魔王アスタロッテの息子であるライシには、五人の妹がいる。
長女アリッサ、次女エスメラルダ、三女エルトルージェ、四女カルナーザ、末女クルル……五人の姉妹はライシを兄としてではなく一人の異性として過剰に愛していた。
大きくなったらお兄ちゃんのお
嫁さんになる……幼少期の宣言を成長してからも実行しようとする妹達にライシはいつも振り回される、そんな日々をすごしていた。
そんなライシにはある秘密があった。ライシは魔王の息子ではなく、その右腕であるアモンに拾われた人間の捨て子である。
本物の我が子は生まれてすぐに他界し、精神の崩壊を防ぐためにアモンはまだ赤子であったライシにある契約を持ち掛ける……成人を迎えるまで魔王の子供のフリをしろ、そうすればそれまでの間手助けをしてやる――すべては生きるため、ライシはこの契約に承諾するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 00:00:00
39859文字
会話率:31%
短いあらすじ 現代あたりの地球から魔法と魔導で楽園と化した少々クラシカルな国に転生した女が、望んだ全てを手に入れて美しく悪辣に咲き誇る話。
もうちょい詳しく 魔法と魔導が共存し、互いを高め合う二つの力で楽園や神の庭と称されるほどに栄え富ん
だ肥沃なロンダール。そこは栄枯盛衰の理から外れたと諸国が噂するほどに淀を知らない美しい国だった。
そんなロンダールの貴族であるクリフトン・オルソン侯爵が治めるオルソン領に、領主の第二子、長女として生まれた芽吹きのオルソンの春の姫カタリナ。
カタリナに眠るかつての記憶を持つわたしとわたくしが混ざり一つになる時。
ロンダールに芽吹くのは純な春か、それとも───
☆西浦の性癖の一つはべらぼうな美貌の女が最悪の振る舞いで男どもを養分にしたあと儚いふりをして支配するというものです。「カタリナの悪辣」にはこの成分が過分に含まれます。
プロローグを除き10話くらいで一区切りの予定。
誤字脱字などがありましたらすみません。
読後の誹謗中傷などはどうか勘弁してください。
この作品はカクヨムさまにも投稿しており、カクヨムさまの方が一話分早いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 14:42:09
30775文字
会話率:29%
猛吹雪による災害により、領地が大打撃を受けたせいで傾いているローゼン伯爵家。その長女であるヘレーナは、ローゼン伯爵家及び領地の復興を援助してもらう為に新興貴族であるヴェーデル子爵家のスヴァンテと婚約していた。しかし、スヴァンテはヘレーナを邪
険に扱い、彼女の前で堂々と浮気をしている。ローゼン伯爵家は援助してもらう立場なので強く出ることが出来ないのだ。
そんなある日、ヴェーデル子爵家が破産して爵位を返上しなければならない事態が発生した。当然ヘレーナとスヴァンテの婚約も白紙になる。ヘレーナは傾いたローゼン伯爵家がどうなるのか不安になった。しかしヘレーナに新たな縁談が舞い込む。相手は国一番の資産家と言われるアーレンシュトルプ侯爵家の長男のエリオット。彼はヴェーデル子爵家よりも遥かに良い条件を提示し、ヘレーナとの婚約を望んでいるのだ。
ヘレーナはまず、エリオットに会ってみることにした。
エリオットは以前夜会でヘレーナに一目惚れをしていたのである。
エリオットを信じ、婚約したヘレーナ。それ以降、エリオットから溺愛される日が始まるのだが、その溺愛は過剰であった。
果たしてヘレーナはエリオットからの重い溺愛を受け止めることが出来るのか?
毎週火曜、木曜、土曜更新です。
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 17:00:00
41611文字
会話率:34%
ファルケンハウゼン男爵家の長女マルグリットは、妹のティアナを溺愛しているシスコンである。ティアナは両親や兄からは虐げられているが、マルグリットがひたすら溺愛しているお陰で真っ直ぐ天使のように育っていた。この日もマルグリットはティアナを連れて
屋敷を抜け出して二人で過ごしていた。そんな時、ティアナに一目惚れしてしまった令息が現れる。それがランツベルク辺境伯令息ユリウスである。このユリウス、どうやらティアナに対して並々ではない独占欲を抱いているようだ。マルグリットは最愛の妹であるティアナを危険な男に渡すものかと怒り、ユリウスからティアナを遠ざけようとした。こうして、マルグリットとユリウスの、ティアナを巡る舌戦が始まるのである。
最愛の妹ティアナを守ろうとするマルグリット、ティアナと結ばれることを望むユリウス、更にはマルグリットの知らなかったファルケンハウゼン男爵家の悪事や他の令息も絡み、事態は思わぬ方向へ向かい……!?
