図書委員で高校二年生の仁(じん)は、相棒の図書委員である智弘(ともひろ)から、とある相談を持ちかけられる。
「ちょっと、これを見てくれ」
「それ……」
「うん。手紙なんだ。ラブレター、といえばいいかな」
相談の内容とは、彼がラブレタ
ーを手に入れた、というもの。
ただ、智弘は、
「もらったのはいいけど、困ってる」
という。
なぜならそのラブレターには、出し主の名前がない。
『名前のないラブレター』は昨日、仁がいないとき、この図書室に落ちていたのを司書教諭の木澤先生が見つけて、智弘に手渡してくれたのだという。
「それでキミ、これをどうするの?」
「そう、そこが困っている。……返事をしようにも、誰がこれを書いたのかもわからない」
状況からして、可能性があるのは三人。
「三人の生徒がこの図書室にやってきていた。全員女子で、同級生だ」
そう言って智弘は三人の名前を挙げる。
二組の佐々木麻衣(ささきまい)。
四組の久住恵理那(くすみえりな)。
八組の長谷川莉紗(はせがわりさ)。
「三人とも、わからないな」
「これだから、仁は」
その三人の中から、ラブレターの出し主を探して欲しい。
そう頼む智弘の謎を解くために、仁はあれこれ話を聞くことにするのだけれど――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 07:16:23
17706文字
会話率:34%
昼休みの終わりに近付きつつある教室で、彼女は不意に問い掛けた。
私は答えを口し、会話は思わぬ方向へ転がり出す。
不可解な問いを発した彼女の真意とは――?
この作品は、「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2023-01-31 18:47:21
2763文字
会話率:45%
誕生日の翌日。俺は本気で異世界転生をしようと、トラックに轢かれてみることにした。
トラックに轢かれることが特技の高校生が、ひたすらトラックに轢かれ続けて想う異世界転生について前後編の短編でお届けです。
昨日、ツイッターで「異世界転生モ
ノ書いてる方にお聞きしたいのですが、どういう転生の仕方にしましたか? 最近だとトラックで轢かれるのは少数派な気がしています」という疑問が呈され、そこから派生したお話になります。
シュール&シュール。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 20:43:57
2277文字
会話率:18%
古い友達の年賀状を受け取った私。
しかし、その年賀状は何故か翌日、忽然と消えてしまう。
どれほど探しても見つからず、途方に暮れる私。
だがそれをきっかけに、私は思考の迷路に迷い込んで……?
――貴方の昨日の記憶は、本当に現実ですか?
最終更新:2023-01-23 18:27:05
3365文字
会話率:15%
昨日歯医者に行ったのでその時感じたことをそのままネタにしました。
残酷描写はありませんが痛みに敏感なかたはご注意ください。
※「ゲラゲラコンテスト4」参加作品です。
最終更新:2022-03-13 11:03:30
1204文字
会話率:75%
更科薫の職場では、昨日飲み会があったらしい。しかし薫だけただ一人、その飲み会に参加していなかった。薫の上司・沢北はいつも彼だけ飲み会に誘わないのだ。
最終更新:2023-01-20 12:00:00
4653文字
会話率:37%
私、アンジェラ・アークライトは数年前に実母を亡くした。後妻となったキャロル様はそれはもう美しいお方で、お義母さまになられると聞いたとき本当に嬉しかったの!
雄鶏も鳴かない早朝に私を叩き起こして「何か食べるものをもってこい」というお義母様。
…やだ!なんて健康的でいらっしゃるの!?素敵!
「昨日掃除させたのに髪の毛がおちている」というお義母さま。……やだ!なんでそんなに綺麗好きなの!?すて…き!!
