かつて宇宙を支配し、現在は姿を消した強大な異形の者ども《旧支配者》
そんな超越存在が目覚めつつある大正時代に《転生》する羽目になった少年は、割と無害系の旧支配者《イースの大いなる種族》に認められ、その時代でエージェントとして働く羽目に。
《転生》によって手に入れた男の娘みたいな美貌の強化身体、超絶な銃のスキル、そして絶対時間の《魔剣》まで所有し、《時》を操る魔術すら駆使するチート能力を会得した少年だったが、そんな程度でクトゥルフ神話の神々とマトモに戦えるワケもなく!
それでも舞い込む依頼の数々。
バーストの末裔である黒猫をお供に、魔術書の処分に落とし子退治、旧支配者による陰謀の阻止と、日ごと夜ごと右往左往とブン回される羽目に――
イースからの依頼はただ一つ、「カブトムシは嫌」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 20:07:51
410128文字
会話率:32%
かつてヒューマノリア大陸南方をその支配下に置き、数多の大戦において、群雄割拠、悪鬼羅刹の名を欲しいままにし、無数にあった少数民族を束ね治めた大戦の覇族―――``流川家``
幾重にも連なる悪名と、人間でありながら怪物地味た戦績を誇って他
を圧倒し、全世を治める頂きに最も近い戰の中の戦族として、その存在は多くの者から恐れられてきた。
その覇族が世界統一の為に齎した最後の戰``武力統一終戰``が終結し、血で血を洗う大戦時代が息を潜めて三十年――――――。
彼等が治めた地「武市」に流川家の血とある大いなる血族の末代―――流川澄男とその弟流川久三男は、母親の言いつけで学校に通わされ平和な日常を織りなしていた。
しかし竜暦1940年3月16日。思いを馳せる女性への誕生日だったその日、彼らは否応なく陰に潜んでいたであろう、歪んだ輪廻に巻き込まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 02:20:00
737857文字
会話率:36%
大陸地図において山脈に囲われ隔離された世界。
この世界は外界では扱われなくなった魔法や姿を消した精霊の類が未だに存在する。
精霊と獣が住まう木国《スレイス》
神霊鬼族が住まう火国《アイラック》
地鉱種族が住まう土国《アスガルド
》
有翼種族が住まう金国《ブルタニア》
水棲種族が住まう水国《ウルネル》
この五国をもって五行世界《ごぎょうせかい》と言う。
太古の昔、この五国は自国以外の存在を認めず、お互いに干渉はせず、時には争いを繰り返していた。
そんな中、異世界から迷い込んだ一人の勇者によって五行連合が成立する。
勇者は五芒星のように五国を結んだ中央に街を作り各国の代表を集め住まわせた。
文明の発達に差があった状態ではあったが、各国の長所を共有することにより連合の技術力と文化度は一気に上昇した。
いつしか街は拡大を続け、国と見紛うほど大きくなった。
大きくなればなるほど各国は利権を争うようになり、連合内の関係は悪化していった。
戦を恐れた五国の王達はこの地を勇者に治めさせることに同意した。
名前のなかったこの国は闇魔法を操る勇者の功績を称えられ人々に呼ばれるようになった。
『大いなる闇の加護』を受けた国『レイオン』と。
栄華極まれば衰退のみ
万事築き難く壊し易し
人は往々に至高を求め
己の無知無能を解せず
他者の意見を受入れず
破滅への道を歩み行く
幾度も幾度も歴史は形を変えて繰り返す
果して終焉へと歩み始めたこの国で
愚者達は連鎖を阻めるのだろうか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 11:40:00
157968文字
会話率:48%
大商人とは言えないが程々に規模のある商家の息子カルア。
店の手伝いとして近隣の村々を行商し、立ち寄った先で気に入ったガラクタ(骨董品)を集めては物思いにふける日々を過ごす。
そんな決まりきった日々の作業をこなしている中、ひょんなことから王宮
へと呼び出される。
行商をしていたはずなのに御前試合に出場し、はたまた死者として扱われ、果てには王宮から追われる羽目に。
鍵となるものは一つのペンダント。
いにしえというほど古くはない時を超えてもたらされた過去の産物。
