心に色があるのなら……僕の心は黒いだろう。僕、神谷隼人(かみやはやと)は大学三年生。ある日の合コンの帰り道、信号待ちをしていると一台の車が僕の元へと突っ込んできた。遠のく意識。微かに聞こえる声に目を覚ますとそこは病院のベッドの上。意識朦朧と
する中で、膝元に見えたのは死神だった。見初められ、その死神の後釜として僕は転生する。望んでなったわけではない死神。その死神には一日のノルマがあり、決して破ってはならない掟があった。僕は死を求めて行動を決意する。しかし定められた掟を、僕は願いを叶える、ただその為に犯してしまう。取り返しのつかない罪への後悔の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-23 21:14:47
23253文字
会話率:7%
神様なんか、この世界にはいやしない。それを私は知っている。だから運命なんてものも存在なんかしない。女は、憎々しげにそう吐きすてた。助かりたいのなら、欲しいを手に入れるためには、自分であがくしかない。故に、もし助けを差し伸べたのが悪魔である
のなら…私はその手を、なにを捨てでもとるのだろう。黙り続ける神などいらない。ならば私は、助けをよこす悪魔にすがろう。―――たとえそれが、私のすべてを奪ったとしても。私は、聖者が嘯く運命とやらを…破り捨ててみせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-16 19:45:29
10174文字
会話率:20%
もしも私に次があるのなら、私はもう迷わない。私はもう、怖がらない。目が覚めたら、私は魔王の妹として転生していた。私は命を懸けて貴方を守る。絶対にね。
最終更新:2011-01-10 01:19:13
11324文字
会話率:16%
語り部の伝承を耳にした少年は物語の主人公の様に空を見上げるようになった。
いつしか、空を見上げることは少年の生活の一部となり一度も休まれることなく10年もの月日が流れた。
明くる日のこと。いつもと違い夜空を見上げに来た時だった。
暗黒の中に
一点の光を見つけたのだ。
段々と近づいてくる光の正体は見目麗しい少女。
だがある部位が通常とは異なっていた。
なんと少女の背には翼があったのである……。
捻くれ少年と不可思議少女の冒険譚
そんな感じの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-07 23:32:19
444文字
会話率:0%
あなたも夢を叶えてみませんか?
その一言を売り文句にし、どこにも現れ、どんな依頼をもこなし、どんな報酬を貰っていくかは誰にも分からない、㈱夢屋太郎探偵事務所。
ある晩、彼らは突然あなたの夢の中に現れ、あなたも夢を叶えてみませんか? と問い、
翌日にはあなたの枕元に現れる。
彼らはどんな依頼をもこなすことが出来る。だが、依頼をこなした後の報酬はあなたから何か一つ大切なものを頂く。
それは一杯の水であったり、あなたの全財産であったりと、様々である。
さぁ、それでもあなたは夢屋へ依頼しますか? あなたはその夢を叶える覚悟がありますか?
あるのなら今すぐ、こう念じればいい「私の夢をかなえてください」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-01 00:48:02
5631文字
会話率:28%
今の幸せがこのまま続くならばこの上ない。永遠というのがあるのならば私はそれを願う。
最終更新:2008-04-25 21:45:07
499文字
会話率:0%
アメリカ・ワールドカップアジア地区最終予選。日本にとって最後に勝てば、ワールドカップ初出場が決まる大事な試合。イラクにとっても、勝利しなければペナルティが待ち構えていた。アメリカに入れたくない政治背景に日本の夢とイラクの現実が折り重なる。試
合終了間際、歴史に「もし」があるのならば。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-03-08 18:02:51
12451文字
会話率:13%
猫は静かに空を見る。いつかどこかで見た景色。幸せだった頃とそうでもなかった頃。どこで見ても空は青く鈍色で真っ白で変わらない。空と同じように変わらない日常があるのならば、それはさぞかし退屈なものだろう。そんなことを思いながら、猫は今日も日々を
過ごす。これは、一人の猫と家族が織り成す、匡それだけの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2006-05-20 19:40:02
266028文字
会話率:46%