深い森にひっそりと佇む古い井戸――そこは、現実と幻想の境界を繋ぐ小さな聖域だった。幼い日に出会った“あの人”への想いを胸に秘めたまま、名もなき主人公は数度にわたる儀式を行う。
登場人物紹介
主人公
幼い頃から聖典の言葉に魅せられ、名も
なき祈りを胸に秘め続ける少女。儀式を通じて感情の痛みと快感を全身で受け止め、恋の炎を理屈を越えた「生きた証」として体現する。
寵鳥
主人公の想いが具現化した神秘の鳥。白金の頭、群青の翼、深紅の尾を持ち、その姿と言葉は儀式のたびに現世と幻想をつなぐ。実体を伴わない存在ながら、主人公の胸奥で永遠に囀り続ける。
「あの人
物語を通じて姿は見えないが、主人公の想いの起点となる存在。月灯りのように静謐な横顔として思い出に刻まれ、卵に込められた恋の行方を見守るかのように物語を貫く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 07:13:54
3833文字
会話率:3%
俺、杉原学は寝取られが好きだということだ。
いや、好きなんてもんじゃない。
好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好き
で好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでたまらないのだ。
きっと、俺という人間に刻まれた、魂の性癖だったのだろう。人生の初期に己の性癖を知ることが出来た俺は、この世の誰よりも幸運な男に違いなかった。
そんな全身寝取られ人間である俺だったが、現在は高校生ながら週刊誌にラブコメ漫画を連載している漫画家である。
漫画を描き始めたきっかけは理想のNTR漫画を描くためだったが、紆余曲折ありラブコメを描くことになったというわけだ。
一応自分で選んだことだからそのこと自体は仕方ないと割り切っているのだが、それでもストレスはどうしても溜まる。
どうにか創作でこのストレスを発散出来ないものか……しばしの間悩んだのだが、どうにも解決策が浮かばない。
「仕方ない。ここは寝取られもののエロゲーでもして気分転換を……ハッ!」
そこで俺の脳内に一筋の電流が走った。
そうだ、エロゲーだ。漫画がダメなら自分でゲームを作って発散してしまえばいいんだ!
「よっしゃ! ヤぁってやるぜ!」
単純明快。だが俺にとっては大事な答えを得た結果、早速エロゲー制作に取り掛かるのだったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 18:00:00
10137文字
会話率:38%
寝取られが好きだ。
そう心から言えるくらい俺、杉原学は寝取られが好きだった。いや、好きなんてもんじゃない。
好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで
好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでたまらないのだ。
きっと、俺という人間に刻まれた、魂の性癖だったのだろう。人生の初期に己の性癖を知ることが出来た俺は、この世の誰よりも幸運な男に違いなかった。
そんな全身寝取られ人間である俺だったが、現在は高校生ながら週刊誌にラブコメ漫画を連載している漫画家だったりする。
寝取られが大好きなのに何故ラブコメを描いているのかについては紆余曲折あったので省くが、簡単に言えばまだ未成年だからというのが大きな理由である。
成人したらすぐに寝取られ漫画家に転向するつもりだったが、困ったことに割と売れてしまっているのが悩みの種だ。
出来れば知名度だけを得てそのまま成年誌にシフトするのが理想なのだが……あの担当さんがそれを許してくれるとは思えない。
どうしたものかと思いながら夕食をとっていると、ふとテレビから大きな歓声が聞こえてくる。
『優勝おめでとうございます! 素晴らしかったですね。まさに笑いの神に愛されているといったところでしょうか』
『そんなことないですよ、アハハハハ!』
どうやらお笑い番組でどこかのコンビが優勝を決めたところのようだ。
そのこと自体に特に思うことはないが、俺には少しだけ引っかかるものがあった。
「……笑いの神、か」
笑いの神。そんなものがこの世に存在しているのだとしたら、もしや寝取られの神もいるのではないだろうか。
——いるのなら、知りたい。寝取られの神が、俺を愛してくれているのかを。
そう思い立ち、俺は早速行動に移すのだったが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 06:30:00
8528文字
会話率:39%
『あんっ♡ あんっ♡ 気持ちいいよぉ♡』
なんなんだ、これは。
