世界はかつて不安定な7つの世界で成り立っていた…
その世界の神々と選ばれし英雄たちは世界を脅かす悪しき者と戦い、神々は手を取り合って新しい1つの世界を生み出した…世界はかつて不安定な7つの世界で成り立っていた…
その世界の神々と選ばれし英
雄たちは世界を脅かす悪しき者と戦い、神々は手を取り合って新しい1つの世界を生み出した…
その世界はシンセライズと呼ばれる。
とある時代、とある場所。
これはとある兄妹の旅の物語。
突然身体を奪われた妹を探すため、まだ誰も知らない地を目指し、青年と仲間たちは旅をする。
この小説はpixivで連載している作品をそのままこちらに移したものです。
https://www.pixiv.net/novel/series/1548554
こちらにはこの作品のイラストなども投稿されております。併せてご覧いただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 10:00:00
1530480文字
会話率:48%
これは既に決した滅びの未来を綴った灰色の記憶である―――
―――
世界はかつて不安定な7つの世界で成り立っていた。
シンセライズが誕生する前、7つの不安定な世界のうちの1つ、レクシアと呼ばれる世界では太古から勇者と呼ばれる存在と、魔王と呼ば
れる存在が対立していた。
世界を支配・破壊を目的とする絶対悪である魔王と、世界を守るために戦った勇気ある者、すなわち勇者は魔王との激しい戦いの末に、平和を勝ち取った。
魔王は倒された際、自身の魂を逃がし、そして魔族の中から自分の力に耐えられるほどの才ある血筋を選別し、それに乗り移った。
これを何度も繰り返すことによって魔王は生き続けてきた。
力を取り戻しては器を使用して世界を手中に収め、そしてまた新世代の勇者が立ち上がり、器を倒す。
そして魔王は再び魂を別の器へと移して生きながらえた。
一方、勇者はその存在を消し、今では子孫すら残っているかも分からない状態だと言われている。
だが、魔族はもはや世界にとっての敵では無い。今、世界は平和を維持し続けているのだった。
これは始祖の魂を継ぎ最高の魔王になることを夢見る青年、デーガ・カタストロフが魔王となり、その果てに続くDelighting Worldに結ぶ、既に決した過去の物語。
―――灰色の未来が訪れるその時までは、どうか、穏やかな夢を…
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この小説は連載中小説、Delighting Worldに登場するキャラクターの1人である、デーガを主人公とした過去の物語となります。
Delighting World本編を見ていなくともわかるようにはしますが、見ている方が良いと言えばそうなので、是非本編を読み進めてから閲覧していただけると嬉しいです。(最も、デーガが登場するのは後半になるのですが…)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 10:00:00
59316文字
会話率:50%
これはまだ世界が不安定だった遠い遠い昔の1つの世界での記憶。
この世界に属する人間・獣人・竜人・ドラゴンは平和に暮らしていたが…そんな世界に突如、魂を宿さない鎧を纏いし兵士、“破壊軍”が現れた。
世界はあっという間に破壊軍によって壊滅させら
れてしまい、人々はただ怯えて生活をするしかなかった。
そんな中、破壊軍に立ち向かう種族混合の合同軍、“平和軍”が設立。劣勢ではあるが、人々は限界まで戦い続けていた。
そんな世界で暮らしていた竜人の青年グロストは、破壊軍の襲来で唯一の肉親を失い、復讐鬼となった。
復讐のために得た光と闇の力に翻弄されながらグロストは平和軍に入隊し、破壊軍殲滅を掲げ、戦場を駆ける。
