26歳、化粧品メーカー勤務。 八田麻帆は、恋人が欲しかった。 人生で何度か、相手のいる恋愛をした。 それもすべて惨敗。 出会いを求めて積極的に動いても、ちっとも上手くいかない。 それでも、誰かと恋をしたい欲求はやまなかった─
─。 八田が勤める都内某所のオフィスビルには、いくつかの会社が入っている。 親しい同僚を通して顔見知りになった眞崎巽は、顔は好みのど真ん中、だが中身は、口が悪くて傲岸不遜のいじめっ子。 顔を合わせる度にいがみ合う犬猿の仲だった。 そんな中、八田の周辺に小さな異変が起こり始める。 それを知った眞崎は──。 子供じみた大人達の、近距離オフィスラブ・ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 18:12:40
5979文字
会話率:51%
この物語はゼナールという世界の神、ファースラが手違いで召喚してしまった少女マオのお話。
口が悪くてすぐ手が出るマオだが、優しいところもあり、行き当たりばったりで人を助けたり助けなかったり…
世界最強と言われるようになるのだが本人は全否定。
人違いです。関わらないでください。しつこいです。
はいっぶっとばします!!
自分の生活を乱されるのが嫌いなマオに次々と集まる人
集まった人達は仲間と認めてもらえるのか?
笑いあり涙あり?の物語となる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 01:22:18
6289文字
会話率:53%
※この作品の主要人物の大体全員口が悪く、子供にそりゃあもう悪い影響を及ぼします※
半人前の銃職人カメリアは今日も銃のメンテナンスをする。
もうすぐ秋が終わり冬が来る、雪で山が閉ざされる前にムースやグリズリーを狩るために銃の仕事が山ほど来
ていた。
仕事に忙殺され、やっと一息ついた時、二人の令嬢がカメリアの店を尋ねた。
「無理強いします。やって下さい」
店内に響く言葉、そしてその言葉が指し示す先にある景色をカメリアはまだ知らない。
この作品はカクヨムでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 20:00:00
106208文字
会話率:63%
口がきけない少女は、紳士的で柔和な性格で人気のリオ・グレヴィル伯爵にメイドとして雇われることとなる。リオの傍で働いてみると、その口からは「クソ老害どもが」「あの野郎、調子に乗りやがって」…世間の評判とは正反対の口が悪くて腹黒い性格。
「僕の
…いや、俺の本性を隠さなくても、お前なら言いふらせないだろ?」
メイドっていうか、鬱憤のたまった腹黒伯爵の愚痴聞き役だけど、なんだかんだ今までで一番楽しい職場です。
※アニメイトブックフェア2022 『耳で聴きたい物語』コンテスト投稿作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 23:32:02
7997文字
会話率:35%
春は桜が咲き始め、暖かな日差しと共に新しい生活、新しい出会いを期待する時期だ。
人に対して無頓着で口が悪く、ひねくれている主人公、宗方 誠(ムナカタ マコト)とと内気で人と話すのが苦手な女の子、木村サクラ(キムラ サクラ)が出会い、共に成長
していく物語である。
「なぁサクラ?上のあらすじ堅くないか?」
「そんなことないよ!誠くん!あらすじって案外書くの大変なんだよ!」
「まぁそれは大変なんだろうけど…もうちょっとひねっても良かったと思うんだ」
「まぁそれはそうだね…」
「あんたたち!あらすじを荒らさないの!サクラも認めちゃったし…」
「樹里ちゃん!こんにちわ!」
「あっ!サクラこんにちわ…じゃなくて荒らさないのよ!読者が混乱するんだから」
「樹里…読者って発言がメタいな…」
「誠がそれを言うか!ちゃんと紹介しないとダメじゃない!」
「あぁそうだな…この作品はサクラが教祖となって日本を牛耳る話だ!」
「誠くん…わたし教祖じゃないよ…」
「誠!話を盛るな!私たちの出会いの話よ!」
「まこちゃん…待ち合わせ場所に行ったらいないから探したよ…」
「チッ!サルがもう来たか…」
「舌打ちひでぇよ!友達だろ!」
