父親殺しの毒殺犯として処刑される悪女に転生してしまった私。
でもその罪は冤罪だった。
しかもその悪女が登場する小説は、冒頭しか読んでいない。よって真犯人が分からなかった。
だが断罪までまだ時間がある。
真犯人を見つけ、私は処刑されず、父親も
生きる未来にしたい!
ハッピーエンドを目指し動き出した結果……。
全ての真相が明らかになった先に待つのは――溺愛でした⁉
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:54:02
97010文字
会話率:37%
乙女ゲームとは何ですかね? 悪役令嬢とは何でしょうか?
よく分からない世界で目覚めた私は、ゲームからの指示を一切無視し、我が道を進んだ結果。
無自覚に婚約破棄と断罪回避に成功します。
なぜ彼女はそこまで我が道を進むことができたのか、それは―
―。
ハッピーエンドのその先に待つ、心温まる本当のラストとは!?
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆
(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 21:10:02
191553文字
会話率:26%
表紙は『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス ―Roundabout―』、メダロット探偵物語『メダたん』などでご活躍されているあかうめ先生の秀麗な描き下ろし♪ 乙女ゲームの世界に、悪役令嬢であるチェルシーとして転生していたことに気づい
た私。チェルシーが悪役令嬢になる理由、それはこの国の王太子と婚約者するから。未来の王妃である私は、この国で一番であると勘違いし、爵位の低いヒロインに嫌がらせをする悪役令嬢になってしまうのだ。ならば王太子と婚約する前に。先に婚約してしまえばいい! そう決意し、婚約者探しを始めるが……。条件面は問題なしなのに、宮廷画家が描いた完璧なチェルシーの姿絵を見た相手から「お断りします」と言われてしまう。美貌で知られたチェルシーが、なぜ25人から姿絵でお断りになる……? 王太子との婚約まで時間がなくなり、チェルシーはとんでもない行動をとろうとするが……。◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 23:00:00
86695文字
会話率:25%
ある日突然、母が殺された。犯人は祖母、そんな過去を封印して成長していく浩太。しかし浩太は決して祖母が母を殺した犯人ではないと信じていた。犯人はあの女だ――。しかし数年後、あの女は何者かに殺された。いったいどうなっている…?そして殺されて行く
者達…事件はその形を変え、色んな人間を巻き込んでいく、真実は意外はどこに。絡んでいく同級生達、誰が味方で誰が敵か――。そしてあの子の正体は?
「悪い奴は排除すればいい」
不穏な空気をまとったあの子は、何を知ってるのか。それぞれの過去が絡み合っていくその先に待っているのは平穏な未来か…それとも…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:49:41
218060文字
会話率:58%
婚約破棄されて人体改造までされてしまった美女ジーナは、やけくそで街のクエストを全部受ける冒険者となった。
孤児として育った少女ジーナの人生は、15歳の誕生日に一変する。
幼なじみにして婚約者だった青年・カールから突然婚約を破棄され、さらに
は魔術の実験体として扱われた末、彼女の身体には魔族の血が刻まれてしまう――“魔人”として。
すべてを失ったジーナは、数年後、少しワイルドな美女となって、
淡々と、しかし執拗にギルドのクエストをこなしていく。
無計画で皮肉屋。ギルドマスターからは煙たがられても、それでも彼女は誰よりも街を守ることにこだわっていた。
そんなある日、王都からひとりの男が追放されてくる。
名はハル。誇り高く、まっすぐすぎる騎士だった彼は、理想を貫いた末に居場所を失い、この街へと辿り着いた。
交わるはずのなかった正反対の二人は、やがてバディとして手を取り合い、街のあらゆる依頼を共に引き受けていく。
これは、婚約破棄と裏切りの果てに生まれ変わった“魔人鍵師”と、理想を追い都を追われた真面目で誇り高き“追放騎士”の再出発の物語。
