僕の未来予知は、レジの列や信号のタイミングなど、心底どうでもいい事だけが100%当たる。何の役にも立たないと思っていたこの力。だが、街が未曾有の危機に陥った時、無数の「どうでもいい未来」の先に、たった一つの奇跡が見えた。
最終更新:2025-06-30 14:53:51
1717文字
会話率:12%
よく当たる鉛筆を使った占いは、悲劇の連鎖を生んでいく。
最終更新:2025-06-29 19:26:20
2010文字
会話率:30%
そこに栄光はなく、歓声もない。名誉もなければ当然、スポットライトなどもない。裏社会にかぎりなく近い世界ゆえに、日が当たる世界ですらない。
ただ、自分が闘いたいと思った相手と、挑み、合意が成立すれば、試合う。
真剣格闘士(リアル・バウター)と
呼ばれる漢達(女もいるが)のその間にあるのは、暗黙の了解のみ。
すなわち、いちいち確認などしない、始まりは突然、勝ち負けは恨みなし、一生の障害が残るようなケガをしても自己責任・・・、その最たるものは、
ルール無用、というもの。
いつ誰が、何を使って始めたのかは知らない。多くはSNS上でまことしやかに囁かれる裏格闘の世界、それが、
リアル・バウト(真剣格闘技)と呼ばれるものだった。
剣道・居合道共に五段の警備員、上村勇吾は実はアマながらキックボクサーでもある。どちらも実力には定評があり、キックではジムの会長やトレーナーからプロテスト受験を奨められてもいる。
しかし反面、その何事も手を抜かずひたむきに取り組む性格が逆に災いし、剣道界では一部の指導者たちから異端児扱いされてもいた。
しかも最近理由は不明だが、町中で、道端で、突然ケンカを売られ気味に勝負を挑まれる事が増えたことが頭痛の種である。
勇吾は知らなかったが、彼はいつの間にかいつの頃からか、リアル・バウトの世界では名を知られたリアル・バウターになっていたのだった。
ある日居合の稽古中に勇吾は、仲村有美里という女子中学生から訪問を受ける。
有美里はひと言「あなたに弟子入りしたいです」と告げるのだった。
勇吾は難色を示すが、剣の師である長沢邦章からの助言もあり、渋々ながら受け付けることにする。
25才の青年武道家と14才の少女の奇妙な師妹(してい)関係は、ここから始まったのだった。
ひたすら前向きにひたむきに、まっすぐ生きる事の素晴らしさを、一組の男女の師弟関係を通して全ての生き方に悩む人々に、届ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 17:18:16
80706文字
会話率:28%
なぜか、悪役令嬢に転生してしまった普通の男性会社員ですわ。わたくしは、前世では普通に会社に通い普通に仕事をしておりましたが、ある一時期にギャルゲーにハマり、そのゲーム内の悪役令嬢に一目ぼれをしてしまいましたの。そのゲームが煌めく7つ星と学
園というタイトルのゲームですの。ゲーム内容は普通の恋愛シミュレーションで、主人公がヒロイン達の好感度を上げていき最後にヒロインとゴールインするゲームでしたの。しかしこのゲーム、バグがあって全ヒロイン攻略したのにCGの回収率が100%になりませんの。最初の内はきっと隠れヒロインがいると思われておりましたのですが、何をやっても隠れヒロインにはたどり着けず、ゲーム公式会社はゲーム発売から音信不通になってしまい散々なゲームでしたの。その中でもわたくしの前世は、悪役令嬢の攻略をバグにも負けずに頑張りましたわ。結局攻略はできませんでしたが。そこからいろいろあって、悪役令嬢に転生してしまいましたわ。ここから、わたくしが本当にいろいろ頑張る物語が始まりますの。皆さんどうかよろしく最後までわたくしの活躍を見て行ってください。
ハア疲れた、カメラもう止まってるよね。あ~何で悪役令嬢に転生してしまったんだよ、主人公に転生して学園の女の子たちとキャッキャウフフしたかったのに。もう、破滅エンド回避疲れたよ。俺、このままやっていけるかな。はぁ~、何で主人公に転生できなかったんだよ。目の前で主人公が女の子達とキャッキャウフフしてるの見せつけられてるオレの気持ち分かる!!おのれ主人公、オレの右手がうずくぜ。ちくしょーずりーよ。
あのお嬢様、カメラまだ止まっていませんけど・・。それと素が出てしまっています。
えっ、ちょっと待って全部見られちゃった!?うそでしょ、完璧なお嬢様の演技が全部パーになっちゃったの。どうしようどうしよう。
お嬢様、落ち着いてください。ギュッ
オレの顔に当たるたわわに実った塊。
大丈夫ですから、お嬢様の頑張りは、メイド長の私がちゃんとみていますから。私は、何があってもお嬢様の味方ですから。さ、最後にご挨拶をなさってくださいませ、お嬢様。
えっと、それではみなさんこれからの物語よろしくお願いしますね。
ブッツ。
はー終わった良かった。
メイド長「このビデオは永久保存ね、またお嬢様コレクションが出来たわ、ふふふ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 02:45:58
600999文字
会話率:28%
昭和20年、広島県の地方都市で一人の若い女性が亡くなった。
警察の調べもそこそこに迷宮入りした事件は、
歴史の闇に消えていく運命だった事件に光が当たる。
東奔西走警部補神谷が難事件に立ち向かう!!!
