田舎の卓球部を舞台にしたおもしろい話。
舞台は富山の県立高校・漁湊高等学校。地区内でも屈指の進学校―とはいえ、全国的には特別偏差値が高いわけでもない“進学校の最底辺”と呼ばれている。
大学受験だけではなく部活動においても同様で、目立った
成績を残している部活はいなかった。
中でも卓球部は部員数が少ない小規模な部活でだったが、それでもトラブルのない和やかな日常を楽しんでいた。
しかし一年生部員・村椿了の入部により、少しづつ部の歯車は狂って行く。
彼は熱血漢でありながら人目を見て話すことも満足に出来ないシャイな性格の少年。
非常識で悪辣な言動や思想を好むが、根っこは誰よりも常識的で優しい感性の持ち主で。
大のスポーツ好きでありながら余りにも恵まれていない運動能力。
人目を気にする繊細な性分にも関わらず人の気持ちや場の空気を一切読み取れない鈍感さ。
痩せっぽちな小さい体躯の中で相反する性質をいくつも併せ持ってしまった人格破綻者だった。
精一杯の間違った努力で部内をかきまわす村椿のせいで人間関係はどんどん悪くなってゆき、幽霊部員も増えてゆく。
しかし村椿が自らの失敗でおかしくなった卓球部を立て直そうと奮起する中で部員達もそれぞれ成長し、メンバーの間で新たな絆が生まれる。
次第に放送部やコンピューター部、応援部やダンス同好会の面々を巻き込みながら卓球部は揺れ動く。
そして彼らは、遠い昔に漁湊高校の野球部が成し遂げたという伝説の偉業【蜃気楼旋風】を高校卓球界に巻き起こす――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-20 15:29:57
70026文字
会話率:44%
高校生の主人公、清瀬登のクラスに、ティーチング・アンドロイド、TAが試験的に導入されることになった。そのティーチング・アンドロイドの名は、ティーちゃん。足に移動用のキャスターが付いているところ以外は、ほぼ人間と言っても過言ではない。
テ
ィーチング・アンドロイドとは、生徒が、授業中わからないことがあったときに、ファミレスに置かれているようなボタンを押すと、やってきて、質問に答えてくれるという優れもの。
そんなティーちゃんと、ハンドボール部の幽霊部員と化した主人公の登や、親友の男鹿など、数々の高校生と、アンドロイドの会話から、人間の心とは何なのかを問うシリーズ。
(この作品は2018年集英社のノベル大賞に応募しましたが、二次選考まで行ったものの落選した作品です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-28 20:00:00
77895文字
会話率:45%
「あの日、先輩が慰めてくれたから生きていこうと思えたんです。どうか末永くおそばにいさせて下さいっ。なんでもします!」姫川由衣(ひめかわ・ゆい)は誰もが憧れる美少女で、誰もが認める天才だ。一方、俺はただの幽霊部員。親しい間柄ではまったくなかっ
た。でも中3の秋。桟橋で泣き崩れる姫川を見て、放っておけなかった。俺は自分でも引くほど必死に慰めて、そして――2年後。ウチの高校に入ってきた姫川は嫁にくるような勢いで懐いていた。いや可愛いし、嬉しんだけどさ……お前、すごいトラブルメーカーだから勘弁してほしい。天然美少女な後輩となんだかんだ世話焼き主人公のラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 19:03:10
9160文字
会話率:50%
幽霊部員だらけの読書部で安夏先輩と僕は適当な雑談に花を咲かす。
キャベツについて熱く語ったり、部室でアイスを作り始めたり。
なんだか安夏先輩は変わってる。
ただ変わってるだけ?
微妙な距離の先輩×後輩ゆるゆるな日常!
ショートショー
ト連作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-28 17:36:07
5420文字
会話率:60%
弓道部の幽霊部員である俺、天宮裕斗は夜道で襲われそうになっていた女を助けたらその女が大手企業のお嬢様だった。
助けてもらったお礼を俺が断り続けていると、ある日、俺の通う学校に転校してきて、あげくの果てに許嫁として俺に迫ってきた!
