『ミランダは王子様に憧れない』の連載版です。第五話まで読んで、物語の雰囲気が大丈夫なら読むことをお勧めします。
非常に許容できる方、できない方ではっきりとわかれる話です。注意書きにきちんと目を通して自衛して下さい。
*物語の設定は甘いです
。
*誤字チェックもよく見落とします。
*短編と大筋変わりませんが、一部文章、設定、ストーリーを変えたり、掘り下げたりしてます。
*ざまぁはございませんし、必ずしもすっきりした内容にはなりません。程よく現実よりな割り切り作品だとお考えください。
*その他、キャラ、物語に関する批判、非難をおっしゃられても、ごめんなさいとしか作者は言えません。
*またご意見頂いてもキャラ、ストーリー内容を変えることもできません。
気に入らなかったらプラウザを閉じ、楽しい他作品を探しに行きましょう。
所詮素人作品です。そこのところご了承下さい。
ミランダは姉、アメリアの死が原因で王子様とか、恋とか、愛とか、そういった夢見がちなものに全く興味のない子爵令嬢であった。
"釣り合いの取れた方と政略結婚をしたい"。
それが、"身の丈にあった生活こそ幸せ"だという信条をもつミランダの唯一の強い望み。
しかし、母や姉、そっくりな美貌と溢れるような知性、芯のあるしっかり者の性格が目を惹かないわけがなく…
ミランダは本人の意志に反し、王太子ブライアンに求婚されてしまう。
これはミランダが自分の望む"本当の幸せ"を見つけるまでの物語。
【本編完結しました】
ブックマーク、評価、感想、誤字報告、読者の皆様には心より感謝申し上げます。
番外編は不定期、ぼちぼち更新で気まぐれのようにふらっと上がります。気がついた時、見かけた時、楽しんで頂ければ嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-23 11:04:54
240617文字
会話率:34%
人類が宇宙に進出して数世紀。大規模な宇宙戦争は何度も勃発し、AIを搭載する兵器の残骸が宇宙空間に無数に漂っていた。しかし廃棄されたはずの兵器はその知性が全て失われたわけではなく、長い歳月を経て漂流した惑星でAI機能を存分に発揮し、独自の進
化を遂げていた。
そんな野生化した兵器の成れの果てを機械獣(ギミカル・ビースト)と呼び、移住するために新しい惑星を開拓するにあたって人類の驚異となっている。軍事産業総括会社の御曹司であり、科学者の一人である風巻姜乃介(カザマキ キョウノスケ)はそんな機械獣の生態に魅了され、調査の為助手のアンドロイド・リムを連れてお忍びで未開の惑星に来ていた。
しかしそこで想定外の同行者を発見する。地球からこの未開拓の惑星までやってくる為のシャトルに、科学者のデータを盗むことで有名な怪盗が忍び込んでしまっていたのだ。
リルラと名乗る怪盗は不幸な事故により、データを盗んで逃げるつもりが姜乃介と共にシャトルで人一人いない惑星へと辿り着いてしまう。地球に帰るにはシャトルの燃料を充電しなければならないが、それには三日の時間がかかる。不承不承ながらそれを待つことに決めたリルラだが、盗みの対象であり、とある事情から嫌悪の対象でもある科学者の姜乃介と寝食を共にすることは拒否し、一人飛び出してしまう。
だが元々機械獣の調査で訪れていた惑星。リルラは気づかぬ内にたちまち野生化した機械獣に取り囲まれてしまう。間一髪でリムと姜乃介に助けられたリルラは、少しずつ打ち解け、機械獣が生息する不思議な生態系に興味を持つ。
しかしこの惑星は巨大な軍事施設が遺棄されていることが分かり、さらにそれによって凶暴かつ巨大な機械獣がおびき出されている等、次々に起こるトラブルに姜乃介とリム、そしてリルラは巻き込まれることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 21:00:00
74990文字
会話率:55%
気がついたらスケルトンになっていた。
自分の名前も思い出せない、記憶が欠落した主人公。
地上には人間、地下のダンジョンには魔王や魔族がいて対立している世界で、ダンジョンを徘徊する。
人間とのファーストコンタクトは失敗するも、仲間のアンデッ
ドに出会い、知性あるアンデッドの集まりである『ノーライフ』に加入する。
殺されても死なないアンデッドたちには、人間と魔族の争いも関係ない!?
