「お前のスキルなんてゴミだ。さっさと出て行け」
スキル鑑定の儀で【転写】という“他人のスキルをコピーするだけ”の能力を授かった少年ユウは、「無能」と断定され、村を追放された。
だが彼だけの【転写】は、隠された効果を持っていた──
転写対
象のスキルを100倍の性能でコピーする。
炎魔法を転写すれば、炎神を凌駕する神火を放ち、
回復魔法を転写すれば、もはや不死に近い再生力を得る。
数値も、効果も、成長率も──すべてが100倍。
気づけば彼は、Sランク冒険者を軽く凌駕し、
王国を救い、神々すらその背を仰ぎ見る存在となっていた。
これは、底辺から世界を塗り替える少年の、爽快すぎる成り上がり物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 12:34:08
3700文字
会話率:32%
これは魔法技術と機械技術が併存し、それでいて魔法技術の方が発達した世界での物語。
水の都市のクロスは剣の才に恵まれず、魔力も無い冒険者だが、迷宮で見つけた遺物を手に冒険者を続けていた。
そんなクロスは迷宮の中で見つけたさらなる遺物を使って冒
険者として新たな道を歩き始める。
職業選択の自由シリーズの新作です。
職業選択の自由シリーズの世界観の物語ですが、かなり毛色のが違うもので、シリーズの他の作品を読んでいなくても全く問題なく読める物語にしました。
故にシリーズの作品でありながらタイトルにナンバリングのない作品となっています。
読む人が読めば分かる、読んでいない人が読んでも違和感のない、そんな作品にしたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 22:45:12
100354文字
会話率:30%
ちっちゃくて可愛らしいマスコットみたいなスキルさん達。
ひたむきに冒険者に憧れ努力するアネット君は、中々スキルさんと仲良くなれませんでした。
それでも冒険者への道は諦めきれません。
そんなある日彼は一人のスキルさんと出会います。
その
名は『盲目さん』・・・・
その日から彼の世界は暗い闇に閉ざされてしまいました。
この物語はそれでも冒険者を諦めないアネット君の、ゆるゆるとした奮闘の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 20:55:06
1501323文字
会話率:59%
冷酷無比、死神、伝説と呼ばれた男がいた。その街で最強の冒険者が指名される役職、処刑人<パニッシャー>。規律違反を犯した冒険者を罰する役目を負い、市民を守る英雄であり、冒険者を殺す恨みを背負う者、パニッシャー・ラング。その人生は赤く血に塗れ
たものだった。
ひょんなことから出会った槍使い、相棒のアルに誘われ、世界を見て回る旅を決意した処刑人は何を見て、何を想うのか。
国境を越えて変わる空の色、その国に根付く文化や食事、そして様々な出会いとダンジョンでの冒険。時に、焚火を囲み趣味である料理の腕を振るうラングに、食べる専門のアル。
行く先々でトラブルや事件に巻き込まれるのは不運か、運命か。
これは処刑人と、自由気ままな道楽者の槍使い、二人の冒険譚。そして、諸国漫遊記である。
前作、『処刑人≪パニッシャー≫と行く異世界冒険譚』から元の世界に戻ったラング、それに随行したアルの物語です。
楽観的なアルと慎重派のラングの正反対さ、けれど、バチッと噛み合う時の爽快感、旅の食事や風の匂い、新しい文化によろしければ是非触れてください。
前作の本編は一度最終話を迎え、新しい新章に入りました。とても長い物語ですが、お楽しみいただければ幸いです。
『処刑人≪パニッシャー≫と行く異世界冒険譚』
それでは、よい旅を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 07:00:00
60183文字
会話率:57%
40歳のおっさん、リッドはクラン『天空の理想郷』の倉庫番。
持ち合わせのスキルは『ラベル貼り』。ただ綺麗にラベルを貼れる、それだけであった。
そんな彼はある日、ついにギルドからクビを言い渡されてしまう。
元々冒険者を志していた彼は、一
度冒険に出てみようと思い立つ。しかし、近場のモンスターですら苦戦を強いられてしまい冒険者の道を諦めようとした。
その時、頭の中で声が響く。その声はスキル覚醒……人生逆転への兆しだった。
『ラベル貼り』。そのスキルの真価とは……
これは、チートスキルだけどチートになれない、でも少しチート。そんな能力を持ったおっさんが織りなす物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 18:02:32
18223文字
会話率:40%
10才のリルはある日自分に前世があることを思い出した。そして、今の難民の境遇に悲観する。難民脱却のために動き出したが、両親に見放されたリルには何もなかった。信用、知識、道具、力……ありとあらゆるものが不足していた。でも諦めずに0から始めてみ
