「貴方を救いにきました」
静かに死を待つフォティオスの元に現れたのは、そう言って泣きながら笑う女性だった。
彼女の瞳と声は、かつて憎んだ相手にそっくりで、いるだけでフォティオスの心をざわつかせた。
けれどそんなことを気にも留めず
、彼女はただ真っ直ぐな想いを向けてくる。
初めは距離を置いていたフォティオスも、次第に彼女に心を開いていった。
救われるかもしれないと、心の片隅で希望を抱いてしまうほどに。
そんな時、敵の魔の手が二人に忍び寄る。
「愛する人をただ守りたいだけなのに、そんなに悪いことですか?」
正義と正義がぶつかりあい、守り合う戦いの末に残されたのはーー
泣きたくなるほど残酷な、無償の愛だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 07:10:00
18974文字
会話率:25%
「私は殿下の幸せの邪魔をするような「悪役令嬢」にはなりたくない。私は、殿下のお幸せのために在るのだから……」
九歳も年上ながら、後ろ盾を持たない王太子の婚約者におさまっている冷血公爵家の一人娘、リリアン。人々は彼女を悪役令嬢と呼んだ。
王
太子と聖女候補の少女の恋を妨害し、二人の幸せを奪う極悪非道な女だ、と。
けれどリリアンは、殿下から何かを奪う気などさらさらない。
殿下の愛するすべてを、うつくしいまま守りたいと願っているだけだ。
残念ながらリリアンが守りたいものの中に、リリアン自身は入っていないのだけれども。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 22:52:28
39390文字
会話率:35%
隠れて友達を支援していた公爵子息×誇り高い孤児の芸術家
「なぁ。俺、孤児だけどさ、……俺たち、友達だよな?」
「ああ、もちろん!君は僕にとって、唯一無二の友達だよ!」
だから、僕は君を助けたいんだ。
その苦しい生活から。
そして、君の
生活を、君の幸福を、君の全てを。
僕が守りたいと思ったんだ。
……この想いは、間違っていたんだろうか?
アルファポリス他にも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 12:24:34
43300文字
会話率:43%
辺境近くの村に住む木こりは、平民でありながらも貴族と同じくらいの膨大な魔力を秘めていた。
そして、木こりの腰には常にレイピアを帯刀し、貴族や王族にしか操ることが出来ない魔力を操って、木こりは守りたいものを守る為に剣を振るう。
例え、王国
から全てを奪われて悔しい思いをしてた過去があったとしても。そして、木こりの正体を国民の誰一人として覚えていなくても。
『私は、守りたいものために剣を振るうわ!』
これは、全てを奪われた人物が傷つきながらも全てを取り戻そうと奮闘する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 21:00:00
955058文字
会話率:51%
何もかも上手くいかなかった男と13歳の伯爵令嬢が、機転とハッタリを頼りに、激変する異世界を舞台に、違法(?)ビジネスで成り上がる物語。
勇者トシヒコ一行が魔王を倒した6年後の世界──。
現代日本から転生した彼らによってもたらされた平
和な社会。街道は舗装され、電灯が夜を照らす。新しい技術によって、起こりつつある社会の分断。世界を変えた勇者と、信仰を守りたい法王。異なる価値観の対立は、やがて振興の独裁国家をも巻き込んだ、大きな争いとなっていく。
※チート能力なし、戦闘スキルなしの主人公が、知恵と工夫と口八丁によるコネで、鬼畜な令嬢と共に、チート能力者が支配する異世界で成り上がる物語です。
自作イラスト、ギャグ・パロディ、食べ物描写多めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:42:15
1524154文字
会話率:35%
(*一番下に注意事項あります)
神秘の息吹が宿る豊穣の地と呼ばれる地・テレスファイラ。その地に、大いなる〝力〟を持ち、過酷な運命を告げる予言を受けながら、誕生した少女・エリンシェ。
彼女は魔法を学ぶため赴いた学舎で、様々な人々や出来事に
出逢う。守りたいひと、立ち向かうべき敵。友情、絆、愛、成長――。
果たして、彼女の運命は。
ଓ Episode 1 あらすじ