ダンジョンで自分たちの縄張りを守り、拡大しながら、スローライフを過ごす!(予定)
時に人間と戦い、魔族と争い、魔物たちに殺されるアンデッドたちは、今日もまったり逝きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 21:00:00
22373文字
会話率:32%
生物は体内の酵素からこの世界に留まるために必要な資源を効率よく提供されている。
知能は何のための触媒として機能し、どのような成果物を宇宙に献上するのか。
知性が創造してきたものを代価に世界はどんな新世界を望むのだろうか。
神の思惑がどうであ
れ、私は生きることをやめない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 23:54:58
1049文字
会話率:7%
お姉さんイオは戦うために造られたクローンの少年少女達と出会った———
二十二世紀の人工知能「演算思考体」が社会のほぼ全てを支える近未来。
元OLのお姉さんイオ・ミナミは「マグロ漁船に乗るようなものだ」と高報酬に釣られ、十五年前から襲来する
謎の巨大知性体、超常知性構造体〈メタストラクチャー〉と戦う準防衛組織、通称〈超研対〉一課第五ヘパイストスに出向する。
だが、初日早々トラブルに巻き込まれ、高速狙撃機動兵器〈アーメイド〉でペアを組む調整クローンの少年ヒト・クロガネと最悪過ぎるシチュエーションで出会う。
初任務こそ失敗するものの次第にヘパイストスにも慣れ、同じ調整クローンの少女二人に百合モテするイオだったが、肝心のヒトとは中々打ち解けることができない。
そんなある日、メタストラクチャー襲来より五年前に発生した人工知能暴走による核攻撃事件「トーキョーロスト」に関わる「ある秘密」とメタストラクチャーを巡る「ある思惑」がイオの周辺で交錯を始めて……
ちょっぴりラブコメ+リアルロボ+人工知能+エイリアンの近未来SF群像劇。全十二話+α
*本作は小説家になろうに以前投稿した「キミと乗る高速狙撃ロボ、天空を翔ける」の設定に一部変更を加えた再掲載版です。*カクヨムにも掲載しています。
《本作を評価&ブクマをしていただけると大変嬉しいです。宜しくお願いします》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 20:37:36
195170文字
会話率:29%
※アクセスが1,000を超えるようなことがあれば、経文を前書きの方に移動させたいと思います。
文中で、如来寿量品の抜粋部分を”自我偈”と表記していますが、これは、「仏典の中で、仏の教えや菩薩の徳をたたえるのに韻文の形式で述べたものを偈《
げ》という」ことを踏まえた、特に”自我~”で始まる有名な一節であることから、そのような通名になっているためです。
あと、申し訳なくも浄土真宗の説明部分を軽く扱ってしまいましたが、当然、そのような一遍のなぞりで表してよいレベルの宗派ではありません。
まことに、愚かな手前味噌になってしまいますが、その真髄(の一つと思われる)『嘆異抄』について、一度「嘆異抄(たんにしょう)を勝手に読む」で書かせて頂きました。
もしお時間に余裕がおありでしたら、どうぞそちらの方も、ご覧になっていってくださいませ。
市販されている現代語訳本の中では、金子大栄さんのものを主軸に読ませて頂きましたが、衝撃を受けました。
知性と思慮のある人の文章は、ここまで刺さるのか! と今でも(町民図書室で借りて読んだので、細かい内容は忘れましたが)心に焼きついております。
(本当にしつこいなこの筆者……)
最後の最後になります。
仏教における「苦」の定義は、よく人の例に挙がるような、のたうち回る苦しみではなく、『自分の思い通りにならないこと』です。
たいていの人は、自分の人生はもっと良いもののはずだ、とか、あいつを見返してやる、とか、「もっとこうであったらいいのに」という思いでばかり生きていて、それこそ”苦”が生まれる原因以外の何物でもありません。
逆に言えば、自分と、自分に起こる「ありのまま」を受け入れることさえできれば、すでに人は、幸せの入り口に立っているも同然のようなのです。
そして、目の前の一人一人や、仕事に真摯に対応していく……
そう……幸せの入り口に……
立ちたいのです……僕は……(泣笑)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-04-18 21:08:20
2722文字
会話率:0%
知性を備え、思考力を持った聖剣〈イオニグ〉は、今は亡き主の言葉に従い、森の奥で次の主を待ち続けた。
だが森は辺鄙過ぎた。
五百年もの間、誰も来ないので待ちくたびれていた。
「もう誰でもいい、はよ、はよ抜いてぇ⋯⋯」
そんな心境に
陥っていた。
一方その頃、魔王討伐の中核メンバーだった剣士『黒衣のカムイ』は、魔王との戦いで愛剣を失った。
カムイは折れた剣に導かれるように、旅立つことになったのだが⋯⋯?