ることにする。そのために冒険者を目指すことにした。何もなかったリルが少しずつ様々なものを手に入れて、出会った人々に支えられながら、町の中と外の依頼を両立する唯一無二の冒険者へと成り上がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 18:00:00
1112677文字
会話率:54%
### **あらすじ**
妻を亡くしてから数年、かつての勇者である父親は、一人娘のティアを大切に育ててきた。ティアは立派な大人に成長し、冒険者を目指して旅立つことを決意する。しかし、父親は自分が勇者だった過去を娘に明かさず、過保護な気持ち
を抑えきれず、こっそりティアの後を追う。ティアが初心者の森でスライムやゴブリンと対峙するたび、父親は強力な魔法でモンスターを一掃してしまうが、その行動は古い戦友の妖精ベロニカにツッコまれる。ティアは不自然な出来事に気づき始め、ついに父親の過保護な行動に気がつく。父親はティアの自立を尊重しつつも、娘の安全を願う葛藤を抱えながら、彼女の冒険を見守ることを決意。ティアは自分の力で成長を目指し、父親は「ただの強いお父さん」として、いつか勇者の過去を語る日を心に秘める親子の絆と成長を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 01:30:04
41318文字
会話率:26%
現代にダンジョンが現れた世界、僕、灰城碧は冒険者を目指しているが冒険者になる為にはレベル10にならないと冒険者学校に入学できない数年前からレベルが上がらなくなってしまう。
そんな時数年ぶりに再会する幼馴染の最上空との出会いから物語は動き出す
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 00:33:19
288576文字
会話率:49%
《書籍第1巻が、アース・スターノベル様より発売中です》
『冒険者になりたいなら、これぐらい出来なきゃ駄目』
『冒険者になりたいなら、これぐらい倒せなきゃ駄目』
そう姉に言われるまま、冒険者に憧れるシファは特訓する。
『冒険者なら誰でもこれ
ぐらいやるよ?』
『冒険者ならこれぐらい普通だよ?』
大好きな姉の言葉を信じて。
シファを心底溺愛する姉は、シファが冒険者になっても困らないように過酷な英才教育を施していく。
そんな姉の愛の鞭も、シファは冒険者になりたい一心で励み、ついに地獄の特訓を修了させた。
そして姉に放り込まれた冒険者訓練所で、シファは次第に気付いていく、自身が今まで行っていた修行が、常軌を逸脱していること、自分の実力が、上級冒険者を既に軽く凌駕していること。そして姉の冒険者としての地位を……。
※タイトルとあらすじは一部変わることがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 18:26:06
502385文字
会話率:31%
魔術師クリフは、ある日唐突にパーティを解雇される。実力不足と指差されながら、クリフは冒険者を続けることを選択した。そんな彼の前に、仮面の双剣士が降ってくる。
双剣士を助けたクリフは、そのまま双剣士とともにダンジョンに挑むことになった。ロアル
と名乗った双剣士は、おとぎ話に語られる天空都市を目指しているらしい。自らの実力を卑下するクリフを鼓舞しながら、ロアルは高難易度ダンジョンへと足を踏み入れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 22:44:59
446541文字
会話率:52%
イーリス教の敬虔なる信徒だったアルフ・ガーレンは、自分の欲望を満たすために高ランクの冒険者になる事を決意する。
しかし、所属していたパーティをクビになり、その後もアルフを入れてくれるパーティはなかった。高ランク冒険者になるために自分でパ
ーティを作ることを決意する。
これはアルフが作ったパーティがSランクに成り上がる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 00:00:10
102589文字
会話率:56%
小さい頃から優秀な従妹と比べられ「落ちこぼれ」と言われてきた少女ユウ。自分に自信を持てずにいたある日、魔物に襲われたところを冒険者に助けられたことで自分もこうなりたいと思い、決意する。「落ちこぼれでも冒険者になりたい」こうして騎士や冒険者を
育成する学園に入学したユウ。面倒事に巻き込まれたり、時には自分から首を突っ込んだり、様々な経験な経て成長していくユウの冒険譚が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 20:38:51
2465文字
会話率:44%
「手紙を届けに参りました。」
手紙屋と呼ばれる男は冒険者互助機構、通称ギルドに認定された特級冒険者。
