十一月のある日の放課後。
中学生の「僕」は、目の前でクラスメイトの「彼女」を泣かせてしまった。
けれど僕は彼女を追いかけられなかった。そのせいで、彼女は交通事故に遭った。
次に気が付いた時、目の前には彼女がいた。
似たような会話の末、彼女
は走り出し、また事故に遭う――。
時間が巻き戻っている。
そう自覚しても、僕には何も出来ない。
特別な力なんてなくて、結末はどんなことをしても変えられない。
希望のない未来に抗い続ける辛さ、独りで抱える苦しさは、繰り返す度に僕の心を削ってゆく。
それでも、僕は諦められない。
彼女を助けるために、何度だって走る。
そのためなら、僕は――
※一つ一つは短いので、是非「僕」の回まで一気にお読みください。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-20 17:00:00
64303文字
会話率:25%
十一月十一日のできごと。
最終更新:2020-11-11 05:00:00
1270文字
会話率:42%
十一月の晴れた空に、雲が現れてやがて消えていくように、言葉の詩もまた薄白く消えていく。言葉とは留めることを担うものでもある。そこに思いがけなく現れる形が詩情の輪郭と言うのだろう。
最終更新:2020-11-07 18:30:26
470文字
会話率:0%
時は明治三年(1870年)真夏のサンフランシスコ。維新討伐の難を逃れ、勝海舟の差し金で逃亡した二人の国事犯が横浜から上陸した。一人はかの徳川家康を二度敗走させた真田昌幸の遺した極秘の軍術、『九度山信兵録』を解読した若き天才軍師、もう一人は幻
の真田の錬人術を極めた幻の人斬り。二人が狙うのはただ一つ、慶応三年十一月十五日、京都近江屋に散った坂本龍馬が偶然、引き揚げたある怪物。アメリカ大陸に渡った怪物の目的は、遠い太古の歴史の彼方に葬られた邪神たちの復活だった。19世紀、幕末日本と黄金時代アメリカを股にかけた異色史伝クトゥルー神話!(カクヨム様にて重複掲載させて頂いております。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-20 06:14:21
137992文字
会話率:51%
【10分間で読めるホラー】
ホラーと言うか、厳密には「世にも奇妙な物語」や「トワイライトゾーン」な感覚でお読みいただければ良いかと思います。
十一月八日。
なぜか幼い頃からその日が気になって仕方がない。
そしてそれは年々強まり、そしてとう
とう今年、その理由が判明することとなった───
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-04 23:38:42
4035文字
会話率:21%
天正十三年。十一月。
我々は一人の英雄を失った。
諸君が愛してくれた男は死んだ!
何故か? 地震があったからだ!
これは、天正地震で死んだ一人の英雄が逆行する物語
……最近岐阜では地震が多いと聞いた作者の妄想から生まれた作品です。
タ
イトルは完全に悪乗りしております。
色んな意味で不謹慎な作品ではありますが、読者様におかれましては日本海のような大らかな気持ちを以て閲覧して頂ければ幸いです。
プロット無しにつき不定期投稿の予定。
10万字くらいが目安です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 10:57:28
104799文字
会話率:36%
一九四二年六月、ミッドウェー海戦で日本海軍は赤城、加賀、蒼龍の三空母を失うという大敗を喫した。
その二ヶ月後、アメリカ軍海兵隊はソロモン諸島ガダルカナル島への上陸作戦を開始し、ここに日米による熾烈なガダルカナル攻防戦が幕を開けた。
そ
して三ヶ月後の十一月、ガダルカナルの沖合にて、すでに何度目となるか判らない日米両海軍による戦闘が始まっていた。
第三次ソロモン海戦。
海戦史上例を見ないほどの混戦となったこの戦闘は、日米初めての戦艦同士の決戦として後世に記憶されることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-09 13:19:30
99046文字
会話率:28%
二十一世紀も終盤に差し掛かった頃、南極大陸の大半が消滅し人類は二つの存在と邂逅する。
魔法と異世界。この二つは存在の大きさから国際政府によって魔法使いと呼ばれる一部の人間にしか知られることはなかった。
二〇六七年十一月。
都会化の進むとある
都市《八王子市》在住の高校生、新田裕紀は些細なことでその二つの存在を知ることになる。
