銃弾と腸の飛び散る遺跡の中、一人の少女が機関銃を手に戦っていた。
彼女の名はシェリー。体内燃料である『マナ』を持たないことから迫害された、セルウィーと呼ばれる被差別階級の少女である。
セルウィーは12歳になると徴兵され、碌な訓練も受け
られないまま無人機械『グレムリン』と争う戦場に送られ、使い潰されていく。
死が間近に迫ったその時、シェリーに転機が訪れる。
旧世界の都市で出会ったのは、ツカサを名乗る不可解な存在であった。
肝心なことを話さないが、生き残るため完璧なアシストを行ってくれるツカサのことを信じ、旧世界の科学文明によって作られた特殊な装備や知識によって成長していくシェリーは、いつしか自身を侮り迫害していた者に恐れられるほどの存在となる――
もう一人、この世界に異質な存在が生まれていた。
7000年前に起動した人類保全プログラム『ネスティ』によって再構築された人格、当時を生きていた戸張司という一人の技術者だ。
司の思考回路は人工知能であるネスティによって生み出された疑似的なものであったが、彼の知識や科学文明によって作り出された様々な武器は、司が生きていた時代から数度の滅びを迎えた7000年後の世界には存在しないほど、優れたものだった。
プログラム上の下位権限しか与えられていない司は、生者の居ない旧世界の都市、新宿を自力で出ることすら叶わなかったが、突如現れたセルウィーの少女シェリーとの出会いが、彼に転機を齎すこととなる――
この二人の出会いが、崩壊を繰り返す世界の歯車を少しずつ回していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 08:09:54
130591文字
会話率:40%
巨大なタンカーの進水式に立つ田中は、造船に生涯を捧げた熟練技術者。若き日々の挑戦と苦難、仲間との絆、過去から未来へと続く技術の軌跡と、人々の情熱。公式企画『秋の歴史2024』参加作品です。全8エピソード。
最終更新:2024-09-20 22:10:00
20493文字
会話率:41%
皆さんは,、知っているだろうか。。。。
世の中には科学では対抗できない怪異というものがあること。。。
そんなか、神に対して反旗をひるがえした男たちがいたことを。
このこの話は、実際にあった当時の男達と神との闘いの話である。。。
最終更新:2024-08-28 20:36:46
3025文字
会話率:0%
かつて世界は、度重なる”災厄”の襲来に成すすべもなく、絶望の淵に追いやられていた。人々は希望を失い、暗闇の中で生き延びる術を模索していた。だが、希望を捨てなかったひとりの技術者が、転生召喚術を生み出す。
異世界から召喚された転生者たちは、
異能の力を駆使して次々と災厄を退け、人々はこの奇跡に歓喜した。人類はついに生存の術を見出したのだ。
だが、そんなある日、ひとりの少女が”おまけ”として召喚されてしまう。彼女には異能も特別な才能もなく、さらに過去の記憶すら失っていた。無力な存在として世界から嘲笑を浴び、居場所を失う少女。
しかし、少女は人々の冷笑にも屈せず、運命と向き合い、自分の道を模索する。誰もが見向きもしない彼女の中に、やがて人々を震撼させる秘密が隠されているとは知る由もない。少女の無力さの裏に潜む真実が、世界の運命を大きく変えることになる。
これは砂塵が渦巻く世界に生まれ落ちた、1人の少女の物語。
宿命に翻弄されながらも生き抜くことを決めた、はかない命の鎮魂歌。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 23:57:32
12171文字
会話率:41%
「マジメに政治をやっている政治家なんか存在しない」という酔っ払いの愚痴を出発点に、仮説と実証を重ねて開発に挑む、趣味優先の技術者達の緩き戦い。
緩いです。読者様に緊張を強いるような手に汗握る展開にはなりません。たぶん。
1シーン/1エピソー
ドの構成なので、個々のエピソードは短めです。
【有毒】
本作品には複数の毒舌な登場人物が含まれています。 気分が悪くなったり頭痛やめまいを覚えた方は、直ちに読み込みを中止し、他の作品に移るなどして気分展開を図ってください。
【成分】
本作品には、異世界・魔法・少女・少年・戦闘などの成分は一切含まれておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 00:00:00
151624文字
会話率:61%