「「サルが!うるさい!」」
「樹里ちゃんもまこちゃんもひどいよ…ねぇサクラちゃん?」
「まぁ…ははっ…とりあえず私たちの出会った時のお話です!楽しんでいただければ幸いです!」
「サクラちゃんの愛想笑い…」
「まぁ読んでみてくれ…」
※当作品の登場人物及び場所などは、架空のものであり、フィクションです。
またいじめなどの表現がございますが、あくまで演出となります。気分を害されないようお願いいたします。
※本作品は火曜日と土曜日に更新予定となります。
また全8話+後日談となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-19 01:00:00
28197文字
会話率:64%
天使は今日も仕事——死確者(=死が確定した者)の未練を死ぬまでに無くすこと——をしに、現世へ向かう。
今回の死確者は、老人ホームに身を置く老婆。頑固で偏屈で口が悪く、誰しもが距離を置くような人間だ。
なかなかに癖のある人物であり、手を焼く天
使であった。
会話すらままならなかった死確者であったが、ある事をきっかけに不思議と心を開き始める。
しかし、運命は悪戯に、彼女の置いてきた過去を連れてきたのであった……
これは、少しズレた天使とある老婆の物語——
※本作は、番外編です。そのため……
⑴本編である『天使と〇〇』とはコンセプトが異なり、天使の持つ特性や制約を活かした独自の物語となっています。
⑵物語独自の用語・設定は、進行上支障にならぬ程度にしか説明をしておりません。詳しいことは、『天使と〇〇』(:https://kakuyomu.jp/works/1177354054883408046)の「天使と女」編(特に、第2話〜第4話)に書いています。
本作を気に入った方は、本編も是非。
※この他にも番外編(『天使とヒーロー』:https://ncode.syosetu.com/n2202ef/、
『天使と刑事』:https://ncode.syosetu.com/n6253fh/)があります。気に入った方は、そちらも是非。
この作品は「カクヨム」でも、掲載をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 00:05:33
32763文字
会話率:54%
「僕」こと悟は祖母の友人に降りかかった「宅配便消失事件」に巻き込まれる。
いちおうは恩人であるその人のために、犯人探しに乗り出す悟。
しかし、探偵役は彼ではない。調査し、推理するのは彼の幼馴染であり、
高校一年の女子、青鷺しずかだ。
口
が悪くて個性的なしずかに振り回されながら悟は、荷物の消えた謎と犯人像に肉薄する。
だが、同時に彼らを危機が襲う。
しずかと悟は、無事真実にたどりつき、真犯人を捕まえることができるか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 16:24:34
25786文字
会話率:43%
サリエラ王国の若き魔術師長、メイフィリス・レナードには天敵がいる。口が悪くて何かとダメ出ししてくる、騎士団のオルレーン・ギウスだ。けれどある時、彼女は酔った挙げ句にオルレーンに迷惑をかけてしまう。さらに判明したのは、彼がメイフィリスの初恋の
少年だったという事実で。
──ツンな魔術師が、初恋の元少年に絆されていくかんじの話。◇全八話◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 18:00:00
21231文字
会話率:38%
クリスには、月の女神と呼ばれることもある美人で有名な姉、リリアナがいた。
姉は見た目とは裏腹に、非常に強烈な個性の持ち主だ。
そんな姉が恋をした。
「なんでこんな失礼な奴が近衛騎士なのよ、こんな所でずる休みしてないでちゃんと働きなさいよ
」
「休憩がてらテラスの治安維持をしてるんだ」
「はぁー? なんなのよそれ」
「ちゃんときみのことも守るよ、何かあれば……たとえ、どんなに口が悪かろうとも」
口が悪くて見た目詐欺と呼ばれる美人 X 彼女にだけ失礼な騎士
自分が恋をしている自覚のないリリアナは、喧嘩友達?の彼との恋を成就できるのか?
