今は昔、酒呑童子を討った源頼光。その強く清らかな魂が、時を経て再びこの世に流転した。動き出す人と鬼と動物と、そして座敷童子と呼ばれる少女たち。
最終更新:2024-11-02 22:26:20
151010文字
会話率:39%
「なんで私が主役じゃないねん」
強気な主人公が、最後に気づいた本当の「主役」とは。
最終更新:2024-11-02 12:21:41
2207文字
会話率:24%
江戸のある蕎麦屋に最近、一人の男が出入りしている。
いつも決まった時間に来ては盛り蕎麦を十枚、ぺろりと平らげて帰っていく。
それを見ていた常連客達は、盛り蕎麦二十枚に一分金(今の価格で約二万円)の賭けを持ち掛ける。
無理でございますと言いな
がらもその男は二十枚平らげて一分金を獲得して帰った。
収まらないのは常連客、今度は盛り蕎麦三十枚で二分金(約四万円)の賭けを挑むがそれも敗北。
口惜しがる常連客に金公という男が、その蕎麦っ食いの男の正体を教える。
そばの清兵衛、通称そば清と呼ばれ、最高記録四十枚という猛者だと知り、今までの借りを返すべく、常連客たちは五十枚で一両という賭けを挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 23:13:44
9531文字
会話率:1%
中国三大奇書の一角、三国志に登場する人物、高順。字は伝わっていない。
今よりおよそ1800年前、後漢王朝末期にあたる建安4年、冬の2月。
敵に捕らえられた彼は、徐州の下ヒ城は白門楼において波乱の生涯を閉じようとしていた。
最終更新:2023-06-04 14:25:26
14001文字
会話率:1%
記憶と体を失った、鎧だけの男「エルゴ」と、彼を蘇らせた女「ロタ」は、自らを取り戻すため、使命を果たすため、伴って旅をすることになる。世界を思うがままに変容させる「啓者」たちの争いによって分断された世界で、二人に待ち受けるものは何か、それぞれ
の目的を果たすことはできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 15:32:16
10931文字
会話率:57%
ラグランドの第二王子であるジェームズは、父に愛されなかったことで王女としての矜持を傷つけられた母に愛されず、孤独な少年時代を過ごしていた。
第一王子が王位継承権第一位を得るラグランド王国では、メイドの子である第一王子のアーロンが次期国王と定
まっている。
だが、愚かな兄と違って優れた血筋を持ち優秀な彼を次期国王として推す貴族も多く、次第に彼の立場は危ういものとなっていく。
粛清か、静観か。己の人生をかけた選択すら、他人事のように感じるジェームズ。
だが、幼くして人生に諦観し、生きる気力のない彼はひとりの少女と出会い、変わっていく。
「わたくし悪役令嬢の器ではございませんので、俺様王子殿下の婚約者の座は、わがまま公爵令嬢様に喜んでお譲りいたしますわ」のジェームズの独白です。
短編ですがそれぞれの視点から描いた三部作になっているので、
「わたくし悪役令嬢の器ではございませんので、俺様王子殿下の婚約者の座は、わがまま公爵令嬢様に喜んでお譲りいたしますわ」と「悪役令嬢の裏事情」と合わせてお読みいただくことをおすすめします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 13:45:49
3052文字
会話率:17%
小説家になろう公式企画「秋の歴史2024」参加作品。お題は「分水嶺」。
太古より、人類は大小幾万もの戦いを繰り返してきた。
その中には、その後の歴史の流れを大きく変え、時代を画す分水嶺となった戦いも数多い。
これは、それらの中でも最も劇的
なものの一つ――。建国間もない金(後金)が明の大軍を撃破し、後に国号を清と改め中国全土を征服する端緒となった、サルフの戦いの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 12:42:03
11231文字
会話率:19%
泣けるラブコメ!