小さな街で重ねられる幾多のクエストの先に、ふたりはそれぞれの解答を見つけていく。
※主人公の恋愛要素はほとんどありません
※男女バディの恋愛要素いらない教ですのでご注意ください
※戦闘能力も全体的にパワーインフレ抑え気味です
※架空の流行り病が出てきますが現実の病気を揶揄する意図はありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:40:00
94731文字
会話率:42%
“願わくば、同じ君へ。”
そんな想いをここに閉じ込めました。
部活文化や美しい四季を背景に、高校生の等身大の尊さを書き留めた、詩集のような、アルバムのような、そんな作品を目指しました。
複数の視点が織りなす、ピュアで切ない恋愛小説です。
また「部活にすべてを懸ける高校生たちの青春」と「一途で切ない恋模様」を描いた青春群像劇です。
同窓会の為に実家に帰ってきた瀬山遥は、思わぬ懐かしさに胸が苦しくなる。あの頃の全てが尊くて愛しい、空の向こうに思い描くのは、君の声と笑顔だった。渡せなかった手紙を胸に、瀬山は明日の同窓会に向かっていく。
時間は遡り十年前、神奈川県立雪が丘高校に通う1年生・佐々木葵斗は、入学早々硬式野球部の練習に胸を躍らせていた。真面目で不器用な彼は、甲子園に憧れを抱く純朴な少年だ。そんな彼が一人の女子生徒──バスケ部の瀬山遥に目を奪われることから物語は静かに始まる。
瀬山遥は、女子バスケ部で、一目置かれる存在だった。しかし、部活に邁進する心の裏には、過去の失敗やトラウマ、理想と現実とのギャップ、そして心の奥にしまいこんだ想いがあった。彼女が心を寄せるのも佐々木だった。朝練終わりの数分、部室棟の階段で話すようになる二人は、お互いに絆を深めていく。
佐々木、瀬山、そして彼らを取り巻く仲間たち──幼なじみの十条逸、気さくな親友・高橋徹、バスケ部の親友・佐藤ももか、お天気大好きな野球部・真田陽太郎ら。それぞれの目線で語られることで、恋愛だけではなく、友情、葛藤、そして成長の過程を多角的に見つめることになる。
部活動と勉強と恋愛、そして進路──すべてに真剣だからこそ、誰もが不器用で傷つきながらもまっすぐに歩こうとする。その姿は、時に尊く、時に切ない。
互いの気持ちに気づいていながら、それでも「今は選べない」と決断する彼らの想い、たった数分の朝練後の会話が、誰かの心を支えていること。手作りのチョコ、降りしきる雨、後夜祭の花火──そうした一つひとつの出来事が、かけがえのない時間として積み重なっていく。
十年後、物語は再び、大人になった佐々木葵斗の視点で幕を閉じる。あの日の想いを届けるために、彼は電車に乗る。あの日の自分を超えるために。
その先に待つのは、変わらぬ笑顔の瀬山遥だった。
彼らの「想い」は、時を超えてひとつになる。
願わくば、同じ君へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:30:00
17406文字
会話率:25%
今から思うと、バイトの休憩時に社員食堂の扉を開けた事が間違いの始まりだったんだと思う。
たが考えてもみてほしい。誰があの社員食堂が異世界と繋がってるなどと想像出来るだろうか。
バイト初日だったのだ。異変に気づけるはずがないだろう。
あの扉
の先には、5人の先客がいた。
赤、青、緑、黄、桃、の5色の髪をした人々。
戦隊レンジャーを思い起こさせるような、美しい男達と1人の女。そう、この国宝級美貌の戦隊ヒーロー達の事だ。
バイト先は、大型ショッピングモール内の店だったため、食堂にいた戦隊達は、ステージでの戦隊ショースタッフだと思い込んでしまっていた。
自分は何となく流れでここまで来てしまっただけだ。
まさか討伐記録係の黒レンジャーになるなんて。
こんな国宝級美貌の戦隊ヒーロー達との旅なんて碌なことがないに決まっている。
戦士としてお荷物にしか見えない自分に、イケメン野郎共が厳しい言葉をかけてくる。
『こっちが寝たふりしてると思っていい気になりやがって。こんな失礼な奴ら、二度と敬語で話してやったりしない。お前たちなぞタメ語で十分だ』
著者 : クロイハル
書籍 : 国宝級美貌の戦隊ヒーローと私の討伐記録
引用箇所 : 第三話〜あの時私が内心思ってた事〜
決して気を許したりしないと誓うハルと、自由人のハルを持て余す戦士達の旅のお話。