クリス曰く、
「まあ、ちょっと、人よりちょっと、いや大分だな、おしゃべりで、でも、口は固いんです。で、人よりちょっと……時々、思ったことが口からポロポロ出て、アレな姉ですけど、とても、とても良い姉なんです。一応美人だし。
あんな見た目だけが取り柄の……いや俺にとっては素晴らしい姉なんです。ちょっと他人にはお勧めしづらいですが。
慣れるとあの妙なとこが癖になります。きっと、多分……
刺激が強いので退屈だけは絶対しないかと」
そんなリリアナを、是非楽しんでください。
* 最終話まで書き終わっていますので安心してお読みください。
最初の数日は1日に2話以上投稿する予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-26 21:18:44
61924文字
会話率:63%
上から目線で口が悪く愛想なし、おまけに酒癖最悪の喧嘩っ早い短気な男と周りから評されるも、自らはギルド最強を謳う黒髪の青年は、ある日ギルド長から追放処分を言い渡される――そこから始まる“本当の彼”と、彼を取り巻くギルドメンバーたちのすったもん
だな物語。
完璧なイケメン団長、努力家な治癒師、ツンデレヒロイン、イキりまくりの後輩たち、など。
そんなありふれた属性の彼らを相手にしながら、一見とっつきにくい主人公が時々『無自覚』に、時々『勘違い』を挟んで時々『やれやれ』しながら時々『無双』する、そんなお話。
+++++
※※※本作に『ざまぁ』要素はありません※※※
なろうテンプレの追放モノにジャンプの三大原則『友情・努力・勝利』を混ぜて爆散しない化学反応を目指した作品です。(一周回って只の王道になった感…)
戦闘シーンで流血表現等があるためR15にしています。
見方によっては、かっこつけ系のイキり主人公なので苦手な人はブラウザバック推奨。
あと未成年の飲酒シーンありますが推奨してるわけではありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 00:02:01
66713文字
会話率:49%
薄茶色の瞳に同じ色の長い髪、垂れ気味の大きな二重の目は少し眠たそうに見える小柄な美少女サツキ。庇護欲を掻き立てるようなサツキは4人の超イケメン兄ちゃんたちから溺愛されている。
どこからどこまでが友達?恋ってどんな感情?
美しい見た目に反して
口が悪く時々男前なサツキは少し変わり者の自由人。そんなサツキが兄、友達、クラスメイトと過ごして色々なことを学んでいく日常コメディー。ラブコメ要素もあるかも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-24 23:28:07
24833文字
会話率:47%
父と義母の再婚でできた義理の妹は口が悪く俺のことが大嫌い。
かと思ったらあの日から彼女は俺にデレデレになって困っちゃう物語
3年くらい前に消したやつのリメイク?みたいな感じで書きます、
趣味みたいな感じで書いてるので不定期更新
かつ、前
のものと内容がほとんど違うかもしれませんがご了承ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 02:41:34
407文字
会話率:42%
生物部に仕方なく所属しているアスマとミノは普通の高校生とは大分かけ離れた性格・趣向を持つ女子高生。
基本的に物事に対して無頓着、無関心でマイペースなアスマ。口が悪く性格も悪いミノ。二人は日常に起こる謎や殺人事件に巻き込まれつつも解決し、ほろ
苦くも眩しい青春を過ごさないアンチ青春ミステリ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-24 20:06:10
138916文字
会話率:58%
生物部に仕方なく所属しているアスマとミノは普通の高校生とは大分かけ離れた性格・趣向を持つ女子高生。
基本的に物事に対して無頓着、無関心でマイペースなアスマ。口が悪く性格も悪いミノ。二人は日常に起こる謎や殺人事件を興味本位や暇潰し、報酬に釣ら
れたり無理やり手伝わされたりして解決していく。どんなに後味の悪い結末にもまったく動じない少女たちによるアンチ青春ミステリ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-16 21:39:23
