『雪月症』――それは雪と共に眠りにつく病気。またの名を『白雪姫症候群』
私が中学1年生の時、クラスに「白井 姫乃」という女の子が転校してきた。
東京から引っ越してきた彼女に、田舎町であったこの中学校の生徒は興味津々であったが、いつまでたっ
ても彼女に友達ができることはなかった。
隣の席に座っていた私は、彼女を気にかけ、話しかけた。
その日の帰り道、彼女に「なぜ東京からこんな田舎町にきたのか」と聞くと、父親が借金を背負い自殺し、母親が精神狂乱となり精神病院に入院したためだと答えた。
私は思わず同情してしまい、この田舎町で一番最初の彼女の友達になろうと決心する。
冬休みが明け、学校に登校すると、彼女は病欠で休みであった。
私は学校で渡されたプリントを渡しに彼女の家へと尋ねる。そこには美しく眠る彼女の姿があった。
そこから事態は急変する。
彼女はいつまでたっても起きることなく、その異変から病院で検査をしたところ、彼女は「雪月症」という原因不明の病気に罹ったことが判明する。
またの名を「白雪姫症候群」といった。
私はたまに目覚める彼女のために、何日も彼女の病室を訪ね、彼女の笑顔を見るために面白い話をし続けた。
そんなある日、寒冷前線の影響で大雪となり、私は病院に泊まることとなった。
そして、彼女と共に眠りについた時、私は不思議な夢をみた―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 05:52:29
9708文字
会話率:24%
これはフロリアン大魔法界の美しい魔法使いが自分を守り、他人を守る物語。
最終更新:2020-12-12 15:32:11
202文字
会話率:0%
魔女のリンゴを食べた少女は…
最終更新:2020-11-30 05:54:59
1896文字
会話率:49%
20XX年、原晶と呼ばれる異常天候に見舞われ、行方不明者が世界各地で続出した。終わりゆく世界の途中で、主人公の湊は大正時代の格好をした少女と邂逅を果たす。魔法使いを自称する彼女の目的は白雪花火を上げることだった。
最終更新:2020-11-30 03:57:17
7654文字
会話率:50%
高校生が飛行機の操縦を学べる高校がある世界で、空中戦を模した競技を通して少女たちが出会い、互いに頑張るお話。目指すところは全国制覇。
最終更新:2020-11-19 22:37:07
148033文字
会話率:34%
皆さまご存じ白雪姫。
美しさを望まれて生まれた白雪姫、美にとらわれたお妃さま、ただ横たわる少女の美しさに心打たれる王子様、グリム兄弟が集めたお話の中でも、屈指のルッキズムを極めた物語。
原作、またはそのもとになった伝承は不完全で、それ
ゆえに、多くの解釈がある。
例えば、物言わぬ姫君を連れ帰る王子の性癖の危うさが取沙汰にされがちだが、彼は仕方がない。おとぎ話の王子さまは、その物語を終わらせるために登場する機械仕掛けの王子さまなのだ。
それよりも看過できないのは、お妃さまは4回、少なくとも3回は、自らの手で白雪姫の暗殺を実行して、失敗する。そして、特筆すべきは、白雪姫の学習能力のなさ。彼女は3回も殺されそうになってなお、怪しい老婆が差し出すリンゴを口にするのだ。
お妃さまの詰めが甘いのか、白雪姫が迂闊なのか、それとも、お妃さまは、本当に白雪姫を殺したいと思っていたのか、白雪姫は、むしろ解って受け入れていたのではないか。
これから語るのは、一つの解釈。
お気に召さなかったなら、ただの戯言と思ってお許しを。
お許し下されば身の励み、パックじゃないから嘘もつきますが、皆様方、おとがめなきよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-15 22:00:00
56011文字
会話率:36%
赤ずきんと白雪姫のもう一つの物語
最終更新:2020-11-14 05:45:30
20103文字
会話率:3%
チャーミング王子と幸せに結婚式を迎えた白雪姫しかしそこへ悪い魔女(白雪姫の継母)がきた魔女はこの世界に呪いをかけると言った。魔女は愛がほしかった。幸せになりたかっただけだった。変わりたかった。だが周りがそうはさせてくれなかった。魔女は呪いを
使い自分に関わったおとぎの住人を現実世界に連れて行く呪いをかけた。そこは魔女が支配するちいさな町ストーリーテイルだった。住人はおとぎの世界の記憶をなくしている。まさに女王の思い通り!
