とある世界のとある時代。人はナノマシンと埋め込み式情報処理機器により、比較的、合理的かつ安全な生活を送っていた。
ナノマシンは事故や病気による死亡率を下げることに大きく貢献し、埋め込み式情報処理機器は人の争いを減らすことに一役買っていた。
まったく争いがなくなったわけではないが、少なくとも情報処理機能により予測される争いの不利益を考慮できるので問題を回避できるようになった。
しかしその一方でナノマシンおよび情報処理機器をより高性能にし、より「高度」な人間になろうとする人が増えてきている。自分自身の考えを軽く評価し情報処理機器に思考を委ねてしまう人間が増えてきたことが社会問題として挙げられるも、過去に起こった大戦を繰り返されるよりかは「いくらかまし」という考えが大勢を占めるよく言えば平和な、悪く言えば停滞している世の中になりつつある。
これはそんな世界に生まれたとある少年が異世界に(なぜか)飛ばされ、なんやかんやする話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-05 19:15:45
222962文字
会話率:62%
主人公の父は高校の頃「情報処理部」に入って居たと言う。
そこは一握りの真面目なヤツと、大半の「ゲーム」をやる為だけに来るという、 遊び盛りな高校生には正に夢のような部だったらしい。
主人公は高校になったら「情報処理部」に入部し放課後は仲
間達とハブ接続のパソコンで リアルタイムストラテジーゲームをやるという腐りきった夢を持つ。
そして高校入学。「情報 処理 部」という部の門を叩いた。
しかし、そこは(主人公にとって)阿鼻叫喚の地獄絵図だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-22 05:36:53
4488文字
会話率:34%
過去以外は至って平凡で、情報処理能力とその性格以外に取り得がない筈の少女・零歌。しかし彼女は学校からの帰り道、突如として異世界に迷い込んでしまう。周りには不思議でグロテスクな生物、そしてさっきまで一緒にいた親友は行方不明。そんな絶体絶命の
彼女に差し伸べられたのは――――――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-19 20:33:49
11738文字
会話率:8%