とある土曜日。画面の向こうで行われてる行為に目を奪われながら、俺こと初小岩実は驚愕していた。
「これ、路夏だよな……間違いなく……」
朝に母親から俺宛ての荷物が
届いていたと手渡されたUSBメモリの中にあった、一本の動画。
なんだろうと思いつつパソコンに差して再生してみると、そこには俺の幼馴染にして彼女である、瀬谷路夏の姿があったのだ。
『へへっ、どうだ路夏? 俺のほうが、実のやつよりずっと気持ちいいだろ?』
いや、それだけじゃない。路夏を抱きながら熱烈な口付けを交わす男にも見覚えがある。
宇場津太郎。俺のもうひとりの幼馴染にして、親友であるはずの男が、画面の向こうで俺を蔑みつつ、裸で俺の恋人を抱きしめていた。
『うん♡ 津太郎くんのほうが、実よりずっとすごいよ♡ ねぇ、だからもっとぉ♡』
本来なら拒絶しなければいけないはずなのに、路夏の瞳にはハートマークが浮かんでおり、そこには俺など映っていない。
俺の恋人はもはや、親友だと思っていた男に陥落しきっている。
それが分かってしまった。同時に理解する。
俺は恋人を寝取られたのだ。それも、長年の親友に。
俺は恋人に裏切られたのだ。長年の幼馴染で、初恋の相手に。
『へへへっ、おい見てるか実? 路夏はお前より、俺のことを選んだみたいだぜ? 俺はお前のことが、ずっと嫌いだったんだ。俺の路夏を取りやがってよぉっ! お前から路夏を奪えて清々したぜ! ざまあみやがれ!』
「あ、ああああ……」
全身が震える。絶望が襲いかかる。
これが、これが寝取られ。これが、恋人を奪われるということなのか。
脳が破壊される感覚で、心が壊れそうになる。もうこれ以上、あの動画を見ていることなんて出来ない。
「うわああああああああああああ!!!!!」
俺の心はこの瞬間、粉々に砕けてしまった。きっともう、二度と立ち直ることは出来ないだろう。
激しい絶望感に襲われながら、絶叫とともに俺は家を飛び出そうと――――
「うわ「うわああああああああああああああああああああああああ!!!!!」…………って、え?」
したのだが。
それより先に部屋のドアが開いたかと思ったら、次の瞬間俺の絶叫は更に上のクソデカボイスによってかき消された。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 07:00:00
9220文字
会話率:49%
中高一貫性である、私立ライラック学園に通う三人の異世界物語。
学園の問題児と呼ばれる、自由気侭な飛来龍。
学園の生徒会長を務める、文武両道な寿々奈明日香。
学園から特待生として扱われる、天空海闊な黒崎信。
三者三様ながら、中等部から不思
議と気が合って凡そ六年の付き合い。
そんな才気にも溢れる彼等は、突如として全く知らない異世界へと召喚される。
「此処が異世界とかどうでも良いんだよ、俺は気に入らねぇ奴を吹っ飛ばせるならそれでいい」
「私はこんな異世界になど屈しない。例え卑怯と呼ばれようと、必ず取り戻して見せる!」
「感謝する異世界。此処ならば、当方の全身全霊を尽くすに相応しい」
意図せず別たれ、立場を違え、それでも異世界と向き合い、其々が飛躍を遂げる。
それでも彼等の絆は消えない。
されど異世界の理は、理不尽に彼等を強いる。
これは選択の物語。
三人の選択次第であらゆるIFを呼ぶ、枝分れ式。
その内の僅か一つを紡ぐ、異世界転移モノである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 14:23:47
214769文字
会話率:39%
安相類は困っている人を見ると助けずにはいられない性質に人間であった。
高校入試の日、受験生でありながらも迷子の男の子を助けようとしている類の前に、まるで女神のように美しく、不思議な雰囲気の少女、三春心が現れる。
心は泣いていた迷子の男
の子をあっという間に泣き止ませてしまい、類はそのことに強い感銘を受ける。
受験に合格し、心とも同じクラスになった類は彼女に好意を持ちつつも、入試の日の出来事や、彼女の容姿に惹かれて集まった生徒たちがいきなり興味をなくして離れていく様、内心が読めているように気が利く様子を見て、彼女が何か不思議な力を持っているのではないかという疑問を持ち始める。
心もある理由から類に惹かれており、二人は普通の友人以上に仲良しの関係となる。だがそれ以上の関係に進むためには心がある問題を抱えていた。
心の持つ力、そして抱えている問題を知った類は、彼女を支え、問題解決に全身全霊をかけることを誓う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 19:00:00
144969文字
会話率:56%
ねぇお姉さん、食べていい――?