一応恋愛もありますが、基本的に妹大好きなシスコン令嬢と、彼女の妹を狙うヤンデレ令息の舌戦コメディーです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 17:00:00
48079文字
会話率:42%
ボルジア公爵家次男のイヴァーノは優秀なのだが生まれつき良心が欠如していた。そんなある日、彼はトゥルシ侯爵長女のセラフィーナと出会う。彼女と出会ったことで少しの良心が芽生えたイヴァーノ。しかしそれと同時にセラフィーナを害する者はどんな手を使っ
てでも排除しようとする凶暴性も芽生えてしまった。
そんなある日、セラフィーナはイヴァーノの兄であるヴァスコとの婚約が決まってしまう。嫉妬により狂ったイヴァーノはヴァスコを殺そうとするが、セラフィーナの悲しむ顔が脳裏に浮かび何とか思いとどまることが出来た。セラフィーナの為にも兄をサポートしようと思えるようになれた。
そんなある日、セラフィーナの実母が死に後妻と義妹がトゥルシ侯爵家に迎え入れられた。そこからセラフィーナは虐げられるようになる。
ヴァスコはフルヴィアに目移りし、見窄らしくなったセラフィーナを捨てようとしていた。それを知ったイヴァーノは怒りに支配され、ある計画を立てるのであった。
※主人公がサイコパスなので胸糞悪い展開が多々あります。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 17:00:00
21866文字
会話率:30%
伯爵家の長女ソフィーは11年前の初恋の相手を忘れられず、縁談を断り続けて遂に25歳に。
一方、王太子のウィリアムも11年前の初恋の相手を探し続け27歳になっていた。
そんな中、ウィリアムの次の婚約者にソフィーが挙がった。顔合わせでお互いに初
恋の相手だと気付くも、当時は揃って偽名を使っていたため素直に言い出せない。
恋を拗らせた二人のハッピーエンドまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 00:17:18
85651文字
会話率:43%
本條伯爵家の長女である麗華は、政略結婚の夫との間に子供もでき、出産をのんびりと待っているだけの日々、のはずだった。妊娠月数が進むにつれ、麗華の体調は悪くなっていき、やがて原因は胎児が魔力を溜め込みすぎるためだとわかる。対策のために、転移先で
療養することになるのだが……。
現代日本のようでいて魔法やら竜やらが存在する異世界の、和洋折衷ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 21:44:26
9500文字
会話率:57%
生まれた時から婚約している公爵家長女のエレナと第一王子のエリウス。小さい頃はとても仲良く過ごしていた2人だが、妃教育がはじまって以降、2人で話す時は必ず見張り役がつくため普通に話すことができなくなっていた。その状況にエリウスはずっと不満を抱
えていたため、王様に直談判し、結婚前に定期的に2人きりになる時間を作る許可をもらう。そんなことしらないエレナは急に2人きりにされ「また仲良しようね。」と言われるも、困惑して、そんなの無理と逃げ出す。
マイペース溺愛王子×不器用真面目令嬢のコメディラブストーリー♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 18:47:22
23015文字
会話率:29%
神々の遣いであるプレイヤー達は、人間界でデスゲームを開始するために、アバターとなる術士を物色していた。
ランサー帝国術士養成学生七年生の風術士サラ、サラの幼馴染みで聖術士のユーシス、水術の名門の長女クロエ、隣国の王太子にて焔術士のリファー
ル、焔術の名門の長男エドガー……術士の卵達は、自分達が将来、壮絶なデスゲームに参加させられることになるとはつゆ知らず、今日も呑気に惚れた腫れたの色恋沙汰を繰り広げているのだった。
ファンタジー界の『ハチクロ』、もしくは『天ない』を目指して、美形男女達が、切磋琢磨しながら片想いのすれ違いをしていく様子を淡々と書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 09:39:08
129957文字
会話率:28%
「凛々、お前はもう私達の家族ではない」
神々を信仰し共に暮らす国、神元。名家の長女として生まれた凛々は、優秀ではなく役目を果たせないことから父親に見放され、継母に虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、凛々は異母妹の瑠梨に濡れ衣を着
せられ、家を追い出されてしまう。行く宛もなく彷徨い歩いた先は、あやかしが住まう幽世だった。そこで凛々は一人の男の子──山本零と出会う。そして何故か、零の付き人である天逆輪廻にとんでもないことを言われてしまった。
「零の婚約者になってくれ」
愛されなかった二人の少年と少女。この二人の運命の往く先は、まだ誰も知らない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 11:21:48
13307文字
会話率:47%
ある日、理系オタクの私は、異世界に転生した。
レイラ・フォン・アルシュバイン。
伯爵家の長女だ。
どうやらこの世界には魔法なるものが存在するらしい。
これは理系オタクとして、真理を追究しなければ!
