今日もまた1人で学校へ来た
前はいつも迎えに来てくれたのに…………
馬車停に着いて歩いていこうとしたら後ろが騒々しい
振り返ると私の婚約者が馬車から降りマーガレット王女に手を添えて降りるのを手伝っているところだった。
「キャー
」
「素敵なお二人だわ」
そんな声が私の所にまで聞こえてくる
「あ~あ、またあんな姿見せられちゃったわね」
「アンジェ、おはよう」
「何が良くてこんなのを見せられてるんだか」
「ふふっ」
「ふふっ、じゃないわよ!ロザンナ、貴方の婚約者でしょ!」
「そうなのよね。なんだか遠い記憶になってきたわ」
「まったく、何なのあの男」
「仕方ないわよ。こうなる運命だったのかもね」
そう、入学1年後に入ってきたマーガレット王女が、
私の婚約者を見初めてしまい、自分の側に置いてしまった。
彼も将来は近衛騎士を目指していたこともあり、自分の将来の為に護衛に着くと私に話した。
それが2年生の時。
それから私達の接触は閉ざされた。
邸に帰れば手紙の1つも届いているかと思っていたが………
それさえもない
だから、私達は婚約者だったのかも忘れてしまった。
いえ、もう忘れたい
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最終更新:2024-06-29 22:28:35
3358文字
会話率:46%
楠 結衣先生の周年記念
騎士団長ヒーロー企画参加作品です
素敵な企画ありがとうございます&おめでとうございます!たくさん投稿増えてて末席汚す…とドキドキしています。少しでも皆様に楽しんで頂ければ幸いです。
婚約破棄された元婚約者の父親で
、憧れの第一本部隊隊長、通称騎士団長の副官に任命されたリアのお話です。
元婚約者の父親とはいえ、憧れ副官を目指していたリアと、娘のように可愛がっていたけど、息子が傷つけたと思っている騎士団長のもだもだラブです。
お楽しみ頂ければ幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 21:00:00
25219文字
会話率:31%
日本とは異なる魔法がある異世界で、ヒストリカル風恋愛に憧れながら、難破船の乗組員と恋に落ちた伯爵令嬢が迎えに来た乗組員とイチャイチャして、お父様を怒らせるラブコメです。
シーク要素も山も谷もどこ行った?!って感じですが、ただただ楽しかった
です!
やしろ様企画の油田小説大賞 (遅刻)参加作です。やしろ様素敵な企画ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 21:00:00
6990文字
会話率:34%
『女の子のおっぱいが揉みたい!』
女の子が全くいない山奥の田舎で暮らす少年セツナは、欲望に忠実な夢を叶えるため、女の子の出会いを求めてダンジョンを攻略する冒険者になることを決意する。
だが、いざ冒険者になるための最初の面接試験で、素直に
自分の『女の子のおっぱいが揉みたい』という夢を語ったところ、ダンジョンは出会いを求める場ではないと不合格の烙印を押され、冒険者になるという最初の一歩でつまずいてしまう。
愕然とするセツナに、面接会場に来ていたシスターから教会のために働く犬にならないかと誘われ、その日の宿代すらなかったセツナは生活のために了承する。
そうして連れて来られた教会は女性だけで構成されたギルド、|鮮血の戦乙女《ブラッディ・ヴァルキュリア》のアジトにもなっており、そこでセツナは複数の女性と出会う。
煙草大好き素行不良シスター、レオーネ
すぐに暴力を振るうツンデレ貴族令嬢、アイギス
お金大好き腹黒エルフ、ミリアム
唯我独尊の女帝、カタリナ
そして天然脳筋聖女、アウラ
個性豊かな五人の年上の女性たち……しかも全員がとんでもない実力者という中、果たして恋愛経験は疎か、女の子との話し方や接し方すらわからないセツナは素敵な恋人を見つけ、念願の『女の子のおっぱいを揉む』という夢を叶えることができるのか?