そしてそれは、あり得ないタイトルで恋愛カテゴリーに入っていく、無謀な物語でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:30:00
383746文字
会話率:36%
まただ。
また私が好きになった人は、私の友達を選んだ。
もう何度目になるか分からない。
麻衣子は、「またか」と諦めの気持ちが先に立ち、その運命を素直に受け入れた。
幼馴染の日菜は、いつも要領の良く麻衣子のものを奪っていく。
お店で見つけ
た可愛い小物も、気に入って付けていたリボンも、ちょっと気が合うと思った男子の気持ちも、全て日菜の物になる。
麻衣子はそんな日々にウンザリしていた。
そんな麻衣子と日菜が異世界へ召喚された時に、麻衣子は自分の選ぶべき道を考える。
長いタイトルがほぼあらすじを語っているお話。
ゆるい設定の、よくある感じかもな安心ラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 09:13:46
11070文字
会話率:29%
「真実の愛ゆえの婚約破棄って、所詮浮気クソ野郎ってことじゃない?」
巷で流行ってる真実の愛の物語を、普段から軽くあしらっていた。
そんな私に婚約者が静かに告げる。
「心から愛する女性がいる。真実の愛を知った今、彼女以外との未来など考えら
れない。
君との婚約破棄をどうか受け入れてほしい」
ーー本当は浮気をしている事は知っていた。
「集めた証拠を突きつけて、みんなの前で浮気を断罪した上で、高らかに婚約破棄を告げるつもりだったのに…断罪の舞台に立つ前に自白して、先に婚約破棄を告げるなんて!浮気野郎の風上にも置けない軟弱下衆男だわ…」
そう呟く私を残念そうに見つめる義弟。
ーー婚約破棄のある転生人生が、必ずしも乙女ゲームの世界とは限らない。
この世界は乙女ゲームなのか否か。
転生少女はどんな役割を持って生まれたのか。
これは転生人生に意味を見出そうとする令嬢と、それを見守る苦労人の義弟の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 21:33:28
241426文字
会話率:29%
【短めあらすじ】
平民の少女マミーナと、美形で天才な王子ソランティア。
知られざる魔法、身分差、幾多の試練を超えた先に、
王子がたった一人に捧げた“長期戦”の恋の結末とは──。
【長めのあらすじ】
“黒魔法”という忌み嫌われた力を持つ平民
の少女マミーナ。
入学した魔法学校で、彼女は美形で天才と名高い王子ソランティアと出会う。
衝突ばかりの出会いの裏で、王子の視線はずっとマミーナだけを追っていた。
身分の違い、過去の記憶、知られざる魔法、国家の陰謀──
ふたりを隔てる壁は、あまりにも高く、遠かった。
けれど、マミーナの純粋な想いと、王子の変わらぬ一途さが、
運命を少しずつ動かしていく。
「……最初から、長期戦になるってわかってた。
でも、君の心に届くなら――何年かかったって、
僕は勝ちにいくつもりだった」
――これは、美形で天才な王子が、
“たったひとり”に捧げた長い長い恋の記録。
その“長期戦”の果てに、ふたりが辿りついたものとは──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:20:00
3843文字
会話率:19%
あらすじ
空に巨大な大陸が浮かび、人々がプロペラ飛行機で大空を駆け巡る世界。
かつて空の覇者だったドラゴンは姿を消し、竜の背に乗って空を駆ける「竜騎士」もまた、歴史の教科書に名を残すだけの存在になっていた。
――ただ一人。
世界最後のド
ラゴン〝アズレル〟に乗る変わり者の少年、ルカを除いては。
『竜騎士なんて時代遅れだろ?』
そんな言葉を浴びながらも、ルカは竜騎士の誇りを胸に今日も空を飛ぶ。
彼の日常は荷物運びから空賊退治。そして互いに気になるくせに素直になれない〝空飛ぶ飛行機パイロット系幼なじみお姫様〟リゼットに朝から連れ出されたりと、休む暇もない。
だが人々はまだ知らない。
その時代遅れの少年こそが、この空で唯一無二の〝最強〟であることを。
そしてそんな竜騎士としてのルカの日々は、いくつもの空を越えた先で大きな世界の真実に飲み込まれていく――。
なぜドラゴンは人々の前から消えたのか?
飛行機を操る人類が、いまだに到達できない〝最果ての空〟の先に眠る真実とは?
