小学五年生の女の子、美月の家のそばの丘には『おてんばさん』と呼ばれる小さいさくらの木が生えている。隣の大きいさくらの木とぶつかりあってアーチを作っている。ママと仲たがいしたおてんばな女の子が、月夜の晩に、そのアーチをくぐり、時空を超えて、や
さしいママさがしに消えてしまうという言い伝えがある。
ある晩、自分より仕事を優先するママとささいなことで口論となった美月は、家を飛び出し、そのアーチをくぐってしまった。
気がつくと、美月はジージとチャーチャン(美月のおばあちゃん)の家のそばのさくらの林の中に立っていた。そして同い年の朋子に出会うが、それがこどもの頃の自分のママだと言うことを知る。
朋子には姉や妹がいて、ひとりっ子の美月にはうらやましい。しかし、朋子は、チャーチャンが、「どうして、朋子だけ、あんなふうに生まれちゃったのかしら」と漏らすのを立ち聞きしてから、バカでガサツな自分は、いらない子なんだと感じるようになっていた。朋子の落ち込む姿に次第に同情する美月。
そんな朋子が、美月のマネをして、やさしいママを探してあのアーチをくぐりたいと言う。日暮れ時、そのアーチに『おてんばさん』の精霊が現れる。精霊が朋子をやさしいママのところへ送り出そうとしたそのとき、チャーチャンが散歩に連れて行ったはずの犬、コウタロウが急変を知らせに駆けつける。チャーチャンがバイクにはねられ、重体だというのだ。
病院ではジージが朋子のことを待っていて、美月と朋子に、朋子が極度の未熟児で生まれ、生死の境をさまよっていたこと、それを乗り越えて育っている朋子を、チャーチャンは一番愛しく思っていることを告げる。
誤解をさとったふたりは、精霊の力を借りて時間を遡り、チャーチャンを事故から救出する。
こどものころのママに共感し、チャーチャンとママと自分という命の連続性を感じ取った美月は、現在のママの元へもどることを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:10:24
37376文字
会話率:32%
斎藤幸子さんが友達をたくさん作る話です。
最終更新:2025-05-14 22:18:19
383文字
会話率:22%
介護士が異世界に転生して介護施設を作りお爺ちゃんお婆ちゃんから色々な話を聞く話
最終更新:2025-05-12 11:57:10
9605文字
会話率:24%
日陰 静香(ひかげ しずか)は、教室の隅が定位置の、筋金入りの人見知り女子高生。趣味は地味、友達いない、自分に自信もない。「このままじゃダメだ」と心の隅で思いつつも、何も変えられない平凡(以下?)な毎日を送っていた。
そんな彼女の灰色の日
々に、太陽みたいに眩しい転校生・天道 陽子(てんどう ようこ)が現れる! 何もかもが正反対の陽子とは、関わることなんてないはずだったのに…。
ひょんなことから、静香は陽子に半ば強引に、町の古びた銭湯「鶴亀湯」へ連れて行かれてしまう。そこで待っていたのは、湯気の向こうの未知の世界…「サウナ」。
熱い! 苦しい! そして水風呂冷たすぎ!!
最初は戸惑うばかりだった静香だが、陽子に導かれるまま、サウナと水風呂、そして休憩を繰り返すうちに、人生で初めての不思議な感覚に包まれる。
――これが「整う」ってこと…!?
この日を境に、静香の止まっていた時間が、少しずつ動き出す。
サウナの奥深い魅力、太陽みたいな陽子との奇妙な友情、そして、自分自身に起こり始めた小さな(でも、ちょっとヘンテコな?)変化…。番台で全てを見通すかのように静かに微笑む、謎のおばあちゃんの視線もなんだか気になる。
人見知りシンデレラは、湯けむりの中で、心も体も、そして頭のてっぺん(?)も、ちゃんと「整う」ことができるのか!?