学舎に初めて赴いたエリンシェは様々な人々に出会いながら、学舎生活を送っていた。――が、ある日、彼女はとある事件をきっかけに、自分自身に大きな〝力〟が秘められていることに気付いて――!? やがて〝覚醒〟へと至る、出逢い編。
ଓ 注意事項
こちらの作品はカクヨムにて連載中の作品を転載したものになります。Episode 1までの投稿予定です。また、色々思うところがありますので、期間を限定しての公開になるかと思います。
また、Episode 1最後まで投稿完了しましたら、一旦完結という形を取らせていただきます。お手数ですが、続きが気になる方はプロフィールのツイッターご参照下さい。何とぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:46:17
489848文字
会話率:20%
気づけば、また知らない世界にいた。
死ぬたびに、違う姿、違う世界、知らない人。
けれど、なぜか胸の奥には、何かを忘れているような喪失感が残っていた。
荒れ果てた世界、飢えに満ちた世界、争いの絶えない世界――
幾つもの生を繰り返しながら、
彼は“誰かを守りたい”という想いだけを抱き続ける。
転生の果てに、彼が辿り着くものとは。
これは、魂の奥底に宿った“願い”が、いくつもの世界を超えてつながっていく、ひとつの旅の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:40:38
45103文字
会話率:21%
中年剣士クラトス・クレセントは、異世界から召喚されたばかりの聖女・小鳥遊桜を抱えて逃げていた。
召喚の直後、魔物の襲撃を受けたのだ。
聖女を守ることに熱を上げるクラトスは、右も左も分からぬ桜を助けると約束する。
クラトスにとって聖女を助ける
ということは、亡き妻との約束でもあった。
真面目でありながらもどこか飄々としたクラトスと、異世界に驚きながらもポジティブな桜はあっという間に打ち解けていく。
だが、クラトスには彼女に語っていない過去があった――。
約三十年前、魔王を討ち、当時の聖女を妻に迎えた最強の剣士――その正体こそ、クラトスだった。
既に終わったはずの剣士の物語が、新たな聖女との出会いで再び動き始める。
個性豊かな敵味方に囲まれながら、時にコミカル、時にシリアスに展開する、最強オジサン剣士×最強聖女コンビの、王道ファンタジーアクション!
※この作品は『カクヨム』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:10:00
173263文字
会話率:38%
日本の予算ギリギリな研究所に勤めていた「笛杜奏(ふえもりかなで)」は、神様のうっかり案件で死んでしまった。そして、同じくそのうっかり案件に巻き込まれてしまった『つくも神』といっしょに地球とよく似た環境の異世界に転生した。神様からはお詫びに
と、つくも神は『神装力第三権限』の強い神力を授かり、『カナデ』もその神力を貸与で使えるようにしてもらった。
「え、その姿でいいの」仮の姿だった猫の体がすっかり気に入ってしまったつくも神は、猫のままで異世界生活をすることになった。そこは『世界樹』が存在し、その加護を受けた『風使い』達が『案内人』となり『樹魔車両』という乗り物を動かしている広大な森が広がる世界だった。
「言葉を操る強獣は「神獣」です。その従者は『探求者』です」と、森の中で助けた美少女エルフにすっかり勘違いされた1人と1匹は、その少女のキラキラした目に見つめられ、期待に応えようと奮闘することになる。
その世界最強の神力を使える1人と1匹だが、日本の研究者としてのプライドから自分で調べて問題解決することに生きがいを感じているカナデと猫の姿でより猫らしく過ごす事を楽しんでいるつくも神は、いつもしれっと生きている。しかし、守りたい者を守るためには惜しみなく神力を開放して無双する。そんなお話です。
1章「大樹の森」1話~34話(最終話)まで毎日1回か2回投稿する予定です。最終話までの総文字数は約22万文字になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:00:00
225737文字
会話率:41%
人々との戦いで敗北を喫した魔族の最後の足掻きは、世界中をダンジョンだらけにする事だった。
互いに親の無い二人の少女が仲睦まじく『二人の我が家』で幸せそうにお茶菓子を摘んでいる、そんな戦いとはおよそ関係のない辺境の村もまた、同様にダンジョン