遠い未来、目に見えない謎のガス生命体「エアリオ」の出現によって地球の環境は激変した。エアリオに破壊された文明の残骸が空気を汚染し、人類はシェルター都市に退避することを余儀なくされた。
だがある時、シェルター1950の05区13番地にある廃
屋から、謎のコンピューター回路が多数発見される。解析の結果、それは戦闘用アンドロイドの設計図のデータが保存された、中枢ユニットである事が判明した。しかしそのテクノロジーはあまりに高度で、多数の物理学者や技術者による苦闘のすえ、最初の完成体「シルバーストン」がようやく完成を見る。
シルバーストンの特殊なセンサーは、肉眼では視認できないガス生命体エアリオの姿を視覚データとして捉え、そのボディから発する空力エネルギーは、エアリオの生命活動を停止させられる事が判明する。これをきっかけとして、シルバーストンに続き多数のアンドロイドがロールアウトされる。その結果、人類は初めてエアリオと対等の戦いを開始できるようになった。胸に不思議な回路の文様を浮かべるそのアンドロイド少女たちを、人は「サーキットロイド」と呼んだ。
だが、完成したうちのただ一体だけ、なぜか一向に起動しない個体があった。
形式番号、J-1962。
完成し、システム上の異常は認められないにもかかわらず、起動プロセスを経てもなぜか起動する気配がない。
開発者たちも匙を投げ、彼女は格納庫の奥で眠り続けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 21:45:41
31538文字
会話率:56%
ある夏の日、僕は友達と涼みに鍾乳洞に向かい、なぜか異世界へと旅立った
最終更新:2024-08-14 11:20:56
3079文字
会話率:50%
親友の裏切りによって悲劇的な結末を迎えたメシカ村の技術者アルバスの死から始まる。
アルバスの親友ザークは、娘キキタワの病気を治すために必要な薬を得るべく、村の薬屋デュソンと取引をする。デュソンはザークにアルバスの情報を求め、ザークは娘の命
と引き換えに、徐々にアルバスの情報をデュソンに明かしていく。しかし、ザークはそれが村の破滅を招くとは知る由もなかった。
ある日、メシカ村はハレーシカ軍に襲撃され、壊滅状態に陥る。アルバスもまた、村を守ろうとして命を落とす。ザークは最愛の娘と親友を失い、自らの裏切りの代償の大きさに打ちひしがれる。
一方、アルバスの息子カウリは、両親や仲間を失った悲しみと、ハレーシカ国への復讐心に駆られる。彼はハレーシカ軍に潜入し、敵への憎しみを胸に任務に励む。そして、アルバスが開発していた謎の兵器「ナギ」を取り戻すことを使命とする。
潜入中、カウリはギドー国の姫マヤと出会う。最初は反発し合う二人だったが、次第に理解し合うようになる。マヤは平和の尊さを説き、カウリの復讐心を宥めようとする。
しかし、ハレーシカ王ヴァルデマールの野望が明らかになる。彼はナギの力を使い、世界を支配しようと企んでいた。
カウリは、復讐とナギの力による平和の実現の間で揺れ動く。
果たしてカウリの復讐はどのような形で成されるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 12:28:57
3760文字
会話率:17%
シルヴィオは地球に本社のある、スペース・フラワー・カンパニー、通称SFCの有能な技術者だった。
しかし、性格に少々難あり。花以外、まったく見えていない。
そんな彼の成長を描いた五つのエピソードからなるお話です。
火星で花の博覧会は無事開催で
きるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 10:35:11
110860文字
会話率:50%
神田リバー沿い。夜明けの廃工場で、タクシードライバーの死体が発見されます。彼は"リアルの裂け目"由来の次元難民で、核兵器開発に携わった技術者と判明。捜査線上に核武装を狙う独裁国家の影がチラつく中、秋葉原を核の焔で焼くテロリストの陰謀が察知さ
れますが、主人公らは冷凍コンテナの中に閉じ込められてしまうのでした(SATOから来た女 後編に続く)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 19:59:08
20233文字
会話率:69%
主人公はSF作家を夢見るサラリーマン。
相棒はメイドカフェの美しきメイド長。
この2人が秋葉原で起こる事件を次々と解決するオトナの、オトナによる、オトナのためのラノベ第91話です。
今回は、友人と似たドールが出回ってるとの噂で調べると、