クスッと笑えて、じんわり温まる、新感覚・青春サウナコメディ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 18:30:00
30997文字
会話率:26%
ひいおばあちゃんの駄菓子屋「ねじまき堂」を手伝う女子高生・飴宮なめる。ある日、店の奥で見つけた怪しい虹色のドロップを舐めると、なんと目が合った相手の「感情」が「味」として流れ込んでくるように! 親友・味見きくの「殺人ソーダ味」な興奮に悶絶し
たり、謎の転校生・氷川れいの「味がしない(?)」心に戸惑ったり…。おまけに、きくがアメを持ち出して大騒動!? 不思議で厄介な「感情キャンディ」に振り回される、なめるの日常系シュールコメディ、全5話!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 21:10:00
9802文字
会話率:30%
北の国の果てに住む白い子ぎつねのシロは、「風にはうたがある」というおばあちゃんぎつねの言葉を信じ、風のうたを探す旅に出ます。
春、羽をけがしたすずめを助けたとき。
夏、狼から小さなリスを守ったとき。
秋、迷子のたぬきの子を親のもとへ送り届
けたとき。
冬、旅の途中で力尽きた老いたカメに寄り添ったとき。
シロは静かに、けれど確かにやさしい風のうたを耳にしていきます。
旅の終わりにシロは気づきます。
本当の風のうたは、誰かを想い、思いやりを行動にしたときにだけ聞こえるものだったと。
この物語は、出会いと思いやりが世界をやさしく結ぶことを静かに語る、子ぎつねシロの成長の物語です。
読む人すべての心にも、きっとやさしい風のうたがそっと届くでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 21:13:47
3369文字
会話率:23%
カナダ、オカナガンの美しい湖畔。
夫アーサーに先立たれ、孤独な日々を送る老婆アガサ。
彼女の慰めは、夫と育てた広大な庭と、家族同然の犬や猫たちだった。
しかし、ある夏を境に、アガサの世界は静かに変容し始める。庭の花々が囁きかけ、愛す
るペットたちが言葉を紡ぎ出すのだ。戸惑いながらも、アガサはその不思議な対話に安らぎを見出していく。
近隣の人々は彼女の変化を訝しむが、人生に迷う孫娘や訪れる人々は、アガサの穏やかで揺るぎない死生観に触れ、大切な何かを見つけていく。やがて彼女の世界には天使や妖精が現れ、庭は光と愛に満ちた聖域となる。
老いと死を静かに受け入れ、魂の平安へと至るアガサの最後の1年。
生命の輝きと永遠の愛を描く、切なくも美しい物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 18:20:44
38634文字
会話率:31%
ダンジョンマスターだったわたしが殺されて、冒険者ギルドの娘に転生した。
父親が商人で母親が冒険者、おばあちゃんがギルドマスターの家族経営だ。
ある日、ふとしたことから前世を思いだしたわたしは、ダンジョンの攻略に乗り出す。
まずは、零細
だったギルドの再建のために、優秀な冒険者を作り出した。
モンスターを作成する能力で冒険者も作れるのだ。
そして、ギルドを大きくしていき、ダンジョンマスターを追い詰め、また、自分がダンジョンマスターに返り咲く。
そんなことを考えている7歳のギルド受付嬢が、幸せを掴むまでの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 17:00:00
145716文字
会話率:43%
ここは、めだかの学校。
春江がたてた。
あんまり孫が、ゲームばかりするから。
いつも、岩見の「みると」から、はるばる遊びにくる孫たち。
そうして、おばあちゃんに、こうしていつも会いにくるわけは、知っている。
そう、それは——なんたって
、ネット環境がいいから。
でも、たいへん。
山奥のネット環境もととのって、
このままでは、かわいい孫たちに会えなくなってしまう。
そんな「めだかの学校」も、もう三年がたった。
そんな出来事の日々。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 21:00:10
9881文字
会話率:45%
「ライラックの花言葉は確か、初恋、だったかしら」
(あ、可愛い)
これはもう、たぶん絶対いい人だ、と、私は確信したのだった。
超超高齢化社会により、部活動の時間が介助実習になった高校1年生の私の担当おばあちゃん、桜井さんの「私の恋バナ
、聞いてくれる?」から始まった甘酸っぱい恋バナ。
それはやがて、私が密かに秘めていた気持ちを動かして……。
