「―――私がタバコを喫《す》う理由を知っているの?」
この関係を幼馴染みと呼んでよいのだろうか。
キャリアウーマンの綱島 雪綺は『姉』という肩書きに縛られている。
大学卒業を目前にする津田 春貴は『弟』という肩書きに縛られている。
幼
い頃から仲良かったが故に傷つきたくなくて、嘘つきになった年の差、八歳の『姉弟』はすれ違いを繰り返すようになり…。
初恋は実らないと言うけれど、そもそも恋を知らない二人の恋を巡る一途な物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 08:56:54
8470文字
会話率:41%
「セリーナ・マクギリウス。貴女の魔法省への入省を許可します」
婚約破棄され修道院に入れられかけたあたしがなんとか採用されたのは国家の魔法を一手に司る魔法省。
そこであたしの前に現れたのは冷徹公爵と噂のオルファリド・グラキエスト様でした。
「
君はバカか?」
あたしの話を聞いてくれた彼は開口一番そうのたまって。
ってちょっと待って。
いくらなんでもそれは言い過ぎじゃないですか!!?
⭐︎⭐︎⭐︎
「セリーナ嬢、君のこれまでの悪行、これ以上は見過ごすことはできない!」
貴族院の卒業記念パーティの会場で、茶番は起きました。
あたしの婚約者であったコーネリアス殿下。会場の真ん中をスタスタと進みあたしの前に立つと、彼はそう言い放ったのです。
「レミリア・マーベル男爵令嬢に対する数々の陰湿ないじめ。とても君は国母となるに相応しいとは思えない!」
「私、コーネリアス・ライネックの名においてここに宣言する! セリーナ・マクギリウス侯爵令嬢との婚約を破棄することを!!」
と、声を張り上げたのです。
「殿下! 待ってください! わたくしには何がなんだか。身に覚えがありません!」
周囲を見渡してみると、今まで仲良くしてくれていたはずのお友達たちも、良くしてくれていたコーネリアス殿下のお付きの人たちも、仲が良かった従兄弟のマクリアンまでもが殿下の横に立ち、あたしに非難めいた視線を送ってきているのに気がついて。
「言い逃れなど見苦しい! 証拠があるのだ。そして、ここにいる皆がそう証言をしているのだぞ!」
え?
どういうこと?
二人っきりの時に嫌味を言っただの、お茶会の場で彼女のドレスに飲み物をわざとかけただの。
彼女の私物を隠しただの、人を使って階段の踊り場から彼女を突き落とそうとしただの。
とそんな濡れ衣を着せられたあたし。
漂う黒い陰湿な気配。
そんな黒いもやが見え。
ふんわり歩いてきて殿下の横に縋り付くようにくっついて、そしてこちらを見て笑うレミリア。
「私は真実の愛を見つけた。これからはこのレミリア嬢と添い遂げてゆこうと思う」
あたしのことなんかもう忘れたかのようにレミリアに微笑むコーネリアス殿下。
背中にじっとりとつめたいものが走り、尋常でない様子に気分が悪くなったあたし。
ほんと、この先どうなっちゃうの?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 19:00:00
6804文字
会話率:18%
「たかが、一千万ごときで叩き売ったことを後悔させてやる!!」
真歴20XX年。
東の日の国にて、三百年振りに新しい魔法属性が誕生した。
魔法属性――『愛』
魔法属性『愛』を持った少女、流々宮ハルル。
彼女は今日も僕、スイン・月
詠・アストラを傍らに
学園を中心に、『愛』というものについて学んでいく―――
……と、カッコいいこと言ってますけど、いつもトラブルを起こしてしまう!
黙っていれば、『深窓の令嬢』!
黙っていれば、『爽やか紳士』!
だけど、得意武器は釘バッドと暗殺武器♪
誇り高く、強く生きようと頑張る彼女と近くで微笑む腹黒紳士は
今日も不義に正義の鉄槌を下しにいく!