これは現実と異世界を救うために戦う、少年と魔法使いたちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 16:59:56
738006文字
会話率:25%
浪人生の「僕」はお茶の水から秋葉原へ時折散歩をする。そんな「僕」のある日の散歩。
最終更新:2019-12-23 07:00:00
1584文字
会話率:12%
十一月某日。遠足が中止になった日のお昼のできごと。
「マヨネーズに合わない食べ物って、あるのか?」
何気ないその一言に、あの悪魔的最終兵器、ガベルの音が響き渡った……
『仲良しで頼もしい、しかしおせっかいにして下世話なクラスメイトたちの議
論』で激論を戦わせた二年三組の、楽しいランチタイムのお話です。
※登場人物は前作冒頭をご確認ください。(知らなくてもまあ平気です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-14 21:20:02
8483文字
会話率:60%
高校生活も終わりにさしかかった三年の十一月。推薦入試を終えた森本清春は一般入試組を尻目に、所在なくぼんやりとして過ごしていた。教室に居場所のなさを感じ、受験が終わっているにも関わらず、進路指導室に入り浸る日々が続いていた。
そんな彼の姿を
見かねた進路指導室の主・岩瀬は、同じく進路指導室に通う水橋琴葉に、勉強を教えることを提案する。琴葉は引っ込み思案なのも手伝い、誰にも助けを求められないまま留年の危機に瀕していた。
清春は琴葉に勉強を教えるようになる。その過程で、清春のクラスメイトの寺田、琴葉のクラスメイトの高岡芽依にも助力を願うこととなり、四人が進路指導室に集まることとなる。思いがけない二人の助っ人の登場と、琴葉の意外なほどの飲み込みの早さに安堵する清春だったが、やがて彼らのバラバラの進路は否応なく迫ってきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-27 23:30:54
82134文字
会話率:56%
十一月の頭に、森川一家が墨田ハイツへと引っ越してきた。
その建物もさることながら、そこに住まう人々はみな、どこか奇妙な感じを漂わせていた。
普段のしぐさはとても感じが良いのだが、なぜか同居人について話したがらない男性。
一年中カーテンを閉
め切り、外出している姿を見かけたことのない暗い感じの男性。
気さくで人が好さそうだが、なにか人には言えない事情を抱えていそうなおばあさん。
人のいる気配はあるのに、一切姿を見せない謎の住人……。
ハイツに引き寄せられるようにして集まった奇妙な住人たち。
彼らの正体を知った時、すべての謎が解き明かされる――。
※以前書いた『さがしもの』のリメイク版・短編verです。
また、イデッチ様主催「第二回ヤミツキ×なろうコン」ドリーマー決定戦への参加作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 00:00:00
5000文字
会話率:35%
突然異界から世界中に噴き出した魔素により人々に現れた特殊な力。混乱が起きようかという矢先、ギルド連合という国を超えた組織群が現われ混乱を収拾し、ギルドカードによる能力管理を確立した。
各国政府は1つの例外もなくギルド連合に従い、内乱や戦争状
態の国家は、ギルド連合により平定された。
日本では、ステータスによってはちょっとお得な特典がつくマイナンバーといった感覚でギルドカードを持ち、表面的には魔素流出前と変わらぬ日常が流れていた。
そして今日、ギルドカード交付を受けにきた一人のおっさん。彼に交付されたギルドカードの意味、そして、彼のステータスとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-31 00:00:00
6295文字
会話率:43%
昭和四十年代半ば、十一月の下旬、男子二名女子一名の高校生が奈良県と三重県の県境にある池木屋山に登ろうとした。一日目は登山口までバスで行き、宮の谷の出合にテントを張って泊まった。二日目は宮の谷を遡って行き、当初予定したルートとは違ったが、何と