2つの時代の青春恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 18:00:00
22354文字
会話率:28%
「ほらほら、お義母さま、こっちですよ」
「はいはい、そんなに急かしてどうしたの?」
「どうしたのって、もう。今日はクリスマスじゃないですか」
「あら、そうだったかしたら……。気がつかなかったわ」
「みんな待ってますからね。ほらあ」
「お
ー、母さん、元気?」
「おばーちゃーん!」
「あたしの隣に座って!」
「えー、おばあちゃんはぼくの隣だよ!」
「はいはい、うふふ。まあ、素敵な飾りつけね」
「あたしがやったんだよ!」
「ぼくもだよ!」
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最終更新:2025-05-02 11:00:00
879文字
会話率:74%
……長生きしたなぁ。うん、よく生きた。特に大きな怪我や病気を患うことなく、結婚して、孫までできた。……ああ、昔のことが映像で頭に浮かんできたなぁ。あれは、おれが幼い頃に住んでいた田舎の駄菓子屋だな。おばあちゃん元気かなぁ。もう潰れちゃった
かなぁ。大人になってから、一度くらい行けばよかったなぁ。引っ越ししてからは、田舎の友達と遊ぶ機会がなくなっちゃったなぁ。『向こうの小学校でも元気でね』『うん、また時々遊びに来るよ』と、お別れの時に話したのになぁ。でも、心の中ではもう会うことはないだろうなと思ってたなぁ。そういうものだろうなって思ってたなぁ。行けばよかったなぁ。おれは、自然の中で遊ぶのが大好きだったんだよなぁ。
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最終更新:2024-07-22 15:00:00
1677文字
会話率:74%
『おとーさん! あの星、きれーだね!』
『ああ、あれは金星だよ。一番星とも言うんだ……いや、あれはきっと、おじいちゃ――』
『ん、母さん。なにニコニコしてるの?』
『ふふっ、昨日ね、おばあちゃんの夢を見たの。今頃きっと天国、いや――』
星になった。死後、人は、その魂は天国でも地獄でもなく空へ昇り、宇宙を旅するのだ……なんて話は生きている間何度か聞いたことがあったけど、まさか本当だったなんて……。
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最終更新:2024-03-28 11:10:00
2512文字
会話率:90%
おじいちゃんの家に代々伝わる大事な茶碗をうっかり壊してしまった僕。タイミング悪く、おばあちゃんは有名なテレビ番組で鑑定してもらうことにしたと言って楽しみにしている。どうすればいいのかわからず、僕は頭を抱えていた。だけど、実はその茶碗は……。
※エブリスタにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 15:54:18
3659文字
会話率:45%
旅行が大好きだったおばあちゃん。
今はどこにも行けず、病院で入院している。
ある日、おばあちゃんが私に言った。
※エブリスタにも掲載しております。
最終更新:2023-11-08 18:08:45
1211文字
会話率:15%
〇キャッチコピー
おばあちゃんだけど おともだちなんだよ
粗削りですが童話も少しずつ書きたくて いろいろ ご教授いただければ幸いです。。。。 どうかよろしくお願いします。
最終更新:2025-04-23 15:20:10
1064文字
会話率:4%
これは狂気の沙汰かもしれません。
人によっては純愛ともとれるかも。
この中で狂っているのは誰なんでしょう。
最終更新:2025-04-23 08:00:00
1813文字
会話率:0%
ある小さな村にハウという少女がいました。その子はとても臆病な性格だけども困ってる人はほっとけない様な子でした。そして両親は臆病な性格を治す為にハウちゃんを隣町に住むおばあちゃんの所にお使いを頼むのですがその間にはとても暗い森が……ハウちゃ
んは無事にお使いをできるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 22:20:08
3535文字
会話率:71%
小柄で可愛らしい少女、天宮愛花
彼女は界隈では名の知れた名探偵を祖母に持ち、自身も探偵として活躍中
人為的に創られた謎から偶然出来た謎、大きな事件から小さな謎まで
祖母から受け継いだ知識、頭脳、そして心得を武器に、事務所の仲間である白石直
人と西森浅葱と一緒に数々の謎に挑め!
ギリギリなパロネタも可愛い少女なら許される!?