ヴァンパイアおよびグール退治を専門とする団体『クルースニク』。出自ゆえに誰よりもヴァンパイアを憎むエルザは、ある夜、任務先で立ち入り禁止区域を徘徊していた怪しい男に遭遇する。エルザは聴取のために彼を支部まで
連れ帰るものの、男の突拍子もない言動に振り回されるばかり。
そんなある日、事件は起こる。不審な気配をたどって地下へ降りれば、仲間の一人が全身の血を吸われて死んでいた。地下にいるのは例の男ただひとり。男の正体はヴァンパイアだったのだ。だが気づいたときにはすでに遅く、エルザ一人ではヴァンパイア相手に手も足も出ない。
死を覚悟したのもつかの間、エルザが目覚めるとそこは、なぜか男の屋敷のベッドの上だった。
その日を境に、エルザと屋敷の住人たちとの奇妙な共同生活が始まる。
ヴァンパイア×恋愛ファンタジー。
この作品は、カクヨム様、エブリスタ様、アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:40:00
136326文字
会話率:32%
アンダー18日本代表の10番を背負い、世界を目指していた天才高校生、雨宮新太。ある日、彼は原因不明の病に冒される。全身を襲う痛みから、立ち続けることすら困難になる難病。激しい運動を長時間続ければ、痛みによって呼吸が乱れ、意識が遠のいてしまう
。
――だが、彼は諦めていなかった。
リハビリ中の彼は、新たに追加されたルールによってペナルティエリア外での身体接触が禁止された新競技、「ファストサッカー」に挑戦することを決意した。
かつて、フィールドの魔術師と呼ばれていた少年は、今再びサッカーのピッチに立つ。自身が最高のプレーヤーであることを証明するために――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 12:02:12
6510文字
会話率:26%
主人公のアイクは、12歳で両親、家を失いそして妹は、全身に火傷を負った。失意のどん底にいたアイクは、もう何も失わせないため、復讐のため、妹の為、王都へ向かうがわずか3年でホームレスになってしまう。自分の人生に悲観していると悪魔がいるといわれ
るレヴィスタンという場所に行き、悪魔ルシファーと出会うそこからアイクの人生は、大きく変わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 04:12:31
16931文字
会話率:52%
ある日の夜、とはる配信サイトで一つの生配信が行われた。そこに映っていたのは、どこかの森の中で男女3人が椅子に縛り付けられていた。そして全身黒服の顔が隠れている人物が現れ、その者達に灯油を浴びせ火をつける。そしてその焼け死ぬ様子を生配信する。
最終更新:2025-05-27 22:29:48
4700文字
会話率:54%
【登場人物】
勇者(男性)
奏斗(かなと)
硝子の心の持ち主
魔王(吸血鬼)
乱斗(らんと)
生物の血に限らず、一人の他国の魔王を喰らい星の血すら吸えるようになってしまった
魔法使い(女性)
芽衣(めい)
魔法使いより武闘家に向いて
いる熱血根性の持ち主
武闘家(雪男)
箕柳(みやぎ)
時折拳を振るってはすぐに全身が粉々に砕けてしまう
僧侶(性別不明の子ども)
聖月(せいげつ)
世に絶望して癒院に入り僧侶となり世間と一線を画すも、優れた治癒能力を持っていた為に無理矢理勇者一行に組み込まれる
転職判定竜(竜)
琥紺(ここん)
転職判定竜とは、転職を希望する者の前に突如として出現しては、転職の合格不合格を判定する竜の事であり、不合格を出されてしまったら一生その職業に就職する事ができないのである。
魔王の忠臣(男性)
朝陽(あさひ)
奏斗の兄?