か県境稜線に出て登頂することができた。帰路は別のルートを選んだために途中で道を失ってしまい、山中でビバーク(露営)をする破目になってしまった。予備の食糧は既に食べてしまっていたし、水も残り少なかった。夕食なしで迎えた夜は寒さとの戦いだったが、何とか夜を過ごして夜明けを迎えることができた。三日目は元来た道を引き返し、池木屋山へ戻った。昨夜眠れなかったこともあって頂上で休んでいたら暖かい日差しを浴びて眠ってしまっていた。日が傾きかけた頃に目を覚まし、降りる道を急いだが、ここでもまた道を見失ってしまった。水や食糧もなく、再びビバークをする体力も気力もなくしてただ山の中をさまようだけになった。万事休すと思われた時、偶然にも山林労務者に出会うことができ、小屋に泊めてもらい、食事までさせてもらった。その夜は雪が降って、もしもう一度ビバークをしていたら恐らく三人とも駄目だっただろうと思われた。翌朝、途中まで道を教えてもらって帰路に就くが、途中で新しい熊の足跡と思われるものを発見してパニックに陥ってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-23 19:50:48
5352文字
会話率:42%
昭和四十年代半ば、十一月の下旬、男子二名女子一名の高校生が奈良県と三重県の県境にある池木屋山に登ろうとした。一日目は登山口までバスで行き、宮の谷の出合にテントを張って泊まった。二日目は宮の谷を遡って行き、当初予定したルートとは違ったが、何と
か県境稜線に出て登頂することができた。帰路は別のルートを選んだために途中で道を失ってしまい、山中でビバーク(露営)をする破目になってしまった。予備の食糧は既に食べてしまっていたし、水も残り少なかった。夕食なしで迎えた夜は寒さとの戦いだったが、何とか夜を過ごして夜明けを迎えることができた。三日目は元来た道を引き返し、池木屋山へ戻った。昨夜眠れなかったこともあって頂上で休んでいたら暖かい日差しを浴びて眠ってしまっていた。日が傾きかけた頃に目を覚まし、降りる道を急いだが、ここでもまた道を見失ってしまった。水や食糧もなく、再びビバークをする体力も気力もなくしてただ山の中をさまようだけになった。万事休すと思われた時、偶然にも山林労務者に出会うことができ、小屋に泊めてもらい、食事までさせてもらった。その夜は雪が降って、もしもう一度ビバークをしていたら恐らく三人とも駄目だっただろうと思われた。翌朝、途中まで道を教えてもらって帰路に就くが、途中で新しい熊の足跡と思われるものを発見してパニックに陥ってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-21 21:34:35
9618文字
会話率:33%
昭和四十年代半ば、十一月の下旬、男子二名女子一名の高校生が奈良県と三重県の県境にある池木屋山に登ろうとした。一日目は登山口までバスで行き、宮の谷の出合にテントを張って泊まった。二日目は宮の谷を遡って行き、当初予定したルートとは違ったが、何と
か県境稜線に出て登頂することができた。帰路は別のルートを選んだために途中で道を失ってしまい、山中でビバーク(露営)をする破目になってしまった。予備の食糧は既に食べてしまっていたし、水も残り少なかった。夕食なしで迎えた夜は寒さとの戦いだったが、何とか夜を過ごして夜明けを迎えることができた。三日目は元来た道を引き返し、池木屋山へ戻った。昨夜眠れなかったこともあって頂上で休んでいたら暖かい日差しを浴びて眠ってしまっていた。日が傾きかけた頃に目を覚まし、降りる道を急いだが、ここでもまた道を見失ってしまった。水や食糧もなく、再びビバークをする体力も気力もなくしてただ山の中をさまようだけになった。万事休すと思われた時、偶然にも山林労務者に出会うことができ、小屋に泊めてもらい、食事までさせてもらった。その夜は雪が降って、もしもう一度ビバークをしていたら恐らく三人とも駄目だっただろうと思われた。翌朝、途中まで道を教えてもらって帰路に就くが、途中で新しい熊の足跡と思われるものを発見してパニックに陥ってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-20 22:40:45
9040文字
会話率:39%
宴の月(十月)に起きた「桃色の髪の少女」事件が終わってから約三週間が経過し、すでに霜の月(十一月)となった、ある日のこと。占い屋を営むゲルエイは、同じ露天商の一人から「息子の様子が最近おかしい」と相談を受けていた。同じ頃、ゲルエイの裏稼業
の仲間である騎士ピペタも、同僚の騎士から、息子に関するトラブルの話を聞く。それらは、どちらも「季節はずれの肝試し」に端を発する物語だった。
一方「桃色の髪の少女」事件でピペタたちと共に復讐屋として働いた殺し屋モノクは、ナイフ投げの芸人というオモテの仕事の関連で、ニュース屋(新聞記者)の女に絡まれていた。その女が、ネタ探しの過程で「季節はずれの肝試し」の話に辿り着いた結果、事件は思わぬ展開を見せることとなる‥‥‥。
騎士ピペタ、女占い師ゲルエイ、殺し屋モノク、そして『地球』という異世界から呼び出される少年ケン。剣と魔法のファンタジー世界において「強者に踏みにじられた弱者の恨みを晴らす」という理念のもと、四人は、人には言えない裏稼業に携わる。異世界裏稼業シリーズ第二弾。