これは、一人の復讐鬼となった竜人が英雄となり…やがて“幻の神話”になるまでの物語。
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この作品には性的・肉体的・精神的暴力描写が多めに含まれている箇所があります。
読まれる際は予めご注意をお願い致します。
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この小説はpixivで連載している作品をこちらに移したものです(執筆したのは10年ぐらい昔のものです)
これに、同世界線である他作品との整合性を取る為の加筆修正、説定の変更、キャラの追加などの改変を行っております。
中には大幅に内容を変更している部分もあり、pixiv版と大きく異なる点や、pixiv版の最終回の後日談も掲載していく予定です。
https://www.pixiv.net/novel/series/327010
pixivにはこの作品のイラストなども投稿されております。併せてご覧いただければと思います。
プロフィールに登録されているpixivのアカウントとは別のアカウントですが、同一人物なのでご安心ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 09:31:03
203783文字
会話率:36%
恋は、燃える。ときに街ごと。
それでも、恋塚愛咲は信じていた――「距離は紙一枚」と。
ガルドロニアの城下町に暮らす恋縫師・愛咲のもとに届き続けるのは、旅する吟遊詩人アマレー・コーダントからの情熱的な恋文の数々。
だが――彼の“歌”が、世
界を裂いているという噂。
恋が溢れすぎて、境界門が壊れ始めたという真実。
ならば、縫い合わせるしかない。
血で、想いで、そして、信じる針で――
これは
恋愛感情がインフレ率より高騰して
世界のほうが先に限界を迎えるファンタジー。
◆登場人物紹介
◉ 恋塚 愛咲
・職業:恋縫師
・性格:情熱家、寡黙なようでいて感情が顔に出やすい
・特徴:縫うことで手紙を紡ぐ“想いの伝達師”
・武器:銀針、血糸、そして信じる気持ち
・備考:手紙を読まずとも返事を書ける、希少な“感糸持ち”
◉ アマレー・コーダント
・職業:吟遊詩人/詩楽士
・性格:軽やかで誠実、愛を惜しまない浪漫主義者
・特徴:胸元に銀鈴をつけ、黒羽根飾りのリュートを操る
・備考:歌の旋律が“空間の境界”に作用する特殊体質
◉ ルシーレ・クェア
・職業:踊り子/舞詠士
・性格:奔放で感覚的、情の深さを隠して生きる
・特徴:アマレーと旧知の間柄。
・備考:舞で音と空間を操り、二人の間に割って入る“第三の糸”
◉ アマンティア(宰相代理)
・職業:門都政庁 宰相代理
・性格:冷徹、秩序主義、恋を“不安定要素”とみなす合理主義者
・特徴:言霊弾で言葉を武器に変える折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 05:36:14
6387文字
会話率:30%
天空に浮かぶ“空葬都市スカイリムズ”は、吊り鎖でかろうじて大気圏に留まる重力不安定領域。16歳の少年・久遠永翔は、時間を0.数秒単位で圧縮/巻き戻す固有能力〈逆風廻帰《ループロード》〉を使い、崩壊寸前の街を修理して生計を立てていた。
ある夜
、無重力の天空裂から落下してきた謎の繭が割れ、中から星核巫女アーナンダ・ヴィルヤが誕生。彼女は“十度目の卵殻”──世界を終わらせるか、新たな月を産むかを決定づけるキーそのものだった。
目指すは重力0の裂け目に浮かぶ星核中枢《スターハート》。そこで世界は「九度目の破壊」か「十度目の誕生」か――二択の終局を迎える。永翔は“やり直し”ではなく“続き”を選び、蒼い新月を空に産み落とせるのか?