そう思い、研究に没頭していると、ある日、
私は一つの真実に辿り着く。
この真実が魔法界に革命を起こし、ホワイトな職場から勧誘が来たりして、順風満帆な人生となっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 10:06:32
68818文字
会話率:31%
伯爵家の長女カトリーヌは転生者であり前世の記憶を駆使して富を築いた。女伯爵になる予定のカトリーヌとは対照的に妹のニコルはいつも授業をサボってへらへらしている。そんな折、優秀なカトリーヌは王子の婚約者に据えられてしまう。王子には平民の恋人がお
り「君を愛することはない」と宣言する。さらには王子が伯爵家に来ると妹のニコルとばかり話し二人でどこかへ消えてしまう。彼らはどこに行ったのか。そして望まない王子との結婚はどうなるのか。
※煙草と賭け事の描写があるのでR15とします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 06:10:00
6676文字
会話率:45%
霜月千景(しもづきちかげ)、19歳。
至って普通に見える彼女には、ある秘密があった。
それは、彼女が裏社会を担う[エージェント]であること。
江戸以前より続く忍びの家をルーツとする名門のエージェント一族である霜月家の長女として、千景は14
歳の頃から活動していた。
慌ただしい日々を送る彼女は、弟の晴翔と共に数年前に両親と兄を殺した人間を追っていた。
千景は、自身から家族を奪った上に弟を傷付けた仇敵に近付こうと本格的に動き始める。
彼女は、かつての同級生達との共闘や様々な任務を経て見つけたあるテロ組織と家族の死の間に関連があった事に気づき、本部への襲撃を決めるが…。
これは、復讐の物語。
復讐に生きる少女が、復讐を終えるまでの物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 17:51:12
11141文字
会話率:47%
ハーミット家の次女にして長女の出涸らしと呼ばれた出来損ないの公爵令嬢、イオナ・ハーミット。
ある日イオナの体に、レイと名乗る少年の人格が入り込み、イオナの人格は小さな鏡へ閉じ込められてしまう。
イオナの体を手にしたレイは、鏡の中のイオナとあ
る約束をする。
「イオナ・ハミットとしての幸せを君に提供しよう」
イオナの体に入ったレイという少年。
彼は天使か--それとも--。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 12:00:00
26950文字
会話率:58%
曾祖父の代から日本家屋に住む一家だったが、祖父母の死を契機に家を手放すことにした。しかし、家の相続人は長女となっていたため、彼女の意志を確認することにした父親。長女は祖父と一緒に庭の薔薇の世話をしていたこともあり、祖父に対しても家に対しても
、ほかより思い入れがあると家族に思われていた。そんな夏のある日、長女が姿を消す。思い当たる場所はないかと両親に相談された妹は、姉が去る前に「実家を見に行く」と言っていたことを思い出し、両親には秘密で自身もまた姉の後を追って実家に帰った。
※別サイトに掲載している作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 22:37:40
6249文字
会話率:33%
長女ジェニファー。次女ユリア。三女ザビーネ。
そのジェニファーの結婚式の最中に、新郎であるクルトは言った。
「ユリアのほうが俺の真実の愛の相手だ。今から本当の花嫁との結婚式を始めさせていただこう!」」と……。
ショックで倒れるジェニファー。
喜びクルトに抱き着くユリア。
信じられない思いでクルトとユリアを見るザビーネ。
結婚式に招待されていた第二王女フランツィスカは、
「あたくしは、ジェニファーの祝いにとやってきたの。お前などには用はないわ」と言い放ち、ジェニファーを連れて、隣国へと向かうことにした。
姉ジェニファーを追いかける、ザビーネの全力の努力と恋の物語。
*カクヨム様にも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 08:05:18
104898文字
