異邦人の少年が国取りとなるまで、その歩みです。
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最終更新:2014-08-18 20:33:15
6765文字
会話率:38%
天文3年、1534年。その世界は、荒れにあれていた。
農民たちには、土地を分配(ぶんぱい)して、田を耕(たがやか)せた。しかし、その大半は、税として取り立てられ、残ったお米は、山賊などに襲われて、持っていかれる始末であった。もちろん、そん
な山賊たちは、人々に容赦はしなかった。それだけではなく、多くの苦しみが民(たみ)を襲っていた。そんな民を国は助けることも無かった。時の将軍、足利(あしかが)は、朝廷に弓を引き、己(おのれ)は天皇となるように計(はか)ったが、将軍が突然の病により亡くなると、その後も二代に渡って足利権力は続いたが、実情(じつじょう)は衰退(すいたい)していたのだった。
足利の権力、室町幕府により、振り分けられていた日本の土地は、それぞれが1つの国として、民から資源を奪い、力を蓄(たくわ)え、国取り合戦が続いていた。そんな争いに、民たちが苦しんでいても、朝廷をはじめとした貴族たちも気にせず、現(うつつ)を抜かしている頃、ひとりの赤子が生まれた。
その男の子の名前は、吉法師(きっぽうし)と名づけられた。
この物語は、世が確実な不平等と人間の心を捨てさせるほどの混乱の中、ただ、正義という志(こころざし)を持って、悪を倒し、理(り)という剣(つるぎ)を持って、人間のまやかしを切り裂いた、ひとりの男の人生を描いたものである。”その男、魔王”と呼ばれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-29 23:38:39
3928文字
会話率:45%
群雄割拠の時代(春秋時代を想定した架空)。
その中で南の大国である礎は、眞と手を組み、北の大国である靖の国を攻めた。が、礎はその同盟国であるはずの眞に裏切られ、礎王桓秦、その子である、桓栄、桓儀、ならびに礎の八駿の五名が殺されてしまう。
そして眞と靖はその勢いをもって、礎へと進行を始める。
礎国にせまりくる危機。辺境の地で孤立してしまった八駿の一人春華。
礎の公子桓秀は、自国と彼女を救えるのか?
この物語は一人の少年と若き女性が互いの絆の強さを確かめ合いながら、荒れ狂う激動の時代を駆け抜けてゆく、そんなお話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-09 01:14:17
102955文字
会話率:45%
孤児として育てられたシュン。なにも持たない自分、無力な自分・・・
しかし少年はある日、自分の死とともに自分が持つ特殊な能力に気づく!
それは転生の力
彼にとって死は終焉ではなく、再生
剣と魔法が存在するファンタジーの世界で、社会の底辺か
ら這い上がる!!
●ルール
主人公は死んでも再生《リプレイ 》します。開始時点は8歳で孤児院、引き継げるのは記憶と経験のみ、死んだ場合は8歳から同じ場所から再スタート
同じ時間を繰り返しおくることで、主人公が成長していきます。最終的に最強になる予定。また、物語の性質上、徐々に盛り上がる形にしています。
筆者の処女作。完全に妄想を形にするための自己満小説。更新は不定期(今のところ頑張ってますw)などなどマイナスポイントもたっぷりのこの小説ですが、読者に楽しんでもらえて、一緒に妄想できたらいいなぁと考えてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-01 23:44:25
52108文字
会話率:43%
時は戦国。各国が天下統一に乗り出す時期が来ていた。
そんな中、大でも小でもなく中くらいの国を統べる城主があった。
その名も如月城城主、曙 万太郎(あけぼの まんたろう)。
平和な空気が漂う城内で、彼は右腕の言葉にこう答える。
「国取りだぁ?
知るかそんなもん」
戦国? ギャク? どっちももどきです。ふふっと笑って和んで頂ければ幸いです。
追記、この小説の著作権は天川 七に属します。無断転載は禁止です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-30 22:23:45
2031文字
会話率:58%