なろう小説にありがちな「主人公に都合のいい展開」、いわゆる「ご都合展開」に嫌悪感を覚えてなろう小説を読むことを躊躇っていませんか?
そんなワガママな人にむけて、同じ症状を抱えた作者がご都合展開テンプレパターンを全力でつじつま合わせした作品の
第二弾。
前回が大好評だったので急遽作ってみました。
「オメー奴隷がブスだったら絶対に買っていないだろ!」というなろう小説主人公への負の衝動から生まれたこじつけ。ご照覧あれぃ!
※免疫の獲得には個人差があります。ご了承下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 17:29:51
2327文字
会話率:0%
「俺は、クビ?戦力外?
うん、やっぱりそうだよな。ごめん、迷惑を掛けた」
暗い顔で俯く大柄の青年。名は”セラフィ・スウィーティ”職業、重装剣士。
あらゆる依頼をこなす戦闘集団、バウンティ・ハンターのパーティから追放処分を受けてしま
う。
理由は単純なものだ。
「甘いんだよセラ、お前は敵に甘すぎんだ。
斬る覚悟も出来ない奴が、この世界で生きていけると思ってんじゃねぇっ!!」
隊長の青年が怒鳴りテーブルを叩き、取り巻きの少女たちはクスクスとせせら笑う。
重装の鎧がビクリと震え、膝の上で寝ていた小さな黒猫は飛びのいた。
セラフィは誰にでも親切で優しい。
人当たりが良く、森に足を運べば多くの動物が彼の周りに集った。
全身に纏う鋼鉄の塊は、目の前の誰かを守る為に選んだ。
この緩やかに滅ぶ世界”フォールピア”に生まれなければ、その気質はきっと美徳だったのだろう。
かくして、パーティを追放された彼は疲弊した表情で王都を後にする。
その背中を追う黒い影に気付く事無く。
―――何も心配しなくて良いよ、おにーちゃん。あたしが幸せにしてあげるから。
狂って腐った救われない世界で出会えた、たった一人のたからもの。
幸せをあげる。平和と安心をあなたに捧げる。
―――邪魔はさせない。他の誰を犠牲にしてでも。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-06 02:13:37
3682文字
会話率:8%
『──お前を、その苦しみから解放できる』
謎の『バケモノ』から、知り合いのガキンチョを救った俺だったが、代わりに自分が死にかけていた。
謎の『オッサン』からそう言われて、もうどう考えても助からない俺は、自分を殺す事を『オッサン』に願った
。
つまらない人生だったが、最後にガキンチョを救えた事で帳消しに……なるなんて思えなかった。後悔する事が、いくらでも出て来る自分に驚く。
もし『次』があるのなら……出来るだけ後悔しない様にしたい、そう考えながら俺は死んだ。
『次』に気付いた時、俺は『異世界』の『亜人』たちが住む貧しい村に転生していた。
貧しくも気の良い村人たちに囲まれ、幸せに過ごしていた俺だったのだが。
ある日、村に攻め寄せてきた『人間』たちに、村人たちを皆殺しにされてしまう。
そしてその『人間』たちの中に、俺はあの『オッサン』の姿を見つけた。
『勇者』の取り巻きの一人として。
村人たちの復讐の為、『勇者』を殺す為に、俺は『魔王軍』へと身を投じた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 08:00:00
8287文字
会話率:30%
いつだって廊下の隅をうつむきながら歩く特待生のフィンレイ・ラウザーは辺境ド貧乏領のこのことで頭がいっぱいだ。恋?出世?夢?明日生きていくのに精一杯。波風立たせずひっそりと卒業して領地を引き継ごうと思い学園に通う。
しかし、とあることが
きっかけで取り巻きもいない嫌われ冷徹公爵令嬢と授業でペアを組むことになった。
はじめは冷や汗をかいていたものの、話していくうちに打ち解けていく。誰の前でも笑わない完璧な公爵令嬢の、心の底からの笑顔をみて恋に落ちた。
その笑顔のためなら男を見せる、二人の出会いはお互いの運命を変えた。そんな男爵令息の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 18:56:58
99469文字
会話率:41%
「へ〜?陰キャくん、こういうの読んでいるんだ〜?」
「っ!か、返してください。」
「えー?やだー!」
ある日、学校一の美少女とその取り巻きが俺のスマホを奪って、ある小説投稿サイトの小説を馬鹿にした。俺が書いていること前提で。
__でも、
それ書いているの俺じゃないよ?