エルフ(女性)
理瑚(りこ)
色々と知っていそう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 14:11:37
168275文字
会話率:43%
「──『四年怪奇』って聞いたことあるか?」
蝉の音が響き渡る頃、網戸を抜ける風を浴びながら幼馴染と話した高校での何気ない一幕。
四年怪奇──
それはこの町『彼岸町』に伝わる古来からの都市伝説。四年に一度五人が失踪し、この世界から『い
なかった』事にされてしまう謎の現象。
オカルト好きの幼馴染から放たれたこの一声を皮切りに『雨雲 空狐』の日常に異変が生じる。そして、日に日に度を増していく違和感に耐えきれなくなった空狐は、学校からの帰り道で感情が爆発してしまう。
だが、それと同時に空狐を包み隠すように『奈落への穴』が全身を蝕んだのだった。
そうして、周りが淀んだガラスで覆われた空間で目を覚ました五人。彼らはお互いに面識はなく、混乱状態での逃亡生活が始まる。
──四年怪奇はまだ始まったばかりだった。
〈目的と世界観〉────────────────
『目的』
常世からの脱出、及びに五人が欠けることなく生存すること。
『世界観』
舞台は令和。
人口三万人程度の中規模の町『彼岸町』で起きる『四年怪奇』という事象を主人公『雨雲 空狐』が知ることから物語が始まる。
この作品では流血や残酷表現が度々展開されます。
そして基本的にダークな雰囲気で、主人公を含めた五人は極限状態の中脱出を目指します。
五人はこの狂った世界から脱出することはできるのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 23:10:50
3561文字
会話率:30%
<あらすじ>
和永十好公園(でえじいこうえん)は昔からある時間をすぎる前に公園を出ないと、とある命懸けの異世界へ行く噂があった。
でも、その公園はみんなからだいぶ人気があった。
ある日、蓮と亮で電車で和永十好公園というみんなに人気の公園に
行った。
「うわー、変わった遊具がいっぱーいっ!」「楽しーっ‼️」
楽しく遊べる時間が迫ってくる。
00:14、00:13…00:03、00:02、00:01…00:00...
「えっ」
周りを改めてみると俺らだけだった。
どっぷり罠にはまったということだ。
「前から何か来る」
そこには全身不気味な服を着ている美人な女の人だ。
「あなたは...」
「私は逋ス縺?せ繝溘Ξ」
「へっ?」
「逋ス縺?せ繝溘Ξ」
「えっ、ごめんなさい。今何tッ」
そう聞き返そうとした時、あたりか真っ暗になった。
無事に目を覚ました蓮はあることに気がついた。
「亮が...いない...?」
えっ、うそ。どうして?
でも、その代わりクラスメイトの祐菜と水姫や別のクラスの子が男女それぞれ3人いた。
しかし、蓮は亮を探そうとしなかった。
だって...ここは...公園じゃ...ない...。
右が黒、左が白の少し不気味な部屋だった。
内側は、見た感じ立方体の建物のようだ。
とある噂は本当に存在していた。
〜さあ、絶体絶命、命懸けの異世界での大会、開幕だーーーー〜
壁が倒れてあたりが見渡せるようになった。
ここは...森...?
ここの異世界では、いろいろなミッションを解いてここに僕達を連れ込んだ人を見事1回で当てたら現実世界へ戻ることができる。
しかし、蓮は一回で当てることができなかった。一回で当てられなかったら体の中に入れ込まれた機械が心臓を止めに行く。
でも、蓮は回復カードを手にした。
だが、また当てることができなかった。
今度こそ終わりだ...と思った時、何かが起きた。
急に体が光った。何かの力だ。
何度か失敗したが、ようやく犯人を見つけることができた。
あれ...ここは...?