主を失った剣と、剣を失った剣士。
二人(?)は無事、出会えるのか?
※しばらくタイトルは模索するため、変わることがあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-17 18:06:54
13718文字
会話率:37%
この物語は一人の少年、ウィル・クラウリーの英雄伝である。
世界には、最も長い歴史を持つとされる魔族、強い生命力と力を持つ獣人と呼ばれる二種の知性を持つ生物がいた。そして人類はどの種族よりも劣る獣人の成り損ないとしてこの世に誕生することとなる
。
しかし人間種の中にも「トリガー」と呼ばれる他種に後れを取らないほどの力を持つ存在が現れるようになり、人間はそのトリガーたちの力と高い知能を行使し、人類の安泰を築くのである。その方法は残虐非道のほかになかったが、魔族と同様、他種に慈悲を抱かない人間種にとってそれは苦痛でもなんでもなかった。獣人を森に追いやり、魔族をこの世界から追い出し。そして自分たちは何重にも囲んだ壁の中で暮らす。そのようにして安寧を手にした人間は数を増やし、今やどの種族にも勝る土地と力を手にしていた。
プロローグは飛ばしてもらっても構いません!
そこのあなた、1話目だけでも読んでみては??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-16 16:33:46
4161文字
会話率:12%
純粋ショタを演じるドSの変態、ルイとルイに恋するメンヘラ気質のいとこ、ヒナタによるラブコメ!
ルイ
純粋ショタを演じているが裏ではとんでもない変態。ゲームが好きだがそれ以上に女が好き。女友達が多いアピをし、周りの女(姉や親戚をも)嫉妬させ
まくる。もう勝ち組やんね、モテるし。
ヒナタ
普段は陽キャ極めたテンションの高いバカだが、実は病んでいる。リスカ傷がえぐい。この病み(闇?)を知っているのはルイ、リタのみ。授業中寝ている()のに何故か人並み外れた知性を持っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 02:01:00
553文字
会話率:63%
ヒロノブには兄しか家族がいなかった。
自分の為に進学をあきらめ働く兄。
そんな兄に恩返しをするために日々を過ごしていたが、事故にあい兄は死んでしまう。
しかし兄の遺体の前で悲しむヒロノブにチャンスが舞い込む。
異世界のドラゴン達の試練をク
リアすることで兄を使い魔として召喚できるというのだ。
異世界に召喚されドラゴン達の試練を乗り越えたヒロノブは最低ランクのアイテムで兄を召喚する。
だが転生後は兄に頼りっきり。
知識は兄の方が上、さらにドラゴンの力で兄のステータスが強化されていたからだ。
しかしある時気付いてしまう。
最低ランクで召喚したことで兄は日々力を失っていたことに。
何よりもヒロノブが恐れたのは尊敬した兄の知性が失われていくことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 18:00:00
55425文字
会話率:25%
これは、別世界の、とある街で起こった物語。
この世界には、魔法があり、超能力が使える者たちも存在し、人間以外にも知性を持っている種族達がいた。エルフ、ドワーフ、オークなど、人間より強い者達も多くいたが、それでも人間たちは必死に生
きていた。
言い伝えにより、竜の生け贄となる少女を選定し始めた大人達。しかし、そこへ旅人の少女、フェリシアが通りかかる。
大人達は、あろうことか、フェリシアを騙し、竜の生け贄に捧げようとした。
そんな中、この街の少年、ソロモンは、そんな大人達の計画を知り、激怒する。
ソロモンはある特殊な力を持っていた。その力のせいで、街の人々から忌み嫌われていたソロモンは、いつしか自分もこの力が嫌になり、必死に隠して生きていた。
しかし、そんなソロモンに、フェリシアは言った。
「君の力は、とても強く、そしてどこか温かい。私のパートナーにならない?」
始めて、その力を認めてもらえた。
その時、ソロモンは決意した。
「君を助ける!何があっても、僕は君を守る!」
そして、ソロモンとフェリシアは、竜に挑む事を決意した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-07 19:23:56
2889文字
会話率:64%
西部の学校は1960年に最高の成功のピークに達し、私立大学の卒業生の70%が裕福になり、一般的に生活水準を引き上げました。