君たちの先頭に立っているその人のだからね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-21 10:00:00
4295文字
会話率:28%
乙女ゲームに転生した私は、超貧乏貴族の子に、しかもゲームに登場していない家系って!!
しかも借金の形に悪役令嬢の取り巻きに強制的にさせられてしまった!
こうなれば巻き込まれ断罪フラグ回避だー!と息こんだまでは良かったんだけど。
学園の3年に
なり、悪役令嬢が大ポカをしでかした。
しかもその後、悪役令嬢から『悪役令嬢となり、私の代わりにヒロインを苛めなさい!!』と断れない命令が!!
私の運命はいかに?!
※不定期で更新します
※この物語はフィクションであり、作中に登場する個人・団体名等はすべて架空のものです。実在の人物や団体、法律などとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 12:00:00
9941文字
会話率:21%
★モンスターコミックfにてコミカライズ配信中。
コミック2巻12月15日発売です!
★Mノベルス様より書籍1~2巻発売中!
※書籍・漫画版とWEB版では一部ストーリーが異なります。
「というわけで、あなたに悪役令嬢役をお願いしたい」
「……はい?」
王子と下級貴族の娘が身分違いの恋に落ちた。そして秘かに、王子の恋を成就させるために家臣たちはとあるプロジェクトを立ち上げた。
二人の恋を燃えあがらせるための「悪役令嬢役」に指名された公爵令嬢メリアローズは、こうなったら華麗に演じてみせようと奮起する。
目指すは完璧な婚約破棄! 縦ロールを装備したメリアローズは、今日も元気に悪役令嬢になりきるのであった。
当て馬役の貴公子や取り巻き役の貴族子女たちと共に、演技派悪役令嬢の茶番だらけの学園生活が始まる!
やがて、王子を巡る恋模様は思わぬ方向に転がっていき……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 20:34:48
509151文字
会話率:34%
作者の過去作、「片恋トライアングル」の続編登場!
舞台は日本からニューヨークへ……。ヒロイン澄原愛璃(すみはらあいり)を取り巻き、新たな恋の争奪戦が始まる!
最終更新:2022-03-13 16:05:40
13782文字
会話率:41%
「二度と顔を見せるな」
学園の最終学年である3年生のある日、彼女はエリオット王子に宣告された。四大貴族の娘であるルナ・シルフィーは王子と婚約していたのだが、それが破談になったのだ。
もちろんその理由は彼女にある。2年と少し前に特待生として
入学してきた平民の少女アリス。彼女が婚約者であるエリオットに近づいたので、それを強引な手で排除しようとしたのが明るみに出たからだ。
例えば親の権力を笠に着てクラス全体でアリスを無視するように仕向けたり、例えば取り巻きを使って彼女の持ち物を隠したり、例えば平民であるアリスの前で財力を見せつけて王子と分かれるように圧力をかけ続けたりだ。
その結果、王子の怒りを買った彼女は学園を退学になった。
実家での謹慎をくらい、彼女が父親から命じられた罰は「辺境のマンバナ村の領主ダボンと婚姻を結ぶ」こと。
華やかな王都から離れた辺境のド田舎。待っているのは野豚と揶揄される大柄な若者。
失意の悪役令嬢は馬車に揺られて田舎へと向かう。
魔物の蔓延る人外魔境。
新しい婚約者は野豚のような田舎者。
追放された悪役令嬢シルフィーの第二の人生がここから始まる。
※本作の悪役令嬢は転生していません。
あらかじめご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 07:22:46
399962文字
会話率:51%
アルメニア国王子の婚約者だった私は学園の創立記念パーティで突然王子から婚約破棄を告げられる。
王子の隣には銀髪の綺麗な女の子、周りには取り巻き。かのイベント、断罪シーン。
味方はおらず圧倒的不利、絶体絶命。
しかしそんな場面でも私は余裕の笑
みで返す。
「承知しました殿下。その話、謹んでお受け致しますわ!」
あくまで笑みを崩さずにそのまま華麗に断罪の舞台から去る私に、唖然とする王子たち。
ここは前世で私がハマっていた乙女ゲームの世界。その中で私は悪役令嬢。
だからなんだ!? 婚約破棄? 追放? 喜んでお受け致しますとも!!