どれだけ嫌がらせを受けても嫌がらせと気づかない令嬢、アンジェラ・アークライトが死ぬほど虐げられても、その持ち前の天真爛漫さで幸せをつかむ物語――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 17:02:59
86948文字
会話率:58%
俺は普通の夢見がちな高校生。
なぜか、転校生の美少女クラスメートから命をを狙われるはめに。
最終更新:2023-01-14 19:25:06
1444文字
会話率:4%
杉浦あずさ(23)は父の晋作(享年51)の突然の死去に伴い、そして、晋作が経営していた会社の借金整理の為に、思い入れのあるコテージを手放さなくてはならなくなった為、最後の荷物整理などを兼ねて、単身、コテージへと向かう。
あずさは小さい頃
、既に母親の葉子(享年30)を亡くしていた。その僅かな記憶の中に母親とコテージで過ごした思い出があった為、コテージには愛着を持っていた。
あずさが一人、コテージに泊まる最後の夜、ある一人の男、ケンが(年齢不詳)が訪ねてくる。
その日、降っていた雨で山が決壊した為、立ち往生を余儀なくされたので、しばらくコテージで暖を取らせて欲しいとの申し出であった。あずさは女性一人で過ごしていた為、躊躇・警戒するが、仕方なくケンを招き入れる事にする。
あずさは正直、コテージ最後の夜を一人きりで過ごすのを寂しいと感じていたので、ケンとの語らいを楽しく感じ、リラックスした心地よい時を過ごす。
あずさはその夜、夢を見る。あずさが母親を亡くした時に、晋作があずさを励まそうと豚のぬいぐるみを買って来た事があった。あずさはそれからそのぬいぐるみを「ブータン」と名付け、大切にしていたのだが、今回のコテージ処分に伴い、荷物整理の保存リストに残していない事に気付き、慌てて別荘の管理を任せていた久保田美智子(67)に連絡を入れる。
あずさはすんでの所で「ブータン」をゴミ集積車から回避する。そして、昨日の夜、訪ねて来た男性、ケンはもしかしたら、いや、紛れもなく「ブータン」ではなかったのかと思うのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-12 20:00:00
12107文字
会話率:65%
昨日埋めた感情についてと、とある方へ感想のお返事を。
キーワード:
最終更新:2023-01-11 11:38:04
1502文字
会話率:0%
「革命のファンファーレを拝聴させてやる、女」
――その天使は、あらゆる技能に置いて、“二番目”になる才を有する。
王たるべくして生まれた彼は、天賦の才にて全てを凌駕するも、あらゆる分野に置いて、決して一番にはなり得なかった。
全てが出
来るも、突出した“個”を欠落させた彼、
魔法の楽園より来たりし天使の名は――
「この――ギルリート・ヴァルフレアがな」
私達はただ、生きることに必死だった。
ある日、ある時、山が吹き飛び、海が干上がった。それが第三次世界大戦に置ける最終局面――“核兵器”の応酬による結果であった事を、私達はずっと後に知った。
貧しい資源。僅かな食料。焼けた大地。衰退した文明。荒廃した世界……
人類滅亡の危機を目前にしながら、僅かに生き残った人間達は、助け合うのではなく、奪い合う道を選んだ。
暴力が暴力を呼び、いとも簡単に奪われる命。騙し、貶めて昨日の友を食い物にする。そうで無ければ生きられなかった。
尊厳、倫理――そんなものは、力だけが物を言うこの暴力時代に置いて、遥かな昔に擦り切れてしまっていた。
そんな世界の混沌に、私の信じる“天使”が舞い降りた。
「闇に光が咲くからといって、光に闇が咲く事は出来ない。この闇は、闇の中でこそ開くのだ……より濃密な暗黒として」
その天使は、神々しいまでの清純さとは掛け離れ。
言うなればまさに――“悪のカリスマ”であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 20:26:47
31567文字
会話率:53%
シャーロット・レヴィアタンが死んだ。
昨日まで婚約者だった令嬢で、昨日婚約破棄した所だった。領地に向かった道中、盗賊から逃げる最中に馬車が崖から落ちたのだ。
シャーロットは取り巻きを使って、男爵令嬢のミアを虐めていた。ミアを助ける為に、俺は
シャーロットと婚約破棄をしたのだから…。
殿下視点での独白で、最後にシャーロットの独白があります。
微妙にざまぁ展開です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 17:06:01