たくさんの想いが奏でる複雑な旋律は、彼に何を与え何を奪うのか。
―――――――――――
世界の始まり
そこには光と闇しかなかった
光と闇は混じりあい様々なものを生み出した
時間、生命、物質
生命の中で知恵ある者は
光を「神」とし
闇を「魔」とした
そしてこの二つを総じて「人」と呼称した
また己らを神と魔の間の人種と位置づけ
「人間」と呼ぶようにした
神は人間を導き与え
魔は人間に従い奪う
魔は人間の行いをその身の内で感じ
導きに相い応えるかを審らかに判じ
心適わずとき神が与えしものを徴す
神の紋をその身に宿し者
大いなる闇の加護のもと
太陽と大地の化身を従え
命を育くむ溟海とならん折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-23 18:06:03
159672文字
会話率:48%
旅の魔法使いマクダレーナはある日、邪竜の出没によって荒廃した国を訪れる。興味本位で調査をする彼女は、邪竜に対抗し得る"大いなる翼"が地底遺跡にいることを知り、その伝承生物に会うために地底へと向かうのであった。
最終更新:2025-01-03 22:14:01
5531文字
会話率:33%
朕は猫である。
名前は――ハンス・スコット・シュミットと名乗っておこう。
『帝国』
それはこの世界が唯一無二であるが故の呼び名。
どこの、でも、誰の、でも無い。
世界とは其れ即ち『帝国』の事であり、単一。
『帝国』と言う世界を構
築した建国の王は、賢王でも愚王でもなかったが、碩学を極め多くの仲間達を集い、世界を地上世界と天上世界、そしてそれらを統治する『帝国』という三層構造の世界を構築した。
しかして、ほぼ万能に近い権能を有した彼も只人と同様、寄る歳波には抗えず、『帝国』を仲間たちへと任せて遥か大いなる円環へと旅立った。
筈だったのだが。
王は英霊達の列する黄穹で目覚め、そこで行われていた『使い魔』の契約の儀式に臨席していた。
並み居る主人候補達の中で面白そうな波動を見つけ、「やるからには不利な方が面白い」等と宣ってその主人と契約することにする。
契約の最中、まだ見ぬ主人に「何を望む」と問いかけた王に、その主人は「全て」と応えた。
その応えに、王は強い羨望を懐き、その者に全てを与えることを決意する。
これは良い玩……げふんげふん。
宜しい。朕が使い魔となったからには新しい『帝国』の1つや2つ、其方にくれてやろうぞ!
と、息巻いて見たのだが。
召喚された王は一匹の黒猫になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 15:17:17
558823文字
会話率:21%
この大いなる国へ捧ぐ
ちっぽけなこの惑星の片隅で
最終更新:2024-12-30 12:44:03
215文字
会話率:0%
これは…四つ目の世界を救った一人の英雄の物語…
これは…絶望の切り札となる男の物語…
これは…神々の王子の冒険の物語…
これは…一つ目の世界に迷い込んだ青年の物語…
これは…妹を殺された彼女の二回目の人生。
これは…全てを救う聖天使の物語。
これは…フォースーパーノヴァを止めるために抗う少年の物語。
主人公:ザードとチェリーは記憶を失っている。
そんな記憶を失っている二人が世界を救う?そんな物語。
四字熟語能力…それは遥か昔、古の時代…人々が大いなる厄災から身を守るために生み出された言葉の力。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 15:03:22
8487文字
会話率:71%
出戻りした勇者の手土産により現実世界においても魔法が身近なものとなった。研究が進み、異世界の行き来が自由になるも、とある事件がきっかけで彼らとの関係は悪化してしまう。
異世界の貴重な素材を密輸する運び屋として働いていた楠瑞希は、幼馴染
で科学者の生田真綾の誘いで教師をすることに。そこにいたのは魔法界から追放された才能溢れる問題児たち、教え子たちの成長を見守る過程で彼は、二つの世界を揺らがす大いなる陰謀に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 17:11:34
188320文字
会話率:48%