まだまだ青
春を謳歌したい俺は断ったが、断るにはそれ相応の事を成し遂げろとの事、だったら弓道で
全国優勝してやるよ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-13 22:31:51
4348文字
会話率:59%
とある田舎とも都会とも言えない地方都市の高校で郷土研究部に所属する少年少女たち(幽霊部員在籍)。
彼らは部活とは名ばかりの益体も無い雑談で放課後の貴重な青春の一時を浪費する。
くだらない時間をくだらなく過ごす為のくだらない話をする。そん
な日常。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-27 05:03:13
12868文字
会話率:54%
綾崎栞の所属する文芸部に突然廃部宣言。
なんとか廃部をまぬがれるために文化祭で配布する部誌をつくることに。
ところが部員は栞と同級生の綴のみ。
クールで無気力系男子の綴と東奔西走、幽霊部員を訪ねて部誌づくりに協力を要請することになるも、
個
性的なメンツばかりで!?
最低でも5人分の作品が必要なのに、肝心の綴は筆をとらないと頑なに拒否しているし、果たして
部誌は完成するのか? そして文芸部の危機やいかに?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-02 02:41:46
14764文字
会話率:45%
高校1年の春。式守 隼刀はやりたい事なんて特になく、入りたい部活もない。しかし、校則として部活参加は絶対なことから、帰宅部を探し回る日を過ごしていた。
ある日、入部募集の掲示板で気になるポスターを見つけた隼刀は、思い切って訪ねてみることに。
それが自分の高校生活を一変させる事になるとは、知りもせずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-15 06:43:19
2281文字
会話率:62%
一人のフツメンがオタク美女と出会う!?
クレイジーなイケメン部長☆可愛いもの中毒の巨乳先輩♡名家の令嬢は戦国オタク?幽霊部員のゲーム廃人?
オタク同好会の愉快な仲間たちに囲まれた主人公拓海はヒロイン遥とラブコメするのかしないのか?
メインヒ
ロイン二人目は大学デビューのリボン女。彼女の意外な過去とは?
コメディあり、パロディあり、シリアスあり、わりとなんでもありの青春?キャンパスライフをお楽しみあれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-19 23:11:53
81039文字
会話率:47%
超低燃費男子と重戦車女子は出会った
なんだって卒なくこなす男子「雨宮葵」は遊戯部で、どうも要領が悪い少女「棗いろは」と出会う
そもそもなんの部活にも入る気がなく「楽そうだから」という理由だけで入部をした雨宮は幽霊部員となろうとするが、御多
分もれず厄介ごとに巻き込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-11 11:38:26
7535文字
会話率:29%
ヴァンパイア、人狼、ゾンビ、エイリアンの女子高生バンド"ザ・ファントムズ"に、邪神主催の宇宙ロックフェス出演依頼が! 何の因果か幽霊部員も加わり、よせばいいのについて来た宿敵PMRCともども、火星へ出発! だがフェスの裏
では、宇宙の覇権を狙う、邪神の陰謀が進行していたのだった・・・果たしてファントムズは、ロックは、宇宙を救えるのか? その前に、ステージを成功できるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-21 12:00:00
229802文字
会話率:53%
俺の名前は二条兄太。どこにでもいる普通のお兄ちゃんで、シスコンだ。しかし俺はとある冤罪をかけられ愛すべき妹とケンカしてしまう。現役空手選手の妹にローキックをかまされた俺(陸上部幽霊部員)は見事に気絶。ちなみにそのときにパンツがみえました。気
絶した俺が目を覚ますと・・・。
視界に広がるのは中世の風景!ものの見事な異世界転移!しかし異世界生活をエンジョイし初めようとしたその時。一緒に転移したはずの妹の姿がないことに気づいて・・・。
最初は弱いけどだんだん強くなってくよ。
飽きさせないよう頑張ります!温かい目で見守ってください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-15 22:33:51
1795文字
会話率:54%
都市伝説やオカルティックな事が好きな透子は、女子大生になりました。
色んな本やテレビ番組を見ては、ワクワクドキドキしていますが
本人にはまったくそんな特殊な力もないようで、ひそかに超能力や怪奇現象に憧れています。
今までは、そんなことを気
軽に話せる友人もいなかったのですが
通い始めた大学に、占いサークル(同好会)があるのを発見し体験入会してみることにしました。
場所は、今は使われていない倉庫のような半地下の部屋。
いつも誰かがいるようで、いなかったりしてなかなか実態がつかめません。
恐る恐る扉を開けると、副部長の谷崎が目を閉じて座っていました。
自称オカルトオタクと笑う気さくな谷崎に、少し安心し
透子は1週間だけとりあえずお試し入会してみることにしました。
イケメンだという部長にはなかなか会うことが出来ないながらも
サークルのOB玉沢と、本当に存在しているのか疑わしい幽霊部員に囲まれながら
透子は不思議なサークル体験を始めるのですが・・・
現実世界と、半異世界のような存在のサークルで起こる透子のファンタジー体験物語です。
このサークルの在る意味とは? 副部長の谷崎は何者なのか? 透子はこのサークルに入ることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-12 16:49:38
374文字
会話率:0%
普通以下の高校生活を送っていた上高場高校一年生の佐和野景史は、一か月経ったある日、自身を幽霊だと名乗る少女と出会う。彼女は高校での青春を楽しみたいと、そして上高場高校に入ると言い出した。
「さしづめ君は私の友達第一号だ」と勝手に友達認定され
、佐和野景史の普通以下の高校生活は大きく変わることになる。
幽霊×ボッチの青春ラブコメディ!?
