「船が奪われたですって!?」
父親が営む商会の手伝いをしているエリーゼは、海賊被害の知らせを聞いて悲鳴を上げた。このままでは、船員も商会も、領地すらも危機に陥ってしまう。自分の身と引き換えにして船員だけでも取り戻せないかと考えていると、商人
の息子を名乗る青年が魅力的な提案をしてきた。
「俺が全部どうにかしてあげるって」
エリーゼに都合がよすぎる提案は、まさかの契約結婚の申し出で!?
「待って、こんなことまでする必要あるの?」「当然だろう?俺たちは愛し合っている夫婦なんだから」「それは設定でしょう!?」
想定外の溺愛に、エリーゼの心臓はもう限界です……!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 10:34:34
46741文字
会話率:30%
有名でもない貴族の娘にありながら、ユイリィは皇太子に見初められた。当然、誰もが羨む立場である。ユイリィもそれは望ましく、また喜ばしいことだと考えていた。――否、そう考えようと決め込んでいた。そんなふうにふらふらした思いだから、なにかの折に「
脇道」が示されると、そちらへと迷い込んでしまいたくなる。皇太子に腰を背を抱かれ、いざキス――を迫られたとき、ユイリィは衝動的に逃げだしてしまう。行き場なんてなかった。どこに行けばいいかもわからない。そんな折に彼女は第二皇子のルイと出くわして――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-27 09:11:50
3566文字
会話率:50%
「……突然ですが、過去に戻れる不思議な手鏡にご興味はありませんか?」
突然部屋に現れた風変わりな女神は、そう言った。
過去に戻れる?それって過去をやり直せるってことか?そんなの欲しいに決まってる。だってあの日をやり直せたらきっと、今もリフ
ィは俺の婚約者でいてくれているはず――。
婚約して五年もたつのに、婚約者リフィのことが大好きすぎてまともに顔も見れずデートにも誘えない青年メリル。それでも一見穏やかに婚約期間を重ねていた二人だったが、ある日不幸な偶然により、リフィとの婚約を解消することに。
会いたいのに会いにも行けず、うじうじと屋敷の自室に引きこもる日々。でもリフィへの思いは募るばかりで。
そんなある日、部屋に奇妙な女神が突然現れこう言ったのだ。「過去に戻れる手鏡はほしくありませんか?」と――。
なんとしても愛するリフィを取り戻したいメリルは、その話に飛びついた。
あの日をやり直し、婚約解消なんてなかったことにしようと意気揚々と過去に戻ったメリルだったが、そううまく事は運ばなくて……?
少々ヘタレで不器用な青年メリルとリフィの、婚約しているのになぜか両片思いの恋と、個性豊かな友人たちとの友情のお話。
★男主人公視点でつづられる恋愛話です。個性豊かな友人たちとのワチャワチャな友情もお楽しみいただければ幸いです。
★小説家になろう、アルファポリス、カクヨムでも連載中(予定)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 09:41:54
45106文字
会話率:29%
佐藤平は、頼まれると断れない性格。
小さい頃から色々頼まれた。
目立つことのないモブ少年である彼の優しさは、誰もにも気づかれることなんてなかった。
たくさんの人の手助けをしたが、表彰されたことも、当人以外から褒められたことも滅多になかった
。
そして、彼にはもう一つ絶望的な特徴があった。
何もかもが平凡なのだ。成績も足の速さも、好きなことも何もかもだ。
そんな彼だから今まで彼女どころか友達すら数えるくらいしかできなかった。
新入生のクラス替えでまたもやボッチになった彼は深くため息をつく。
僕に声をかける女の子なんているはずがない。
恋バナをしている陽キャラを横目にいつものように席に座る。