目が覚めたところは...和永十好公園だった。
僕は寝ていたのだ。隣に亮がいる。
もう日が暮れているため帰ることにした。
帰っている時、ふと蓮が腕を見た。
傷がある。
異世界にいたときに腕を傷つけたんだ。
何だったんだろう...折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-25 00:02:11
1870文字
会話率:36%
険しい山間を二人の女性が下りてゆく、一人は赤毛の猫の獣人の女の子で全身毛むくじゃらだ、踊り子の格好をしているが両手にゴツいクローを着けている、一人は聖職者の制服に鎧をつけた女性、腰には聖職者のマークが描かれたブロードソードを差している。2人
は長い旅をしていて疲れ切った面持ちをしている、その時山の上の木先から小さな龍が飛び立ち少女が振り返るが女性はそのまま歩き続けている、そよそよと木々が鳴っている
少女アルテナは手を顔の横で振りおどけた顔をしていた、女性ジャンヌは手を口に当て小さく笑った折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-23 21:39:58
10313文字
会話率:75%
とにかく走れ! 疾走感で全身を震わせろ!
吉藤クリスは図書館で本を借りていた。しかし、返却期限を半年も過ぎていたことに今更気づく。友人である芹川(せりがわ)と二人、急いで図書館へ行くも肝心の本を家に忘れてしまい、図書館の暴君と名高い図書
館司書、出尾(でお)によって、本を返すまで芹川は身代わりとしてその場に拘束されることに。一刻も早く本を取って戻ってくることを誓ったクリスだったが…………道中は困難を極めた!!!
他にも物語を考えている作者が、気分転換に書く物語。軽くお付き合いくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 12:11:08
29395文字
会話率:48%
「あなた、殺し屋さんでしょう?依頼をするわ。──私を殺して」
14歳の少女ミアは、もう生きる事が嫌だった。全てを捨てて逃げ出した。その身を終わらせる事だけを考えて走り続けた。夜空に浮かぶ孤独な月に背を向けて。
走り続けたその先で出会ったのは
、物言わぬ屍の傍らに佇む、全身を血に濡らした少年。
これは邂逅。
少女と少年は出会った。出会ってしまった。
少女が少年に望むもの。
少年が少女に望むもの。
混ざってはならないふたつが混ざり合った時、その手に残るものは、終わりか、始まりか──。
***
お久しぶりです。水上です。
今回は「全く万人受けの作品を書けない私が流行りの虐げられ令嬢モノを書いたらどうなるのか?」と思って作ったお話です。多分これじゃない感満載になります。これも個性って事で(^^)
かなりアブノーマルな設定なので、危険な香りを察知した方は引き返していただく事をお勧めします……詳しくは書けませんが……。
今回は少し長めのお話になる予定ですが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 20:00:00
11024文字
会話率:40%
人との交流を嫌う主人公、遊佐一彩(ゆさかずさ)は高校3年の始業式の日にクラスメイトになった学校のアイドル、八坂真響(やさかまゆら)に声をかけられる。
今まで全く接点のなかった二人だったがとある事をきっかけに知り合う事になったのだ。
それ
は真響が一彩の姉、遊佐真彩(ゆさまあや)の立ち上げたVtuber事務所、ファイブハーフにオーディションを受けにきた事がきっかけだった。
ファイブハーフは小規模ながら100万人以上のリスナー登録者数を持つタレントがいる事務所で、一彩はその中の一人だった。
名前はフォニア・シンフォニィ。
薄紫色の髪を持ち、可愛らしい声と透き通った歌声を持つ女の子Vtuberで、100万人の登録者数を誇るVtuberなのだ。
事故により変性障害を負った彼が高校一年生の時に姉の配信に入ってしまったのがきっかけでVtuberデビューをした、れっきとした男なのである。
だが、彼自身はコンプレックスと世間に嘘をついていると言う罪悪感から、高校卒業を機にフォニアとしての活動も辞めるつもりでいたのだ。
そんな時に出会ったのが、真響だった。
フォニアの熱狂的なファンである彼女もまた、顔に傷があると言うコンプレックスを抱え、それでもなお、幼い頃の夢であるアイドルを目指していた。
オーディションをする事に否定的だった一彩だったが、初配信でも動じない姿と全身が震えるような歌唱力を持つ彼女に心を動かされ、真響を研修生として迎え入れる事を承諾する。
その結果、彼女のマネージメントをする事になってしまったのだ。
学校で目立つ事を嫌う一彩だったが、彼女と過ごすうちにクラスでも友人ができ、自分の気持ちに気づき始める。
その反面、彼女にフォニアだと言う事を知られたくないとも思い葛藤する。
だが、Vtuberとして順調に歩んでいく真響とだんだんと声が掠れつつある自分に一彩はとある決意をする。
彼女を世界一のアイドルVtuberにする!!