機会を見て、いくつかの企業が契約を結ぶことを決定しました。合意は、日本を含むいくつかの国に拠点を置く最も明るい私立
学校を共同で設立したかった行動に基づいて総額を支払うことに合意しました。
学校の組合は聖カレッジとして洗礼を受けました。2020年までに、創立60周年を迎え、彼らは世界で最も権威のある学校になりました。それを維持するために、多額のお金や特別な奨学金を持つ人々だけが入ることができます。
これもまた、知性が達成することとお金が達成することの間の永遠の闘争です。
カーテンが開き、2人の人が偶然に隣同士に座って、後で彼らが同じ本を読んでいたことに気づきました。
「あなた…あの本も好きですか?」
ほぼ無人の図書館で、夕方の後ろから入浴しながら、2つの声の1つを吐き出します。
「そうだと思う」
これはもう一方を言った、彼まだ本を読んでいます、もちろん彼の足はテーブルの上に、そして本の中であなたは読むことができた:「不可能」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-04 16:59:21
2878文字
会話率:29%
神アゼルは生命を創った。地上では知性を持つ人類が居住区を拡大していった。そんなときにアゼルの友、神パークは、なにか美しい贈り物をしようとアゼルの創った世界に「逆さ滝」(文字通り天に上る滝)を創った。だがそれはその世界の法則に反しており、「逆
さ滝」付近にいた生命は全てモンスターへと変わってしまった。
魔法の才を見出されたハデスはモンスターを駆逐してゆくなかで、徐々に世界の真相を知ってゆく。ハデスはこの世界をどうしたいのか、どうすべきか。
無力な少年(青年)の死までの道のり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-03 12:42:24
2001文字
会話率:48%
現代の学校教育は本当に正しいのか。
社会で生き抜くために必要な正しい勉強とは一体何なのか‥。
最終更新:2020-03-28 13:13:01
1862文字
会話率:0%
竜退治に行くものと選ばれたもの。敵は竜、討つべき存在、流れるべきは知性の獣の血!
*ゲームブックのシステムに一緒に慣れていきましょう!
最終更新:2020-03-23 22:17:35
462文字
会話率:0%
神の悪戯か悪魔の悪戯か。
死人の眼球を使い、人を襲う外なる化物……スライム。
その水面に似た体は魔法を受け付けない、炎ならば奴を燃やし切る前に消え、水ならば全ての流れをその体が受け流す。
凍らせようともそれは表面のみ、空に揺蕩う雷雲の力を借
りようともいとも簡単にはね返す。
眼球を破壊しなければ物理攻撃すら通さず、化物の中では最弱と言われながらもその耐性には目を見張るものがあるが――――所詮は秩序を脅かす、知能知性の無い化物だ。
――――彼が、現れるまでは――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-21 20:45:28
39219文字
会話率:23%
惑星エコー。その星には高度な知性を持った文明が二通りに存在していた。しかし彼らはそれぞれの最高技術をもってしても互いを観測しえないほど異なる領域に生きていた。
それは距離的な遠さではなかった。いわばそれは次元的な隔たりだった。
交わらない二
つの世界。
しかしある日、一人の天文学者が別世界からの声を聞いた。そして彼は世界の真相に気づくことになる。
「高度な知性体は存在様式を問わない」というアーサー・C・クラーク的なベーシックSFです。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-17 17:50:37
3729文字
会話率:37%
いつしか発現した『能力』と言われる魔法じみた代物を人々が使うようになった。
種類多用、身分など関係なく誰でもそれが使えるようになった。
その『能力』の専門学校王立「エストワール」学園。
ここは『能力』者のためだけの学校。『能力』は時に身体に
絶大な影響を及ぼし、下手をしたら自身を滅ぼしかねないような『能力』も存在した。
『野』構成鍛錬機関王立「エストワール」学園のクラスは7つ。
『能力』の量と質と知性、応用性、持ち主の本質から割り出された規定値からそれぞれクラスが分けられる。上からS、A、B、C、D、E………そして、X。
底辺クラスと言われるXクラス。
そこにはどうやら化け物がいるという噂が立っていた。さて、それはどういうことなのか……?