私は王妃なんていう狭苦しいだけの脇役、真っ平御免です!
さっさとこんなやられ役の舞台退場して自分だけの快適な生活を送るんだ!
って張り切って追放されたのに何故か前世の私の推しキャラがお供に着いてきて……!?
※本作はアルファポリス様でも掲載しています。
残酷な描写有りは念の為です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 19:24:43
97461文字
会話率:19%
女性だけに継承され続けた武術――凰花流合気柔術。
その武術を扱い、発展を続けた凰花家。
凰花家には女子しか産まれない…筈だった。
しかし八代目当主が産み落としたのは"男の子"だった。
さらに別の場所では新たな命が宿り、
今まさに産まれようといている。
二人の少年を取り巻き、複雑に絡み合った運命が解き明かされようとしてた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 12:05:06
316954文字
会話率:32%
イーノス・ウォードは魔術の宗家ウォード家産まれながら魔眼を持っていなかった。魔眼は魔力を制御するために必要不可欠な能力であり。魔眼を持っていないという事は、魔術師にはなれない事を意味していた。
親族や分家、臣下の家々にもバカにされ冷遇され
てきたイーノスだが夢があった。昔本家の娘で幼馴染の少女マーティナと約束したのだ「君の傍に立つ使い魔となってキミを守る」と……。
使い魔になるためなら酷いイジメや雑事、剣術、体術ありとあらゆる事を磨いてきた。そんな彼に一族の相談役アラスターは、「……今まで偉大なる祖先ランドル・ウォードの転生者の可能性を捨てきれぬため……飯を食わせてやったがもう辛抱ならん! 貴様を一族から除名し追放処分とする!! わしが断言しよう! 魔眼のない貴様は魔術師には絶対になれん! 魔力を操るために必要不可欠な眼を持っていないからだ姫の使い使いまになど絶対にはなれんよ……分不相応な夢は諦めウォードの名を捨てろ!!」そう言い放ち。俺を一族から追放すると言ったのだ。そして手駒で、マーティナの使い魔候補筆頭のカーティスとその取り巻きにボコボコにされ、遂に我慢の限界を迎え夢を諦めかけたその時。
マーティナが救いの手を差し伸べてくれた。
「私は貴方がいいんです! 貴方じゃなければいけないんです!」そう言って俺の額に口付けをすることで一族の直系に伝わる秘術魔眼開眼によって念願の魔眼を手に入れた俺はマーティナの使い魔として生きていくことを改めて決意する!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 13:17:03
9408文字
会話率:49%
短編で筆者は追放者は初めてです。
イーノス・ウォードは魔術の宗家ウォード家産まれながら魔眼を持っていなかった。魔眼は魔力を制御するために必要不可欠な能力であり。魔眼を持っていないという事は、魔術師にはなれない事を意味していた。
親族や分家、
臣下の家々にもバカにされ冷遇されてきたイーノスだが夢があった。本家の娘で姫とあだ名される幼馴染の少女マーティナの側に立つ魔術師【使い魔】となる事を……。
そのためなら酷いイジメや雑事、剣術、体術ありとあらゆる事を磨いてきた。そんな彼に一族の相談役アラスターは、「……今まで飯を食わせてやったが貴様を一族から除名し追放する!! わしが断言しよう! 魔眼のない貴様は魔術師には絶対になれん! 魔力を操るために必要不可欠な眼を持っていないからだ姫の使い使いまになど絶対にはなれんよ……分不相応な夢は諦めウォードの名を捨てろ!!」そう言い放ち。使い魔候補筆頭のカーティスの取り巻きにボコボコに殴られて、夢を諦めかけた時幼馴染のマーティナが救いの手を差し伸べ魔眼を与えてくれた。
俺は伝説の魔術師ランドルの転生者と言われるマーティナを絶対に守る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 10:26:55
9287文字