その目標の為、一彩はフォニアとして世界に嘘をつく。
……一夜限りの嘘を、君のために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 00:10:11
143996文字
会話率:39%
学校からの帰り道に事故に遭い死んでしまったしがない女子高生だった主人公。
だけど目が覚めたら周囲一面の森、森、森―――!
更には、2メートル超えの体!全身真っ白な甲冑!喋る棺桶!種族は魔物…それもアンデット!?
行く宛なくふらついていたら勇
者パーティーに出くわして成り行きで仲間入り!?
……これ、大丈夫なのかな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 12:51:16
16898文字
会話率:45%
目を覚ました瞬間、マリアベルは凍りついた。
白く輝く天蓋付きのベッド。窓の外には、見覚えのある城の塔。
──ここは、婚約破棄される二年前の、あの日の朝。
(……嘘、でしょう?)
鏡に映ったのは、まだ何も知らない幼い自分。
騙され、裏切ら
れ、処刑台に立たされる未来を思い出して、
全身が震えた。
「今度こそ……絶対に、同じ轍は踏まない!」
マリアベルは心に誓った。
たとえ相手が、かつて自分を愛しているふりをして近づき、
最後に裏切ったイケメン王子・リヒトでも──
もう、二度と騙されない。
しかし、人生をやり直そうと冷たく距離を取ろうとするマリアベルに、
なぜかリヒトは、これまで見たこともない必死な顔で迫ってきて……?
「お願いだ、マリアベル。俺を……信じてほしい!」
──え、シナリオ、違くない?
今度は、誰が本当に敵で、誰が味方なのか。
二度目の人生、すべてを見抜いて、生き延びてみせる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 12:30:00
13646文字
会話率:26%
異世界屈指の豪雪地帯、ドシュネー。
年がら年中、大雪に見舞われるこの地では、1年の半分しか外出できない。
長引く吹雪で暇を持て余したタクナは冒険者を始めることにした。
スキル【遠隔操作】なら、離れたところにある「モノ」を自在に動かすことが
できる。
このスキルで全身鎧を操れば、こたつの中にいても依頼をこなせるのだ。
タクナはコウルベールという町で冒険者デビューした。
刺されても焼かれても、中身が空っぽだから痛くも痒くもない。
危険な役回りばかりを率先して引き受けていたら、冒険者たちから命知らずと恐れられるようになった。
信頼を勝ち取り、トントン拍子で出世していくタクナ。
すべてが順風満帆だった。
ただ、ひとつ懸念もあった。
中身がカラだとバレれば、動く鎧(アンデッド)として討伐されてしまうかもしれないのだ。
雪国と冒険者の町。
遠く離れた二つの地を股にかけ、タクナの遠隔二重生活が幕を開けた。
……こたつの中で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 20:42:06
117102文字
会話率:35%
「マッチョ令嬢」の異名で知られる公爵令嬢コマンゾネスは、全身の各部位を丸太のごとく鍛えあげており、完全無欠の肉体美を誇っていた。
そんなコマンゾネスは、魔法学園の卒業パーティーで、
「君との婚約は破棄する!」
と第一王子から告げられ、
いわれのない罪状で銃殺刑に処されることとなる。
容赦なくコマンゾネスへと放たれる弾丸。
コマンゾネスは、自分をおとしめた者への復讐を果たすべく、その筋肉ですべてをねじ伏せていく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 19:00:00
9703文字
会話率:26%
現代日本にダンジョンが出来て百年。崩壊した文明の中で、ハンドガンもなしに拾い物の粗悪な短剣でダンジョンへと挑む痩せた少年、鼠がいた。
人生の逆転を賭けたその無謀な挑戦は、装甲ゴブリン、全身のほとんどに機械的な装甲を纏ったダンジョン最下級のモ
ンスターによって、順当に死という結果に終わる。
……かに思われた。
突如視界に現れた、宙に浮かぶ半透明の少女によって持ち掛けられた取引を少年は受け入れる。
そして……。
※架空の銃器などが登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 22:04:36
99558文字
会話率:31%