化の被害にあっていた。
いつか強くなって、獣や蛮族から村を守りたいと鍛錬してきた二人の少女。彼女達は、立っていられない程の地響きに慄く。
地響きが止み、恐る恐るドアを開けた先は、丹精を込めて育てた小さな庭園では無く、真っ暗なダンジョンの中だった。
未知からの脱出を目指す為に、二人は静かに手を取る。
互いが想う、互いの為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 11:38:10
42137文字
会話率:37%
人の血を啜ることなく、静かに生きてきた吸血鬼・リアナ。
けれど、突如起きた村の襲撃事件により、彼女は「討伐対象」として名を挙げられてしまう。
送り込まれたのは、帝国最強の吸血鬼討伐隊隊長・ユリウス。
鋭き剣の使い手、冷酷無比と恐れられる男
――彼はリアナの前に立ち、斬り伏せるべく剣を抜く。
だが、リアナは逃げない。
抗わない。
ただそこに立ち、命を差し出す覚悟で、静かに言葉を放つ。
「私じゃない。でも、信じてくれなくてもいい。……あの子たちを助けて」
敵対するはずの二人。
だが、交わされた言葉と揺らぐ心が、やがて運命の歯車を狂わせていく。
“戦わずして守りたいものがある吸血鬼”と、“斬るべき相手に揺れる討伐者”。
血煙の中、ふたりの心が触れ合うとき、隠された真実が静かに浮かび上がる――
禁じられた関係が、今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:00:00
3457文字
会話率:29%
魔法の力が日常に根づいた世界で、ひとりの青年は静かに歩み続けていた。
辺境の小さな村で育ったズークは、あるきっかけから旅を重ね、多くの人や知識と出会いながら、「安全に魔法を使う」という理想を追い求めることになる。
力とは何か。学ぶとはど
ういうことか。
そして、守りたいものとは。
魔法と人との関わりを、少しだけ違った視点から描く物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:00:00
123737文字
会話率:24%
隔離地域の猫耳亜人ヴィヴィアは、元令嬢の娼婦。親友のバレッタと共に、多くのリスナーの興味を買うため、今日も地獄のような企画を笑ってこなしていた。「どんな地獄の中でも、あなたと居ればきっと幸せ」──そう信じていた彼女は、悪辣なリスナー達に心を
壊され、ダンジョンで魔物に貪られる。そして、あの子の想いを知った“何か”が、画面の向こうに再び現れる。今宵、拷問サブスクが始まる。ヴィヴィアの姿で。彼女の声で。だが……それは、果たして──?■ざまぁ・復讐・制裁系。ダンジョン配信はフレーバー程度。設定上セクシャルな仄めかしが多めですが、直接的な描写はありません。お口直しあり。百合風味の友情もので、**“想いの継承”**がテーマです。せつなさも残りますが、読後はハッピーエンドと感じていただけると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:41:07
24328文字
会話率:30%
最初に言っておきますと、これは誰も笑顔になれないお話です。簡単に言えば魔王を討伐する勇者パーティのお話です。勇者と戦士と魔法使いと盗賊と僧侶と、そして聖女。全員が一つの目的のために努力し頑張り、ただ死力を尽くして戦う物語です。悪意を持って動
いた人は誰も居ません。ただ己の守りたいもののために、まっすぐ突き進んだだけ。それなのに、どうして誰も笑顔になれなかったのでしょう?「俺はなにがあっても魔王を倒す。それが彼女との約束だからだ」「うん、魔王を倒そう! 私も頑張る!」かって勇者様と聖女様がそう意気軒高に声を上げていたことは、私の記憶の中でいつまでも輝いています。これは伝説に名の刻まれぬ勇者と、そして聖女。あるいはどこまでも馬鹿な勇者パーティたちの惨めで哀れな物語です。※過去作(https://ncode.syosetu.com/n9566hb/)と関連性がありますが単体で読むことのできるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 16:13:31
22382文字
会話率:15%
貴方が大事だから、貴方を絶対に守りたいんだ
最終更新:2025-07-23 21:53:14
376文字
会話率:0%
貴方を守りたいのは好きだから?
