「双子は不吉である」と赤子の頃に家族から捨てられた私は、国の隅っこの貧しい村で細々と暮らしていた。そんなある年の瀬のこと、自分の父だと名乗る人が私を拐い、「妹の代わりに暦姫になれ」と命じてきた。
見た目そっくりの妹の身代わりとして、偽物の
暦姫に仕立てられた私は、歳神様を「おもてなし」するために一年を神様のお宮で過ごすことになるけれど―――歳神様はまさかの牛だった!?
「……え? 牛?」
「ンモォォォ」
たとえ牛でも神様ならば、誠心誠意、真心込めておもてなしをしてみせましょう。
前向きで正直者な暦姫、優しくて温かい牛の姿の神様と一緒にのんびりおもてなし生活始めます!
※別サイトでも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 07:00:00
29867文字
会話率:33%
母親が侍女ということから、長女といえども不遇の生活を送ってきたルチア。
そんな彼女に義理の母親であり、父親の妻の娘であるカロリーナの身代わりとなって“番犬騎士”と結婚するよう命じられる。
どうやら王命での結婚らしいが、彼は身代わりで
嫁いだルチアのことを知っていた。
なんで私のことを知っているんですか?
それに私に恋していたって、本当ですか?
※鳴田るな様「純愛企画」参加作品です。
※他サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 21:32:11
10977文字
会話率:40%
魔王軍による王都陥落から2ヶ月。辺境の街に現れた吸血鬼は「街の長の娘を人質に出せ」と迫った。
それは、俺の双子の妹のことだった。
病弱な妹の身代わりになることを決意した少年シフィは、その日「少女」になった。
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最終更新:2021-04-28 19:20:49
4350文字
会話率:16%
ダメーナ子爵家の姉妹であるイリスとティアナ。
何でも要領よくこなし、愛想の良い妹のティアナ。
物覚えも悪く、愛想がないと蔑まれてきた姉である私――イリス。
私は屋敷中から冷遇されて、いつからか召使いのように扱われていました。
ある日、唯
一の婚約者すら妹のティアナに奪われてしまいます。
失意の私に追い打ちをかけるように、両親からこんな言葉をかけられます。
『妹の身代わりになれ』と。
「聖女」であるティアナには、国を守護してもらえるよう「竜」に祈りを捧げる役目があります。
この国は聖女が竜に祈りを捧げ、竜が聖女の祈りに応えて国を守護することで栄えてきたのです。
もっとも面倒くさがりな妹は、祈りを欠かすことも多く竜の怒りを買ってしまったのでしょう。
そんな時に生贄となり竜の怒りを鎮めるのも聖女の役割なのですが――妹を溺愛する両親は、私を身代わりにすることを思いたようです。
そうして「守護竜」のもとに向かう私ですが――
これは妹の身代わりに生贄にされたイリスが、何故か竜神に大切に扱われ新天地で幸せをつかみ取るお話です。
※ 他の小説投稿サイトにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 12:03:09
19507文字
会話率:33%
代々聖女の家系であるアウルメナス伯爵家の長女として生まれたミネアは双子の妹であるジルと比べて魔力が圧倒的に少なく、聖女には成れなかったので、虐げられて過ごしてきた。
それでもミネアは努力して、自然界の力を自分の力に変換する精霊術を修得して妹
をも上回る力を手に入れたが、両親には認められずにいた。
「ミネア、お前はジルの代わりに人質としてベルゼイラ王国に行くのだ」
アウルメナス伯爵によると敵国であるベルゼイラ王国は休戦の条件として聖女の身柄を要求してきたとのこと。
国王と話し合った結果、ミネアが聖女である妹の身代わりとして人質になることが決定する。
食事も満足に得られていないミネアはここに居ても地獄だと、それを了承して敵国の人質となることに。
「聖女ジルよ。予言に従って君と結婚したい」
しかし、敵国で待っていたのはその国の第二王子からの熱烈なプロポーズだった。
ミネアは思っていた人質生活と全く違うことに困惑する。
王子の勢いに押されて婚約してしまう彼女だが、聖女ジルでないとバレれば婚約破棄どころでは済まないのでは、とドキドキしながら新たな生活をスタートするのだった。
※全十五話構成で既に予約投稿を終えていますので、完結まで安心して楽しめます(12/18のお昼頃に完結予定)。
※アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-18 12:00:00
20922文字
会話率:37%
平凡な田舎娘のオランジュは十四歳のある日、自分が、名門貴族の令嬢が結婚前に秘密裏に産んだ子だったと知る。
実母に引きとられたオランジュ。
だがそれは、今は亡き伝説の英雄の花嫁として、神殿に入ることが決定した異父妹の身代わりになるためだった。
生者でありながら、死者に嫁いだオランジュ。
新月の夜、伝説どおり亡者達が出現して…………。
注意:キーワードを確認してから、お読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 12:04:44
24638文字
会話率:27%
第二王子が成人を迎えるにあたり、花嫁探しが始まった。ところが王宮に行くはずだった妹は前日に駆け落ち。残っているのは双子に間違われるほどそっくりな姉。……一月だな? 一月だけ、妹の身代わりをしようじゃないか。
異世界召喚競作企画『テルミア・ス
トーリーズ+』様参加作品。(※おまけ部門参加のため異世界召喚ではありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-13 09:00:45
55636文字
会話率:42%
突然浴槽の底が抜けて、全裸で異世界へ召喚されました。呼び出した王子は「妹の身代わりとして氷竜に嫁げ」って、一体どういうこと!? 元の世界に帰るため仕方なく引き受けた花嫁役。ところが実際対面した氷竜は想像と違っていて……。女子高生異世界召喚フ
ァンタジー。(完結。rotoio人外ものシリーズ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-31 17:00:00
70754文字
会話率:39%
『お前は実の姉妹の身代わりになれるか?』
死神が私にこう言ったんだ。
限られた期間で、私はどんな答えを出せばいいの?
最終更新:2013-01-06 13:02:13
15807文字
会話率:18%
《貴方達の主に伝えて…僕はもう長くは生きられないと…》その呟きもまた、闇へと消えて行った。生まれ持った容姿のため村人に疎まれて育った少年・尚は従姉妹の身代わりに荒れ狂う川へと身を投げた。少年が再び目を覚ました世界は、陰と陽の均衡を失ったかつ
ての楽園だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-05-26 23:22:58
1551文字
会話率:37%