会話率:49%
小説投稿サイトのカクヨム様にて先に掲載しております。
「エリザベス・スコット・オースティン! 貴殿との婚約を関係を今この時をもって破棄するッ!!」
と若い青年は声高らかに宣言した。
その声に誘引され夜灯りに集まる蝶の様に、学園の生徒
達が何事かとゾロゾロと集まり始めた。
「……今まで婚約関係を結んでいたことが恥ずかしいぐらいだ……」
香水の酷いぐらい甘ったるい香りを振りまいて、目の前で居丈高にそう宣った“元”婚約者のサザーランド王国第一王子。ベン・アーサー・クラークは、きっぱりと言い切った。
ベン王子は、王立学園の中庭の茶会などを楽しむ女子達の憩いの空間には、やや不釣り合いな同年代の男性が10人ほど、率いて押しかけてきていた。
私は何もやましい事はないのだからと自分に言い聞かせ。動揺した態度を見せないように心掛けて、勉強会のために入れていた熱い紅茶を口に含む構内を湿らせた。
周りの取り巻きを見ても誰一人として動、揺している者はいない事からも、相手をする王子たちにとっては、当たり前の要求を突き付けてくる腹積りなのだろう……。
そしてベン王子の傍らには、不釣り合いな妹のヘファイスティアが、その背に隠れるように佇んでいて、私のことをジッと睨み付けて来た。
「そうですか……一応理由をお聞かせいただいても? 国家間の問題ですから私の立場では、今この場でお返事をお返しする事は出来ません。今日の所はお引き取り頂いてもよろしいでしょうか?」
理由を聞いたのは実の子でないのに、私を憐れみ、どこに嫁出しても恥ずかしくないようにと、王族として恥ずかしくないように育ててくれた。伯母に報告するための事であった。
そして今ならまだ悪い冗談と言う事に出来るので、本国から連れて来たお友達と相談して冷静になってください、との二つの意味を込めて返事をした。
ベン王子には私の意図は全く通じなかったようだ。それも当然と言っていいだろう……先程王子の背中に何故か隠れている。義母の実の娘である第二王女ヘファイスティアの方を、見ても全く動じて居ないのであの娘は既に知っていたのであろう。
まあ、理由は隣にいる妹だという事ぐらいは容易に想像がつきますが……
はァ……ホントに馬鹿な娘……義母様ごめんなさい……できる限りの事はするわ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 00:00:00
5849文字
会話率:58%
成金貴族のパラクランには、美しいオレンジ色の髪を持つコルテという婚約者がいた。利益だけで結ばれた、取引の様な婚約で、お互いに気持ちなんて微塵もなかった‥‥‥予定だった。
しかし、コルテは、一目見た瞬間にパラクランに惹かれてしまう。パラクラン
を振り向かせようと、あれこれと策を考えるが、全て裏目に出てしまう。
そんな時、無情にもパラクランは別の御令嬢に目移りしてしまい‥‥‥。
追い詰められたコルテが考えた策は、予想を上回るとんでもないものであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 19:14:47
7555文字
会話率:40%
このままいくと、王太子は婚約破棄を言いだすかもしれない。王太子の取り巻きたちは焦る。そんなことになったら、自分たちにもお咎めがあるかもしれないのだ。なんとか婚約破棄の阻止をするのだ。取り巻きたちは考える、そして知略をはかるのだった。
この物
語は、家紋 武範様主催「知略企画」参加作品です。ツッコミどころが多々ありましても、生温ご覧いただければ幸いです。また、コメディージャンル作品でありますことを念頭におかれまして、お読みくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 12:46:52
2884文字
会話率:43%
レティシアが前世と乙女ゲームを思い出したのは 既に断罪後 国外追放され隣国の地で崖から落とされ死ぬ一歩手前のこと。乙女ゲームって普通やり直し人生とかもっと幼少期に思い出すものじゃないのーーーー!!
