文字
会話率:37%
きっと生まれた時から、終わりが決まっていた。
だから、夢を見ることも、未来を描くこともやめた。
けれど――
ある日、私の静かな世界に、三人の“他人”が現れた。
罪を抱えて笑う少女。
孤独に沈む瞳の少女。
暗闇を怖がる少年。
彼らもまた、
恐怖と共に生きていた。
誰にも言えない痛みを胸に、今日という日を選び続けていた。
何気ない言葉。
交わされる視線。
触れられなかったはずの心。
これは、いつか終わってしまう「今」を、生きようとした私たちの物語。
――もし、君に明日があるなら。
その明日が、ほんの少しでも優しいものでありますように。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-10 07:48:31
7878文字
会話率:29%
「やっと目が醒めた? 新入りさん」
暗く深い真っ暗闇の深海に落ちていたような感覚から目醒めた自分は、そんな女の声に急激なスピードで意識が浅瀬へと引き戻された。
青年キビトは、自分が寝台列車の中で目を醒ましたことに戸惑いを隠せないでいた
。そして、自身の記憶が無くなっていることにも驚きを隠せないでいた。列車内の狭い部屋で同居することになった女性、胡乃葉の言葉によって目を醒まし、列車内で暮らしながら次第に記憶を取り戻す中で発見していく〝本当の自分〟の姿、そして能力。
――俺は、アズサという聖母にいくつ命を捧げても足りない未熟な存在だ。
一人称の長編小説。
この作品は、Amazonと楽天Koboにて無料で発売中の小説『ブエノスアイレスの下降線』を転載したものです。
もしご興味がありましたら、Twitterや小説の商品ページの方へ足を運んでみてください。
【始まり――善悪把握不能な狂言回し】
【第一章――夜明けの明星】
【第二章――暴力的なチェリーボーイ】
【第三章――暗室】
【第四章――Garden】
【第五章――無菌室】
【第六章――悲しみの湖畔】
【第七章――welcome to underground】
【第八章――愛とシトラス】
【第九章――陽光】
【第十章――背後の憂いを完全に切って】
【第十一章――ライ麦畑のその先で】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 00:00:00
189328文字
会話率:27%