会社で嫌なことがあった中園莉子は気分転換で仕事帰りにビルの屋上にある展望台へ行く。
そこでガラスに映る見慣れない服装の男性と目があうが、周囲にはそんな服装の人はいない。
不思議に思ってガラスに手を触れると自分の手がガラスをすり抜けていく。焦
ったリコだが、体は自然にガラスに吸い込まれて気がつくとビルの外にでていた。
夜風に晒された体は宙に浮いていて落下すると気づいたとき、気を失った。
次に目覚めた時、リコは見知らぬ場所にいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 20:21:44
89582文字
会話率:45%
現代日本の女子大生、桜木鈴華(さくらぎ すずか)は乙女ゲーにハマっていた。
しかし、その乙女ゲーは悪役無能女帝のせいで攻略対象が次々と殺されていくという厄介なもの。
その攻略に日々頭を悩ませていた鈴華は、ある日、目が覚めたら乙女ゲーの世界に
来てしまった。
しかも、その姿はあの悪役無能女帝のもので――!?
女帝となった彼女はその秘められた能力――龍を顕現し、女帝に成り代わって政治を取り仕切り、攻略対象を今度こそ幸せにしようと奔走する。
変わり者ばかりの登場人物に振り回されながら、推しとのロマンスも……?
「陛下、中に入れてください……夜風で凍えた私の体に熱を分けてくださいませ……」
「う、ウワーッ! 誰かタスケテーッ!」
中華ファンタジー世界を舞台にした成り代わり物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 20:00:00
78378文字
会話率:41%
高校生男子水影梶樹はとある事件で家族の仲となった少女、天聖繭愛との二人暮らしをしていた。ある日、繭愛の文化祭に行こうと出かけるのだがそこで闇のゲームに巻き込まれる。
その名はデッドオアディアー。現実から隔離された空間で行われる異能バトルデ
スゲームだった。果たして二人の兄妹は現実へと生きて帰ることができるのか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 09:26:14
305707文字
会話率:39%
ここはどこかの世界のどこかの森。
事情をもって目指すは最果てとも呼ばれるとある街。
主人公がそんなウルトラスペシャルに雑な認識で移動を行うところから話は始まります。
面倒な事情を抱えて旅する青年は人目を避けるために街道を使わず森の中を突っ
切るという自殺行為を行って道に迷ったようだと自覚する。
そんな中青年は謎の女性と出会うことになりました。
青年は一応の目的を持って行動しておりますが急ぐことは無いとその女性の暇つぶしに付き合うことにしましたが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 22:03:27
56033文字
会話率:28%
どこにでも居る普通の冒険者、ハルテオ。
ただの冒険者だった彼はとある事がキッカケで
世の争い事へと巻き込まれていく・・・
最終更新:2021-02-01 03:05:34
11110文字
会話率:29%
それは現代日本のようなとある世界のとある町でのお話。
世界の裏の奥、外道なれども触れることのできない世界の核心。
人の理の外にあるその核心は運命に囚われた彼らを襲い始める。
両親がいない少年、春来のごく普通な平穏は
ある日突然と壊されるの
であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 02:07:26
1495文字
会話率:38%
僕は彼女の紡ぐ言葉が好きだ。
ほんとに、ただそれだけ。
最終更新:2024-01-20 17:54:27
49517文字
会話率:40%
雨が降っている。
しかし、
それに気付かなければ、雨は降っていないのかもしれない。
最終更新:2024-01-13 01:11:44
5275文字
会話率:9%
渡辺祐が主役、監督を務めた映像作品のメイキングをここに残す。
これには祐の人生が描かれている。
「偽り」や「裏切り」が蔓延る現場を撮影した祐。
カメラを向ける祐の手が「怒り」で震えているのが分かる。
彼がこの映画を通じて何を伝えたかったのか
。
エンドロールが流れ、映画館の天井灯が点いたとき、あなたは何を思うだろうか。
無数のゾンビがあなたを襲う。
「生き残る」ことを選ぶなら、自分を信じろ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 15:07:03
10395文字
会話率:33%
陰キャでぼっちの《夜風》は、高校二年生になっても一人で生活していくのだと思ってる。だが、現実はそうはならなかった。隣の席の女子、《アサ》に夜風は一目惚れしたのだ。
主人公補正によりアサと友達になり、親密な関係を築いて言った夜風だったが、ある
日、アサから信じられない事を告白をされる……
これは、人生からしてみれば短く、だが大切な記憶となる恋の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 18:42:57
6802文字
会話率:30%
見上げた空には龍がいた。
運命の悪戯から、龍の肉を食べる事になった高校生、長月(ながつき) 結人(ゆうと)。
つまらない日常から解き放たれた彼は、人間を超えた肉体で、何を見て、何を為すのか────!