不登校の|江空出≪えからで≫ナイはある日突然異世界に飛ばされてしまう。
転生者に授けられる大いなる才能――を見事食いつぶし、学園首席の座に胡坐をかき、入学以前とは比べるまでもなく弱体化してしまった。
「あれはナイの全力の、十分の一といったと
ころか」「今ので相手の力量を量ったんだな!?」「入学試験のやつはこんなものではなかった」
「い、今のが全力だったんだが・・・」
久方ぶりに励起してじくじくと痛む魔導回路をさすりながら、ナイは己の(安い)プライドと見栄のために今日もあがく――そこそこ必死に!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 09:49:45
8705文字
会話率:34%
―――Synopsis――
・エル=ダンジョン
生還率0,02%。世界最高難度〔神々の領域〕と謳われるその地は、果てしない試練の見返りとして大いなる力を授けると伝えられていた。
・マスターシーカー
〔絶命領域〕と謳われる超高難易度
ダンジョンを幾度と踏破した探索家たちが獲得する称号であり英雄位。
エル=ダンジョンへ挑戦するパーティーの一人が、必ず獲得していなければならない称号である。
恐れを知らない多くの探索家たちは〔エル=ダンジョン〕への挑戦権を獲得する為、最高クラスの証明である〔マスターシーカー〕への昇級を目指していた。彼らに求められるのは類まれなる覚悟と、幾多の困難を切り拓く{潜具}という名の遺物武装。
魔法を失い無能力者として旅を始めたナナシも、神々の領域を目指すその一人だ。
彼の前に突如として現れた黒猫のエルノアは、魔法の力を使い四輪駆動の特殊なキャラバンを動かして、ナナシと共に「冒険者ギルド所属・探索士《シーカー》」クランとしての旅を始める。階級位は最低のFランクである。
さて、エルノアの潜具であるキャラバンには様々な素晴らしい機能が設けられている。そのどれもが凶悪なダンジョンに抗う術を秘め、ナナシたちを大いに助け、更には旅の快適性を上げてくれるものだ。
便利なキャラバンを手に入れた彼らの旅は、シーラと呼ばれる特殊危険ダンジョン群の探索調査、トレードによる収益、そして未だ見ぬ土地や国、文化への果てしない探求の連続。
しかし、ナナシの仲間達には皆それぞれ欠点があり、魔法を使えない者ばかり。更に旅先では様々な不幸や困難に見舞われ、財布は常々金欠状態。生活はもちろんカツカツ。
真の目的であり、万物の災いを跳ね除けると言われる「神々の命泉(エル=ヴィータ)踏破」や、最上級冒険者のみが許された「新大陸への渡航」が達成される日はいつになるのやら……。
――個性的な国々と様々なダンジョンに挑み行くナナシたち無能力キャラバン隊{ユーヴサテラ}。
立ちはだかる問題や不思議な人々、魔法を操る盗賊団や残虐な戦争の数々、貧困やカルト教団、キャラバンに隠された様々な秘密やらをとりあえず横目に、ほとんど魔法を使えない彼らによる魔法世界での旅が和やかに始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 21:52:46
674353文字
会話率:49%
自然界の大いなる力を自在に操る能力、《エレメント》
誰もがエレメントをその身に宿すオルター帝国は、その力の恩恵で古代より絶え間なく繁栄してきた。
エレメントのさらなる可能性を引き出すことを目的に設立された帝国立クロム学園では日々多くの学生が
己の能力を磨く。
学園に入学した冴えない少年のアルスのエレメントは、最も実用性が低いとされる【闇】。劣等生の烙印を押されたアルスが実力主義の学園で生き残るためには、「自らの強さを示す」他に選択肢は存在しなかったーーーー折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-12 14:50:57
7468文字
会話率:23%
普通の女子高生だった愛里亜が転生したのは、剣と魔法のファンタジー世界。
それもソウルライクの――死にゲーのような危険な世界だった。
そんな過酷な状況の中で、愛里亜は女神から一つの使命を授かる。
「大いなる「神花」を蘇らせて、世界の穢れを浄化
すること」
愛里亜は剣士アリアとして、使命を果たすために旅立った。