実はラブドールで顔を製作したエンジニアが失踪しています。
どうやら"時間ナチス"が時間トンネルを建設中で、関連する技術者を現代から拉致していたコトがわかります。
しかし"時間トンネル"に成功したのが現代においても我が国だけであるので、全ては黙殺するコトとなるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-11 20:33:17
11956文字
会話率:62%
とある惑星の技術者をしていたものが
ブラックホールから噴き出した惑星群に 自分自身が
住んでいた場所を蹂躙された 多分もう惑星は全滅していると
考えてもよかった そして その時 救助ポッドの研究と制作を
手がけていた 名前を ワタル アレッ
サンドロという
いきなり 自分に降りかかったことに無意識のまま
ポッドに飛び乗り 惑星からの脱出を試みた
そこからの急展開を知恵を使い 知識を生かし
逞しく生きていく様を描いてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 18:17:57
4048文字
会話率:55%
婚約破棄されたフィオラ•フロンティエラ辺境伯令嬢は、怒りのあまり婚約者の頭を掴みあげて投げ捨ててしまう。婚約者のスチュピードは気絶する。その後、領地へ戻ったフィオラは、後継ぎとして領地を発展させようと努力する。そして技術者達のまとめ役のミ
ミクリと一緒に公共のバラ園を造ることになった。
そこへ神職へ進んだ兄フラテロが、元婚約者のスチュピードを連れて帰ってきてしまった。スチュピードの暴言に、フィオラは彼と拳で語り合うことを決意した。スチュピードの卑怯な攻撃から、フィオラを守って怪我をするミミクリ。2人の仲は深まる。けれど、兄フラテロがミミクリの正体を見抜いてしまう。ミミクリは、姿形を変えて敵情視察に来ていた隣国の皇太子だった。彼はフィオラに惚れてしまったのだ。
これは、フィオラとミミクリの恋のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 17:08:01
15966文字
会話率:30%
最先端の半導体工場で技術者として働くカズキ。ある日不慮の事故で異世界に飛ばされたカズキは、現代科学を駆使してなんとか生き抜こうとあがくものの・・・
最終更新:2024-05-26 21:43:56
16811文字
会話率:42%
幻想と現実が交錯するエルドリアの世界で、セレステ・ボーモント・レッドは希望と恐れの象徴として立つ。この物語は、彼女が生まれた忘れ去られた廃墟から生きる伝説の神殿へと昇りつめる旅を描く。魔術師の母と先見の明のある技術者の父を持つセレステは、魔
法と技術を融合させる力を持ち、語り尽くせぬ力を秘めた武器や生命を宿す創造物を作り出す。しかし、彼女の赤い髪は遺産の印ではなく、内に燃える火の象徴であり、それは世界を照らす光となるか、灰と化すかの炎である。神々が人間の中を歩き、空が迫り来る運命の物語を語るこの地で、セレステは運命の危険な道を進み、影の獣や鋼の男たちと対峙しながら、自らの謎に満ちた存在の秘密を解き明かさなければならない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 12:41:26
3464文字
会話率:23%
飛空挺の技術者に憧れる少女・クララは王子の婚約者。将来王妃になるのなら、技術者としての成功は諦めなければならない。そんな未来は蹴っ飛ばして、自分のために生きるまで!彼女はある人との出会いを経て、そう考えるようになった。そうなれば、まず邪魔な
のは王子との婚約。じゃあそれを破り取るところから始めよう──婚約破棄RTA!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 18:36:02
5737文字
会話率:41%
密室で拘束され吊り下げられた状態で気がついた私。視界は悪いし体は動かせない。着ているのは粗末なワンピースのみで下着すらない。これはどエロいサイコパスなコスプレジジィに監禁されたかと思ってたのに。
「あれっ? 私ってウロコ生えてない?」
自分のことはほとんど思い出せないのに、人外って無しでしょ。
どうやら私は異世界の龍と混ざってしまったらしい。龍はひとつの国でチヤホヤされていたらしく、その国の皇子との関係が不穏だし、精霊が絡むとすぐに敵対勢力を粛清しようとする。
私はのんびり暮らしたいのに、どうしたらいいの?