ドタバタ学園ファンタジーをどうぞよろしくお願い致します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-20 07:00:00
35785文字
会話率:48%
魅了の魔眼を持つ俺は、街の者に魅了をかけ続け、常にちやほやされてきた。
しかしある日、占い師の女に出会い、彼女に惚れることでそれは間違いだったということに気付かされる。
彼女の魔法で全ての人にかかった俺の魅了を解除してもらうと、俺の周りには
誰もいなくなってしまった。その不思議な占い師以外は。
女神のように微笑む占い師と、魔眼で好き放題してきた俺の、ふたりの恋物語。
他サイトにも投稿しています。
『一人ネタから小説企画』
ネタ提供:衣谷強さん折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 21:27:33
5340文字
会話率:47%
VR技術を開発した【ケイオス】社から新たなゲームが発表された。
その名は【Chaos Eden《混沌なる楽園》】。
略称名“カオス”で無駄にハイスペックな主人公カルマが狼を蹂躙し、アンデットを蹂躙し、ついでにプレイヤーも蹂躙する。
いろいろ謎の多いVRでカルマは全力でゲームを楽しむ模様。
◇男の娘主人公が宇宙的恐怖に立ち向かったり、VRを楽しんだりするシリアスもとい、シリアルなお話となっております。
あとクトゥルフ神話を知ってるとさらに面白くなるかも?
不定期でしたが毎週金曜日投稿となりました。
……もしかしたら土日にも投稿されるかも
ついでに言うと感想乞食なので感想をどんどん下さるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 23:43:32
210713文字
会話率:32%
『信仰者はVRを突き抜ける。 〜混沌なる世界で 神は微笑む〜』の人物紹介やスキル紹介や番外編的なのを載せるところ
◇暇な時に書いときますので時折見に来てください。あとタイトル募集中
最終更新:2020-11-07 17:19:28
5843文字
会話率:2%
学校での進級手続きを終えた大学生「城ケ崎明」は突如空に浮かぶ謎の飛行物体を目撃し意識を失う。
目が覚めるとそこは全く記憶にない学び舎「学園」と呼ばれる場所であった。学園の鏡に映る彼の姿は成人男性ではなく、学園で生活を送る女子高生「有栖川
咲」の姿。
「あ、あぁ、気にしないでください。ちょっとまだ記憶が混乱していて。夢と現実がごちゃ混ぜになっている感覚がするんです。まるでもう一人の自分が違う世界で生活していたような」
この世界のことと今の自分の姿に混乱する明。今までの世界は夢であると過去を否定し、今を生きようとした。しかしこの世界で一番最初の協力者となる「白世未来」と出会うことにより、この世界も前の世界も現実であること。そして明は「漂流者」という奇妙な現象に巻き込まれてしまったことが明らかになる。
「漂流者」の現象は解明されていないことの方が多く、現時点では明が元の世界に戻れる可能性は極めて低く打つ手もない。しかし学園と呼ばれるこの場所は魔法使いが集う学術研究の最先端であった。
元の世界に戻るため必死になる城ケ崎明。そしてこの世界の魔法は一体何に微笑むのか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 12:00:00
89368文字
会話率:29%
───その夜、彼女は何よりも美しかった
とある夜会に現れた美女。彼女はどんな男に言い寄られても悲しげに微笑むだけ。そんな彼女に痺れを切らした王子は無理やり彼女の手を掴んで・・・
※微ざまぁ有り?
※若干のモラハラあり
※連載準備をしてい
る作品の元になったものです
※主人公とヒーローにはかなり年の差がある設定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-04 12:01:56
2860文字
会話率:60%
浮かぶ桜は冷たく微笑む
最終更新:2022-04-01 00:31:33
1362文字
会話率:0%
「手切れ金をあげるから、姿を消しなさい」アットフィールド家の嫡男であるガ―ヴィンと恋仲であるメイドのドロシーは、当主夫人であるゴルドバに手切れ金を突き出されていた。「奥様?手切れ金にしては少なすぎません?」不適に微笑むドロシーはある正体を隠
し、アットフィールド家に潜入していたのだ。病弱イケメン×メイドの恋物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 17:20:24
4397文字
会話率:51%
君が死んだ。
「××の勝ち」
にやりと笑う君。
ああ、とても悔しい。
だが、また××が殺してしまった。
今回は、××の負けか。
「おはよう」
優しく微笑む君。
さっきの出来事は夢だったのかな?