91426文字
会話率:62%
『アルベルティナ・クラース。悪いが何も聞かずに、俺たちに付いてきてもらおうか』
パン屋で店主を泣かせるほど値切った帰り道、アルベルティナことベルは、突然軍人に囲まれてしまった。
そして訳がわからないまま、鉄格子付きの馬車に押し込まれ
どこかに連行されてしまった。
ベルを連行した責任者は美形軍人のレンブラント・エイケン。
人攫い同然でベルを連行した彼は人相が悪くて、口が悪くて、いささか乱暴だった。
けれど、どうやらそうしたのは事情があるようで。
そして向かう先は牢屋ではなく、とある人の元らしくて。
過酷な境遇で性格が歪み切ってしまった毒舌少女(ベル)と、それに翻弄されながらも毒舌少女を溺愛する他称ロリコン軍人(レン)がいつしか恋に発展する……かもしれない物語です。
※他のサイトでも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-10 10:22:47
178527文字
会話率:32%
題名のまんまです。
前世の記憶のせいで故郷を出奔する羽目になったガチムチ竜人族のオッサンと、オッサンに拾われた口が悪くて生意気な混血少年の話。
主人公のオッサンは女も男も恋愛対象にはしませんが、周囲は性別問わず押してきます。
少年は最初はク
ソ生意気ですが、だんだん苦労性になります。
オッサンと少年の関係はブロマンスです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 07:28:19
16189文字
会話率:27%
タイトルまんまです。
ご都合主義です。
亀更新です。
出演:
中間管理職的神様:奴ら系統の相手に対しては口が悪くなる主人公。本人曰く常識神(ジン)。
愉快犯的神様(奴ら):パーティーピー〇ー。座右の銘は「楽しんだもん勝ち」
他:作
者の気まぐれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-17 20:00:00
39697文字
会話率:31%
主人公、多助 太狼は、
怖いもの知らずの強面男。
口が悪く、目付きの悪さを恐れられ、
圧倒的な腕っ節の強さから、学生時代は
【 太陽をも喰らう狼 】と呼ばれていた。
そんな主人公にある日、
非通知の電話が届いた。
その電話の相手は、
都市伝説のメリーさんだった。
『もしもし? あたしメリー、
今、あなたの後ろに……あれ?』
後ろを取りたいメリーさんと、
後ろを取られたくない太狼くんの、
本当にくだらない日々が、今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 20:00:00
59376文字
会話率:71%
魔法使いは、森の中に捨てられた少女を見つける。
少女の夢は、立派な魔法使いになること。共感した魔法使いは、少女を弟子にして立派に育ててあげることにした。
腐った人間たちに負けないどころか、自由にしてしまえるほどの魔法使いに。
数年後、口が悪
く生意気となった弟子は、師匠直伝の結界魔法を得意とする魔術師となる。
さらなる研鑽のため師匠と一緒に冒険者ギルドに入り、日常を楽しく過ごしながら大魔王との戦いの旅に臨んでいく。
その行く先で、弟子は何度も裏切られ、クビにされ、ハメられそうになるが、師である魔法使いが心配する必要は全くなかった。
なぜならば弟子となった少女は、すぐに奴らに思い知らせてやるのだから。
これは私の弟子が、この世界で史上最高の大魔法使いに成長するまでのお話さ。
(全5回。前作、前前作ありますが、本作のみで楽しめます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 11:48:51
24810文字
会話率:53%
伯爵家の長女で妾の娘、クレア・ガーフィールドは、正妻の娘である妹に婚約者を寝取られてしまう。妹のフィオナは妾の子であるクレアを目の敵にしていて、クレアの持っているものは全て奪わないと気が済まない性格をしているのだ。
フィオナに落とされた婚約