これは飛行機が主役になった空の世界で、時代遅れになった最強竜騎士が繰り広げるハートフル無双・空のお仕事ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:11:23
97827文字
会話率:55%
この春高校生になったばかりの1年生、東咲人は長距離走が得意な陸上部に所属する男子高校生だ。咲人はある朝、部活に向かう途中で路上に倒れている女性を発見する。何かの病気ではないかと思って声を掛けたら、ただの酔っ払いだった。仕方なく彼女を家まで送
り届ければ、恐ろしい程に散らかったゴミ屋敷だった。転がる大量の缶ビールの空き缶に、山積みのゴミ袋や灰皿に山盛りの吸い殻。足の踏み場もろくにない散らかり具合。せっかく大人のお姉さんと2人きりだと言うのに、色気の欠片もありはしない。お姉さんは美人でスタイルも良い上、人気Vtuberの中の人。しかしその良い所を全部台無しにする残念さも合わせ持っていた。そんなお姉さんに咲人は家事スキルを評価され、彼女の家で家事代行を始める事に。そんなちょっとアレな出会いから始まる、2人のドタバタ(?)ラブコメディ。
※この作品は単体でも成立していますが、処女作である『いつも教室の隅に居る地味なあの子が気になって仕方ない』と世界観を共有している作品でもあります。そちらのネタバレ要素を含む為、ネタバレが苦手な方は先にそちらからご覧になる事をオススメ致します。そちらではまだ27歳の頃の本作ヒロインが活躍(?)しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:10:00
591791文字
会話率:38%
完結作『いつも教室の隅に居る地味なあの子が気になって仕方ない』のショートストーリー集になります。ネタバレ要素も含まれるので、本編の方から先にお楽しみ下さい。
長編にする予定はありません。月1か月2ぐらいのペースで不定期投稿で進めます。
最終更新:2025-02-28 20:04:29
10476文字
会話率:40%
本作は『桜色のネコ』の完全ハル視点となっております。
『桜色のネコ』のネタバレを含む他、本編とは関わりのない話が多数存在しておりますので、先に『桜色のネコ』をご一読頂けますと幸いです。
『桜色のネコ』
https://ncode.syos
etu.com/n4705fp/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:00:00
43707文字
会話率:43%
黄金の道・・・その道はいつからかそう呼ばれていた。魔の森を突き抜け、人を寄せ付けぬ峻厳なアトラス山脈を越え、死の大砂漠の先にある黄金郷エルドラドへと至る道。
この道に挑もうとする一人の若者と少年(?)が織りなす冒険の数々。
そして黄金郷エル
ドラドの真実とは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:00:00
316934文字
会話率:59%
商店街の一角、少し奥まった路地にある小さなカフェ── Café Lueur(リュール)。
名前の通り、「ほのかな光」に照らされたようなその店は、
通りすがりには気づかれにくいが、どこか足を止めたくなる不思議な空気をまとっている。
古い建物
を改装した店内には、カップとスプーンの音、低く流れるジャズ、誰かのささやかな話し声。
騒がしくはないが、完全な沈黙でもない。
ちょうど良い温度で、誰かの記憶や、まだ名前のない感情を受けとめてくれる。
そんな場所に、ある年の冬、一人の男が通いはじめた。
黙ってコーヒーを飲み、なにかを見て、なにかを考えている。
誰にも話しかけず、誰とも交わらず──けれど、その沈黙には、言葉以上の“視線”があった。
カウンターの奥から、その背を見つめる青年がいた。
ふたりは、名前より先に、“見る”という感覚でつながっていく。
季節がめぐるごとに、人々の心の奥にあるものが浮かびあがる。
それは時に、誰かの視線の話であり、誰かの消えた心の話でもある。
なかには、血と記憶の交錯する事件や、古い家に残された謎めいたしきたりさえ──
そんな“影”のひとつひとつに、ふたりは寄り添い、そっと踏み込んでいく。
けれど、すべての始まりと終わりには、いつもこのカフェがある。
ブレンドコーヒーの香りと、ひとときの沈黙と、まだ言葉にならない想いを乗せて──
やがて、見つめた先に残るものは、消えかけた火ではなく、誰かのための灯であるように。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-24 07:00:00
69020文字
会話率:30%
「私が世界を救う事を許してくれますか?」
月の結晶石を体内に封印する天界の姫レティシアは、変わり果てた兄から逃れる為、下界へと降り立った。
傷だらけの彼女を救ったのは龍神界の青年アレス。二人は成り行きで同行する事となった獣王ロッドを仲間に
加え、結晶石の謎を解く為に世界を駆け巡る。