最終更新:2022-03-24 14:35:29
1063文字
会話率:18%
公爵令嬢エリザベスはある日突然城に呼び出され婚約破棄を告げられた…元婚約者の傍らには社交界で評判の妹の姿があった
最終更新:2022-03-21 22:00:00
137247文字
会話率:43%
※処女作、初心者のため書き直し等ございます。
夢を見た。
夢を見ていた。
悲しい夢。
救われない夢。
手を伸ばして、その手をつかみ損ねる夢。
君は笑っていた。
いつも必ず、笑っていた。
命が尽きるその瞬間まで、笑って
いた。
その目に涙を浮かべながら。
その瞳に僕を映しながら。
君が誰なのかは、いつも目覚めるとわからなくなる。
けれど、その夢を見るたびに
あぁ、また君の夢だとわかる。
微笑む君は、雫つたうその唇は、
決まって最後の最後にいつもこう言うんだ。
『、、待っているね』と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 17:12:25
58958文字
会話率:34%
焼け野原に、私とアキは立っていた。
「全部無くなってしまったね」
薄汚れた頬を拭いもせず、彼女は私に微笑む。
「つまりこれでもう、君は泣かなくてもいいわけだ」
アキの首には、敵陣殲滅兵器であることを示す戦闘アンドロイド番号が印字されていた。
最終更新:2022-03-12 14:15:29
1826文字
会話率:34%
――――ーとある大学生には夢があった。それは親に話せば将来をもっと考えなさい、と馬鹿にされ、友達に話せば相手にされなかった「物語を作る人」になること。たくさんの本を読んで、たくさんのアイディアを考えて、毎日のように小説サイト「ガレリア」で地
道に投稿を続けた。
物語を書き始めてから4年の月日が経ち、主人公織田宣長は大学を卒業すると同時に「白狼騎士団戦記」の更新を止めることにした。
就職してから数年が経った時、30歳を迎える誕生日の日、自分にご褒美にとコン〇二でケーキを買って、ワクワクしながら交差点を渡ろうとしたとき、居眠り運転をしていたトラックに盛大にはねられ、宙を舞った。
あ、死んだ、そう思った。地面に叩きつけられ、激痛がしたと思うと意識は吹っ飛び、暗闇に包まれる。気が付くと白い空間に淡い光に包まれた絹の衣を着た美少女が現れると微笑む。
「哀れな少年よ……って、少年じゃない?? え、おじさんじゃん。ま、いっか、おじさんよ。お前にチャンスを与えよう」
「チャンス?」
「お前がお前が造った世界で、英雄王となり、世界を救って見せよ。そうすれば、再び、お前の世界へ戻してあげよう」
突然、そう告げられると光に包まれ、視界が広まったと思うと辺り一面、緑に広がる大草原立っていた。
人の気配がして、振り返って見るとそこには銀色の鎧、茶色の長い髪、凛とした面立ち、勇ましい女騎士が驚き顔でたっていた。その顔に見覚えがあった。というより、創造した覚えがあった。
「え、エレノア・シュタインベルグぅううううう????!!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 10:54:08
2860文字
会話率:29%
深澤賢作(ふかさわけんさく)29才
彼女いない歴年齢……俺はもうすぐ魔法使いになる。
でも良いのさ、俺にはかけがえの無い愛する人がいるから。
この春遂に高校生なる妹、深澤雪(ふかさわゆき)15才
彼女はとある雪の日、親父が家に抱いて連れて
きた。
俺へのプレゼントだと言って。
不登校の引き籠りだった俺は、仕方なく雪の、赤ん坊の面倒を見る事に。
そして数年後……親父は俺達血の繋がらない兄妹を残して、逝ってしまった。
俺は親父と一緒に死のうって……そう考えた。
このまま生きていても意味が無いって……。
雪と一緒に後を追って……、でも出来なかった。天使の様に微笑む雪を傷付ける事なんて俺には……出来なかった。
あれから十数年……雪が遂に高校生に、そして俺はもうすぐ魔法使いに……。
血の繋がらない妹と29才コミュ障男
二人は兄妹なのか? 親子なのか? それとも……。
【2020/10/14ジャンル別日間ランキング2位ありがとうございます。】
カクヨムにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 19:58:38
117627文字
会話率:39%
侯爵令嬢であるオリヴィアは、許嫁のエドワーズから婚約破棄を言い渡される。
彼の隣には自分より遥か下の身分であるエリザベスという女性がいた。
母が亡くなる前に取り付けた婚約だったが、幸せそうに微笑む二人を前にオリヴィアが下した決断とは。
婚約破棄をきっかけに、彼女の運命の歯車は急速に回転し始める。
彼女の前に現れた新たな異性。
不穏なメモ。
新たな事件。
紫陽花は嘲笑う。彼女の不幸か、彼らの不幸か。
2020/6/15 更新しました!