果たして魔女は本当の幸せを掴みハッピーエンドになれるのか?!
白雪姫とチャーミング王子は記憶をなくしても真実の愛にたどり着きお互いをみつけられるのか?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 14:11:47
1741文字
会話率:85%
白雪 姫路にはある変わった秘密があった
しかし彼の夢しかり秘密は異世界にいったことで、現実に、、、、、
最終更新:2020-10-23 13:00:52
14002文字
会話率:76%
今はむかし。
京都の山奥にある家族が住んでいた。
家族といっても本当の家族ではない。男が山で捨てられた子どもを拾っているのだ。
決して裕福な家ではない。血も繋がっていない。けれど、その家族はとても幸せに暮らしていた。
その家族の長女•せ
つなには、将来をともに過ごそうと約束した青年がいる。
せつなは家族のために都の宮廷に奉公することになってしまい、二年の奉公を終えた暁にはささやかな婚礼を挙げようと約束した。
二人は幸せになる--はずだった。
せつなが宮廷に仕えることにより、せつなのさだめは大きく狂っていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-06 07:57:47
3667文字
会話率:39%
主人公の少女は6歳の頃母を亡くし、ある親切な魔女と出会う。魔女とのかかわりで空手に目覚めた彼女は、その人生を空手に捧げ、16歳となる頃には、空手で彼女に並ぶものがなかった。
父の再婚によってできた意地悪な継母やその連れ子、美しさを鼻にかけ
るお妃など、様々な童話の登場人物から攻撃されるが、全てを空手で解決する彼女は、その振る舞いの見事さから、こう呼ばれるようになった。白雪姫と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 21:34:11
3306文字
会話率:50%
君は『白雪姫』を知っているかい?
僕は『鏡』。
魔法の鏡。
もう誰もいない、古い古い城の中。
孤独な鏡の小さな独白、静かな懺悔。
「僕は罪を犯したんだよ。」
これは鏡の些細で大きな罪のお話。
『さあ、めでたし
めでたしの裏側へ……』
~~~以下作者より~~~
童話「白雪姫」の2次創作 的なもの
若干、メリバ仕様ヤンデレ要素が含まれます
残酷描写、R15描写注意は一応です
感想、評価 等お待ちしております。
by シナ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 12:00:00
2937文字
会話率:8%
白雪姫の世界に行ってしまった主人公。
物語はまさにクライマックス。
小人たちが白雪姫に口づけをしてくれと言いました。
あなたならどうしますか?
童話を少しひねった話です。
診断メーカーの「あなたに書いてほしい物語」のお題です↓
「「最
初は何とも思っていなかった」で始まり、「おやすみなさい」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば13ツイート(1820字)以内でお願いします。」
Twitterに掲載済み。
14ツイート、1830文字でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 13:54:14
1830文字
会話率:34%
「鏡よ、鏡。
一番美しいのは……」
何よりも美しくあろうとする姫さま。
そして何よりも美しい林檎をつくりあげる農家の白雪。
物語は、ある日姫さまが「一番美しいのは……」と鏡に尋ねたところから始まる。鏡は少し考えてから姫さまに「姫さま、そ
れはこの城のキッチンにある林檎です。それがいちばんうつくしい」と伝えた。何よりも美しくありたい姫さまは顔を真っ赤に膨らませ、靴も履かず部屋を飛び出した。大きな扉を嵐のごとく激しく押し開き、キッチンの中を見渡す。
ふと目についた戸棚の扉をゆっくりと開き、その暗闇の中へ白く透き通る手を伸ばしていくーー。
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白雪姫のお話をテーマとしたオリジナル作品です。
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この作品はアルファポリスにも掲載しています。
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今まで2、3回小説にチャレンジしたことがあったのですが、いつも最初の方を書いて放置してました。