(タイトルに「第2エピソード」と含まれていますが、この作品からシリーズを読み始める読者がおられることも想定しています。以前のエピソードを読まずとも楽しんでいただけるように、それぞれ独立した物語として書いています)
(投稿開始の3月20日より、完結する4月12日まで、全二十四話を毎日更新する予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-12 00:33:56
192789文字
会話率:36%
「冬までに死のうと思っている。」そんなことを口にする転入生、如月碧。
冬までに死ぬ準備を手伝うことになった稜大の少し不思議な日々が始まる。
十一月十一日という碧が特定した日にち。その日にちに隠された碧の過去とは…。
一緒に過ごすうちに碧の秘
密を少しづつ知っていく稜大が、最後にする決断は…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-18 00:16:25
25971文字
会話率:33%
君と出会ったのは十一月の文化祭。真面目な君と不真面目の僕は相性が悪いと思っていた。当然僕は君のことが嫌いだった。
ある日、僕は君の笑顔を見てしまう。綺麗だと感じたその日から頭の中は君でいっぱいになった。親友の忠告を無視し、君と関わること
を選んだ僕と君の思い出。楽しい時間が終わることも、辛い時間が来ることも知っていたはずなのに。
これは後悔真っ只中の僕が書いた、最初で最後の君への手紙。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-18 03:07:40
31465文字
会話率:18%
君と出会ったのは十一月の文化祭。真面目な君と不真面目の僕は相性が悪いと思っていた。当然僕は君のことが嫌いだった。
ある日、僕は君の笑顔を見てしまう。綺麗だと感じたその日から頭の中は君でいっぱいになった。親友の忠告を無視し、君と関わること
を選んだ僕と君の思い出。
楽しい時間が終わるのも、辛い時間が来ることも知っていたはずなのに……。
これは後悔真っ只中の僕が書いた、最初で最後の君への手紙折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-17 01:14:31
29863文字
会話率:19%
嘉靖《カチョン》十五(一五三六)年、陰暦十一月。
時の世子《セジャ》イ・ホの側室選びである、後宮揀擇《フグンカンテク》に参加したユン・イノは、側室最高位・良娣《ヤンジェ》として入宮する。
現王妃の姪という縁故から、反対する臣下もあ
り、一時は入宮も危ぶまれたが、無事に初夜を迎えた。
だが、肝心の世子からは、「妹以上には思えない」とはっきり告げられる。
失意の日々を送るイノを慰めるのは、王妃である叔母と、幼い従弟妹《いとこ》たちとのひと時だった。
そんな折、イノの入宮に際して企みを持っていた叔父・ウォニョンから、とんでもないことを頼まれて……!?
※この物語は、朝鮮王朝時代の史実を元にしたフィクションです。
実在の人物、地名などが登場しますが、一切関わりはありません。
※『ヤンジェ』の『ジェ』の字は、女偏に弟と書きます。環境依拠の漢字ですので、表記されない場合もあるかも知れません。ご容赦下さい。
※エブリスタにも同時掲載しています。
執筆期間:2018.09.18.~09.20.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 18:15:20
7841文字
会話率:35%
美術部の後輩である春日 小晴(カスガ
コハレ)は先輩である崎代 要(サキシロ カナメ)を尊敬していが冬のコンクールへのモデルに選ばれた作間(サクマ)さんはあまり好ましくはないことを自覚してスランプに陥るまでのお話
最終更新:2019-01-16 17:41:20
6674文字
会話率:20%
十一月のある日。
西都高校陸上部のミーティング。この日、駅伝大会に向けたメンバーのオーダーが発表される。メンバー枠は補欠含めて九人。対する陸上部の長距離部門は十人。誰か一人は出れない厳しい世界。
そして残り枠一つとなった時、留学生のマイケル
と、三年生の平坂が残る。
残り一枠に入るのは、果たしてどちらか。
駅伝大会をテーマにした、青春短編小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-23 16:46:45
5149文字
会話率:47%