たとえこの身が朽ちようとも、やり遂げると誓って。
すべては、現実世界に残してきた大切な家族を守るために……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 12:03:28
250697文字
会話率:37%
神聖魔術が使える少女トワは、貴族の令嬢であり「聖女」であるカーラの代わりに、「聖女」の証である神聖魔術を使う役割を与えられていた。しかしある日命を狙われる立場になってしまう。
そうするうちに曲者揃いの第三騎士団に拾われることなる。
これは少
女の出会いと別れの物語。
※拙作「騎士団付き魔術師エドウィンの大いなる受難」と同じ世界・人物による物語ですが読まなくともわかる内容になっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 23:57:25
7456文字
会話率:35%
ならず者しかいない第三騎士団所属の魔術師エドウィンは女好きの団長に振り回される日々を送っている。
ある日、第三騎士団は王立学園の卒業パーティーに護衛として呼び出される。王太子が出席するそのパーティーはろくでもない第三が出向くのはあまりにお門
違いだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 16:54:45
6858文字
会話率:48%
この物語は、15歳の少年であるサストラ・アウラサという少年の〈冒険〉に焦点を当てています。サストラは〈内向的〉で〈知的〉であり、〈高い共感力〉を持っています。彼は友人たちの相談相手となることが多く、彼らの秘密を守り、良い聞き手であるため信頼
されています。一方で、サストラは友人たちには秘密にしている夢を持っています。他人に自分の感情を表現することに〈トラウマ〉を抱えているため、彼はその夢を〈秘密にしています〉。彼の夢は、不正義や苦難のない〈平和な〉世界を作り出すことで、すべての人が幸福に共存し、差異を問わずに暮らすことができる世界です。
卒業旅行中、サストラは友人のチャハヤ・ラリタが橋の上で他の生徒たちにいじめられているのを目撃します。しかし、サストラがチャハヤを助けようとすると、二人はその橋から転落してしまいます。サストラが目を覚ますと、彼は保健所にいました。しかし、チャハヤはそこにはいませんでした。そこで、サストラはすぐにチャハヤの行方を探し始めます。サストラがチャハヤを探している最中、彼は他の人々の思考が明確に彼に伝わることに気付きます。それは通常の言葉での会話のように、〈テレパティ〉と呼ばれる能力です。また、彼自身も通常の人間よりも優れた身体的耐久力を持つようになっていました。そして、彼はその特別な能力を持つ人々を〈マニピュレーター〉と呼ぶことを知ります。
一方で、名前をラダ島という〈孤立した〉島から大きな脅威が現れます。この島は5年前の彗星の破片の落下の影響を受けたために孤立しています。世界的な経済危機により、政府からの援助がない状況で、災害から生き残った人々は政府に対して深い怨みを抱いています。〈目に見えない手〉によって支えられたこの怨みはついに溢れ出し、彼らは豊富で〈非凡な力〉資源を手に入れ、〈クーデター〉を遂行しました。
この出来事は、サストラをより大きな紛争に導き、彼に〈数百年〉も隠されていた〈大いなる謎〉を明らかにすることを余儀なくさせました。その旅の中で、サストラは〈彼が探していた答え〉を見つけるためにさまざまな新しい人々に出会います。実際には、五年前に落ちた彗星に何が起こったのでしょうか?それが自己崩壊することができたのはなぜでしょうか?それは異常事態なのでしょうか、それとも〈陰謀〉なのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 20:27:17
3602文字
会話率:0%
現代を生きる大学生、芹澤礼世≪せりざわらいせ≫は突如異世界へと飛ばされる。その美しくて壮大な世界は、彼に大いなる試練を与える。
最終更新:2024-12-03 21:17:46
30711文字
会話率:10%
それは滅亡の日。
大いなる太陽に焼き尽くされ、文明は消え去った。
大いなる太陽、その痕跡が世界を跋扈し、世界は終わりを迎える。