羨ましいと自分がそう思うだけで、女の子からキモがられるだろう。彼女なんて出来るわけがない、そう思っていた。
「おはよー、今日からよろしくねぇ」
一瞬、隣に座る冬月さんが何を言ったのか分からなかった。僕が冬月さんを見るとニッコリと笑って手を振った。
目立つことなど一度もなかった僕の生活はこの日を境に大きく変わることになる。
『冬月さんは空気を読まない』
この状態の僕みたいなボッチなモブキャラに声をかけるなんてありえなくないか。
僕は揶揄われてるんだろうか。
冬月さんは、その日から僕を迷わせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 10:58:11
22173文字
会話率:55%
狩野結衣は、中学で有名なオタク少年。
今年高校に入り、今まで有志のおかげで様々なレッテルで呼ばれた人生をやり直そうと思っていた。
勉強を頑張ったおかげで、今年幼馴染の琴乃と同じ学校にも進学できた。
残念なことに腐れ縁の有志もいたが。
新しいことが始まればいいな、と思っていた。
高校に通い始めた有志は、暫くして不思議な力に目覚める。
そして、その力を使って、有志は未来を変える。
おかげで彼は世界から狙われることになる。
楽しいはずの高校生活は忙しいくらいの災難続きの高校生活に・・・。
それでも結衣はハッキリと思った。
あの時の行動が全てを変えたんだ。
後悔なんてなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 08:32:06
54587文字
会話率:33%
東雲悠希は母親が仕事で家を空けることの多い鍵っ子だった。
それでも彼は寂しくなんてなかった、それは大事にしていたゾウのぬいぐるみ【はなちゃん】がいたからだ。
ある時地震による火災で命を落とした悠希は、目覚めた先で巨大なゾウと出会う。
それは
なんと、異世界転移で本物のゾウになったはなちゃんだった。
すぐにはなちゃんだと気づいた悠希は、彼女(ぬいぐるみの頃から雌という設定だった)の背中に乗って見知らぬ森を進むことに。
そこで新しく出会った少女ルナの家に招かれて、悠希は今まで忘れていた家族の温もりを思い出すのであった。
※カクヨムとノベプラでも重複連載させていただいてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-21 20:06:34
165289文字
会話率:56%
ある日荷物持ちのロインは、パーティーを追放される。その理由は、戦闘能力がないから、というなんとも身勝手なものだった。
ロインはもともと、冒険者になる気なんてなかった。しかし戦闘に参加しなくていいからという条件つきで、パーティーにしぶしぶ
入ったのだった。
ロインは生まれつき運がよく、それをあてにしたパーティーリーダーのグフトックが、ロインを無理やり誘ったのだった。
しかし、追放されたロインは、なんとかモンスターを倒せるようになり、自分の隠された能力をしる。それはレアドロップが必ず出るというものだった!
一方でロインに酷い仕打ちをしたグフトックは、アイテムがドロップしないことに腹を立てる。なんとロインがいたおかげで、グフトックのドロップ率も上がっていたのだった!
ロインは冒険者ランク最下位から、どんどんランクを上げていくが、グフトックはどんどんほしい物が得られないようになっていく……。
※カクヨム累計150位の人気作品です。(投稿二ヶ月で達成!)
カクヨム、なろう、アルファポリスにて連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 09:57:31
381012文字
会話率:35%
主人公最強系の、主人公が羨ましい!
「は!?羨ましい!誰がこんなアニメ見るか!」
怒りのあまりベットにスマホを叩きつける
「俺も転生しねぇーかな?美少女だらけで、主人公補正マシマシで頼む…」
眠りにつき起きると!?