史上最強の賢者『黄昏の君』が遺した世界最大のダンジョンを舞台に、ダンジョン攻略には参加せず、女の子の尻を追いかけ回す物語が今、はじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 12:00:00
235555文字
会話率:56%
放課後、映研の部室で行われる、ひねくれ者の相ノ木、男の娘の陸、残念イケメンの紫音が繰り広げる会話劇。
最終更新:2024-06-29 00:10:00
34598文字
会話率:65%
【以前書いたお話を加筆再構成しています。こちらの作品を中心にした短編集を夏コミで頒布することになって、とっても素敵な表紙絵を描いて頂いたので嬉しくってこちらにもおはなしを載せることにしました。一万字の前後編でお送りします】
「君を愛する事
はできない」
新婚初夜に旦那様から聞かされたのはこんな台詞でした。
貴族同士の婚姻です。愛情も何もありませんでしたけれどそれでも結婚し妻となったからにはそれなりに責務を果たすつもりでした。
元々貧乏男爵家の次女のシルフィーナに、良縁など望むべくもないことはよく理解しているつもりで。
それでもまさかの侯爵家、それも騎士団総長を務めるサイラス様の伴侶として望んで頂けたと知った時には父も母も手放しで喜んで。
決定的だったのが、スタンフォード侯爵家から提示された結納金の金額でした。
それもあって本人の希望であるとかそういったものは全く考慮されることなく、年齢が倍以上も違うことにも目を瞑り、それこそ両親と同年代のサイラス様のもとに嫁ぐこととなったのです。
何かを期待をしていた訳では無いのです。
幸せとか、そんなものは二の次であったはずだったのです。
貴族女性の人生など、嫁ぎ先の為に使う物だと割り切っていたはずでした。
だから。縁談の話があったのも、ひとえに彼女のその魔力量を買われたのだと、
魔力的に優秀な子を望まれているとばかり。
それなのに。
「三年でいい。今から話す条件を守ってくれさえすれば、あとは君の好きにすればいい」
とこんなことを言われるとは思ってもいなくて。
まさか世継ぎを残す義務さえも課せられないとは、思ってもいなくって。
「それって要するに、ただのお飾り妻ってことですか!?」
「何故わたくしに白羽の矢が立ったのですか!? どうして!?」
事情もわからずただただやるせない気持ちになるシルフィーナでした。
それでも、侯爵夫人としての務めは果たそうと、頑張ろうと思うのでしたが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 11:56:33
9990文字
会話率:12%
脳内に直接、移植する生体(バイオ)デバイス――BBMI(バイオ‐ブレイン・マシン・インターフェース)・MEIS(メイス)によって、人間(ヒト)がモノ化することなく旧来の通信技術とより深く自然に繋がることが可能となったB‐IT時代。
香月
(こうづき)比呂(ひろ)は叡凛高等学園に入学することになる。
叡凛高等学園は実験特区である人工島・新世界市の中にあり、最新の技術やサービスを体験することができる人気校だ。
電脳ペットであるカラスの白羽と黒羽を連れ、比呂は新世界市へと向かう。
最先端の街並み、豪華な下宿先、素敵な学校。比呂の新生活は順調に始まり、念願だったネットオカルト研究部に入部することも決まった。
そして先輩である冷泉(れいぜい)柚(ゆず)と御剣(みつるぎ)大介(だいすけ)、二階堂(にかいどう)湊(みなと)と共に、ネット上に巣食うバグ――《アンノウン》の退治を始める。
B‐IT時代においては、MEIS(バイオデバイス)に不具合を生じさせる特殊バグ・《アンノウン》こそ、ネットオカルトが広まる元凶なのだ。
優しい仲間に囲まれ、部活動に励む、充実した楽しい日々。
しかし、比呂がネットオカルト研究部に入部したのは他に目的があった。
それは幼少期に亡くなった母の『幽霊』……電脳幽鬼(サイバーファントム)を探すことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 22:58:12
452912文字
会話率:43%