最終更新:2025-06-22 21:58:03
19206文字
会話率:31%
『Gateway by Harmonic Overlap of Spectral Transfer』
"次元境界共鳴によるスペクトル転送"
通称『GHOST現象』
20××年、異世界からの存在や物体が、この世界に転送され
るという未曾有の異常現象が東京で初めて確認された。政府はこれを受けて専門機関"境界検閲局"を設置。GHOST現象によって出現する存在もしくは物体である『フラクタル』の回収と管理を担わせた。
境界検閲局に勤め、GHOST現象の中心地である東京で任務に当たる"検閲官"である網代藤次はある日、ベイブリッジに出現したフラクタルの回収に向かう。そして現場で藤次が発見したのは1人の少女、『イオリ』だった。
イオリは、特異性が発見できなかった初めてのフラクタルであった。検閲局はその特性を鑑み、"フラクタルの平和的利用"という名目でなんと、藤次に彼女の育成を任せる。
こうして、境界検閲官と少女フラクタルとの、奇妙な共同生活が始まるのであった。
人と“向こう側”の存在が交錯する都市・東京。
識別不能の少女『イオリ』の出現は、やがて藤次の日常を、ひいては世界の平穏を大きく揺るがすことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 22:45:10
11369文字
会話率:57%
ダミア帝国とウーフェン共和国による戦争は、いよいよ最終局面に到達しつつあった。
圧倒的物量を誇るダミア帝国軍の前に、ウーフェン共和国は地球上から消え去ろうとしている。
だが、ウーフェン共和国も座して死を待つことを潔しとせず、ゲリラ部隊を使
用した決死の反撃を続けていた。
そんなある日、警備隊員のミッチェル伍長が駐屯するダミア帝国空軍基地が、ウーフェン共和国軍の工作員による襲撃を受ける。
ミッチェルは二〇〇人もの隊員と共に本部棟の警備に当たるのだが、本部棟の警備隊員は、たった一人の工作員、レーナ大尉により壊滅させられてしまうのだった……。
最強のヒロインVS空軍兵によるラブコメです。
ぜひ読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 01:03:18
8132文字
会話率:20%
最近のあらしすじ
そのためには、19世紀のベルサイユについて考えなければ。と、ベルサイユを調べたら
調子のいいことにビスマルクとドイツ帝国のは話につながって「よっしゃ!」なんて考える間もなく
1888年ヴィルヘルム1世が、ドイツ皇帝
が亡くなった(°_°)
チョット待ってよー、1888年って、マイヤーリンク事件の前の年じゃない!
こうなると、映画にもなったオーストリア皇太子の心中事件が一気にきな臭くなる。
そして、私の物語の登場人物も大混乱。もう、本文はいつ再開できるのか?