あゆむは缶コーヒー会社の下っぱ社員だ。
同社のレナは清純派をよそおって男あさりをする百戦錬磨な女だった。同僚のマユはあゆむをオトせるかとレナを挑発した。カラオケ代を賭けてだ。レナは受けて立ってあゆむに接近する。
そんなある夜あゆむは夢を見た。小学生の女の子が夕陽に向かって泣いていた。あゆむはその子にイチゴをわけあたえた。だが女の子が誰なのかあゆむの記憶になかった。
小学校の同窓会で心理学者の森崎にその話をした。女の子はしのぶだと森崎が指摘した。
「あんたは涙目のしのぶが好きになった。けど悪ガキにからかわれてごまかそうとしのぶをいじめた。あんたの弱い心はいじめた罪の重さを背おい切れなかった。長い夏休みが明けるとしのぶは転校していた。しのぶが目の前から消えたのを幸いにあんたの無意識はしのぶの存在をなかったものとした。いなかったしのぶはいじめられないし惚れもできない。あんたは初恋を封印しちゃったのよ」と。
あゆむは封印がとけた初恋に苦しめられてしのぶがいるドイツに飛んだ。あゆむはしのぶと再会してふたりでデンマークを観光した。だが最後まで好きだと告白できなかった。
あゆむは帰国して一部始終をレナに話した。するとレナに怒鳴られた。
「しのぶさんは『結婚指輪買っちゃおうかな? どんな指輪ならわたしに似合うと思う?』って左手の甲を見せたんでしょう? スカポンタン! 『きみならどんな指輪でも似合うよ』ですって? どアホウ! それがプロポーズされた男の返事かい!」
「なんの話だよいったい? ぼくはプロポーズなんかされてないよ?」
「されたの。されました。二十四歳の女が指輪をはまってない左手の甲を見せたの! それってきみに結婚指輪を買ってほしいって謎かけじゃない! わたしの指に結婚指輪をはめてよって催促よ! もう一度ドイツに行け! 行って男らしくコクって来い!」
レナに背中を押されてあゆむは再度ドイツに向かった。今度こそしのぶに告白するために。
そのころマユはレナにこう言っていた。
「あんた敵に塩を送ったんじゃない? 賭けはもう頭にないでしょ?」
「わかってるわよ。バカなまねをしてるなって。あーあ。なんでけしかけちゃったんだろ?」
「あんた男あそびのしすぎで経験がなかっただけだわ。それ初恋よ」
「うそ?」
レナはマユの言葉に愕然とした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 14:42:26
171395文字
会話率:41%
僕と清志は親友だった。だから、僕が彼の進路に嫉妬しただなんて、今でも信じられない。
僕は彼に嘘をついた。彼が進もうとしている道は険しく、きっと途中で挫折するだろう、と。その言葉を信じた彼は、夢をあきらめた。
清志は死んだ。交通事故だった
。僕はあれからずっと彼に嘘をついたままだ。取り消すことも謝ることも、もうできない。
そして、僕の前に清志は現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 06:00:00
4274文字
会話率:24%
幕末に転生者がちょっかいを出し歴史がずれていく、さらに他の転生者が関与する事で時代がどう変わっていくのか。
転生者の知識はあやふやです。作者レベルとも言う。
転生者は世界中に少しずついる模様。
一郎という転生者に狂言回しになってもらいました
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 05:00:00
98869文字
会話率:58%
東海道沼津宿で小料理屋を営む女店主かなめ(自意識過剰)のもとに現れた行商人は、わらじを買ってくれと頼み込む。かなめの履いているわらじを見れば話のわかる御仁に違いないと考えたらしいわらじ屋だが、かなめは相手にしない。死んだ父親の作ったわらじ