その旅の先に待ち受けていたのは、止まない慟哭と切ない男の願いだった。
世界を知らない姫と不器用な青年が紡ぐ、王道の切ない恋愛ファンタジー。
※他の投稿サイトでも投稿中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:00:00
539552文字
会話率:46%
魔暦。
誰もが当たり前のように魔法を使い、魔法の恩恵を享受している時代。
万能の力たる魔法、その大いなる力が真理の如く君臨する時代。
生まれながら魔法を使えない者は、魔法不能者と呼ばれた。
あるいは、無能者と。
そんな時代にあって、皆代幸
多は、完全無能者の烙印を押されていた。
ただの無能者ではない、完全なる無能者である、と。
魔暦222年、皆代幸多は十六歳を目前に控えていた。
人類生存圏・央都を守護し、人類復興を目指す戦団と、人類の天敵たる幻魔、その熾烈な戦いの中に見を投じるべく、彼は、勇躍する。
その先にどれほど過酷な運命が待ち受けていようとも、彼は、ゆく。
魔法不能者が無能ではないことを証明するために。
大いなる目的を果たすために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 06:10:00
4082443文字
会話率:27%
「ワシを残して先に行け!」
「ガルム、そんな……!」
「勘違いするな。後で追いつくから先に行ってろという意味だ」
ドワーフの『拳士ガルム』は、勇者パーティを魔王の元へ送り届けるため瀕死の重傷を負った。
「……さすがにこれは助からんか」
大きな穴の開いた腹部を見下ろすガルム。
武人としては理想の最期であり悔いはなかったが、そこに水を差す奴が現れた。
近接戦最強の『剣魔グリムザール』。
ガルムとの決闘に異常なまでのこだわりを持つ魔族が、こう申し入れてきたのだ。
「ガルムよ、ひとつ約束をしないか? 互いに転生し、新たな生を得た後また相まみえ、今度こそ一対一で決着をつける。そういう約束だ。我が一族に伝わる秘術を受け入れるなら貴様は、次の生を得ることができるのだ」
「次の生……次の戦い……」
生きること、それ自体にこだわりはない。
だが、『まだ戦える。まだ殺し合いができる』というのは魅力だった。
戦闘狂なところのあるガルムはこれを快諾。
次の生でグリムザールとの約束を果たそうとしたのだが、転生先はまさかの『エルフの幼女』で……?
「なんでだ!? なんでエルフ!? ワシの鍛え上げられた上腕二頭筋は!? 苦味走ったいい男ぶりは戻ってこないのか!? おぉのぉれぇ騙したなグリムザールうぅーっ!」
前世とはまったく異なる脆弱な肉体と、反則レベルの可愛さと。
相反する要素に悩まされつつも、ガルムはしぶしぶ修行を続ける。
足りない『気』を『魔力』で補い、脆い『肉体』を『技術』で補う。
努力と工夫は着実に芽を結び、やがて『最強の冒険者』とあだ名されるようになるのだが、あまりにも可愛すぎるため『最カワの冒険者』と噂されるようにもなってしまう。
「次はこれ着て! ミニスカドレス! 大丈夫、絶対似合うよ! ディアナちゃん最強に可愛いから!」
「うるさいうるさい! ワシの求める最強はそうゆーのじゃないのだあー!」
『武と可愛さ』の狭間で揺れるガルム(ディアナ)の、明日はどっちだ?
※ドワーフ→エルフのTS転生バトルコメディです。
※ディアナ(ガルム)がとことん愛されます。
※グリムザールの意外な転生先を探りつつ、お楽しみください(登場する女の子の中のひとりです)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 06:05:04
225326文字
会話率:39%
祖父母は、私がぐずぐずと眠れないでいると、見かねて話を聞かせてくれたものです。ある時は面白く、また、悲しくもあり、興味深くもあり。聞き疲れて眠ってしまうこともあれば、話疲れて私を置いて先に眠ってしまうこともありました。
本当にあったこと
なのか、作り話だったのか。今では、それを確かめることができなくなってしまいました。そんな寝物語を、思い出しながら書き綴っていきたいと思っています。
思い違いをしないでほしいのですが、この物語は、祖父母の実生活にもとずいてはいないということです。時間経過も行ったりきたり、ウロウロ、チョロチョロ、飛んだり、跳ねたり、しています。思いついたことを話していたんではないかと思っています。
ふーん、へー、そんなこともあったの? 程度にお楽しみいただければ嬉しいのですが。なにせ、話下手な祖父母のことなので、さらりと流してくだされば幸いです。
では、ごゆるりと、眠気が必要な方へ捧げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 05:00:00
2546859文字
会話率:12%
夢見た教職の道を歩み始めた矢先に死を迎えた私は、気づけば愛読していた小説の悪役令嬢に転生していた。
ただでさえパニックになるのに、この子、ASDだし…。
人間関係を改善し、私は幸せな第2の人生を送ることができるのでしょうか?