物語の舞台を作るために、プラハの話をする予定が、モーツァルトに突き当たる。
1891年プラハから戻ったモーツァルトのレクイエムの物語で脱線。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 14:36:46
750586文字
会話率:20%
高校生の村雲ハルは双子の弟ナツと共に、叔父が所長を務める村雲怪異探偵事務所という場所でアルバイトをしている。
その名前の通り、ここは怪異や霊的な現象に関する揉め事・トラブル・事件に関する依頼の解決を専門に行う事務所だ。
霊的な現象、怪異に
よる被害、人間の悪意や思惑――。
そんな面倒で厄介でドロドロしたものの対処に当たる、怪異専門の何でも屋、それがここだ。
しかし依頼が来るよるも、遭遇する方が多い気もする。
「引き寄せてんじゃね」
――そうかもしれない。
※カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 17:10:00
125863文字
会話率:36%
高校デビューを失敗し、いじめられる学校生活を過ごしていた佐藤。
ドッヂボールのボールが当たり次々と消えていくクラスメイト。
クラスメイトを庇ってボールが当たる俺。
ー消えた先は知らない世界だったー
逃げることだけがモットーだった俺が、
異世界でも逃げることを生かして光速の力で最強を目指す爽快光速ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 00:20:28
1397文字
会話率:32%
公爵令嬢のクレアと従者のミゲルは、血のつながった実の兄妹。
ミゲルはクレアの父である公爵がメイドに産ませた庶子だった。
幼い頃は仲が良かった二人だが、ある時を境にクレアは平民を見下す高飛車な性格へと変貌し、ミゲルに辛く当たるようになる。
それでもクレアを憎むことができず、誠心から従者として仕え続けるミゲル。
彼は実の妹でもある女主人に対して、決して叶わぬ想いを抱いていた……。
時を経て美しく成長したクレアは帝国の第三皇子と婚約、更には自らが執筆した悪役令嬢小説が一世を風靡し、一躍時の人となる。
しかし帝立学院に入学する頃からクレアの傲慢の度合は次第に増し、皇子とも険悪な仲に。
ミゲルの忠告も無視し本物の悪役令嬢のような態度を取り続けるクレアは、やがて婚約破棄へと至ってしまうのだが――。
これは「悪役令嬢」による、復讐の物語である。
(※本作はノベルアッププラス様で開催された「復讐短編コンテスト」に
寄稿した作品を、短編にまとめて転載したものになります。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 17:36:45
9994文字
会話率:30%
霧深き都市、レンブラ。そこは、光と影が極端に分かれた、敗戦国家アルドリア共和国の首都。輝かしい光の街「クレストリア」と、忘れられた者たちが沈む闇の街「ダスクウォード」。
ダスクウォードの片隅で、ジャズの流れるバー『Stray Cat』を営む
寡黙な男、ノクト。しかし、彼にはもう一つの顔があった。法で裁けぬ悪を狩り、決して光の当たることのない闇へと葬り去る非情な“掃除屋”。かつて大陸を揺るがした「灰の戦争」で心に深い傷を負った彼は、過去を捨て、ただ静かに夜の街で息を潜めていた。
そんな彼の日常は、一人の少女の訪問によって終わりを告げる。
「兄を探してください」
ジャーナリストの兄が失踪したと語る少女、リナ。最初は冷たく突き放すノクトだったが、事件の背後にダスクウォードで急速に勢力を伸ばす暴力組織「鉄槌党」の影と、彼が最も憎むべき悪の匂いを嗅ぎ取り、やがて重い腰を上げる。
失踪した兄が遺した一枚のメモ。それは、単なる人探しの依頼を、国家転覆を目論む巨大な陰謀へと変貌させる。東の超大国「ウロボロス連合」と、亡国「ゾル帝国」の残党が手を組み、共和国の記念式典を狙った大規模テロを計画していたのだ。
陰謀の核心に近づいた矢先、ノクトの目の前でリナが敵の手に落ち、誘拐されてしまう。これまで孤独な「仕事」として悪を裁いてきた彼の心に、守れなかったことへの自責の念と、烈火の如き個人的な怒りが初めて灯った。
国家を揺るがすテロ計画と、囚われた一人の少女。
巨大な陰謀の渦の中心で、ノクトの戦いは、共和国を救うための戦いと、リナを取り戻すための私闘という、二つの貌を持つことになる。
霧深きレンブラの夜を舞台に、孤独なダークヒーローの、硝煙と哀しみに満ちた闘いが、今、始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 23:30:33
13340文字
会話率:23%
特に目立った容姿でもなく性格でもなく根っからの陰キャな女の子。三輪みわ加奈子かなこ。高校に入学する前日、母親に告げられたのは「お母さん結婚するから、明日その人の家に行くわよ」「は?」それだけなら大して驚かなかったのだが「その人もね、あんた
と同じ年の男の子がいるのよ。あと小学生の弟も」それってもしかして【連れ後とどうたらこうたらなラブコメ展開?】などと一瞬頭がよぎってしまうが、冷静に考えてみるとウチなんかにそんな展開ありえねーだろと期待するのを辞めるのであった。次の日、何事もなく入学式を終えて新しい義理の親父でも見に行くか。などと余裕ブッコきながら実はビビリまくっていた加奈子だったが……その家族はなんというか……色々と突っ込み所がありすぎて、どこから説明して良いのか困るほど普通では無かった。そして同じ年と思われるであろう無茶苦茶美人の女の子?
