我々の世界とは、異なる発達を遂げた並行世界、その世界に存在する日本皇国の四国南部にある高知県太刀浪市は、十五年前、川を挟んだ都市西部を「聖夜の煉獄」と呼ばれる災厄が襲った都市であった。その太刀浪市中部、通称旧市街に暮らす主人公、星 聖亜(ほ
しせいあ)は、ある日エイジャと呼ばれる異形の化け物に襲われる。抵抗するもあしらわれ、殺される寸前、彼はとある少女に助けられる。二本の太刀を持ち、エイジャから百殺の絶対零度と呼ばれ、恐れられる少女に。
そして、彼女との出会いが、彼の失われた記憶を、徐々に呼び戻していくことになる。
注)この作品は、Arcadiaに掲載している物の改訂・誤字脱字の修正版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-10 12:42:14
396933文字
会話率:60%
通勤の混雑時、駅のホームで電車を待っていたぼくは、「黄色い線の内側でお待ちください」というアナウンスに疑問を持った。そこが島式のホームなら、二本の黄線に囲まれたホームが内側だ。しかし、二つのホームが向かい合う相対式ならば、線路の方が二本の線
に挟まれている。つまり線路の方が内側だ。
今現在、相対式のホームにいるぼくはそう思い、アナウンスに従って黄色い線を越え、線路に転落するぎりぎりに移動する。間もなくして、警笛が聞こえ駅に電車がやって来る。それを眺めていると、突風のような強い力に背中を押され、ぼくは線路に転落する。電車はぼくを轢き、頭部、右腕、左腕、右脚、左脚、胴体、性器の七つの部位に分け、駅中に散りばめる。そして、それぞれの部位がそれぞれの物語を経て、やがて一つに集まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-02 13:00:00
10194文字
会話率:6%
この街には二本の煙突がある。ひとつは遥か遠くからでも見えるほど巨大な煙突、もうひとつは存在が希薄な煙突。父は巨大な煙突を掃除することが仕事で、ぼくは父の仕事についていくのが好きだった。
最終更新:2017-05-05 11:00:00
3563文字
会話率:50%
「陰謀史観、霊媒、心霊現象、超能力。とかくオカルティズムは否定したい」
舞坂高校に通う春風翔は、俗にいうオカルトとだけは距離を置きたいと考える、健康優良な高校一年生。
しかしそんな彼を嘲笑うかのように、「天徒」と呼ばれる異形のモンスター
が学校内に襲いかかる。逃げ惑う生徒たちを差し置いて、一人モンスターの前に立ちはだかったのは、「獅子若刀」と「蛇龍剣」と呼ばれる、二本の日本刀を操る、両刀使いの華々月ゼナリだった。避難勧告を出すゼナリにも構わず、むしろ彼女を助けようとさえする、お節介焼きの野次馬根性旺盛、英雄気取りの翔は、ゼナリから一度は見捨てられる。
「自己責任」。この一言で生死を片づけられそうになった翔を救ったのは、他ならぬ翔自身の背中から突如として立ち現れた「鉤爪」だった。鉤爪はモンスター、「天徒」をズタズタに切り裂き、彼の背中に収納される。「お前も『覚醒者』だったのか」とゼナリに言われる翔の運命は。行き先は。はたまた「覚醒者」とは、「天徒」とは、何ものなのか。多くの謎を含みつつ、彼、春風翔とゼナリを巻き込む盛大な「家族ゲンカ」が始まる。
異能力バトル現代ファンタジー。カクヨムと並行連載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 20:06:25
82645文字
会話率:59%
戦国時代。墓川家と長月家の両家は、長きに渡って戦が続いていた。
墓川家を担うのは、墓川 宏次という男。その昔、八頭の龍を倒した墓守の血を引き、妖刀を受け継いだ。
その男を狙うのは、長月 虎白という男。この者、墓川 宏次とは幼少時から敵
対する。
金で戦を駆ける、二本の刀を携えた剣豪の女、戦鬼姫。一人で国を滅ぼした経歴を持ち、宏次の前に立ちはだかる。
妖刀が織りなす剣劇! 策と策のぶつかり合い! 戦の最中に始まる恋の行方!
渦巻く怨嗟の果てに——今、火蓋は斬られた。
※カクヨムで掲載しているものとは、修正前になります。至らぬ点はありますが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-19 08:58:33
85268文字
会話率:58%
妹に突然告白されたんだが妹と付き合ってどうするんだ?
本編が今ちょっとシリアスで入れられないので、栞と裕の話しを短編として出します。
レビューを書いて頂いた嬉しさの余りに今書きました。
お礼になるかわかりませんが、よかったら読んでください。
引き続き本編『妹に突然告白されたんだが妹と付き合ってどうするんだ?』と『僕の理想の妹はネトゲの中にいた』の二本連載中ですので宜しくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-07 12:08:08
3306文字
会話率:68%
部屋から庭を眺めていました。そのとき、バベの木の幹に、人の顔のような大きなコブがあるのを見付けました。
こんなもの、いつ出来た?