最終更新:2023-12-05 02:00:00
56544文字
会話率:26%
夜風に混じって結晶が飛ぶようになった世界。街が消え、国が飲み込まれ、人の文明はゆるやかに衰退した。生き残った人々は失われた技術にしがみつき、わずかな資源をめぐって争い合う。
そんな世界を巡回する移動都市で少女は暮らしていた。銃の腕を磨きな
がら、身よりのない子供たちとギリギリの生活を送る。大きな不満はないが充足感もない。しいて言うならば用意される飯が不味いこと。
少女は大人になりたいと願った。過酷な世界で少しでも自分らしく生きるために、ひたすら銃を練習した。必要なのは力と知識。生き残りたければ強くなれ。いつか大人になった時、街を出て、自由に生きる傭兵を目指すのだ。
しかし、街を守るはずの大人に裏切られた少女は船から落とされてしまう。さぁこれからどうしよう。唐突に放り出された外の世界。されど少女はしたたかであった。たとえ亡者のような人間に追われても、巨大なミミズに捕まっても、大国の兵士に襲われても……。
世の中はくそったれだ、と愚痴をこぼしながら傭兵少女は銃を握る。
○
物語の進行にあわせつつ、週二話を目安に更新します。基本的に週末です。更新が遅れたら叱ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 18:05:26
653147文字
会話率:53%
紀元前203年12月、彭城は寒さと飢えに覆われていた。四方から鳴り響く楚歌と凍える夜風で疲弊した項羽の心を癒やすものは虞姫の温もりだけだった。毎夜、冬の凍て付く夜風から逃げるように、帳を閉ざしてその温もりに縋っていた項羽は、やがて一つの決断
を迫られることになる……。
司馬遷「史記」を題材とした本格派歴史小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 22:36:25
3973文字
会話率:49%
さぁさぁ、今宵は月が出る。
夜が映すは、迷いか、明日か。
酔いどれ、暴人、昼行灯。
あなたは誰と、夢を見る?
初投稿作になります。
拙い文章にはなりますが、温かい目で見ていただけると幸いです。
感想、ご指摘等はコメント欄か、Twitte
rで #しがないレビュー をつけて呟いて下さるとありがたいです。
更新は2週間に一度、金曜日夜7時の隔週更新となっております(作者の都合により、更新をお休みすることもあります)。
注:この作品は、「カクヨム」様でも連載させていただいております。
内容、更新頻度ともに、こちらで掲載するものと変わりはございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 21:00:00
7105文字
会話率:40%
時は戦国時代、織田信長が足利義昭(あしかがよしあき)を将軍位に就かせ京に入った頃。
伏見稲荷の不穏なお告げが京に広まった。「先代の将軍・足利義輝(よしてる)の霊を慰めるため、宴をもよおせ。さもなければ、義輝の霊が京に祟りをなす」。しょうもな
いなあ、と噂を真に受けない少女・美月(みつき)は、21世紀の日本で生きた記憶を持つ。美月が仕える信長様も、そういう噂は信じていない。だけど京の人々を惑わせる噂を放っておくわけにはいかない。さて、必要なのはどんな宴? 同い年だけど前世もカウントしたらすごい年の差になりそうな信長の小姓・夜風丸(よかぜまる)とともに、厨番の少女が知恵を絞ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 21:39:33
7496文字
会話率:55%
「夜の一時三十分をまわりました。毎週木曜日、ここからは、『夜風のRADIO』のお時間です」
勉強机の上のポータブルラジオが、肌寒い夜に彩りを与える。
最終更新:2023-10-02 19:35:53
5023文字
会話率:39%
町娘のイリゼ。
彼女は、幼馴染の男の子に恋していた。
しかし、その子とは身分が違いすぎる。
男の子は王子で、イリゼは平民。
そんなイリゼの元へ送られてきたのは、王子主催の舞踏会への招待状。
僅かな希望をもって臨んだイリゼであったが、住む世界
の違いを痛感し、落ち込んでいたイリゼ。
そんな彼女の初恋が終わろうとした瞬間、夜風が淡い希望を乗せ、運んできた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 14:08:45
4328文字
会話率:30%