3455文字
会話率:0%
超ブラックな会社に勤める35歳魔法使いの深山隼人
彼が推している、守っている後輩の桃田彩音
世界は突如として変化した
誰もが想像していなかった地球へと進化したのだ
真夜中、全世界を激しい揺れが襲った。
その日の朝、世界は昨日の面影を残し
ていなかった。
魔物が街を歩き回り、ダンジョンが民家を飲み込んだ
そしてみんな「ステータス」を手に入れた。
深山隼人の趣味は推し事と家庭菜園である
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 20:53:29
1204文字
会話率:46%
あけましておめでとうございます。昨日投稿したお年玉代わりの投稿の続きです。20代後半強以降の人の心にはグサッと突き刺さるんじゃないですかね?君もしくは君の仲間が(婚活疲れで)闇に囚われたり、(結婚できなくて絶望して)心が死んだりしても当局は
一切関知しないのでそのつもりで、婚活の成功を祈る、って感じですね。いや結婚したいけどできないとかってマジできついらしいですよ?若いうちから恋人を作ることをお勧めします。いやマジな話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 06:00:00
529文字
会話率:25%
ぼくにとって、今日という日は昨日の続きでしかなかった。
最終更新:2023-01-01 23:01:31
1116文字
会話率:8%
昨日、執筆出来無くなった原因と注意喚起のお話です。
最終更新:2022-12-26 12:22:18
754文字
会話率:0%
【アストラロック】
日本のとある県にある都市、音来市。
この街では、悪魔がもたらすアストラロックを使用し人間が変貌した怪物、デモンズが引き起こす超常犯罪が頻発していた。
そんな中、警察がデモンズ対策として設立したのは超常犯罪対策課。
主人公
「麻田龍介(あさだ りゅうすけ)」は超常犯罪対策課に所属し仲間とともに日夜デモンズを追っていた。
【あらすじ】
近日発生している謎の工場火災。
その原因はデモンズにあると考えた超常犯罪対策課のメンバーは捜査に乗り出した。
容疑者達に取り調べに向かった龍介の前に現れたのはまさに事件の元凶、デモンズだった。
【登場人物】
●麻田龍介 あさだりゅうすけ
主人公の男。昼は松屋でチーズ牛丼。
●黒井戸大愛 くろいどたいあ
超常犯罪対策課のメンバー。昼は昨日の残り物弁当。
●加味鋭武 かみえいむ
超常犯罪対策課のリーダー。昼はコンビニ弁当。
●光音未来 ひかねみくる
超常犯罪対策課専任科学者兼研究者。昼は手作りのお弁当。
●ダギル
龍介と契約した剣の悪魔。昼は松屋で特盛チーズ牛丼と豚汁。
!pixivにも投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 23:57:15
22370文字
会話率:70%
お酒を飲んで帰って、翌朝起きた私は、昨日が彼の誕生日だったことを思い出した。
※ちょっぴりタイトル詐欺です。ハッピーエンドです。
カクヨム様でも掲載しています。
最終更新:2022-12-25 03:10:06
6576文字
会話率:33%
人がいきてる話です
街を歩くと、隅の方に花が咲いている。雨の日のコンビニで肉まんが売り切れている。昨日チーズケーキを食べたけど、紅茶の買い置きがなくて少し悲しかった。そんな感じ。
あんまり深いことは考えていません。
最終更新:2022-12-24 21:42:25
1517文字
会話率:0%
ゲームセンターからの帰り道、不慮の事故で死んでしまった主人公は神様に行きたい世界の条件をのんでもらってカードゲームが主流の世界に転生する。
しかしその世界では偏見や貧困さ、優越によって決められているような世界だった。 その中でもカードゲー
ムでの勝敗で全てが決まると説明されて、主人公は怒りが沸いた。
「そんな世界なら俺が価値観を変えてやる!」
神様から与えられたスキルを最大活用して、主人公は世界の理を変えていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 05:36:17
930302文字
会話率:63%
ある日の夜、私は殺人現場を目撃してしまう。そして次の日、引っ越しの挨拶をしてきた隣人は昨日の殺人現場で見て、目に焼き付いているあの殺人鬼で……
これは私が彼と出会って「変わっていく」物語
最終更新:2022-12-22 20:00:00
7343文字
会話率:28%