(いつも評価・感想ありがとうございます!)
過去に、日間ジャンル別ランキング1位、日間総合ランキングでは、10位いただいてます。
※この作品は「アルファポリス」様、「カクヨム」様にて、重複投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 06:00:00
40577文字
会話率:50%
薬を盛られ馬車の中で目覚めたエレーナ。着いた先で待っていたのは第一王子のフィリップだった。王子は聖女であるエレーナに、瘴気によって体内に残った穢れを祓ってほしいと頼むが、本当の聖女は妹のマリーで……
※本文の一部分の言い回しを変えましたが、
内容は変わっていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 01:44:35
6736文字
会話率:36%
騙された_____。眉間に銃口が当たって初めて図られたことを悟ったさくらは、何故か無実の罪をきせられ地獄に。
そこで冷徹無慈悲と恐れられる地獄の番人百鬼(ひゃっき)と出会い、さくらは虐げられることに…。
心に太陽をもち戦うさ
くらと、心を殺した番人百鬼の濃密な1ヶ月。
二人は自分の望みを叶えるため賭けをする。
最後に微笑むのは誰だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 21:13:53
224775文字
会話率:59%
シェイマスは、婚約者であるエーファを心から愛していた。けれど、控えめな性格のエーファは、聖女ミランダがシェイマスにちょっかいを掛けても、穏やかに微笑むばかり。
そんな彼女に物足りなさを感じつつ、シェイマスはエーファとの幸せな未来を夢見る
。
けれどある日、シェイマスは父親である国王から「エーファとの婚約は破棄する」と告げられて――――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 11:48:00
9475文字
会話率:33%
ノーサン伯爵家のシャロンディーナは、婚約者のエヴィアンから差し出された一杯の茶をゆっくりと飲んだ。シャロンディーナのために用意したというその茶は、珍しい色と香りの茶だった。
「とても美味しかったわ。」
そう言って微笑むシャロンディーナに
笑顔を返すエヴィアン。しかしシャロンディーナは、それが普通の茶ではない事を知っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-15 12:26:52
10764文字
会話率:60%
ある夜会で、俺は一人の少女に出会った。
彼女はとても内気で、控えめで、活発な少女だった。
二年後、俺はその少女と再会した。
「君は…、あの時の少女か!」
二年という月日は、少女を大人の女に変えてしまった。
とても美しく、とても魅力的に
。
俺を見つめ、微笑む彼女に心が揺れる。
しかし、そんな彼女の口から出たのは「婚約する」という言葉だった。
この時の俺が彼女に伝えられるのは一つだけだった。
「婚約おめでとう、ナリー。」
※ちょくちょく単語修正しています。本編の内容は変わっていません。
【*御礼*おかげ様で累計10,000PV達成しました!(2020年11月8日)皆様本当にありがとうございます!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-21 07:00:00
507187文字
会話率:60%