そんな滅びた世界に、かつての栄えた世界に住んでいたただの少女が、神の手によって再び降り立った。
とか
書いてみたけど、プロット作りが面倒になった果ての作品なので実際はこんな設定は最初だけかもしれない。
タイトルは仮。
作者は何も考えずに書いてるので辻褄なんて全く合わないし伏線なんて作っても回収されない。
見られることを想定してないけどとりあえず投稿してみる、なんとなーくで進むお話です。
たぶんギャグにもシリアスにもなるでしょう。
見るなら作者と一緒に頭空っぽにして見てね。
超絶不定期投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 09:38:58
22601文字
会話率:33%
ここは地球に酷似した環境を持つ惑星エデン。
観察者たちがテラフォーミングしたこの星は、地球の哺乳類に酷似した姿かたちの獣竜、空を支配する翼竜、鳥竜、ミアキスヒューマンと呼ばれる食肉目獣人、そして人類が生きている。
そんな地球とは似て非なる惑
星を、大いなる興味と好奇心を持って観察を続けている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 11:50:53
20376文字
会話率:22%
魔女狩りが起こる遥か昔のこと。〈叙事詩圏〉の西部辺境ロカノンの地にて、ある巨大なプロジェクトが進んでいた。名付けて〈記憶堂〉、大いなる《記憶》を讃え、聖遺物を納める大聖堂の建造がそれだった。このプロジェクトは領主と教導会と異民族とが手を取
り合い、文字通り相争った歴史的記憶を埋葬し、〈女神の平和〉の到来を謳うための記念館になるはずだった。ところがそのプロジェクトの最新の現場監督、名誉市民ヘラルドはある朝呼び出しを受けて、プロジェクトの停止を命じられる。憤慨する老人ヘラルドは、この歴史の背景にあるものを知らされるが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 20:30:00
10566文字
会話率:59%
聖教会が強権を振りかざし、魔法使が虐げられるセレス聖王国。
魔法使クロス・ナギサは、吸血鬼討伐の任務に駆り出されていた。
吸血鬼に加えてその上位種である真祖が出現したものの、聖女がこれを討滅。
しかし聖女も無事とはいかず、呪いを
受けて吸血鬼に転化してしまう。
その場面に居合わせたナギサは、吸血衝動に苦しむ聖女に血を与えるが、同時に聖女の吸血鬼化という秘密を知ってしまう。
秘密を知られた聖女は、ナギサを従者として側に置こうとする。
それは聖教会に恨みを持つナギサにとって大きなチャンスだった。
世間知らずの聖女を揺さぶり、そそのかし、そしていずれは信仰心を失わせてやるのだ。聖女の失墜は聖教会にとって大いなる打撃となるだろう。
「……まあ、筒抜けなんだけど」
吸血鬼は血を吸う際に相手の心を読み取る。
その異能によって、聖女はナギサの企てを知ってしまう。
しかし聖女にナギサを手放す気はなかった。秘密を知った彼を野放しにはできないし、彼以外から血を吸うことへの抵抗感もある。
「大丈夫。自分の信仰がブレなければ、何も問題はないわ」
だが、聖女の思っていた以上に聖教会の闇は深かった。
ナギサはその闇を暴いて聖女に突きつけてくる。
ナギサは聖女を堕とせるのか。
聖女は信仰を守り通せるのか。
これは吸血鬼となった聖女と、その従者となった魔法使による、世直しと復讐の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 22:10:00
31612文字
会話率:36%
【第1章完結まで毎日連載】
嫉妬心や依存心に劣等感の入り混じった、ドス黒い感情を隠しつつ、勇者は『魔王討伐』に、いざ赴く。
憧れの異世界でハルタロウは奴隷生活を過ごし、幼馴染のナーコは娼婦になる事を強いられてしまった。
しかし奴隷商
の美少女・タロットに出会い、奴隷ハルタロウは勇者となる。
唯一の特殊スキル『無敵体質』を駆使し、優秀な幼馴染と共に、この異世界生活を謳歌していくのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 19:51:08
312661文字
会話率:43%