以外は足に馴染まないと断ったかなめはわらじ屋を追い返した後、沼津の筋者佐山一家に脅しをかけられる。様子がおかしくなって暴れ始めた佐山一家に困っていたところを居合わせた旅の娘に助けられ、かなめは娘を店に泊める。喉を壊して喋れない旅の娘はわらじ屋の旅の供で、待ち人のために二人してしばらく沼津にいるという。しかし沼津は佐山一家がおかしくなって喧嘩が絶えない。店をたためと詰め寄る佐山一家は、次々と妙なヤツらを連れてくる。わらじ屋曰く、後ろにまずいものがついたらしい。東海道の西の端より遥か西から来た妙な連中、「轟徒衆」が佐山一家を抱き込んで悪巧みを進め、清六は何かを知っているが多くを語らない。見てもわからぬ何かと戦い、上方から連れてきた娘権兵衛と一緒にかなめの店に居候するわらじ屋は、いつのまにか下働き。常連たちから下男と下女だと思われている。不服に思ったかなめは酒盛りの席にわらじ屋を連れていって町の奴らに説明したが、わらじ屋は思わぬ秘術を使う。わらじ屋にとって何も不思議なことはない当たり前の芸当は何が起きたかわからず、いつも通りわらじ屋は多くを語らない。帰り道に現れたのは、浪人。酒が入っていると不満げに立ち去った浪人「鼬」はわらじ屋のことを知っているようだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 15:00:00
20175文字
会話率:44%
寛永期の江戸を舞台に、表は薬種商、裏は幕府の隠密として活動する神谷道三とその弟子・清吉。ある日、向かいの屋敷の不審な動きから、豊臣残党の策謀を探知する。特殊な火薬と大筒の設計図、そして江戸の地下を探る動きを発見した道三たち。追手との戦いの中
、伊賀流の古い印と「地底の間」の存在を示す暗号を発見。江戸の地下に眠る秘密と、伊賀流の歴史が交錯する物語の幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-28 21:10:24
10406文字
会話率:46%
2200年代、人口20万人が暮らす『セントラル東都』。
受胎前調整システムにより任意の才能を持った子どもが生まれる社会で、なんの才能も持たずに生まれた『エラー』の清水環は劣等感を抱えていた。
あるとき環は友人にけしかけられ、高額な悪食料理を
出すと噂される飲食店に乗り込む。そこは食材そのものを調理・提供する『オーグ』と呼ばれる料理の専門店だった。
肉や魚、野菜などの素材を少量から増幅させる『模造食(レプリシャス)』が一般的な食糧とされる時代を生きる環はオーグに抵抗感を示すが、店主の鼎はこれを『ナチュラリ』と呼び環に勧める。乗り込んだ手前引き下がれなくなった環は、思い切ってオーグを口にする――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 19:51:09
131165文字
会話率:35%
かつて騎士だった主人公クル・メディオは、今日もマナダストの清掃に従事していた。しかし、そこに突然現れた少女パルモに、S級冒険者になることを提案される。クルは自身の実力を疑いつつも、パルモの申し出を一度断る。
そんな中、役人による奴隷の人体
実験の存在が明らかになり、クルは思わずパルモを庇うように行動。この一件をきっかけに、クルはパルモと共に、ミクトラン帝国の闇に迫る冒険に乗り出すのだが...。
魔道具が主流になった世界で繰り広げられる、底辺冒険者の成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 12:00:00
41446文字
会話率:42%
時は現代。「時を止める」という特殊能力を持つ少年、清野時樹は「何事もない日常」に飽き飽きしていた。
しかしある日、とんでもない事件に巻き込まれて――!?
最終更新:2024-10-27 09:00:00
8007文字
会話率:25%
一式渡は神風六花と一緒に平穏な生活を続けていた。だが、ある日、六花が亜人化して、国の粛清対象となってしまう…渡は六花を守ることができるのか…そして、この国の闇を暴くことができるのか?