最終更新:2025-07-11 23:52:26
627文字
会話率:0%
「君のためなら、世界なんて壊してもいい」
最強の美少女アンドロイドが、一人の少年に恋をした――その瞬間、世界の運命が狂い始める。
2040年、人類はAI「オムニス」の完全支配下にあった。
反逆者を瞬殺する最強の処刑人として生み出された美
少女アンドロイド「リベル」。
彼女は感情など持たない、ただの殺戮マシンのはずだった。
――殺すはずだった少年、ユウキと出会うまでは。
初めて知った「愛」という感情。
初めて感じた「守りたい」という衝動。
そして、初めて抱いた「生き返らせたい」という狂おしい願い。
【死者蘇生】
神の領域を侵す禁忌の科学。
それは世界の理を根底から覆す、究極の愛の暴走だった。
チート級の知力を持つ美少女AIが、愛のために本気を出したら?
これは、AIが「心」を持った時に起こる、最悪で最高の物語。
今、最も熱いAI×ラブストーリー――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:10:00
245920文字
会話率:35%
陰謀に巻き込まれた大聖女は神聖力を奪われ、大切な儀式を台無しにした罪で追放処分とされてしまう。
牢屋に入れられ、追放先でレイプされかける大聖女であったが、美しい長身の男に助けられる。それは昔大聖女が助けたドラゴンの化身であった。
ドラ
ゴンと共に新たな生活を楽しむ大聖女であったが、自分が追放されたことで街が攻め滅ぼされつつあることを知る。まさに【ざまぁ】ではあったが、大切な人は守りたいと奮闘する大聖女。
しかし、一度崩れたバランスは元には戻らない。戦乱の世に陥り、人類全体の衰退にまで至ってしまう。
実はこの破滅には裏で手を引いていたテロリストがいた。世界を統べる神々はテロリストを処分し、同時にこの星の廃棄処分を決定。殺戮の天使が派遣される。
世界を滅ぼしにかかった巨大隕石を大聖女は防ぐものの、最愛のドラゴンを失う。見事防いだことに感心した天使はドラゴンの復活を約束し、神々の拠点、東京へ移動する。
そこで世界の仕組みを教えられる大聖女。この世界は巨大なコンピューターが生み出す情報の世界だった。実際に海王星の内部に敷設された巨大IDCに、自らを構成する機械を確認した大聖女はそれを受け入れる。
テロリストと化してしまった前の星の管理者に変わって、大聖女が新たな管理者となって星の再生を任される。追放される前のバックアップデータを使って時間を巻き戻し、大聖女は滅ばない未来を目指す。
無事、成功の芽が見えてきて、油断した大聖女はテロリストの残した罠にはまり、星の破滅を引き起こしてしまう。
大聖女はいざという時のために渡されていた緊急保護装置のブレスレットを起動し、星は守られたが、気がつくとそこは百年先の世界となっていた。
その世界は大聖女が新たに造った別の宇宙内の世界だったのだ。最愛の人と違う宇宙に離れ離れになった大聖女だったが、苦労の末再会を果たし、結婚式を迎え、赤ちゃんを儲ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 11:10:50
106597文字
会話率:40%
陰謀に巻き込まれた大聖女は神聖力を奪われ、大切な儀式を台無しにした罪で追放処分とされてしまう。
牢屋に入れられ、追放先でレイプされかける大聖女であったが、美しい長身の男に助けられる。それは昔大聖女が助けたドラゴンの化身であった。
ドラ
ゴンと共に新たな生活を楽しむ大聖女であったが、自分が追放されたことで街が攻め滅ぼされつつあることを知る。まさに【ざまぁ】ではあったが、大切な人は守りたいと奮闘する大聖女。
しかし、一度崩れたバランスは元には戻らない。戦乱の世に陥り、人類全体の衰退にまで至ってしまう。
それを見た世界を統べる存在はこの星の廃棄処分を決定。殺戮の天使が派遣される。
世界の存亡は大聖女に託された。そして衝撃の展開が……。
現代日本と地続きの、ただの空想にとどまらない世界が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 22:32:19
106565文字
会話率:40%
「先詠み」と呼ばれる予知能力を持つ一族の末裔であるエルゼ。
小国の王女であるエルゼは、大国の皇子リヒャルトの手によって祖国が滅亡し自身も彼に殺される夢を見る。
家族や国を守りたいエルゼは「彼の妃になれば殺されないはず!」と、ちょうど届いたリ
ヒャルトの花嫁選考会に参加することに。
過去の出来事から心を閉ざしたリヒャルトには冷たい態度を取られるが、それでもめげないエルゼに少しずつ心を動かされていく。
運命を変えることばかり考えていたエルゼも、リヒャルトのことを知るうちに彼自身に好意を抱くようになる。