そう思いながら暫く見ていると、その顔の少し下から伸びた二本の枝が、まるでその顔に付随する手のような感じ
になっていることに気が付きました。
左手の指す先には、昨夜遅く、原因不明の不可解な死を遂げた、飼犬ジョンの犬小屋が。
そして、右手が指しているのは……間違いなく僕自身……。
真っ直ぐに、まるでロックオンでもされたかのような…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-26 16:12:59
1257文字
会話率:14%
小さな翼の生えた犬アブローシュを従えるアーキスト国。一本角、二本角の生えた赤い瞳を持つ黒い鬼を従える泰正皇国。二つの国が常に領土をめぐる戦いを続ける最中、アーキスト国の王子レオナルドが、野生児の少女ユウナが、泰正皇国の軍の少年穣一が、国を越
え出会い、旅に出ることとなった。
そして、野生児の少女ユウナと共に暮らす五本角をはやした言葉話せる鬼『歩瀬』。泰正皇国のその上。巨大な天空上に住まう天上界の住人達との巡り合いにより、各々の目的のために旅へと出るも旅を続ける中で、国、そして世界を大きく変える運命を背負うこととなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-15 22:54:01
16698文字
会話率:66%
ブルウッド伯爵とブラックマン君。
始祖グリモワル卿とソルフィ。
吸血鬼と人間の織り成す、ちょっと悲しいお話を二本立てです。
某ちゃんねるに投稿したものを改稿しました。
最終更新:2018-03-06 09:08:24
4316文字
会話率:43%
「魔王が恋をして世界はしっちゃかめっちゃかに?」
賢者ヌルによってカルムオリゾンと名付けられた、神と魔法と精霊に満ちあふれた世界。
二本足で歩く者、ウォカは魔族と呼ばれる歪なる者の脅威に怯えておりました。
特に強大な力を持つ魔族、魔王により
四方を囲まれて、ウォカは過ごしておりました。
それは、北に陣取る最強の魔王、シャイタンの収める領土内にある村から始まります。
村民達が魔王に捧げるべく選んだ供物は、余所者の娘でした。
身分違い、サイズ違い、種族違い、etc...障害の多すぎるひとつの恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-05 02:03:22
59025文字
会話率:36%
自らを烏とし、三羽烏と名乗る寒夜(そうや)、空夜(くうや)、白夜(はくや)。
3人にはそれぞれの名前の通り、過去から現在に渡って夜がある。
その夜を照らそうと兄貴分として3人に寄り添う明夜(めいや)。
3人の夜に親身に寄り添うが、そんな明夜
にも今尚残る深い心的外傷があり、自分の夜と三羽烏の夜で揺れる明夜が出す結論とは...?
登場人物
明夜:本作の主人公。35歳。灰色の目で、弓を使う。
寒夜:29歳。三羽烏の司令塔。くすんだ黄色の目で、二丁拳銃と投擲用のナイフを使う。
空夜:28歳。三羽烏の癒し的存在。右目水色、左目黄土色のオッドアイで、とある神と共存している。神の力である神力を使う。
白夜:31歳。三羽烏の中では最年長。橙の目で、二本の短剣を使う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-04 20:52:34
12307文字
会話率:50%
2月14日といえばなんでしょうか?そう、煮干しの日!!じゃなかった。バレンタインです!!