がくすっと笑いながら「同じクラスになりましたね。よろしくねっ」ニコっと笑顔で言われるが、全く思い当たる節が無かった。「ほら、一番後ろの席にいた黒澤くろさわ蓮れんって男いたでしょ? あれ。俺です」いやいやいや。そうは言われましても今目の前に見えるのは、どこの角度から見てもクッソ美人でグラマー過ぎる超絶美少女なんですけど。(義理の母? もバチクソ綺麗だし、妹もむちゃカワイイ)もしかして男装が趣味? 女装? いや違う。そんなレベルじゃないほど別人なのに本人は「同一人物です」と繰り返すのだった。そんな男としても女としても完璧な彼の秘密を知ってるのはウチの家族だけ。【入れ替わり体質】そんな特殊な人間と家族となった加奈子の日常は凄まじい速度で変化していく。あのさ、一言だけ言わせてくれ。「こんな身体でも心の中はすげー男ですから」などと誇らしげに言うのはいいんだけど、それは多分……間違ってると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 00:45:20
110437文字
会話率:33%
3日間、ただ一台の牙狼を打ち続けた。
飯も、睡眠も、金も、理性すらも投げ捨てて──
そしてついに迎えた、10,000回転目。
赤保留、牙狼剣、金タイトル、激熱演出。
“絶対に当たる”と信じたその一発は、あっけなくハズれた。
次の瞬間、
世界が止まった。
音も光も、人も玉も、すべてが消えたホールに、
残されたのは自分と牙狼の筐体だけ。
そこは、“保留は自分で回さなきゃ溜まらない”世界。
出玉もない。時間もない。
あるのはひたすら外れる演出と、自分の意志だけ。
何千回回しても当たらない台と、
壊れていく心と身体。
それでも主人公は、拳を握る。
「当たるまで、永遠に回してやる。」
狂気と執念が支配する、“誰にも邪魔されない攻略の部屋”。
その先に、何が待っているのか──
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-10 14:56:51
1362文字
会話率:12%
美醜逆転世界の国の一つ、アルガディア王国の第二王子であるルキウスは精霊とのパートナー契約を行う。しかし、精霊は美しいものを好むと言われており、ルキウスはこの世界では部細工中の部細工に当たる部類。容姿が良ければ全て良し。色濃く、肥満体系こそが
美人。要するに原色デブ。誰も、彼自身成功するはずがないと思っていた。しかし、呪文を唱え終わる前に召喚された挙句、二人!?しかも片割れの絶世の美女は初代国王以来の完全な人型精霊で神獣だった。「精霊の血も入ってるからギリセーフ」「いいのかっ!?セーフ?!」ツッコミ役は美女の親友の平凡男。どうやら真ん中はこの世界でも真ん中らしい。陰謀がルキウスたちを引き裂こうとする中、美女にはこの世界に思うところがあるらしい。精霊は花であり、人は水である。ならば何故…。
彼らの主従ライフはどうなるか?