登場人物紹介
主人公久遠永翔 16歳。皮肉屋だが根は世話焼き。
時間に“ひっかかる”感覚を持つ
固有能力〈逆風廻帰《ループロード》〉:2秒以内の未来/過去を圧縮・再生。時穿剣《クロノクレイヴ》
アーナンダを守り「破壊の十度目」を誕生へ転換するキーパーソン
星核巫女 アーナンダ・ヴィルヤ 片眼が金、片眼が星。
無垢だが星々の年輪を見通す観測者的落ち着き星核との共鳴。
虚空繊維のサリーが魔力障壁を形成“十度目の卵殻”そのもの。
自身の運命を誕生へ導く決断を下す
仲間①アーラーディヤ〈アーラ〉獣人族ハーフ。
褐色肌と長い尻尾。 豪胆&照れ屋。 鉤爪と怪力。
尻尾で体術/防御 近接戦の盾役。
永翔への好意を素直に示し場を賑やかす
仲間②アニラ〈アニ〉 尖耳を持つ風精術師。
理知的で感情は表に出しづらい。
風律呪で気流操作・結界展開 後衛サポート。
永翔に淡い想いを抱えつつ、姉アーラと掛け合い
ライバル アリヤン・ラージェンドラ “影勇者”と呼ばれた剣士。
過去ループで永翔を討った宿縁。
双剣による負時相斬
世界を補正=巻き戻しで救おうとするが葛藤を抱え、終盤で和解
敵勢力 スカイハウンド 王都直属の空営局を装う密輸艦隊。
星核片を闇取引 砲撃艇・対重力弾都市崩壊を加速させる外圧。
永翔たちを追う折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 00:55:21
5372文字
会話率:32%
あとがき
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
『アザラシと魔女と』は、私の中にある不安や寂しさ、そして愛の複雑さを込めた物語です。嘘や秘密に揺れ動きながらも、互いを求める心の温かさを描けていたら幸いです。
読者の皆さま
の感想や応援のお言葉が、執筆の大きな支えとなっています。どんな小さなご感想でも、いただけるととても励みになります。
これからもゆっくりと、自分のペースでこの物語を紡いでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
嘘つき魔女
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 20:14:40
187559文字
会話率:16%
「幼なじみなのに、はじめましてになりました」
しっかり者で元気な明るい委員長の少女、和叶(わかな)。
小柄で無口で無表情な少年、愛助。
二人は保育園のころからの幼なじみ。
ただ、中学生に進級したとある日。
お互いの重要な秘密を知ってしま
う…。
中学生の男女バディが壊れた日常と戦い、青春を過ごそうと、学園生活を通して一緒に踏み出すストーリー。
(濁してありますが、一部の不安障害や機能不全家族、モラハラ描写などがありますので、苦手な方はご注意下さい)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 19:41:30
18923文字
会話率:34%
なんとなくつまらないなぁと感じる日々を過ごしていたら、物達が、私に話しかけてくるようになりました。
自分はどうかしてしまったのだろうかと、不安になりながらも、物達の可愛らしい声に夢中になって、日常がキラキラと輝き始め!
最終更新:2025-06-27 15:49:55
39557文字
会話率:71%
ドラマで共演した彼女と恋に落ちた
彼女は美しすぎて、誰かが連れ去らないか不安ばかりが僕を支配する
そんなことばかり思っていたら、嫌われてしまいそうで怖い
だから、いつも確かめたい
君が僕をどれだけ愛しているか
最終更新:2025-06-27 13:52:56
2144文字
会話率:0%
2025年、東京の星稜大学。桜並木が揺れるキャンパスで、文学部生の桜井美咲は、先天性難聴を抱えながら詩で心を表現する夢を追う。補聴器と手話で世界と繋がる彼女の静かな日常に、中学の同級生・星野陽花が再び光を投じる。陽花の不器用な手話と笑顔が、