見た目はまだまだ子供、頭脳はそこそこ大人な美少女中学生探偵のライトミステリー小説
※この作品は別サイトで別名義で投稿していた作品の修正小説になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 02:31:41
7037文字
会話率:61%
わたしの、おじいさんとおばあちゃんは。
言い争いながらも、とにかく仲が良かった。
最終更新:2025-04-17 23:38:59
200文字
会話率:0%
きっと──、これが純愛。
おじいちゃんと、おばあちゃんのアルバムを見つけました。
最終更新:2025-01-07 00:18:04
200文字
会話率:50%
見知らぬ。
おじいちゃんとおばあちゃんが手を繋いでいました。
後ろ姿から。
それはとても、しあわせそうにみえました。
最終更新:2023-09-13 23:45:25
200文字
会話率:0%
くまちゃんのおにぎりタロット
深い緑に包まれた「ささやきの森」で暮らす、ふわふわの占い師くまちゃん。おばあちゃんから受け継いだ「おにぎり印のタロット」を手に、今日も梅干しおにぎりを握って朝が始まる。ある日、タロットが新しい出会いを告げ、くま
ちゃんはおにぎりの刺繍が光る巾着袋を手に森へ出かける。そこで出会った灰色のネコ・リンと、行方不明の弟・赤い鳥ソラ。タロットの導きを頼りに、くまちゃんは二人を再会させ、おにぎりを分け合って笑顔を届ける。優しさとタロットが織りなす占い師くまちゃんのほっこり温かい物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 18:12:01
2632文字
会話率:10%
私、弓上奈々とたまたま居合わせた川田遊希とで学校からの帰り道、とあるおばあちゃんのお手伝いをした。そしたら実はそのおばあちゃんは魔法使いで、お礼として一つ願い事をかなえてくれるという。
折角なので私は大好きなゲームの世界に入って遊んでみ
たい、粗いうことで物語の世界へ入れるようにしてもらった。私の大好きなゲーム、七色の橋に行くことにしたのだ。そしたら川田遊希もついてくると言い出して。仕方ないから二人で行くことにした。
ゲームの世界に入ってレッツエンジョイってしたかったのに、思いのほか入ったゲームの世界はなかなか大変で……。しかも誰かさんのせいで帰れなくなっちゃうし……。
無事ストーリークリアをして元の世界に帰るのを目指す、そんな私たちのお話。
<二度目のリメイクです>
<三度目の正直とも言う>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 23:00:00
41347文字
会話率:46%
下校中に困っていたおばあちゃんを助けた弓上奈々。そしたら、そのおばあちゃんは実は魔法使いだった!?
たまたま遭遇した川田遊希と一緒に物語の世界に入るペンダントを貰って、ゲームの世界へレッツゴー。
向こうで楽しく遊ぶ予定だったのに実は大変な
ことになっちゃった?
どうなっちゃうの?ってお話にしたいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 21:00:00
14248文字
会話率:47%
気がついたら何かに追いかけられていた。必死に逃げる私を助けてくれたのは、お花?違う⋯小さな小さなうさぎさんたち?
突然森の中に放り出された女の子が、かわいいうさぎさん達や、妖精さんたちに助けられて成長していくお話。どんな出会いが待っている
のか⋯?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
『転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました。もふもふとも家族になります!』の、のどかです。初めて全く違うお話を書いてみることにしました。もう一作、『転生初日に~』の、おばあちゃんこと、凛さん(人間バージョン)を主役にしたお話『転生したおばあちゃん。同じ世界にいる孫のため、若返って冒険者になります!』も始めました。
よろしければ、そちらもよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 08:16:45
198359文字
会話率:53%
目が覚めたら知らない世界に。しかもここはこの世界の神様達がいる天界らしい。そこで驚くべき話を聞かされる。
私は前の世界で孫を守って死に、この世界に転生したが、ある事情で長いこと眠っていたこと。
そして、可愛い孫も、なんと隣人までもがこの世界
に転生し、今は地上で暮らしていること。
早く孫たちの元へ行きたいが、そうもいかない事情が⋯
私は孫を守るため、孫に会うまでに強くなることを決意する。
『待っていて私のかわいい子⋯必ず、強くなって会いに行くから』
そのために私は⋯
『地上に降りて冒険者になる!』
これは転生して若返ったおばあちゃんが、可愛い孫を今度こそ守るため、冒険者になって活躍するお話⋯
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
こちらは『転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました。もふもふとも家族になります!』のスピンオフとなります。おばあちゃんこと凛さんが主人公!
が、こちらだけでも楽しんでいただけるように頑張ります。『転生初日に~』共々、よろしくお願いいたします。
また、全くの別のお話『小さな小さな花うさぎさん達に誘われて』というお話も始めました。
こちらも、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 09:08:50
184800文字
会話率:39%
僕がおばあちゃんから貰った時計は、金色の古びた時計で、死んだ爺ちゃんの魂が憑いていた。
この爺ちゃんが結構クセモノで、僕のツマンナイ毎日が大きく変わったんだ。
この作品はカクヨムにも掲載しています。
最終更新:2025-03-29 23:00:00
20179文字
会話率:33%