恋愛は今のところ考えておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 23:08:22
190796文字
会話率:58%
ある出来事が原因でオーディール男爵家の長女ジュディス(20歳)の婚約者を横取りする形となってしまったオーディル男爵家の次女オフィーリア(18歳)。
姉の元婚約者である王国騎士団所属の色男エドガー・アーバン伯爵子息(22歳)は姉への気持ちが断
ち切れず、彼女と別れる原因となったオフィーリアを結婚後も恨み続け、妻となったオフィーリアに対して辛く当たる日々が続いていた。
世間からも姉の婚約者を奪った『欲深いオフィーリア』と悪名を轟かせるオフィーリアに果たして幸せは訪れるのだろうか……。
*全18話完結となっています。
*大分イライラする場面が多いと思われますので苦手な方はご注意下さい。
*後半まで読んで頂ければ救いはあります(多分)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 18:16:17
50121文字
会話率:36%
ヤツデの住む『愛の国』トイワホー国には『仲良しトラベル』という制度がある。それは近くの市民を『愛の伝道師』の元で仲良くさせるというものである。
ヤツデはそれによりツアー・コンダクターのアヤメと参加者のサフィニアとジェラシックという人物たち
と交流を持つことになる。
『仲良しトラベル』は主にミステリー・ツアーに重きを置いて恐竜展にも訪れることになる。ヤツデは『白と黒の推理』を得意としており果たしてミステリー・ツアーでもその実力を発揮できるのかという点も見所である。
アヤメは底抜けに明るい性格をしており、ジェラシックはオヤジ・ギャグをこよなく愛する飄々とした人物だったので、ヤツデはすぐに皆と仲良くなれた。
サフィニアはお嬢様なのだが、ヤツデの推理力と人柄を見込んで自身がストーカーの被害にあっている可能性を示唆する。ヤツデはどうせビャクブという親友とこのペトロフスク県に住むカラタチとしばらく近隣に滞在する予定だったので、結局は二つ返事でサフィニアの助力になることを受諾した。仕事ではないとはいえ、ヤツデとて『愛の伝道師』である。
ところが、事態は思わぬ展開になった。なんと、サフィニアの祖父であり宝石会社の会長であるゼンジが駅構内で何者かに殺害されたという情報が舞い込んできたのである。サフィニアは図々しくも思いつつそちらの捜査もヤツデにお願いし、ヤツデはビャクブとカラタチの協力を得ると、結局はこちらの捜査も受諾する。
ヤツデとビャクブはやがてサフィニアの父であり社長のフレークやサフィニアの母であるアオナと話をしたり叔父のコリウスと叔母のカスミといった人たちからも事情を聴くことになった。
他にもカスミの旦那のラルクや執事のヘンルーダとサフィニアの祖母に当たるオリーブとも話を聞くことになる。
トイワホー国の人々は基本的に良心的な人が多くさらにサフィニアの口添えもあったことからヤツデとビャクブは易々とゼンジについての情報を仕入れていくことになる。
そこまでなら、なんとかなったのだが、ヤツデはこの状況下で風邪をひき発熱によりカラタチの家で寝込むことになる。
ビャクブは名探偵のヤツデを欠いた状態でなんとかして捜査を進めるが、ヤツデとビャクブのコンビは果たして今回の事件の核心に迫ることはできるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 09:57:21
323875文字
会話率:15%
「エマ、君との婚約を破棄する」
婚約者であるハインス第二王子に言われたとき、エマは覚醒した。大昔に授かって、まったく開花していなかった不思議スキル『ナガノさん』を感じた。
エマにスポットライトが当たる。ズンズンズン。なんだか軽快な音楽も聞こ
える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 07:10:00
2248文字
会話率:44%
スコッパー。それは我々地底にうごめく物書きを、日の当たる場所へと案内してくれる有難い存在。だがしかし! 彼らに手を引かれ、シンデレラロードを歩みランキングを駆け上がる物達がいる一方、誰の目にも止まらず地の底で怨嗟の声を上げる報われない物書き
達がいた! 私だ! 熊だ! ちきしょお、妬ましい! 羨ましい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 06:21:17
2095文字
会話率:2%
藤原頼長公は、悪左府などと呼ばれているが、藤原家の頂点に立つというのは大変なことなので、それなりに汚い手も使ったことと思われる。
最終更新:2025-06-01 00:00:00
249文字
会話率:0%
速記には、平仮名に当たる基本文字と、漢字のような省略がある。当然、省略をたくさん知っているほうが速く書けるが、本当に速記が書ける人は、基本文字でぐいぐい書ける人である。
最終更新:2024-12-01 00:00:00
312文字
会話率:0%
何の世界にも宝物に当たるものはあると思うが、速記の世界にも、神功皇后がお使いになったプレスマンとか、源頼朝十歳のときに使ったメクールとか、何かあってもいいのではないか。
最終更新:2024-10-17 00:00:00
228文字
会話率:0%