歌を溶かした水、「歌い水」を売り歩く少女、ルール―が経験した、すこし不思議な出来事をえがいた物語です。
旅の途中で手に入れた、すこし不思議な「歌い水」。とても素敵な曲だというのに、ラベルには題名や作者名も書かれておらず、それどころか肝心の歌
が溶かされていません。この「歌い水」の作者に、ルールーは会いにいくことにしました。そしてそこで、ルールーは、その「歌い水」に関わる大事なことを知るのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 18:40:09
7911文字
会話率:27%
※タイトルは刺激的ですが、性交渉は一切ありません。舞台は病院であり産婦人科で扱う『性』の要素があるためR15に設定しています。同級生の医師と看護師の青春リトライ恋愛小説です※8万字程度の完結済、安心してお読みください※
【二人は同じ部活に所
属していた同級生。訳あって想いが行き違ってしまった二人。再会し仕事を通して再び気持ちが近づいてゆく。そんな二人の恋が成就するお話】♢ヒロイン:藤川萌奈(ふじかわ もな)看護師♢ヒーロー:鳴海蒼真 (なるみ そうま)医師 【あらすじ】中学時代、萌奈は頭脳明晰なイケメン鳴海蒼真に片想い。しかし卒業式に鳴海が他の子に告白すると知り、一人静かに失恋した。それから十数年。萌奈は婦人科検診を受けるために産婦人科クリニックへ行き、医師として働く鳴海と再会。アソコの診察をしてもらうはめに。恥ずかしさMAXの萌奈は逃げるように帰った。二度と顔を合わせることはできない、そう思っていたのに。地元総合病院の産婦人科に転職したら、まさかの鳴海と一緒に働くことになりました。鳴海は相変わらず素敵で萌奈はときめいてしまうけど、中学生の頃のような失恋は繰り返したくはない。好きになってはいけないと心する。そこに鳴海の気を引きたい悪役看護師、萌奈の黒歴史の元同僚医師が登場。萌奈に試練が起こるが、それを通じて互いを守りたい気持ちが深まり、二人の絆が確実なものへと変わってゆく。
※感想受付は完結後にON予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 16:29:18
95333文字
会話率:44%
いつも通りの学校の帰り道。登った木から落っこちた私は、白い雲につつまれたすてき神秘空間に。
きたきたきたきたっ! これがはやりの異世界転移ってやつ?
なんて期待に満ちあふれてたのに、なんでここにあんたがいるのよ! 気付いたらいた? ど
うしようもない? むぅ、確かに。ならせめて私のなんてすてきな異世界生活の邪魔だけはしないでよねっ!
って思ってたのに、あんたが勇者で私は聖女!? これじゃ、あんたがヒーローで私はヒロインみたいじゃないっ!
もうなんやかんや出鼻くじかれまくりだけど、なんて素敵な異世界召喚ライフ。元気に始めていきまっしょいっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 00:00:00
21655文字
会話率:46%
発明好きの魔女は冒険者ギルドに新作魔道具を売りに行く。
最終更新:2024-06-18 18:00:00
2160文字
会話率:73%
聖女である私は、勇者、魔導士、武闘家、騎士の5人パーティーで魔王を倒して凱旋します。
しかし、魔王討伐の記念パーティーの場で、勇者を庇って受けた呪いによって、あろうことかその勇者から婚約破棄をされてしまいます。
勇者の父である国王陛下も、勇
者が懸想している魔導士ですらも申し訳ない表情でこちらを見ていますが、私は気にするなと伝えて旅に出ます。
どうせ羊になるなら、居心地の良い牧場を探さないといけません。
羊になってからでは遅いのですから。
そうして魔女を訪ねて牧場と一応は人間に戻る術を聞いてみましたが、牧場だけは教えてくれたので、そこの周囲のモンスターを殲滅してからそこに居つきました。
そこでは素晴らしい生活が待っていました……美味しい牧草にのんびりとした素敵な時間。
しかしあるとき、あろうことか私は人間の男性に恋をしてしまいます。
焦がれる思いを胸に、改めて魔女を訪ねて人間に戻る方法を聞いていく私。
その結末やいかに!?