者のセシルから婚約関係の解消を言い渡されたクレアだったが、フィオナとセシル、さらにガーフィールド伯爵夫人に婚約解消の全責任をなすりつけられ、勘当されそうになる。そんな彼女を庇ってくれたのはセシルの弟、ロイだった。貴族の風上にも置けない口の悪さと喧嘩っ早さから不良貴族や狂犬というあだ名すらつけられているロイだったが、クレアにだけは優しい視線を向けてくるのだ。
クレアの元婚約者を、妹を、そして継母を罵倒したロイは、自分がクレアの婚約者になると言い放った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-18 19:01:01
34599文字
会話率:54%
【注:これは『超連載版 されど悪役令嬢はタヌキに愚痴る』の第3話のみを短編作品として投稿するものです。連載版では既に掲載済みとなっております】
「アンタは近すぎんの。番台のすぐ側すぎるの。だからもっともっと会ったこともない、あの火山のてっ
ぺんぐらいにいる人に感謝されたい。そう思うのって私がおかしい?」
『令嬢の湯』――それは東方の辺境の街に存在する人気スポットである。
そこの湯守の令嬢ダニエラは、昔は王都の有力貴族の令嬢だった。だが婚約者である王子に一方的に婚約を破棄された挙げ句、でっちあげの罪を着せられて王都を追放され、この東の辺境に流れ着いたという過去があった。
その温泉の常連客である引退勇者「タヌキ」はある日、温泉の客名主を自称するオーク・ヤエレクから、『令嬢の湯』に出入りする凄腕のエルフの按摩・エレノア婆さんが誰かから恋文をもらったらしいと打ち明けられる。齢150歳のエルフの老婆に恋文? 訝る「タヌキ」だったが、その日以来エレノア婆さんはすっかりと元気を失ってゆき……。果たしてダニエラと「タヌキ」は、無事に恋文の謎を解き、エレノア婆さんを元気にすることが出来るのか。
めちゃくちゃ口が悪くてボヤキ性の悪役令嬢と、訳アリ過去アリ協調性ナシの鍛冶師見習い青年「タヌキ」の人情噺日常モノです。
当作品の短編形式としての投稿はこれで最後になります。以後は連載版で連載してゆきますので移動お願い致します↓
【超連載版】されど悪役令嬢はタヌキに愚痴る
https://ncode.syosetu.com/n8293gs/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 12:00:00
23252文字
会話率:33%
「人間はどうして婚約なんかするのかしらね……」
「タヌキと婚約したって仕方がないからね」
『令嬢の湯』――それは東方の辺境の街に存在する人気スポットである。
そこの湯守の令嬢ダニエラは、昔は王都の有力貴族の令嬢だった。だが婚約者である王
子に一方的に婚約を破棄された挙げ句、でっちあげの罪を着せられて王都を追放され、この東の辺境に流れ着いたという。
彼女が湯守を務める温泉の常連客である鍛冶師見習いの青年「タヌキ」は、彼女のそんな過去を知って驚く。いつも気怠げで、なおかつ少し孤独そうな彼女。何とか救ってやりたいと「タヌキ」が思っている時だった。婚約破棄してきたはずの王子の使者が辺境の街を訪れ、ダニエラに「前年身罷った王太子妃にした全ての罪を赦す。王都へ帰還し、再び王子と婚約するように」と告げる。婚約者を捨てるような王子にこの人は渡せない。そう憤慨する「タヌキ」だったが、ダニエラは何かを覚悟したような顔をしていて――。
めちゃくちゃ口が悪くてボヤキ性の悪役令嬢と、訳アリ過去アリ協調性ナシの鍛冶師見習い青年「タヌキ」の人情噺日常モノ、気分次第でミステリーになります。
以前、短編で投稿し、まぁそこそこの好評を博した『されど悪役令嬢はタヌキに愚痴る』の連載版となります。
【お断り:短編投稿時、下ネタが多すぎて運営さんから「おめーの小説R-15にすっから!」と怒られたので、そこに関しては細かく修正してゆきます。でも基本的にここぞと言うところではめちゃくちゃ○○○とか言わせます。
更に連載に当たり、短編版とは違う展開・設定となっております。ご容赦ください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-12 12:00:00
60707文字
会話率:35%