特級冒険者は役職を与えられギルド所属になり、それぞれの能力に合った任務を全うされる"ギルドの犬"である。
手紙屋の仕事は主に伝令役。公民問わず重要な書類や情報の伝達から手紙の配送に至るまで危険なこの世界を駆け回る。
……そして、その裏では秘密裏に危険分子や指名手配犯を潰して回る。
手紙屋は一体何者なのか。どこから来たのか。その素性を知るものは少ない。
ある日、いつも通りに"手紙を届けた"手紙屋は道すがら魔獣に囲まれる幼女を見付ける。
この出会いは偶然が必然か、手紙屋とアテナと名付けられた少女は今日もこの世界を放浪する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 03:28:37
2161文字
会話率:32%
魔族と人類が対立する世界。
お互い干渉せずにある程度の平和が保たれていたが、
魔王が侵攻を宣言したことで、魔族と人類の戦争が始まる。
人類の中心である王国は各国の上位冒険者を集め、
人類最強の戦闘集団(通称ADK)を結成して魔族と対抗してい
た。
ADKに選ばれなかった冒険者ラウジディー・ウィルギスは、
些細なきっかけで王国から目を付けられ、王命を与えられる。
"魔王の側近である、魔族軍の最高幹部を討伐せよ"
成し遂げることのできない命令に従うため、
歴史に残らない冒険を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 00:03:37
59297文字
会話率:34%
魔物と呼ばれる、魔の生物が蔓延る現代。
人間は、冒険者を主な戦力として国の近辺に現れた魔物を駆除していた。
そんな世界で平凡に暮らす『レオ・トレイド』。
彼の前に現れたのは「一緒に魔王を目指そう」と言う、謎の少女だった。
レオはこの世界
でどのような生き方をし、どのような夢を持つのか。
彼はこの世界のどこを目指して生きていくのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 19:11:02
161584文字
会話率:34%
重複ではない「 97作品目( 105投稿作品 ) 」です。
◎ 「 もしも シリーズ 」の17作品目になります。
◎ 「 セロに聞いてみよう! 」の番外編です。
◎ 気が向いたら投稿する “ 不定期投稿 ” です。
思い付きと気分転
換で投稿するので、内容と完結には期待しないでください。
◎ 「 ⭕ 」は一応、編集済みです。( 2024.□/□ )
◎ 「 ♥ 」は、最終編集済みです。( 2024.□/□ )
誤字,脱字を見付けた時には、訂正しています。
誤字,脱字に気付きましたら【 誤字報告 】していただけると助かります。
◎ 寛大な心で期待心を捨て去り、気楽な気持ちで暇潰しに読んでください。
〔 あらすじ 〕
守護衛士のマオ・ユーグナルは、なんちゃって吟遊大詩人のセロフィート・シンミンと共に1年に3回、生まれ故郷である≪ エルゼシア大陸 ≫に帰っている。
セロフィートと別行動しているマオは、≪ ゼシュカノ村 ≫に滞在している。
一緒に連れて来た春舂霄囹にガチの冒険者体験をさせてあげる為である。
春舂霄囹は性別反転をし、惷麗として冒険者登録をする事に──。
冒険者デビューを果たした惷麗の冒険が、此処に始まる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 06:00:00
132689文字
会話率:38%
重複ではない「 82作品目( 90投稿作品 ) 」です。
◎ 「 セロに聞いてみよう! 」の番外編です。
◎ 不定期投稿です。
気が向いたら投稿する形になります。
思い付きと気分転換で投稿するんので、内容と完結は期待しないでくださ
い。
◎ 「 ⭕ 」は一応、編集済みです。( 2022.□/□ )
◎ 「 ♥ 」は、最終編集済みです。( 2022.□/□ )
誤字,脱字を見付けた時には、訂正しています。
誤字,脱字に気付きましたら【 誤字報告 】していただけると有り難いです。
◎ 今回の作品は10月から放送が始まった「 不徳のギルド 」を見ていて『 やっぱり、冒険者の話って面白いな~~ 』と思った事が切っ掛けで書いてみる事にしました。
何時もながら期待をしないで読んでください。
期待しても良い事なんて無いですし、ガッカリするだけですからね★
〔 あらすじ的な 〕
≪ サテサンザの町 ≫に3ヵ月ほど滞在しているマオ・ユーグナルとセロフィート・シンミンは、冒険者ギルドに登録をして小遣い稼ぎをしていました。
マオとセロフィートは、冒険者ギルドで働く受付嬢から、とある依頼を頼まれました。
見習い冒険者,新米冒険者,新人冒険者の育成をする事です。
報酬額が少ない為、他の冒険者達が全く受けようとしない依頼を受ける事にしたマオとセロフィート。
マオとセロフィートは無事に育成依頼を達成させる事が出来るのでしょうか??
マオとセロフィートに選ばれた見習い冒険者の命運や如何に!!