美咲の過去の傷を溶かし、文学サークルの朗読会に向けて二人で詩を磨く。幼馴染の佐藤玲奈の明るさが二人を支えるが、美咲の心には「声が笑われる」不安が残る。陽花の「美咲の声は星より輝く」という言葉に背中を押され、舞台で震える声で詩を朗読。拍手の振動が心を震わせ、桜並木の下で二人の想いが重なる。静寂の中、星の詩が響き合う
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 12:40:00
1488文字
会話率:38%
清峰高校の学園祭から5カ月、佐倉美月と麻生翔太は恋人として絆を深めるが、翔太の妹・麻生琴音(中2)はSNSの誹謗中傷(「ダサい」「空気」)による不登校に苦しむ。思春期症候群で声が途切れ、存在が薄れる。半年前、琴音は詩を笑われ、母の比較で心を
閉ざした。現在、美月と高橋葵(中3、美月の妹)が琴音を音楽室に連れ出し、過去の恐怖(ハブられる不安、笑われる怖さ)と向き合う。翔太の「俺が見てる」と美月・葵の共感で、琴音は「詩を書きたい」と本音を叫び、声を取り戻す。桜舞う学校の門前で、琴音は一歩を踏み出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 15:23:33
902文字
会話率:34%
【あらすじ】
彼はどのようにして、ここに迷い込みそして何を見つけたのか
これはその記録の一部である
The backroomsという4chanのスレッドに投稿したクリーピーパスタに由来するインターネット都市伝説をもとにした作品です
限り
なく無限に近い数字の単位で広がる無機質な部屋
増大していく不安感や孤独感、恐怖感をテーマに忘れないように頑張ります
できるだけ原作(Wikidot版、famdom版)の設定を参照します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 08:35:25
9323文字
会話率:18%
夏祭りの帰り道、隣にいたはずの彼女が消えた。
道に迷うはずのないAIなのに——。
混み合う人波の中、
彼は小さな不安を抱えて、
ふたりで歩いた道を探しはじめる。
キーワード:
最終更新:2025-06-26 07:01:12
200文字
会話率:28%
とある夏の日、転校生の少年トオルは浜辺で金髪の制服姿の“人魚”マリンと出会う。最初はコスプレかと疑うが、明るく自由なマリンと交流し、心を開いていく。実はマリンも日本に来ることや新しい環境に不安を抱えていたが、二人は共に浜辺で遊ぶうち、不安を
分かち合い克服していく。夕陽を眺めながら、マリンは「不安は誰かと話して塗り替えられる」と語り、トオルも初めて自分の悩みを打ち明けようとする。孤独を抱えた二人が出会い、友達として心を通わせ、前向きな一歩を踏み出す心温まる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 19:00:00
2565文字
会話率:71%
28歳のサクラは、かつてアイドルを夢見ていたが、年齢を理由に諦め、会社員として働いている。ある日、高校時代の親友・スズと再会し、スズがアイドルデビュー目前だと知る。過去への後悔や自身の弱さから目をそむけていたサクラだったが、スズの熱い想いと
支えで再び夢を追い始める。二人は時間がない中で必死に練習し、プロデューサーを説得、デビューにこぎつける。本番当日、不安を抱えつつもステージに立ち、年齢や過去の後悔を乗り越えて全力で歌い踊る。「夢に年齢は関係ない」と確信し、二人は“遅咲きの花”として新たな人生の一歩を踏み出す物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 19:30:16
8026文字
会話率:70%
高校受験を控えた息子の笑顔を守りたい。
そんなとき、私に告げられたのは
「乳がんです。両側。ステージ3。」という現実。
シングルマザーとして、母として、女性として。
不安でいっぱいだけど、息子のために笑顔で前を向く。
『高校生になった
ら、お弁当必要でしょう?