最終更新:2025-07-24 00:00:00
10347文字
会話率:19%
※1日1話更新※【fujossyデイリーランキング2位/新作ランキング1位御礼】
理化学研究所にblunder(失敗作)のレッテルを張られた被験体№28は、幽世である瑞穂国の妖狐に売られる。妖怪の餌として売られた少年は、先に売られていた少年
が喰われるのを見て、自分もあんな風に喰われるのだなと思った。紅と名乗った妖狐は、名前を持たない少年に「蒼」という名を与えた。「君たちが喜ぶと魂が美味くなるから」と豪華な食事や立派な布団など、安心できる生活を与えてくれる紅を優しいと思い始める。今の生活が出来て痛い思いや辛い思いをせずに死ねるなら悪くないと思う蒼。しかし紅は蒼を特別扱いし、「自分を愛してほしい」と話す。紅の真意が理解できないまま、蒼は紅の優しさにほだされていく。
『仄暗い灯が迷子の二人を包むまで』に登場する伊吹保輔が友情出演しています。理化学研究所の設定は同じ。世界線も同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 00:00:00
362350文字
会話率:36%
『腐男子仲間だと思っていた竜神様に異世界に拉致られました』
「蜜梨ちゃん、どこにいるの? 俺を置いて行かないで」
夢の中に現れる少年はいつも自分の名を呼んで探し、泣いている。子供の頃から時々見る、お決まりの夢。見たこともない少年が泣く
姿が、蜜梨には悲しかった。
看護師二年目の五十鈴川蜜梨は、どこにでもいる普通の腐男子だ。平凡に仕事をこなし身バレしないように必死に隠して同人活動をしている。職場の同僚・御厨秘果は腐男子で、イベントで偶然出会ってからの腐仲間だ。週末には二人で腐談義に興じる。リアルで腐談義できるのは秘果だけだ。
ある日、有り得ない不幸の数々が波のように押し寄せた蜜梨は、気持ちを落ち着けるため神社に逃げ込む。その場所で会った秘果に拉致られ軟禁された。
この世とは思えない場所で、魔法のような力を使う秘果は、実は竜神なのだという。
蜜梨が連行された国は「桃源」という神獣を産む国。蜜梨は「瑞希」という重要な存在で、元々は「桃源」の住人なのだそうだ。
幼い頃の記憶がない蜜梨に真実を語る秘果。信じられないながら、疑う気も起きない。
流されるままに蜜梨は、「桃源」で起きる事件に巻き込まれていく。
誘拐系異世界軟禁ファンタジー。ちょっとエロくて切なくて懐かしい、執着愛の先にあるのは――――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:40:00
41648文字
会話率:34%
徳島県の女塚村から東京都へ突然な引越しをすることになった主人公の杏奈。
幼馴染の莉子と別れ、寂しいながらも東京の生活へと慣れてきた。
そんな矢先に杏奈に異変が次々と降りかかる。
学校で出会った蘆屋圭の存在、そしてその正体は、、、
最終更新:2025-07-23 23:59:22
38143文字
会話率:23%
紐の先にいる誰かを探す旅。
最終更新:2025-07-23 23:57:35
1999文字
会話率:21%
現代社会の裏側には、人知れず存在する異能力者たちがいる。彼らの力は時に街を脅かし、時に国家の均衡を崩す危険なものだった。
主人公である青山(あおやま)灰戸(はいと)は、その異能力者が起こした事件に巻き込まれ、目の前で家族を皆殺しにされてし
まう。
その出来事を目の当たりにした灰戸は激しい怒りと絶望の中、彼もまた異能に目覚める。しかし、その力は暴走し、犯人に届くことなく、ただ街を焼き尽くした。
燃え落ちたその中心でひとり、罪と絶望に呑まれながら崩れ落ちる灰戸。
そんな彼の前に、零環機構《れいかんきこう》という組織の一員である少女、柊(ひいらき)空木(うつき)が現れる。
彼女から差し出されたのは、絶望の先に差し出された贖罪の手。少年はその手を掴み、傷だらけの心で新たな道を歩み始める。
これは、ひとりの罪人が異能と向き合いながら、世界の裏側で戦い続ける物語。そして、仲間たちとの絆と、異能が交錯するなか、灰戸はやがて、世界の運命を左右する戦いに巻き込まれていく——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:29:18
11866文字
会話率:46%
無数の情報が渦巻く電脳の海。
世界の裏側で出会った2人が見つけたそこに潜むものは一体何だったのか。
答えは、"世界を知り尽くした少年”と、“感情を持ったAI”の物語の先に――
カクヨムの方でも同じ小説を投稿しています!
最終更新:2025-06-15 21:00:00
41997文字
会話率:23%