やっと秋風が吹きました。熱った頭も少しだけ冷静になってきて。
最終更新:2023-09-02 21:07:24
689文字
会話率:0%
数年ぶりの盛大に開かれた花火大会の帰り道。夜風も気持ち良いし、電車は混むので徒歩で帰る事にした夜道で。
最終更新:2023-08-25 00:10:41
2492文字
会話率:43%
帷の降りた夜一色の暗闇で、銀のロザリオがきらりと瞬いた。
するりするりと雲の影に紛れて街を往く暗い影が大通りのショーウィンドウに映り、ぴたりと男は足を止める。するとショーウィンドウの中の影は寸分の狂いもなく男と同時に足を止め、同じ背丈
、同じ姿で寸分も狂わず鏡写しにこちらをじっと見つめ返した。
黒のブーツに金の装飾の付いた修道着、首から下げた銀のロザリオ、一つに括られた鉄紺色の長い髪の毛。
鏡の中の影は夜風に靡く髪の一本取っても彼と瓜二つ、身じろぎの一つもせず時折男と全く同じ仕草を挟んで街の石畳の上にただ静かに佇んでいる。
黒い絵の具で塗り潰されたように穴の空いた顔で、こちらを見つめながら。
────悪魔出づる國、ウォーレンロイツ。少年少女、武器を取れ。
悪魔を殺せ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 19:20:28
8559文字
会話率:32%
「困ってる人を見ても、助けたりしちゃ、いけないんだぜ。自分にとって、命取りになるからね」
夏っぽい夜風を感じると、いつも思い出される言葉だ。
その言葉を耳にした時、俺はまだ八歳で、社宅に住んでいた。マンションの三階。その夜、俺は珍しく度
の過ぎた悪戯をして、お仕置としてベランダに閉め出されていた。後にも先にも、そこまでの仕置を受けた事はない。
多分、当時の俺は夏休みを目前にして高揚していたのだ。何を思ったのか、父の部屋から車の鍵を拝借して、運転席に座った。そして、見様見真似で車を走らせたのだ。駐車場の中だけの話だったし、自転車よりもノロノロとした速度だったから、そこまで叱られるとは思わなかった。
叱られる事に慣れていなかった俺は、大きなショックを受けた。十七年経った今でも、よく覚えているくらいに。
あの夜、ベランダで俺がひとり、打ちひしがれていた時、隣の家の網戸がガラガラと鳴った。続いて、蒸し暑い空気を割くような、シュパッという音。目をむけると、向こうもこちらを見ていた。
スッと背の高い、薄い体。少し外国人風の顔立ち。湿った夜に、赤い点のような輝きがくっきりと見えた。独特の香りが鼻をつく。先程の空気を割くような音は、ライターだったのだと知った。淡い煙が夏に溶けていくのがキレイだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 13:05:51
9750文字
会話率:30%
上堂玖来夢(くらいむ)は学校ではいじめられ、教師にもパワハラを受け、家族との折り合いも悪く唯一の居場所は家のベランダだけだった。
ベランダにはいつも白湯子という隣に住む同級生が夜風に当たりながら話し相手になってくれていた。
ある休日、玖
来夢は白湯子に彼氏の代わりをして欲しいと頼まれるのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 21:35:39
8922文字
会話率:28%
聞こえてくるのは、星詠みたちの間に伝わる、長い長い口承歌。少し掠(かす)れたその声の持ち主は、テントの幕布に寝そべるようにして暗い星空を見上げている。大きめの服をまとった小柄な少年。頭に巻いた重そうなターバンの先端、特徴的な紋様の描かれた布
が夜風になびく。
***
傭兵のお姉さんが星詠みの少年に頼み事をする話。
前後編の全2話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 10:00:00
5085文字
会話率:43%
三付比良人の周りには三人の怪しい人物がいる。
中学から一緒のお金持ちお嬢様、神楽咲咲。
ほぼ他人と言っても差支えのない同学年女子、夜風繋。
なんだか最近女々しい男友達、猪皮蒼。
そんな三人から比良人は、妙な形で絡まれる。
奇妙な求婚に、意
図不明の連行、そしてストーカー。
明らかにおかしな周囲に振り回されながら、比良人は答えを探す。
これは、自分を見つける物語。
【毎日更新】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 12:00:00
115369文字
会話率:31%