俺が思ってい
るほど甘くはない世界が待っていた
俺はこの世界の主人公にはなれないのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-18 00:31:50
19001文字
会話率:67%
いつも、あなたは私に愛していると言ってくれました。私はあなたに肯定的な返事を返したことなんてなかったけれど。それでも、今日は聖夜。今日くらいは、あなたに私の気持ちを伝えたいと思ってしまいました……。
あなたに愛していると伝えたい私の話。
―――聖夜なので、幸せな話を書きたかったのに、ヤンデレ臭がするのは何故?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 17:00:00
3320文字
会話率:25%
高熱を出して寝込んだら、夢の中に私の守護精霊が現れた。
「このまま死なれたら困る。君の人生予定表では、王子の婚約者に指名されたもののいろいろあって断罪されて婚約なんてなかったことになって、別の女が王子と結婚するのだから」
そんなの冗談ではな
いので、私、シュテフィ=ルルツは学校をやめて家を出て運命に抗おうと決意する。
守護精霊はごちゃごちゃと文句を言うけれど聞いていられない。
けれど公爵家の娘である私のひとり暮らしなんて両親がそう簡単に許すはずもなく、口の悪い従者エミール=アルベルティがついてくることになってしまう。
下宿先を見つけた帰り道、私は初めて奴隷が売られているのを目撃した。売られていたのは獣人の男の子だった。私は言葉がわからずおびえた目をしたその子を買い取り、一緒に暮らすことにした。
悪役令嬢とか意味が分からない。私はこの獣人の子供といっしょに生きていくんだから
※獣人は人の姿に獣の耳や尻尾が生えています
※不定期
※アルファポリスにも掲載
※1話のあとがきに、シュテフィのイラスト載せています
※イラストはツイッターで高田怜様@takada1189に描いていただきました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-19 16:04:02
59973文字
会話率:30%
本来ならあなたと知り合うことなんてなかった。本来なら、俺はきっとお前の事を知ることさえなかった。女性バージョンと男性バージョンがあります。
アルファポリス様にも投稿しています。
最終更新:2022-11-05 20:32:59
605文字
会話率:0%
ずっと一緒にいたかった。
離れたくなんてなかった。
あなたは私の大切な家族だったから。
だけど、それがもう抗えないものならば……。
※エブリスタにも掲載しております。
最終更新:2022-11-01 15:36:31
455文字
会話率:0%
(※その後というタイトルですが、何かの続編ではありません)
僕・松ヶ谷優作と嶋崎結女の出会いは、確か幼稚園の頃だった。小さい頃、僕らの間に『差』なんてなかったが、やがて彼女は陰キャな僕には手の届かない、憧れの存在へと変化していく。しかし中3
の春、そんな結女に告白されて、付き合うことになった。あのときは本当に嬉しかったはずなのに…。僕なんかと一緒にいるのは彼女のためにならないと考えた僕が結女と別れるまでと、その1年後の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 20:41:22
11502文字
会話率:8%
「チュン、チュン、チュン、チュン」
鳥籠の中で鳴いている。
黒と、灰色の羽。白色の身体。ピンク色の嘴。
僕はその美しさに惚れて、2週間前、ペットショップで文鳥を買ってしまった。
毎朝起きると、鳥籠の黒いカバーを外す。すると、チュン、
チュン、と鳴きだす。
一人暮らしで恋人もいない僕にとって、文鳥の存在は大きかった。守るべきものができた、という感じだろうか。
可愛らしいものだ。鳥籠の中で、パタパタと羽ばたく姿を見ながら、僕はにやけてしまう。しばらく見て満足すると、朝ご飯を食べ、会社に行く支度をする。それが毎朝の習慣だ。
就職して3年目。そろそろ恋人でも欲しいな、と思っていたが、残念ながら恋人ができる気配はなかった。色々と試してみたけど、付き合いたいと思える人には出会わず、僕は恋人探しを諦めた。その代わり、文鳥を飼った。
文鳥は良い。面倒を見るだけで、癒される。それで不足を感じないのであれば、わざわざ恋人を作る必要なんてない。
「ね?」
「チュン、チュン、チュン、チュン」
―――ああ、そう思っていたのに。どうしていつもこうなるんだろう。諦めた、と思うと、途端に一筋の光が差してくることがある。
文鳥を飼うようになってから、餌を買うために定期的にペットショップに行くようになった。行くと言っても、2か月に1回程度だが、それでも、ペットショップにいる店員を覚えてしまい、その中の女性店員の一人と仲良くなってしまった。彼女は文鳥の飼育を担当していて、籠の中に何を入れたらいいか、とか、文鳥が元気ないときどうすればいいか、とかを教えてくれた。
