あらすじ
――ドンッ!――
「殺すぞ」
助けてくれ。誰か。
そう。誰も助けてはくれない。なぜならば、今ここにいるのは私と、目の前の男しかないから。
私、ロレーナ・シュターデン人生最大のピンチです!
見知らぬ男の両腕に
挟まれ私の両脚の間に男の膝が無理やりねじ込むように入れられている。背後にあるバルコニーの腰壁を乗り越えるのは無理そうだ。せめてもの抵抗として視線はと思い宙を仰いでいる。
抵抗むなしく、右手が顎にかかり正面を向くように矯正されてしまった。
溜息しか出ない。
あぁ、どうしてこんな事になってしまったのか……
ある日の舞踏会、薔薇の庭園で見目麗しい男性達の逢引現場?を目撃してしまったロレーナは今日を境に死神の異名を持つ騎士団団長に追われる事となる。
ロレーナの運命やいかに!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-14 19:16:37
8707文字
会話率:35%
今夜は、フランクローパ国王オーガスタの可愛い姪に当たるアマーリエの十七の誕生日。慣わしによりアマーリエの社交界デビュタントの舞踏会が華やかに催されている。
その場で将来の伴侶と引き合わされることを嫌ったアマーリエは夜会を抜け出し、屋敷の東の
一階バルコニーで一人、「愛もロマンもない結婚なんて真っ平」と独りごちている。
その彼女の前に突然現れたのは、自らを「今宵の月の光」と称する若い貴族男性だった……。
本作は作中に、汐の音さまのフリーイラスト集「自由絵一覧」の4番の絵を使用させて頂いています。
本作には、テンプレ要素は出てきません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-21 08:48:59
2902文字
会話率:42%
五月に自宅のバルコニーで十枚ほどの落ち葉を見つけた宮村剛。風で飛んできたわけでも、外部の悪戯とも考えられない。――誰がどうやって落ち葉を置いたのか。
日常の謎を解く、小さなミステリー。剛は犯人を当てることが出来るのか?
この作品はカクヨ
ムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 19:54:58
5748文字
会話率:42%
ある日バルコニーに見知らぬ男がいた。男は部屋に入ってきて衝撃の一言を…。
最終更新:2021-12-08 15:19:11
2075文字
会話率:14%
妹の三香と共同企画『冬のハッピーエンド』、寒い冬にほっこりして楽しんでください。
三香『冬の小鳥と呼ばれた君へ』
結婚相手を探すブランディーヌは、完璧すぎて結婚に至れない。
誰もいない夜会のバルコニーで、うっぷんを晴らしていたのを王太子シ
ルベストに見られてしまった。
その姿に一目惚れしたシルベストは、ブランディーヌが何をしても可愛いくって仕方ない。
母親に固執されているため、王太子でありながら不良物件のシルベストは、ブランディーヌならば母親に対抗してくれると強硬手段にでる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 11:00:00
6387文字
会話率:29%
名も知らぬ隣人 × 三十路間近の会社員
知人未満な二人が隣人以上の関係になれるかどうかの、バルコニーから始まる恋(?)物語。
*長編の息抜きに書くので、不定期更新です。
*「カクヨム」様でも重複投稿しています(縦組みで見やす
いように改行少なめ)。
*こちらでの投稿は改行多めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-03 14:21:01
6063文字
会話率:9%
丘の上にある旧華族の屋敷を改築した『喫茶 たまゆら』は変わった店だ。
亜麻色に磨かれた木目が美しいアンティーク調の内装に、1階はオープンテラス、2階はバルコニー席とお気に入りの場所を見つけてのんびり過ごせる人気店だが、たまに本物?と凝視して
しまうような鎧を着た王様や魔法使いに剣聖も過ごしている。
日常と非日常。かけがえのないひとときの物語を珈琲と共に――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 06:00:00
2951文字
会話率:6%
静謐な月夜。
王城のバルコニーで風に当たっていたお姫様の前に、暗殺者が現れる。
彼は言った。
「僕を殺してください」と。
最終更新:2021-10-13 19:25:57
1488文字
会話率:18%
喧嘩続きの日常から脱却するために田舎の旅館へ下宿することになった霞河来人。
彼は下宿初日にふとしたきっかけで入った山奥のバルコニーで、薄幸の少女、紅野梓と出会う。
初対面のときは楽しげに会話をした二人だが、次にあったとき、彼女は別人のように
刺々しい態度を取るようになっていた。
その理由は、彼女が患っている病気、先天性白皮症、通称アルビノであることにあるようで……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 10:00:00
18797文字
会話率:28%
婚約破棄を言い渡されたリリアは、悲しみのあまりバルコニーに逃げ、事故によって落ちてしまった。長い走馬灯を見ていた……と思ったが、どうやら時間を遡ったらしい。それならば今度は、思い通りの未来を得たい。リリアは、婚約破棄の原因となるエリスを、
自分に夢中にさせようと決めたのだった。GL風味です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 23:19:24