既に第1王子の取り巻きたちに殺された後っ
て、いやまだ死んでない。
前世でも殺される現世でも殺される一歩手前、我慢ばかりの人生、もっと人生を謳歌したい!
そこで自分の人生と幸せについて考え生きていく話し。
だけどレティシアに平和はやって来ない。更に命を狙われたり…波瀾万丈な人生を歩む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 12:57:58
327189文字
会話率:47%
公爵令嬢ヒルダは王太子ベンの婚約者である。だが、卒業パーティーの日にベンはヒルダを裏切った。彼は王命に従いヒルダと結婚し、略奪愛を狙っていた男爵令嬢とその取り巻きを断罪しようとしたのだ。ヒルダは非常識なベンに呆れ果て、ベンは愚かな発言で自滅
していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 20:29:54
3919文字
会話率:58%
私はシェリー。侯爵家令嬢、ローズマリー様の取り巻きだ。彼女は容姿端麗な17歳。意地悪で我儘な方だったが、ある日を境に突然善良なお方に。ところが妄想癖が激しくなってしまわれて。なんでもここは乙女ゲームの世界らしく、ローズマリー様は悪役令嬢だと
おっしゃるのだ。そして私にスチル回収とフラグ回避を要請されたのだが、意味がわからないぞ? だが私は忠実な取り巻き。ローズマリー様の為に頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 19:24:13
6807文字
会話率:38%
◇ゆうせんじゅんいのいちばんめ◇
王道転校生と隣の席になった、王道爽やかスポーツ少年が主人公です。彼は王道通り、転校生の取り巻きになるのか…?
最終更新:2021-12-11 03:00:00
6747文字
会話率:58%
賢者や魔王が実在する世界。森で骸骨に破滅宣告をうけた公爵令嬢のアンジェラは、実際に王太子から結婚破棄もされ、身に危険が迫っていることを自覚する。
破滅フラグを回避するには真実の愛を取り戻さなくてはならない。アンジェラは取り巻きの伯爵令嬢た
ちを使って状況の打開を画策するのだが、裏目に出てしまい悪役令嬢のレッテルを張られた挙句、投獄されてしまう。
王太子と新たに婚約したのは、セリアという平民出の男爵令嬢だった。だが、その正体は魔物であり、王太子を虜にし、公爵家を亡ぼすどころかこの国を乗っ取ろうとしていた。
運命に導かれていくアンジェラ。語りは一人称で、コメディータッチ。最後はハッピーエンド。まじめで、前向きで、ちょっぴりおバカで、おちゃめな悪役令嬢の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 00:06:03
12623文字
会話率:21%
ラノベが大好きな私は、日夜ネタ探しのため悪役令嬢もののゲームをやり込んでいた。ある日、私はテンプレ通り車にはねられて、私がやり込んだゲームの世界に転生する。そのゲームのストーリーはいたってシンプル。私は生まれてすぐに第一王子と婚約させられ
る。しかし第一王子はアメリーというヒロインと出会い恋に落ちる。邪魔な私は王子の命令であっさり首をはねられてめでたしめでたし。私が生き残るには、王子とアメリーが恋に落ちる前に、王子が私との婚約を破棄するか、私が積極的に王子とアメリーとの仲を取り持って、断頭台行きだけは勘弁してもらう以外に方法がない。そこで、私は男爵家の三男のグラントと同人誌を作るためと称して日々二人きりで、せっせと小説を書いている。私は、貴族社会ではとってもふしだらな行為をしている公爵令嬢なのに、王子は私との婚約を破棄してくれない。そう言えば王子は私にまったく関心がなかったよ。ヒロインを私の取り巻きがいじめている。マズいぞ私。私の断頭台行きを回避して、グラントと共に同人誌を作るのだ。ラノベが大好きな私の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 08:06:42
150104文字
会話率:63%