その女性はスズさんと呼ばれていた。僕と同じ26歳だった。背が低く、少し太っていて、申し訳ないけど外見でハッと惹かれるようなところはなかった。でも話してみると気さくな人で、明るい人だった。
それで仲良くなって文鳥以外の話もするようになり、今度一緒にご飯でも、という話になった。そしていまや、毎日連絡を取り合うようになっている。これまで彼女ができたことなんてなかったから、本当に、毎日、にやにやが止まらない。携帯を見るたびに、彼女から連絡が来ていないかとメールを確かめてしまう。これも全て文鳥を飼ったおかげだ。恋のキューピッドだ。なんて素晴らしいんだろう。
「ほんと、お前には感謝しているよ」
「チュン、チュン、チュン、チュン」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 07:29:10
5948文字
会話率:52%
真面目が取り柄のハリエットには、同い年の従姉妹エミリーがいる。母親同士の仲が悪く、二人は何かにつけ比較されてきた。
ある日招待されたお茶会にて、ハリエットは突然エミリーから謝られる。なんとエミリーは、ハリエットの好きなひとを盗ってしまった
のだという。エミリーの母親は、ハリエットを出し抜けてご機嫌の様子。
ところが、紹介された男性はハリエットの好きなひととは全くの別人。しかもエミリーは勘違いしているわけではないらしい。そこでハリエットは伯母の誤解を解かないまま、エミリーの結婚式への出席を希望し……。
母親の束縛から逃れて初恋を叶えるしたたかなヒロインと恋人を溺愛する腹黒ヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 20:03:59
7942文字
会話率:49%
「……死んだはず、だったんだがな」
戻りたくなかった。
帰ってきてくなんてなかった。
なのに、生き返った。
かつて闇に葬り去り、墓場へ持っていった真実が陽の光にさらされたとき。
全てが、月なき夜に示されたとき。
信じたいと願
い、守りたいと背負った彼らの歯車が、もう一度回り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 17:14:23
2174文字
会話率:17%
ある日の昼休み、主人公の大原唯斗はクラスメイトと共に異世界転移させられてしまう。転移した先はいかにも魔物が出そうな森の中、そんな場所で生き抜くため、主人公たちが転移した時に手に入れた能力は……
(『コンビニの音楽を流す能力』、『2秒だけテ
レパシーする能力』、『めっちゃ強く見えるだけの能力』……無理ゲーでは!?)
正直言って、全く使い物にならなかった。さらにそんな絶望的な状況に加えて、あからさまに強そうな魔物が現れて────!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 07:25:57
8900文字
会話率:58%
いきなり婚約破棄を告げられた公爵令嬢のエリーザ・ベルガンドルは比較的冷静に受け止めていた。
それはエリーザ自身も婚約者の事を好きではなかった為である。
そもそも王妃教育で時間がないエリーザには婚約者とあっている時間なんてなかった。
そしてそ
れは第一王子であるガルダ・ミリヤードも同じ。
それぞれが王位、そして王妃になるべく過ごしている中ガルダ殿下が一人の女性に熱を上げ、結果言い掛かりとしかいえない内容で婚約破棄を告げた時、ガルダ殿下を誘惑した男爵令嬢が悲鳴を上げる。
頭お花畑がいますので、気にせずに読んでいただけたらと思います。
また息抜きのつもりで書きました。
ゆるゆる設定で、ぬるっと書いてますので、細かいところは考えてません…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 18:03:39
9447文字
会話率:31%
仲良くなんてなかった。(※重複投稿作品)2023.5.13簡易チェック
最終更新:2022-06-22 02:00:00
407文字
会話率:11%
隣国からの侵攻を身を挺して止めた男の半生です。
実在の人物、団体、事件を彷彿とさせられるかもしれませんが、関係ないものだと思って読んでください。
最終更新:2022-05-25 00:00:00
5082文字
会話率:27%
小さな頃から好きだった
絵本に出てくるキャラクター
ちょっとした時に眺めると
なんとなく心の疲れが取れる気がして
付箋に書いてお守り代わりに持っていた
それは子供の絵本のキャラクター
誰かに見せるつもりなんてなかったんだけど。。、
最終更新:2022-05-24 00:48:48
2640文字
会話率:45%