8022文字
会話率:47%
「お姉さま、死んでちょうだい」
そんな妹リコッタの言葉と共に、バルコニーにいたフローレンスは背中を強く押され死んだ───はずだった。
けれども、フローレンスは死ななかった。正確に言うと10歳の自分に時が戻っていた。
死に戻ったフローレ
ンスはリコッタに復讐を誓う。未来がわかる彼女にしかできない復讐を……
※他のサイトにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 21:12:48
32505文字
会話率:25%
夜のバルコニーに現れたのは、ピエロ。夜空に浮かぶメリーゴーランドで旅をするお話。短編集です。※不定期
最終更新:2021-04-11 17:08:37
1165文字
会話率:37%
ローデンヴィージャの王妃・アシュレーは、一途に愛し続けた王に愛されず、絶望の果てにバルコニーから飛び降りた。
ーー幸せになりたい、そう望みながら。
そうして、アシュレーは死んだ筈だったが、気が付くと何故か十歳の姿に戻っていた。
そんな不思議
な体験を味わったアシュレーだが、戸惑いつつも、固く決意する。
ーー今度こそ、幸せになると。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 01:06:27
14229文字
会話率:30%
若くして死亡した島崎大樹は、あの世の入り口で閻魔様から後継者となるように勧誘をうける。閻魔とは罪人を地獄に送る処刑人のようなものではなく、書類にしたがい事務作業をこなす役所の職員のようなものだった。熱意におされて閻魔となった大樹だったが、あ
る現実をつきつけられる。悪人は地獄堕ちを強制されるが、善人は天国でも地獄でも好きなほうを選ぶことができる。地獄の現状は娯楽施設の充実した人気のリゾート地のような場所で、逆に天国は退屈で人気がまったくなくなっていた。地獄と天国の面積は、住人の数によって決まる。天国を見た大樹は愕然とした。そこは小さなバルコニーがあるだけの狭い空間だったのだ。天国に人を呼び込む役目もまかされた新米閻魔が、天国と地獄のバランスを変えるために奮闘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 02:49:08
79064文字
会話率:44%
いつもなら絶対に欠席している祝賀会に、ある事情から出席したヴァン。
「ある事情」を作った元凶は、この王国の魔導宰相閣下。閣下のやり口が気に入らないヴァンは、つらつら文句を並べ立ててやろうと、閣下と夜のバルコニーへ出た。
が、ヴァンはそこで予
想もしない思惑を知ることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 15:00:00
5256文字
会話率:35%
作物が育たない貧乏小国の公女シャーリィは、流行病で生死をさまよった際に前世の記憶を思い出す。
もう少しでベランダで育てていたミニトマトが収穫できそうだったのに、新鮮な野菜がもう食べられない事実に愕然とするが、公女も観光ツアーで働かなければ
生きていけない貧乏小国では弱音なんて吐いてられない。
海の大国から来た皇子様(長期滞在の上客)から資材提供されたり、空から獲物を狙われたり、前世の野望を叶えたりするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-27 07:00:00
88947文字
会話率:51%
在宅勤務の櫃木アオイは、いつしか徹夜明けにバルコニーからを外を眺めるようになった。 毎朝見る人の中に、ちょっと気になる人を見つけた。 それから紆余曲折あり同居することに・・・!
※pixivにも掲載しています。
最終更新:2020-05-23 21:15:44
55850文字
会話率:55%
シュタインは北欧で独身貴族を愉しんでいる、ナイスミドルだ。
趣味は読書。
とりわけ、日本の時代小説を好む。
バルコニーで潮騒の空気を味わいながら愛読書を手に、至福のひと時を過ごしている時。
一条の光が床に五芒星を描いた瞬間、シュタインは平
安の都にいた。
喚んだのは芦屋道満の娘、花蜜。
平安京を舞台に、何でもありなエンターテイメント。
これは秋月忍さま主催の『和語り』企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 20:53:20
41737文字
会話率:38%
「好いた男から愛されなくなったら、二人で家でも建てて仲良く死んでく?」
思わずマリーに言ったこの言葉から浮かび上がる、二人の女性のそれぞれの生活模様。
最終更新:2020-04-06 00:01:57
1562文字
会話率:35%
マドレーヌ=ホップ=アッサム侯爵令嬢は、自室のバルコニーから落ち、頭を打った拍子に、ここが乙女ゲーム『スイーツ・プリンセス』の世界であることに気付く。
しかも、自分はヒロインのライバルにして、悪役令嬢!王道な展開でごめんなさい!
で
も、有り難いことに、このゲームのシナリオには、悪役令嬢が裁かれるといったイベントはないのだ。
ラッキー!
だって私の望みはただひとつ、のんびりだらだら暮らすこと!
卒業式の日に行われる選定試験で、負けさえすれば、一生、田舎の別邸で自由きままに過ごすことも可能!
そう思っていたはずなのに、なぜ?どうして?
事態は思わぬ方向へ進んでいくが・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-21 21:42:03
44009文字
会話率:36%