なお、勇者のバカは王子誕生と同時に去勢されて幽閉されたそうです。
やるな魔導士……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 10:43:54
8162文字
会話率:28%
余命1年以内の彼女と彼女を支え愛する彼が、異世界転生して運命に抗う物語です。
心の底から愛し合う、とてもお似合いの素敵なカップルがいました♡♡
彼女の名前は|北川風香《きたがわふうか》、彼の名前は|神宮悟《じんぐうさとる》
ところが‥‥ 不
運なことに、彼女は根治困難な病気にかかり、余命1年以内であることが宣告されました。
しかし2人は前を見ました。
回りの人々の優しい気持ちに囲まれ、神の御加護を受けました。
ライスシャワーは天使達になり、その下をくぐった2人は、ある異世界に王女と騎士として2人は転生します。
魔法を使う多くの魔女が存在する異世界でした。
そこで、彼女の運命は、13の魔女の呪われている王女と王国の運命になっていました。
13呪いの解呪、これが2人の異世界での戦いです。
※お気に召しましたら、ブックマークいただけると作者にとって大変な励みになります。できれば御評価もいただければ作者の背中を強く押していただけます。
・エブリスタ様でも平行して公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 17:03:37
101545文字
会話率:50%
長閑だが代わり映えのしない龍人族の山里から好奇心を満たすべく人間の世界へ下りてきた幼き龍人ピート。
元来、穏やかな性格のピートだが龍人としてのポテンシャルはすこぶる高く、望む望まざるに関わらず強大な運命に翻弄されていく。
幼き龍人ピ
ートは己の好奇心に従い人間界へと旅立った。龍人としての強大なカはピートだけでなく周囲も巻き込み、望外のドラマを引き起こす。
***
★緊急アンケート『ピートについて』
剣士 ロッソ・グリフィア
「ピート君はね、本当に凄いよ。まだ小さいのにあんだけ強くてしっかりしてて優しいし、大きくなったらどうなっちゃうんだろうね?、いや、世界征服も夢じゃないと思うよ。
でも、ピート君が支配した世界なら平和な世の中になるんだろうな。俺も住んでみたいけど寿命が確実にたりねーなw」
魔術師 ウェンディ・キャティパ
「ピート君可愛いよね。礼儀正しくていつもニコニコしてるし。私もあんな子供欲しいわ。早く冒険者引退してお嫁さんになりたーい」
シャリハ神官 モガ・ガンディーヌ
「ピートか。好きだな」
ストリア魔王国国王 シュラ・フォービアス
「大好きなのだ! 余はピートのお嫁さんになるのだ!可愛くて、優しくて、強くて、格好良くて、素敵で、そんなピートのお嫁さんになれるなら他に何もいらないのだ。あ、でもお酒は少し飲みたいのだ...」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 21:29:24
4725文字
会話率:41%
今週も領主様が村を訪れた。
見事な馬に乗り、みなに笑顔を向け変わりがないか確認している。
そして私の前で少し驚いた顔をし馬を止めこう言うのだ。
「こんにちは素敵なお嬢さん。よければお名前を教えてもらえないだろうか。」
最終更新:2024-06-10 18:24:42
7193文字
会話率:22%
私、笠江智華は、高校生活の片手間にアクセサリーを作ってはお小遣い稼ぎをしている日々。
ある日、私のアクセサリーを買い取ってくれているイケメン外国人のコンドラチイさんに「アクセサリーを欲しがっているクライアントと実際に会って話をしてほしい」と
お願いされ、お客様のもとへ打ち合わせに行くことになったんだけど……。
───連れていかれた先にあったのは、ファンタジーがいっぱい異世界の魔法使い・コンドラチイの、魔法工房でした。
太陽の樹液に、魔物の鱗、妖精の鱗粉、魔法の草花。
それらを使った素敵なアクセサリーは、私の掌で魔法を帯びて、誰かの願いを叶える魔宝石になる。
叶える願いは有象無象。
恋に、金運、健康祈願!
アマチュアハンドメイド作家が、異世界でただ一つの魔宝石を造り出す!
※肥前文俊先生主催、第六回書き出し祭りの第二会場一位をいただきました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 07:00:00
408454文字
会話率:42%
生まれ変わったら、竜の希少種だった私。
笑顔が素敵な竜騎士に愛されて、すくすくと育ちます!
言葉を覚えて、空を飛んで、悪いやつをやっつけて。
楽しくて忙しい毎日の中、育っていくのは身体だけじゃなくて――?