冒険者を無事に続けられるかな??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 23:00:00
149962文字
会話率:37%
ある日の朝、冒険者ギルドにて冒険者パーティー「メルクネメシア」の解散がリーダーのカイリより告げられた。
どうやらカイリとメンバーの紅一点であるリリサが結婚する上、孤児院を開くために冒険者を辞める決断をしたらしい。
リリサは、冒険中
に出会った多くの孤児を思い、何かできないかとカイリと相談して考えた結果、この道を選んだという。カイリも残されたメンバーに謝罪しつつ、その決断の理由を説明した。すると、他のメンバーも自身の今後を考えていたことを明かし、こうして全員が解散に同意した。
だが、パーティーの回復役であるアルドリノールの本心だけは違い、解散後もたった一人で冒険者を続け、魔物と戦っていた。しかしやがて肉体的にも精神的にも限界が訪れ、彼もまた別の道を歩まざるを得なくなった。
そうした時、ギルドの受付嬢であるライラから、ノコエンシス領にある女子魔法学校が新設した学級の担任教諭を急募しているという話を聞かされる。
結果、教師になったアルドリノールであったが、そこで待っていたのは一癖も二癖もある生徒たちで……?
「だからあんた! ウェリカ・クラウディアという美しい花を咲かせるための水と光になりなさい!」
「何言ってんだお前」
「な!? 結構決まってたじゃない! あんたの適性水と光でしょ!? 植物育てるために生まれてきたようなものじゃない!」
「肝心の土がないだろ」
「それはそうね……土……土……あ、オルシナスでいいでしょ。あの子なんでも使えるし!」
「適当だな!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 22:43:56
255156文字
会話率:61%
自由と未知を堪能する冒険者、《弓剣》の異名を持つクロードは裏街道で女獣人の戦闘奴隷フェイと出会い、解放する。
クロードは助けた者の責任としてはフェイに冒険者を紹介する。
弓剣使いクロードと女戦士フェイは心を通わせ唯一無二の相棒となり
、様々な困難に挑んでいく。
名付きと呼ばれる最強の魔獣たち、街の裏社会のいざこざ、建国祭の裏に潜む陰謀、かつて敗れた最凶の残骸遺跡、王国の闇との全面戦争、遥か上空に封印された古代迷宮。
これは二人の冒険者が紡ぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 21:59:39
232729文字
会話率:69%
「魔物動物園を作るのじゃ!」
ある日、ダンジョンに通いつつ、日雇いの冒険者をしていた俺、ピリタは貴族の小娘に命令されて魔物を討伐!…ではなく捕獲しに行くことになる。
何を食べているか、繁殖行動はどうしているのか、なぜダンジョンにいて人を襲う
のか...何も分からない手探り状態のドキドキ魔物飼育が今始まる…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 09:00:00
14293文字
会話率:50%
15歳になると何か一つスキルを授かる世界ナレルスキナ。冒険者を夢見る少年カルタはいよいよスキルを授与される。だが、神託によって得られたスキルは欠点しか感じられない紙装甲であった。どんな攻撃でも受けたら最後即死するというとんでもない最弱スキル
を授かってしまった少年。
屑スキルと村人からは罵られ、仲間からは見放され村長にも蔑まれ村からも追放処分を受けた矢先、少年は白い空間に飛ばされ女神様に告げられる。
「ごめんなのじゃ! 手違いで、スキル名を誤字っちゃったのじゃ~」
最弱スキルの正体がただの女神の誤字であった事を知った少年。そして、スキルの本当の正体を知った時、少年は自分を馬鹿にした連中、そして追放した仲間や村を見返すために動き出す。そう、最強の冒険者を目指すカルタの旅が今始まるのだった。
※ツギクルブックス様より書籍版1巻が発売中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:46:09
400017文字
会話率:55%
十二歳になった時、人は誰しも儀式でスキルを授かる。冒険者を夢見るガレナが儀式によって得たのは『合気』という謎のスキルだった。それは攻撃を受け流すことしか出来ない上、多くのスキルに備わる進化や派生が不可能という外れスキルであった。しかし合気の
可能性を捨てきれないガレナは山籠りし修行に明け暮れる。そんなガレナに一人の冒険者が興味を示す。合気を嗜むという流れの冒険者は山のずれすらも合気で受け流し元通りにしてしまう程の達人だった。大岩程度なら軽く受け流せるようになっていたガレナだが己の未熟さを痛感し冒険者の指導を受ける。その冒険者は別れ際、自らがF級冒険者であることを告げた。冒険者の底なしの強さを知ったガレナは冒険者の道を諦め道先案内人の仕事に就く。だがガレナは気がついていなかった。長年修行していた山は危険な魔獣や竜が跋扈している魔境であったことを。そして師事した相手が伝説級のとんでもない冒険者であったことを。そしてガレナの合気は攻撃も魔法も現象さえも受け流す最強のスキルとなっていたことを。しかしそんなこともつゆ知らず無自覚なまま道先案内人となってしまったガレナは案内相手の危機を幾度と救い本人も気づかないうちに最強の道先案内人として知れ渡っていくこととなる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 18:02:07
78123文字
会話率:56%