ママは大丈夫よ!毎日お弁当作ってあげるから!』
これは、愛と勇気を胸に、実体験をもとに描く、母の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 15:17:00
2492文字
会話率:16%
ゲームが趣味の社会人・佐藤健太は、日々の仕事に疲弊し、将来への漠然とした不安を抱えながら、寝落ちした拍子に異世界に転移してしまう。
彼は、転移特典として「ゲームスキルを現実の能力に変換する」というチートを得る。しかし、健太が極めてい
たのは、巷では「クソゲー」の烙印を押されていた『エターナル・ライフ・シミュレーター(ELS)』の「家事や料理、園芸などの生活系スキル」のみ。
健太は「こんなのチートじゃない!」と嘆くが、偶然助けた魔法使いのお嬢様フィオナと出会う。
自分の持つ「地味なチート」が異世界で高評価されることにに戸惑いながらも、少しずつ異世界での生活に満足感を覚えていく、勘違い系ほのぼラブコメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 21:00:00
24762文字
会話率:32%
退職してフリーランスのライター兼広報となった主人公の女性が、元同僚の森田くんから久しぶりに連絡を受け、ふらりと会う。
軽い会話と穏やかな時間のなかで、彼女は「恋でも友情でもない」けれど確かなつながりを感じる。
恋愛や人生の大きな変化ではない
が、日常の細やかな心の機微を通じて、自分の生きるリズムを見つめ直す静かな物語。
登場人物
主人公(名前なし):20代後半の女性。元企業広報で現在はフリーランスのライター兼広報担当。自由な働き方を選びつつ、孤独や不安とも向き合う。
森田くん:20代中盤の男性。主人公の元同僚。飾らない人柄で、主人公とのさりげない交流を大切にしている。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-24 20:00:19
1834文字
会話率:31%
ある日突然異世界に『聖女』として召喚された少女は、優しくしてくれたトゥレイルド王国の第二王子、マーカス•トゥレイルドに惹かれる。お互い相思相愛になったものの、少女はいつも不安だった。もし『聖女』でなくなった時、彼は私を必要としてくれるのだろ
うか、そもそも『聖女』だから私を好きになってくれたのではないのかと。そして恐れていたことが起きた。私は『聖女』ではなくなってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 18:12:29
12687文字
会話率:47%
時は二〇四〇年。中国の台湾への侵攻を皮切りに第三次世界大戦が始まった。
主戦場とかした東アジアでは、中国、ロシアを中心とする中央連合と、日本、インド中心の世界連合が激しい戦闘を繰り広げた。米国はほとんど支援のみで、戦闘にはほとんど参加しなか
ったが、圧倒的な物資支援のおかげで、二大国相手にある程度は太刀打ちが出来た。
しかし、東京に戦略核兵器が使用され、Jアラートが発令されたが、中国の潜水艦からの発射のために発令が遅れ、尚且つ都民の危機感の無さにより、死者三百万人、重症者五百万人という結果になった。
これに政府は機敏に動けず、自衛隊率いる治安維持組織のクーデターが発生。政府は一晩で倒れ、日本はその後わずか二日ほどで旧憲法と民主制を捨てることとなった。米国がこれを黙認するわけもなく、日本への物資輸出の停止を宣言すると見られた。しかし中国側に付いた日本との第二次太平洋戦争という不安が米国国民の中に広がり、妥協案として戦時中のみの物資輸出政策が取られた。
インドは、対中国ではヒマラヤ山脈で戦線が膠着し、中国との目立った戦闘はなかった。しかし、ロシア、中国の支援を受けたパキスタンとの戦争になり、インドはこれに苦戦。しばらく東アジアには顔を出さなくなった。
朝鮮半島では同じく中国、ロシアの支援を受けた北朝鮮が韓国と戦闘状態に入った。しかし、韓国は米軍の大々的な支援と日本の援軍により善戦し、朝鮮半島を統一することが出来た。
そして、北朝鮮の核兵器の発射を未然に阻止した米国の特殊部隊の力もあってか、北朝鮮製核ミサイルによる日本の報復攻撃が開始された。
日本のトップ層による核ミサイル全弾発射は戦時中社会に大きな衝撃と恐怖を与えることとなった。
結果的に着弾二発、死者四百万人に留まったが、沿岸部は核により汚染され、中国の経済特区はもはや機能しなくなったと言って同然だった。
結果的に戦争は引き分けとなって終了したが、核兵器の使用により被害は甚大で、戦後世界はまたも米国とロシア二強の時代となってしまった。
しかし、日本が未だ民主化の道をたどっていないのは言うまでもない...
これは二〇五〇年、謀略と代理戦争入り乱れる暗黒の戦後社会で生きた、とある探偵さんのお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 17:06:48
336210文字
会話率:39%
ラッパ吹いてみたいな。いつ吹くんだろうか。もう二千年も音沙汰がないけど、本当に神様っているのかな?