今回はバレンタインにちなんだお話を二本、用意しました。好きと言えない身近な女の子を想像しながらご覧ください。
最終更新:2018-02-14 17:00:00
2573文字
会話率:68%
公園に二本の樹がありました。見上げるほどの高い樹と、それに寄り添うようにやや小さめの樹。
二本は夫婦の樹でした。一方、道路をへだてて一軒の家には、車いすのおばあさんと、そんなおばあさんを優しくいたわるおじいさんが暮らしていました。おじいさん
とおばあさんは、季節ごとによそおいを変える二本の樹の下で、かけがえのない、幸せな時間を過ごしていたのですが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-31 12:23:25
2411文字
会話率:32%
紅の薔薇は異世界で鮮血と溶け合う。
魔族の六大王吸血鬼の王に大いなる魔女との間に生まれたダンピール異世界に呼ばれたのでぶっ飛びスキルもチートスキルも主人公は完備しております。
とある有名な殺人鬼、コードネーム・ブラッド、彼はある日、法
で裁けない悪を裁くアンチヒーローの銃弾により、死亡する、目が覚めた後………
そこは異世界だった。
剣と魔法の世界というのには血腥く、勇者と呼ばれる存在が、二本の鉈が武器で、彼と同じく、殺人鬼でありながら、『人のために』殺戮をする。
魔族の六大王率いる、超越魔王を倒す旅である。
そのパーティーもアマゾネスの武道家に、血に酔いしれる没落貴族の女騎士と最凶の極みだった。
そんな勇者と異世界に旅立った殺人鬼は、鮮血と、退廃を混ぜ合わせながら真紅の軌跡を紡ぐ。
ーーーここはゾティーク。
過去と未来の大陸についての神智学理論で漠然と示唆されたゾティークは、地球最後の人間の住む大陸だ。現在の我々の周期の大陸は、おそらく何度か沈んでいる。一部は沈んだままで、他は部分的に再浮上して自らを再配置した。(中略)我々の文明の科学や技術は、我々の宗教と共に忘れられている。しかし多数の神々が崇拝されている。そして、魔法と魔神崇拝が太古と同様に再び広まっている。水夫はオールと帆だけを使っている。火器はなく、弓矢と剣と槍などしかない
それはまさにクラーク・アシュトン・スミスの冷笑かつ、大々的預言により、忌々しき未来の、警醒であるのだ、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-15 16:26:33
15934文字
会話率:45%
みんなが知っているヴァンパイア。
俺、長崎 ユウトは昔からホラー映画が大好きで、特に吸血鬼ものヴァンパイアに憧れれていた。
いつも映画でヴァンパイアが描かれている視点は、人間の視点で恐怖の対象だった。
昔の映画では、男爵みたいなフォー
マルスーツの様な洋服を着た紳士的な装いのヴァンパイアが、
人間の美女の首もとに口を大きく開いた二本の牙を突き刺し血をすすろうとしている映像が有名だ。
ト⚪・クル⚪⚪が主演していたインタビューウイズなんとかのヴァンパイアもカッコいい。
もっとカッコいいヴァンパイアがあるはず。
不老不死なのに太陽の光に弱かったり、
結構、弱点が多い残念な設定なんだけどまたそこがカッコいいヴァンパイア。
そんな主人公のユウトは、ヴァンパイアになるのが夢だった。
ひょんなことから死んでしまい、
なんと、異世界でヴァンパイアとして生まれ変わった。
しかもなぜか知らないがチートになっていた。
カッコいいヴァンパイアを目指して冒険の旅に出る。
恋と魔法のファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-13 11:47:19
408022文字
会話率:43%
黒須燈也と後輩の月宮奏は気付いたら異世界にいた。黒須は大したスキルを持ってないことに落ち込むが、自分が持っていた十二本の矢が強力な能力を持つことに気付く。チート武器を使い、自由気ままな異世界生活が始まる――
と最初の頃は思っていました。異
世界に来た一日目に森を焼き払ってしまいました(事故です)。住処を追われた魔獣の群れが街を襲い、その対処に駆けまわることに。諸々の被害総額が一生働いても返せそうにないんだけど!? どうなるんだ俺たちの異世界生活……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-29 20:41:35
12867文字
会話率:42%
超短編小説。
朝は四本足、昼は二本足、昼は三本足、これってなんでしょう?
最終更新:2017-12-13 17:50:05
200文字
会話率:64%
。°+°。°+ °。°。°+°。°+ °。°。°+°。°+ °。°+ °。°
これは、やり直しの物語
やり直すことなどできないと
気付くための物語
。°+°。°+ °。°。°+°。°+ °。°。°+°。°+ °。°+ °。°
『深淵少
女エメラルド(http://ncode.syosetu.com/n9524cl/)』および
『深淵少女シマモモコ(http://ncode.syosetu.com/n2444cv/)』の続編です。
上記二本を先にお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-09 19:00:00
249618文字
会話率:39%
東京に突如現れた悪魔の群れ。アサシンと呼ばれる玲次。最高のパワーとスピード。人間離れした力の持ち主。東京には似つかわしくない二人組がいた。
玲次より強い。ドーナツを食べながら玲次の剣を指二本で止めてしまう。銃も効かない。
意外な方法で解決す
る。そんな小説。あらすじじゃないこれ・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-11 16:19:33
4768文字
会話率:40%
秋の祭りで出会った藤井と梓。
しかしその出会いは二人にとってとても残酷な結末を迎えることとは誰もがおもっていなかった。
連載小説二本目の作品です。
最終更新:2017-09-11 10:09:29
200文字
会話率:0%
世にも珍しい二刀流使いの剣豪・阿里は、ある日謎の声に呼ばれ、生活様式の全く違う異世界に迷い込む。剣と魔法が支配する土地を、刀二本で歩き抜く異世界冒険ファンタジー。
最終更新:2017-08-15 23:43:19
4764文字
会話率:31%