最終更新:2024-10-27 01:01:30
4700文字
会話率:37%
全ては【昔々あるところに】から始まった。
神々への信仰心を失った人間は照葉の創世者を崇め次第に闇へと支配され、暗闇に住まう影者へしして唯一、信仰心を失う事の無かった女の死によって、大きく歯車が動き出した始めた。
己の影を操る神咲 橙矢
最
高神の血を受け継いだ桜樹颯
新月の夜、
二人は神を襲う影者達に粛清と癒しを与え続けていたそんなある夜に事件が起きた。
橙矢は忘れ去っていた自身の過去について思い返すも
幸せに満ちた日々では無かった。
それでも小さな幸せは存在した。
そして、
橙矢と颯を待ち受けていたのは黒狼の刹那だった。
刹那は『昔話を......』と話し終えると橙矢にある事を願うも、許して貰えなかった。
三人は橙矢が育った村へ訪れる。
懐かしむ顔は居らず、悲しき別れの前に
『最後の場』
を目指すよ告げられた。
最後の場で三人の前に現れたのは、照葉を創り上げた女と武神であり大犬神。
橙矢のある疑問により大犬神を封印する事が出来た。
だが、女は怒り狂い容赦なく襲いかかってくるも、
橙矢の機転の速さに手も足も出なかった。
勝利に喜ぶも、
大鬼神の全てを引き継いだ橙矢は鬼神化が完全なものへとなる。
橙矢の暴走を止める事が出来る颯もまた、大神の全てを引き継ぎ、暴走し始める。
そして、互いに大神の支配により、武神二神の因縁の戦いが始まる。
《神VS人間》《鬼×狐》
少し変わった組み合わせのお話ですが、
【和】を感じつつ、
このお話を楽しんで頂けたら光栄です!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 21:53:18
7334文字
会話率:50%
全5話。
1581年、秀吉軍は備中七城のうちの六城を平定し、残すは清水宗治が守る備中高松城だけとなっていた。
備中高松城は雨によって守られ、雨によって滅びた。
最終更新:2024-10-25 14:18:32
8125文字
会話率:31%
文乃は大和の国の華族令嬢だが、家族に虐げられている。
ある日文乃は、「曰くつき」と呼ばれる品から溢れ出た瘴気に襲われそうになる。絶体絶命の危機に文乃の前に現れたのは、美しい銀色の猫だった。
彼は古びた筆を差し出すと、瘴気を墨代わりにして
、「曰くつき」の穢れを祓うために、彼らの足跡を辿る書を書くように告げる。なんと「曰くつき」というのは、さまざまな理由で付喪神になりそこねたものたちだというのだ。
猫と清められた古道具と一緒に穏やかに暮らしていたある日、母屋が火事になってしまう。そこへ文乃の姉が、火を消すように訴えてきて……。
穏やかで平凡な暮らしに憧れるヒロインと、付喪神なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 20:02:56
13091文字
会話率:65%
ギャロウェイ伯爵家の長女、アリッサは、厳格な両親のもとで育ち、幼い頃から立派な貴族夫人になるための英才教育を受けてきました。彼女に求められたのは、家業を支え、利益を最大化するための冷静な判断力と戦略を立てる能力です。家格と爵位が釣り合う跡継
ぎとの政略結婚がアリッサの運命とされ、婚約者にはダイヤモンド鉱山を所有するウィルコックス伯爵家のサミーが選ばれました。貿易網を国内外に広げるギャロウェイ家とサミーの家は、利害が一致した理想的な結びつきだったのです。
しかし、アリッサが誕生日を祝われている王都で最も格式高いレストランで、学園時代の友人セリーナが現れたことで、彼女の人生は一変します。予約制のレストランに無断で入り込み、巧みにサミーの心を奪ったセリーナ。その後、アリッサは突然の婚約解消を告げられてしまいます。
家族からは容姿よりも能力だけを評価され、自信を持てなかったアリッサ。サミーの裏切りに心を痛めながらも、真実の愛を探し始めます。しかし、その道のりは平坦ではなく、新たな障害が次々と立ちはだかります。果たしてアリッサは、真実の愛を見つけ、幸福を手にすることができるのでしょうか――。
清楚で美しい容姿の裏に秘めたコンプレックス、そして家と運命に縛られた令嬢が自らの未来を切り開く姿を描いた、心に残る恋愛ファンタジー。ハッピーエンドを迎えるまでの波乱万丈の物語です。
可愛い子ウサギの精霊も出演。残酷すぎないざまぁで、楽しい作品となっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 18:59:27
108696文字
会話率:45%
特にジャンルとか決めていません
起きたこと、思ったことを誰かに見てもらえたら、その時の気持ちが成仏できるかなと思って
最終更新:2024-10-24 18:53:00
782文字
会話率:0%