会話率:27%
「夜くらい自由にさせてもらわなきゃ、やってられないわ!」
塩対応の王太子が原因で、嫌々『聖女』をする羽目になった極貧侯爵家の長女メイベル。
安い給金で働かされ、開き直ったメイベルは、カジノで老後の資金を稼ぐことにした。
本日のカ
モは、うなるほど金を持っていそうな美青年。
「身ぐるみ、……剥ぐか!!」
そして文字通り、身ぐるみを剥いで逃げる直前、メイベルは美青年に腕を掴まれ『契約恋人』にならないかと提案されるが――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 18:10:00
8346文字
会話率:38%
スマホなんてまだなかった頃。
高校生でケータイを持ってる人もまだ半々くらいだった、そんな平成の時代。
如月千歳は母親の無茶振りにより、姉の彩と弟の進、三人で旅に出ることになった。
目的地は無く理由も不明、それでも明るく元気よく。
三人姉弟が
紡ぐ、ひと夏の陽気な旅コメディ。
【登場人物紹介】
◇如月 千歳 <きさらぎ ちとせ>
本編の主人公。明るく素直な高校一年生。
◇如月 彩 <きさらぎ あや>
頼れる長女で、旅の指標役。妹に当たる千歳にはいつも手を焼いている。高校二年生。
◇如月 進 <きさらぎ すすむ>
小学五年生ながらも、実は三人の中で一番しっかりした優等生。姉二人の会話についていけなくなることも。
※この作品はフィクションです。人物名・地名・駅名などは架空のものであり、もし同名の場所や駅等があったとしても、関係はありません。
※一部、マナー違反や迷惑行為に類する描写があります。コメディであることをご理解いただき、広い心で読み進めていただけると幸いです。
※この作品は「霧南ちゃんねる(いつも心にギャルゲーを)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 06:00:00
50567文字
会話率:58%
舞台は大宮。
妻を2年前に亡くした石原康士《イシハラヤスシ》(51)は独りで暮らしていた。そんな中、三人子供の長女、瑞帆《ミズホ》(20)が家に帰ってくる。瑞帆はこの家に住みたいと言っていて…
最終更新:2024-08-20 12:00:00
2183文字
会話率:42%
マルグリット・ヴェールフォンセ。オーガスティン王国歴213生まれ、侯爵家第二子にして、長女。没年はまちまち。可もなく不可もない、この人生を、私は繰り返し続けている。
最近では、異世界転生をしたという者の遺品を使って、『小説家になろう』の作品
を読む事を趣味としている。
今度はこのエッセーを読んでみましょう。
「『小説家になろう』では、ドアマットヒロインものや追放ものがランキングの常連です。導入部の苦難の様子は、現実世界なら通報されてもおかしくない虐待である事も少なくありません。しかし、主人公の苦しみを読んで、『私達の世界に実際に起きている児童虐待の問題に取り組もう』と思う人など、存在するでしょうか。『気楽な気持ちでいいから、児童虐待問題に少しでも興味や関心を持ってもらいたい』と思って、私はこの作品を投稿しました」
そして、読んだエッセーのエピソードと同じ様な出来事に遭遇したのです。
最終的にはハッピーエンドです。
サブタイトル※印は、短編的他視点。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 12:00:00
46050文字
会話率:22%
真実の愛の邪魔者だった妻が残した長女は父親と後妻と異母妹に虐められていた。よくある話の長女は、夜会である男と出会う。
最終更新:2024-08-15 23:20:56
4352文字
会話率:39%
辺境伯家の長女、アスターは兄と比べて出来損ないとして有名だ。
ある日ここが前世で流行った乙女ゲームの世界であり、自分は実の兄に殺される悪役令嬢であることを思い出したアスターは、国外へ逃亡するために資金調達をすることにした。
そんなある日、ア
スターは屋敷の敷地内で一人の青年が倒れているのを見かける。よく見るとそれは、攻略対象のキャラクターで……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 20:08:11
9862文字
会話率:28%