追求者――それは解脱の対となる概念『解創』を用いて、自由を追求する者達。
そんなエゴイストの中で更にごく少数な人間は、太平洋戦争時、解創の技術で国に勝利をもたらさんと尽力――戦争に使える解創を研究していた。
しかし彼らの技術が使われる
前に、日本は終戦を向かえてしまう。国に仕える追求者たちは、来るべき時に国からの勅命を受けられるよう、架空の姓を騙り、一般的な家庭になりすますことで他国からの手を逃れた。
架空の姓の追求者は、子孫を『解創の技術の標本』にする事で、代々その業を継いできた。しかし約七十年の月日の流れが『来るべき時に国に尽力する』大義を廃れさせ、今では、ただ業だけが受け継がれていた。
廃れた追求者の家系の一つ、蓮灘家の娘の薫は、他の追求者から見れば、まさしく特異な解創を宿す蜜の壷。まるで群がる羽虫のように、彼女の元にさまざまな人間が集ってくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-18 12:00:00
252988文字
会話率:33%
「昔々有る所に、壷に封じられた魔神がおりました」
壷に封じられた魔神は、自分を助けてくれた女性の願いを叶え、結ばれて家庭を持ちました。けれど、幸福に暮らす魔神の元に使者が現れ「世界」へ戻るように促します。
魔神の創造した世界は危機に瀕してい
たのです。
魔神は自らの代わりに、彼の子供達を「世界」へと使わします。
娘の橘媛がその頭脳で、「世界」の復活に挑み、弟の緋色が力で姉を助けます。
けれど、魔神を壷に閉じ込めた影の男がそれを阻み、二人は危機に陥ります。
「世界」救うどころか、「世界」は二人の為に、内戦状態に陥ろうとしていたのです。
果たして魔神の子供達は、世界を救うことが出来るのでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-05 19:00:00
106975文字
会話率:31%
叔父の四拾九日を1週間前に控えた自分の心境整理。
最終更新:2015-05-17 15:29:22
1418文字
会話率:17%
今から22年前、アムート山脈山頂に突然城が現れた。
その城は魔獣王のものであった。
各国周辺では魔獣が現れだし、魔獣との戦闘に苦戦していた。
クライム王国は各国に共闘を呼びかけ連合が結成された。
そして、カイン将軍率いる6人の精鋭を派遣した
。
カインは魔獣王城に到達するも撤退を余儀なくされた。
カインはこの戦いで左手を失ったが、この時持ち帰った
魔獣の壷の研究に没頭した。
後にクライム国王の命によって傭兵学校を設立する。
この後、魔獣の壷の研究成果とその他の幾多の功績が認められ、
傭兵育成の為の国、カイン国の国王となり傭兵王と呼ばれる。
※この物語は、「魔獣の壺 - 本編 -」 の設定用小説です。
どちらかと言うと、設定資料に近いものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-09 20:06:09
14119文字
会話率:6%
夜。今宵も宮中に琴の音が響く。奏でるのは、帝の寵愛が絶えて久しい桐壷の更衣。何故、彼女は今も宮中に留まるのか。
最終更新:2014-08-31 23:28:10
3024文字
会話率:40%
壷から出てきた少女、その少女とであったことで玲雄の運命は全く予期せぬ方向に動き出す。
少年少女文庫さんに投稿した過去作です。
最終更新:2014-08-22 08:44:40
10075文字
会話率:48%
孤児院に住む兄妹の独白。
夏のホラー2014参加作品。
※8/11、『悪夢の小箱』に番外編を追加しました。
最終更新:2014-08-05 17:35:25
5292文字
会話率:28%
古い友人に招かれた私は、友人から最近現れる幽霊について話を聞かされる。幽霊のもとであろう茶壷を託された私は、自宅で幽霊の出現を待つ。
最終更新:2014-07-28 01:41:22
3246文字
会話率:0%
友人が部屋に遊びに来た。何もないはずの空間を指差し、そこに紫の壷があると言い出す。どんな形か聞いても、要領を得ない。口と底が一つにつながっていて、水を注ぐことはできても、出すところがない、そんなことを言うのだった。
最終更新:2014-07-22 13:44:17
1280文字
会話率:35%
何でも願いを叶える魔法の壷を手に入れた私。
当然叶える夢は……決まってるよね!
最終更新:2014-05-24 14:03:13
487文字
会話率:100%
『聖女と崇められし少女は神の子を孕む。神の加護を受けし聖女の第一子により、黒き魔王は滅ぼされるだろう』
新米魔王に下された滅びの予言。予言を回避する方法は――聖女を穢すこと?
最終更新:2014-05-22 18:59:02
106737文字
会話率:52%
源氏物語の桐壺になってしまったわたしは……帝から逃げようとしたのだけれど
ヤンデレな帝の捕まっちゃう話
最終更新:2014-03-18 23:59:36
3895文字
会話率:18%
はじめましてー\( *´ω`* )/
最終更新:2014-01-31 10:37:26
387文字
会話率:95%
ガイコツは迷宮のB1Fにいる雑魚モンスターだ。
彼には夢がある。
戦いと離れて穏やかに暮らしたい。
棺か骨壷の中でぐっすり眠りたい。
その夢をかなえるため、彼は迷宮の奥を目指す。
ほんのB10Fまでの小さな迷宮で、うごめく雑魚たちの物語が
始まる。
※頭カラッポのコメディ調のお話です。頭カラッポにして読みましょう。
※超不定期更新になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-02 07:00:00
3902文字
会話率:29%
お菓子の家に、しゃべる壷。
どうやら夢の中らしいが、壷が指し示す二つの道。
それはどこに繋がっているのだろう。
最終更新:2013-10-08 11:59:18
9204文字
会話率:38%
いわゆるニートの一郎は、見慣れぬ古美術店で不思議な壷を買う
最終更新:2013-09-14 11:48:28
1299文字
会話率:44%
兄の身代わりで騎士としてド田舎の砦の守備につかされたアルブレヒト(仮名)は、退屈な毎日にも、意味深な目線を送ってくるご令嬢方にも飽き飽きしていた。ある日、倉庫から、獣のように吠える壷が発見されたという話を聞いて、様子を見に行ったが……。男装
の少女騎士と、彼女に(率先して)振り回される少年兵士の小冒険。/※自サイトから転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-01 21:32:45
15518文字
会話率:42%
平安時代の政治と文化が続く日本は、近年環境破壊が深刻化していた。人々は櫓の上で生活し、浮遊都市の実験をも始める。実験の舞台は、巨大な図書館都市・図書寮第五分亭〈壷菫〉。実験は失敗、都市は破壊され、半ば閉鎖された。
職員で異能の書司・成田
琥珀は、事故で両親を失う。彼は片付けが書司の手を離れたその日、男装し都市に忍び込んだ少女・芙蓉と出会う。彼女は友人に会う約束をしたと言う。
その友人は、浮遊都市の実験関係者であり、行方不明だった。しかも芙蓉には京から追っ手がかかっており……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-24 20:00:00
121312文字
会話率:49%
壷を覗きこんでしまった男の話。
最終更新:2012-10-26 23:27:02
3458文字
会話率:34%
取り残された時の中、それでも私はあなた様の隣に居れた幸せを胸に、黄金の空を見上げたいと思います。「そういうものか?」不思議そうなそのお声に、私はいつまでも「そういうものです」と笑っていたい。白い壷の中に沈まない眠りを、あなたの御許で――
最終更新:2012-10-15 22:53:15
11903文字
会話率:28%