早くて一日おき、遅くとも二日おきには投稿します。
よろしければブックマーク、感想を頂けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-19 20:25:38
86710文字
会話率:42%
僕は将来を期待された野球部のエースだった。
決して野球の強い高校ではなかったが、僕だけでなく、幼馴染の上田、マネージャーの唯と共に充実した高校生活を送っていた。
しかし、そんな生活は突然閉ざされた。
僕は、死んだ。
暴走車が歩道に突っ込
み、僕は死んだのだ。
こんな不幸があるものなのか。
葬式か、僕の。最悪だ。みんな泣いてる。僕の痛々しい「遺体」は霊体になった宙に浮く僕の足元に横たわっている。
そう。僕は死んだのだ。
だが、なんだ?なぜこの2人は僕の方を見ているんだ?
これは、「幽霊」部員となった僕と、甲子園を夢見た若干12名の仲間の物語だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-27 21:20:20
318文字
会話率:12%
霊感強めの少年と正体不明の幽霊。
その出逢いは果たして。
最終更新:2017-03-09 12:00:00
4061文字
会話率:65%
これは、お化けが好きな変わり者の先輩と、お化けが苦手なごく普通の一般人である僕が体験した話。
目まぐるしい日々を生きる現代の僕らと同じように、いわゆるお化けとよばれる存在の本質もまた現代風に変わってきたようだった。
追われ呪われ祟
られる日々の中、得体の知れない何かを知る事で、僕らは大切な事を彼らから学んでいく。
――でもその大半は、知らなければ良かったと思う事ばかりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-22 21:14:06
56738文字
会話率:27%
昔、とある事故がきっかけで陸上を辞めてしまった私。
陸上部を辞めて科学部の幽霊部員になり毎日を過ごしていた。
だがそんなときに幼馴染の小川春樹が声をかけてきた。
「陸上を辞めるなら、俺と明日マラソンの勝負をしろ。勝ったら辞めるなりなんなり
好きにしろ。その代り俺が勝ったら続けてもらうぞ」
どうして春樹は私にそんな事を言ったのか。分からないままマラソンのスタートの合図のピストルの音は響く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-05 17:00:00
8084文字
会話率:8%
主人公は体が透明な砂糖水人間。ヒロインは悪へと堕ちた彼等を昇天させる送り人。
そんな2人は分かち合い、消え逝く運命の彼らに何をしてあげられるのか――。夏に相応しいホラーテイスト学園ラブコメディーをココに綴る。
☆あらすじ☆
初夏
を迎えたある朝、気怠いが学校に行こうとした俺は自分の体透けていることに気が付いた。
そして好意を抱いていた学園一奇人で美人のクラスメイトに死んでいることを告げられ昇天させられそうになり、ひょんな事から学園の七不思議を解決する手伝いを強制的にする事態になってしまった。
ちょっぴりホラーな学園ラブコメディ。幽霊となった主人公はどうなってしまうのか。
金髪のトイレの花子さん。弱気な滝廉太郎。文字通りの幽霊部員。透き魔。一段増える階段などなど。ホラーコメディを目指して頑張ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-01 22:26:45
82425文字
会話率:47%
音楽のためだけの学園『音声学園』高等部1年・涼宮県。実力主義の学園で歌唱部の幽霊部員としてつまらない日常を過ごしてきた県が突然『合唱部』を創りたいと言い出す。しかし、音声学園の生徒に合唱部に入りたいと名乗り出る者は存在するはずがなかった。そ
れでも県は合唱部を創ることを決意するのだった。
愛していたあの人のために━折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-22 23:26:22
1707文字
会話率:84%