そんな中、特に何事もなく平和に過ごしたい少年ー暁・レウィル・京雅。
そんな彼は『能力』構成鍛錬機関である王立「エストワール」学園で最低ランクXクラスに所属する「落ちこぼれ」。
彼が望むのはただただ平穏な生活なのに、どうやらそうは行かないらしく………?
全てを抱えて動き出した歯車とある計画を企て進める『能力最高委員会』と呼ばれる中枢組織、その計画を阻止しようと暗躍し始めた『四大組織』。
京雅は平穏な生活を過ごせるのか?
「………頼むから、俺を巻き込むな」
お願いだから、普通に過ごさせろ。
※亀裂更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-02 22:56:19
44623文字
会話率:51%
私、マルテ・フォン・エルフランはとある大貴族の令嬢。その末妹。
ある時私は、自分が日本の女子高生だったことを思い出す。私は転生したのだ。
恵まれた環境と知性により、人生を謳歌しようとする私。
しかしあるとき、両親が自分の縁談を進めようとして
いることを知る。
せっかく転生したのに……自分の好きに生きられないなんて、考えられない!
私は書斎で見つけた本を頼りに、独学で魔法を学び出す。
本に書かれた英雄のように、魔法使いとして自由に生きるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-29 10:27:10
81854文字
会話率:40%
喪失を紡ぎ続ける人生で唯一、復讐を心の拠り所よりどころとして生き長らえて来た双剣使いの男、ジェイル。
時は、現在より遥はるか未来。
純粋知性同士の、厄災と呼ばれる大きな争いは、世界の大半を焦土に変え、その影響で大きく狂わされた生態系は、オ
ルディウムと呼ばれる怪物どもを生んだ。
文明を大きく後退させられた人類は、新たに発生した亜人類と呼ばれる他種族と手を携たずさえ、オルディウムの脅威に対抗しながら、限られた生活圏で生活している。
主となる時間軸より十五年前。
正体不明の神殿の調査を命じられたジェイルと彼の恋人ラピスは、国王に命じられるまま、封印されていた古代兵器の封印を解いてしまう。
それらは、かつて純粋知性と、それに肩入れした狂科学者達が生み出した、十代前半の少女達をベースに造られた人類の負の感情を燃料に稼働する"祟り神たたりがみ"と呼ばれる殺戮兵器だった。
封印時に大幅な弱体化を施されているにも関わらず、かつて数多の国々を滅ぼした兵器の力は人一人で抗うには前に、なす術すべもなく瀕死の目に遭あわされるジェイル。
そしてラピスは、彼の目の前で───
死んだかに見えたジェイルを生き長らえさせたのは祟り神が一柱、アリア=リリウムワイズ。彼女はある理由で、ジェイルを自らの神子みことし、自らの力を分け与える。
復讐の炎を保つために、その魂をも薪まきとして焚くべ続けるしかないジェイル。
その精神は疲弊に疲弊を重ね、彼の残された人間性も少しずつ焼き尽くしていく。
果たして彼は仇かたきを討うてるのか。
それがもし叶ったところで、彼が人として生きていく道など存在するのか。
鬼を討たんとする者は、それを凌しのぐ鬼となるより他にないものを───
作者が、自分の生きる意味を問い続けるすべての人達に、魂を野晒しのざらしにしながら必死に、真摯しんしに紡つむいだ物語。
もしもこれが、誰の心も震わせることが出来なければ、自決するしかないという覚悟で臨のぞんだ、入魂の一作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-28 23:16:29
100984文字
会話率:35%