最終更新:2023-04-26 07:00:00
182128文字
会話率:40%
ローウェル侯爵令嬢のダイアナは、まだ少女の頃に素敵な人と出会った。
いっぺんで好きになったのに、十も年上のあの人からすれば、自分はただの妹の友だちというだけ。
けれど、成長するにつれて状況が変わり出して……。
ブルースの妹、レスリー=アン
・キャンデールの友人、ダイアナのお話です。
ジリアンのお話ともイベントが被っているところはありますが、一応このお話だけでお楽しみいただけるように書いているつもりです。
甘くなるまでに時間がかかります。ご了承ください。
ダイアナの友人の恋愛話も絡めて書いているので、こちらもお楽しみいただけると嬉しいです。
設定緩めです。
温かい目でお読みくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 03:29:06
75733文字
会話率:27%
ある日、高校生の僕の部屋にマンボウがやってきた。
魚類のくせに陸に上がり、肺呼吸を獲得し、エレベーターに乗り、我が家に不法侵入してきたのだ。
なし崩し的に同居生活が始まったが……。魚臭くて大迷惑。あと重みで床が抜けそう。早く出ていってほし
い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 02:18:39
5120文字
会話率:55%
階級ごとに着る服が決まっている世界で、貧しい生活の平民を虐げて豪華絢爛な生活を送った公爵令嬢のオルガ・オールバーンは、異世界から召喚された少女とその仲間たちが平民を率いて起こした革命によって、没落貴族になり、あまりの貧しさから野垂れ死んでし
まう。だが、死後の世界で【美の女神】に、「私を体に宿し、服を作るなら人生をやり直しさせてあげましょう」と言われる。「何でこの私が服作りなんか!——いや、ちょっと待って。今まで通りではまた不幸な人生を歩んでしまうわ。私のようなただの公爵令嬢は、革命が起きる未来を変えられるわけもないんだし、次の人生では平民を第一に考えて、没落貴族になっても平民から助けられるような関係性を築かないと。その為にも美の女神の力を有効活用して、平民に素敵な服を作ってあげましょう。それに、私が自分で服を作れるようになれば、自分の思い通りの服を作れるのは魅力的。私は惨めな人生を歩まないためにも、すべての女性のために服を作ろうじゃない」そう決めた私は、服作り初心者でありながら【美の女神】の力と、チートスキルでこの世界にはない素敵な服を作り、敵のはずだったイケメン・美女たちを攻略しながら、世界の運命を変えていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 20:29:02
113661文字
会話率:28%
「最近は日が落ちるのが早いし、今でも見えるんじゃないかな」
私だって夏目漱石みたいな素敵なお話が書きたいんだいッッ!!!
ってなって書きました。先輩は私の性癖です。どこかに落ちてないかな
最終更新:2024-05-31 23:44:08
1647文字
会話率:56%
今は昔。美濃国、国司の娘に、菫野といふ幼き姫ありけり。
野に在りて、罠にかかりし狐を助けたまふ。狐、姫の優しき心に感じ入り、その恩義に報いんと、妖しの技を持って、姫に強力を授けん。
――それから数年後。
かつて菫野の母がお仕えして
いた桐壺更衣。その更衣の遺児である女二の宮、桜花内親王にお仕えしてみないかという誘いが菫野にかかる。
女二の宮は、十四歳。同母の兄、安積親王と仲良く暮らしておられるが、やはり母を恋しがっておられるとのこと。
年の近い菫野なら、姉のように接することでお慰めできるのではないか――という期待。
「絶対、ぜったいに、何があっても強力のこと、知られてはなりませんよ」
そう、母に強く念を圧されたのに。
「あなたも、十六。素敵な公達に見初められて、幸せな人生を掴み取るのです!」
なんて言われてきたのに。そのために、豪華な衣装を用意してもらったのに。
初出仕の日。「心配だから」とついてきた、狐の狐太を追いかけて木に登ってしまった宮の愛猫。それを助けるためにウッカリ強力を披露してしまい?
その上、イケメン安積親王にバッチリ見られて、笑われて?
内裏で働く女房として、美しい絵巻物のような世界で、ときめく物語のような恋をくり広げるはずだったのに! もしかしたら、素敵な公達が付け文なんか贈ってよこしてくれるかもって期待してたのに!
初っ端から、期待も希望もベッキリ圧し折られた菫野。
こんな強力女房、誰が好きになってくれるっていうのよ。
「まあまあ、ドンマイ、ドンマイ」
次があるさと、孤太が心のこもらない慰めをくれるけど。
わたしは、ここで幸せな恋をしたいの! こんな強力なんていらないのよ!
華やかな宮中でくり広げられる、平安「剛力」恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 17:00:00
115538文字
会話率:35%