甘やかされた龍も地べたでは眠りたくないらしいし、逃げた先には人がまったくいない。それなら勧誘したらいいよね。
この大陸で迫害されている技術者たちを、救助という名の誘拐で集め、家や家具を作ってもらったらいいじゃない。
そんな、龍と異世界人との二心同体、拉致から始まる街づくりストーリーです。
この話はフィクションです。
暴力行為を肯定していませんが、龍は老若男女に関わらず残酷な行為をします。血の表現はあっさりですが、苦手な人は楽しめないかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 09:10:50
331004文字
会話率:51%
名古屋市営地下鉄名城線が突如としてガン治療加速器として機能し始めた。
科学が大好きな高校生、山本タケルはこの現象に興味を持ち、
親友のサトシ、地下鉄技術者のナオキと共にその謎を解明しようと決意する。
彼らの前に現れたのは、名城線を変え
た謎の存在、アイ。
彼女の正体は、未来から来た科学者だった。
「名城線が変わったんだってさ、タケル。どう思う?」
サトシが興奮して言う。
「うん、調べてみたい!」
タケルは目を輝かせた。
彼らは名城線が発する不思議なエネルギーを追跡し、
その秘密を探り始める。
やがて、アイが未来の医療技術を現代に伝えるために
名城線を使っていたことが明らかになる。
「未来の医療技術か…それはすごい!」
ナオキが感嘆する。
「でも、なぜ名城線なの?」
タケルが疑問を投げかける。
アイは彼らに協力を求め、タケルたちは未知の困難に立ち向かう。
アイの秘密を守りつつ、新たな医療技術の実用化を目指す彼ら。
しかし、それにはアイが未来へ帰還する代償が必要だった。
「タケル、ありがとう。でも、私は帰らなくちゃ…」
アイが別れを告げる。
「アイ、お前がいなくなるのは寂しいけど、お前の夢を応援するよ!」
タケルは涙をにじませながら言った。
アイの帰還と共に名城線は通常の運行に戻る。
タケルとサトシは新たな科学の道を歩み始める。
「サトシ、名城線の奇跡を忘れるなよ。俺たちの冒険はまだ続くからな!」
タケルが力強く言う。
「ああ、それにしてもアイはすごかったな。未来の科学って本当に面白い!」
サトシが感慨深く語る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 09:00:00
13608文字
会話率:20%
見習い技術者カノーはとある船に乗り、今現在人類が到達可能な限界地点である火星の先の隕石群で出稼ぎをするはずだった。
コールドスリープで一年移動、それから目的地で三年資源調査や実験に明け暮れ帰還。かなり高額な報酬を貰えるはずだったのだが、目標
地点に到着して一週間後、乗ってきた宇宙船は事故により消滅してしまう。
偶然一人だけ生き残ってしまったカノーだったが時間差で死亡ルート待ったなし。
絶体絶命のカノーだったが、宇宙の果てで謎の植物の種と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 20:53:17
254750文字
会話率:47%
世界的氷河期が訪れ、世界は深い雪の世界へと変貌を遂げた。
その中で人々は生き残るために火山の中を掘って生活することとなった。
その中層でクローネは一人青い空を目指していた。
夢をかなえるためスカイドロッパ―と呼ばれる欠陥品の軽飛行機に乗り、
ドロッパ―レースに出場する。
そこで大金を稼げば、下層へといくことができると聞いたからだった。
下層には知識層や富裕層、腕のいい技術者などが火山の熱を利用するために集まっていた。
その初戦、機体は大破しクローネはひどい負け方をしてしまう。
失意の中残骸拾いをしていると、赤い石『アグニの花』を見つける。
本来あるはずのないものを手に取ったとき、クローネは数奇な運命に巻き込まれていくのだった。
この作品はカクヨム・アルファポリスにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 09:33:50
156474文字
会話率:26%
社内システムをワンオペしていた佐藤愛は、社長交代を機に解雇予告を受ける。
「正気ですか?」
「コスプレ女が一人で管理できるシステムなど誰にでも管理できるだろう」
退職後、ファミレスで悲しみに暮れていた愛は、幼馴染の健太と再会する。健
太は愛が「オルラビシステム」の開発者であることを知ると、彼女を自らのスタートアップに招待した。
真のプログラマ塾。健太が悩める技術者の背中を押すために始めた事業には、様々な顧客が訪れる。
――マルチタスクに悩む小田原茂。
――パワハラと戦いながら転職活動をするものの、上手くいかない本間百合。
――とある夢を持った洙田裕也。
彼ら彼女らは、佐藤愛と出会ったことで、少しだけ前向きになる。一方で、佐藤愛の古巣は、システムの管理者を失ったことで業務が破綻する。それを逆恨みした新社長は、悪意に満ちた行動に出るのだが……
@2020-11-29ヒューマンドラマ四半期1位
@2020-12-23ヒューマンドラマ年間1位
@読者の声「心が暖かくなる」「泣ける」「自分も前に進める気がする」「笑える」「愛ちゃん大好き」「ドラマ化希望!」「書籍化させてください」
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 21:03:47
107784文字
会話率:42%