今回は初めてラストまで書いて完成させられたいわば処女作なので、ぜひ誰かに読んでいただけたらなと思います。書けただけでも嬉しいですが、読んでもらえたらきっともっと嬉しいので……!よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-19 23:43:17
8222文字
会話率:17%
松戸エミコ、15歳――。美少女フィギュアを何よりも愛するプラスチック女子。入学した高校で造形部を作って華麗に造形師デビューを目論むエミコの前にまさかの本物(リアル)美少女が! 美少女の名は立花寿。白雪のように可憐でいて超絶技巧のプラモデルの
腕を持っていて――!? 二人はさっそく造形部を立ち上げるのだが―― ちょっと残念微妙なヲタク少女の出逢いとプラスチックな青春を描く、友情以上百合未満、箱積み系ガールミーツガール。
※「プラスチックアイドル ~硝子の魔法を夢みるプラスチックガール~」の続編になりますが、それぞれ完結したエピソードになりますのでどちらから先に読んでも問題はありません。
※この小説にはマニアックな描写・パロディがそれなりに含まれます。元ネタがわからなくても将棋マンガを読むようなノリでなんとなく察してください。また元ネタに対して他意はございません。作者はみんな大好きです。
※この小説は「カクヨム」にも掲載しています(カクヨム掲載verは台詞の前に前後に空白改行ありです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-19 18:00:00
60471文字
会話率:47%
二十分ほどの文化祭用脚本。大筋はみんなの知っているものをなぞっていますが、通常の白雪姫とは違ってパワー系ヒロインの主人公が笑われながらも活躍するというストーリーなので、白雪役の役者の容姿的なハードルは低いと思います。
最終更新:2020-09-13 14:24:33
6085文字
会話率:77%
「鏡よ鏡、この世で1番美しいのは誰?」
これまで鏡によって、最も美しいと言われていた女王様。しかしある日、鏡は衝撃的な発言をする。
「この世で1番美しいのは、白雪です」
激怒した女王様は娘の白雪姫を呼びつけ、この世で最も美しい者の座を
かけて勝負を挑む。
「この世で最も美しいのは、この私よ……!」
果たして、その栄冠はどちらの手に渡るのか――!?
コロナウイルスの影響で中止になった演劇の大会用に書き下ろした脚本です。非常に無念ですが、この脚本で上演することは不可能となってしまったため、脚本だけでも誰かに読んで欲しいと思い、投稿しました。
初めての脚本で拙い部分もありますが、楽しんでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-02 16:30:07
17862文字
会話率:89%
もしも、白雪姫が狂っていたら。
もしも、少しだけシナリオが違っていたら。
そんな、少々狂った、奇怪な世界のお話です。
短いです。短編なので。
最終更新:2020-09-11 19:07:07
834文字
会話率:43%
有名な白雪姫の話が、全て彼女の計画であったなら。男性が優遇される世界で一人の姫君は女王を目指した。そのために彼女は自分の未来を書き上げた。聡明な姫君と、共犯者の妃、インドアで引きこもりな王子、イケオジに憧れる魔法の鏡、とにかく可愛い小人たち
。彼らが企てた計画とは…。
これは、読者の知らないもう一つの白雪姫の物語。
全部で十七話で完結です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-09 17:03:57
43402文字
会話率:57%
勉強以外わりとどうでもいいと考える氷雨と全てのことがどうでもいいと考える白雪、幼馴染の二人は昔から互いに踏み込んではいけない──踏み込ませてはいけないラインを設定していた。
それを相手に言ったことはないけれど、それを察せるのが幼馴染の良いと
ころかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 07:50:07
23977文字
会話率:39%
白雪姫のお話は皆様、ご存じですね。
魔法の鏡を持つ継母王妃に疎まれ、森へ捨てられた美しい姫へ、その後も王妃が再三魔の手を伸ばす話です。
けれども、ご存知でしたか? 白雪姫の継母は、元々実母だったのです。それが時代に合わせ、多くの人の手で
、いろんな要素を足したり引いたりしながら少しずつ変容してきました。
さて、ここに、新しい白雪姫の物語があります。この物語の継母王妃は、ある時、前世に目覚めました。王妃が姫に伸ばしたその手は、果たして魔の手か、人の手か。毛色の変わった新しい白雪姫のお話、はじまりはじまり――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-01 18:00:00
54943文字
会話率:46%