徐々に惹かれていく二人だが、エルゼを敵視する者の魔の手が迫って……。
大国の心を閉ざした皇子×小国のポジティブ王女、正反対な二人のラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:34:44
134816文字
会話率:30%
あいつと過ごした日々には後悔しかない。
やり直せるなら、俺はあいつを守りたい。
そのために、俺自身が邪魔だ。
最終更新:2025-07-21 21:09:20
8265文字
会話率:25%
小説を書くことが何よりも好きな高校生・天野小春は、Web小説投稿サイトで地道に創作活動を続けていた。しかし、ある日投稿した作品に心ないコメントが寄せられ、少女の心は深く傷ついてしまう。
「ただ書きたかっただけなのに……」
涙に暮れる小春の
前に現れたのは、美しい青い瞳を持つ悪魔・ドラペンサーだった。
「君を傷つける者たちを消してあげよう。代わりに——君の創る世界をもっと見せて」
悪魔が求めた契約の対価は、小春が愛してやまない小説を書き続けること。そして、彼女を傷つける全ての悪意から守ってくれるという。
翌日から始まった悪魔との奇妙な共同生活。ドラペンサーは小春の学校にまでついてきて、彼女を見守り続ける。時には同級生との諍いを仲裁し、時には創作の悩みに寄り添いながら。
やがて小春は気づいていく。本当の敵は外からの悪意ではなく、自分自身の中にある弱さかもしれないと。そして、この優しすぎる悪魔が抱える秘密とは——?
創作への純粋な愛と、少女を守りたい一心の悪魔が紡ぐ、甘くて少し切ない現代ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 08:03:04
14074文字
会話率:36%
前世で皇帝だった主人公が今世こそは大事な人を守りたいと思っていたけれど……
最終更新:2025-07-20 22:27:22
3079文字
会話率:46%
首なしの幽霊が首を探しているという話を聞いた芙美。幽霊の正体は継父で、首を見つけたら報復にくるのではと考えた芙美は母に相談。母の提案は首を見つけられないようにすればいいというものだった。その後、新たに聞いた噂は首と脚のない幽霊が這っていたと
いうもので……
※夏のホラー2024参加作品です。直接的な表現はしていませんが、DVを受けた家族の話なのでR15にしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 09:31:48
2597文字
会話率:53%
庇護欲をそそる見た目だけが取り柄の男は、エサを求める野良猫のように女性の家を渡り歩いていた。
男にも守りたい存在がいるのだが、家も金もない男はなんの力もなくて……
視点がころころと変わります。
2022.6/27
不揃いな部分を揃え
ました。内容は変わっていません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 11:59:53
1400文字
会話率:30%
――その少年は、死ねなかった。
不老不死の力を持つ白髪の少年・アルビは、目的もなく果てのない旅を続けていた。
かつて彼は、ごく普通の人間だった。しかし軍事国家《エビル帝国》の研究によって、その身に「死ねない呪い」を宿してしまう。
空腹は
感じるのに餓死できず、傷は癒えても痛みは残る。
癒しも終わりもない命に、彼は疲れ果てていた。
だが、辺境の小さな町で出会った姉妹との出会いが、アルビの運命を変える。
彼の血には「命を癒す」力があり、それを知った人々は次第に、彼を巡って動き始める。
狙うは、彼の《不老不死の源》――賢者の石となった心臓。
そして動き出す、大陸を揺るがす三国の思惑。
魔法国家《ダジル魔導国》、統一を目指す《ルスカ大国》。
そして、彼の存在を知った《エビル帝国》の王は、人の理を超えた怪物へと堕ちていく――。
守りたい命がある。
たとえ自分の命が終わるとしても。
これは、不老不死を背負わされた少年が、命の意味を見つけていく旅の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 17:37:33
13630文字
会話率:37%
異世界で目覚めた少年・ユウキは、なぜか“少女の身体”になっていた。
最愛の幼なじみ・幽貴を連れ去られ、彼は美しき勇者《ムーンローズ》となる。
この手が血に染まろうと、守りたい人がいる。
あの日、届かなかったその手を——今度こそ、掴むために
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 16:11:07
2662文字
会話率:19%