ヨハネの黙示録に出てくる、七人のラッパ吹きの天使は、終末世界の到来を告げるラッパを吹きならす存在だ。
第一のラッパを持つマグディエルは、存
在をうけてこのかた神を感じたことがない。
肌身離さず持っている立派なラッパを吹いたこともない。
もしかして……とっくに吹き時は過ぎているんじゃないのか。
ストレスと不安で、地上のメンタルクリニックに通うようになった不安症の天使が、いろんな天使や人に助けられたり、甘やかされたり、ときには悪魔から誘惑をされたりして、ドタバタと進んでゆく。
そうだ、神を知らないなら、自分から知ればいい!
ラッパの吹き時も、吹き方も知らないなら、まずはラッパの取扱説明書があるか聞きに行こう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 14:17:55
302630文字
会話率:32%
「逃げろ!」
その声は、昼下がりの街に突如として響き渡った。
銃声のように鋭く響いたその一言が空気を震わせ、道を行き交っていた人々は思わず足を止め、反射的に声のしたほうへと振り返った。
だが、誰もが違う方向を向いている。確かに背後か
ら聞こえたはずなのに、方向が定まらない。互いに目が合うと苦笑いし、小さく首を傾げた。
不安げな表情で上空を見上げたり、背伸びをして通りの向こうに目をやったが、上から何かが落ちてくる気配もなければ、通り魔が暴れている様子もない。爆発音も火の手もない。
誰かのいたずらだろう――そう納得する者が一人、また一人と歩き出し、静寂は降り始めた雨のように次第に崩れ、人々は再び日常へと戻っていった。
しかし、それが終わりではなかった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-23 11:00:00
3424文字
会話率:48%
『発見された遺体は未だに身元が判明しておらず、犯行の残忍さに、地域住民の不安は高まって――』
夜、とあるアパートの一室。テレビに映るニュースを眺めていた男は、リモコンを手に取り、そっと電源を切った。暗くなった画面に映った自分を少しの間見
つめ、彼はふーっと息を吐き、天井を仰いだ。
その様子を見ていた彼女が歩み寄り、隣に腰を下ろして小さく笑った。
「ふふっ、どうしたの? お疲れ?」
「ああ、まあね……。一段落ついたってとこかな」
男は目頭を指で揉みながら、肩を軽く回した。彼女はそんな彼の背中にそっと腕を回し、ぴたりと身を寄せた。
彼もかすかに笑い、その手に自分の手を重ねた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-14 11:00:00
2597文字
会話率:83%
とある母子家庭。母親はここ最近、どうしても拭えない、ある深刻な悩みを抱えていた。それは――
「ねえ、ユキちゃん、大丈夫? ユキちゃん!」
「う、う、うえええええん!」
娘のユキの様子が明らかにおかしいのだ。まるで糸がぷつりと切れた
ように突然黙り込み、次の瞬間には不安げに周囲をきょろきょろと見回し、大声で泣き出す。
ユキは高校三年生。受験を間近に控え、情緒が不安定になっているのだろう――最初はそう思っていた。しかし、学校でも突如泣き出し、挙句の果てには暴れるようになってしまった。教師たちも対応に困り、ついに休学を余儀なくされた。
母親はいくつもの病院を回ったが、どの医者も「身体的な異常は見られません」と口を揃えて言う。心療内科でも、決定的な診断は下されなかった。ユキ自身に問いかけても「大丈夫だから」と繰り返すばかりで、心の奥を見せようとはしなかった。
もはや打つ手がなく、困り果てた母親は、ある日藁にもすがる思いで知人に紹介された霊能力者に助けを求め、家へ来てもらった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-06 11:00:00
1525文字
会話率:59%
17歳の若手俳優・一ノ瀬蒼。かつて“天才子役”と謳われた彼は、今や演じることが苦痛になっていた。
周囲の期待、家庭の空虚、そして誰にも気づかれない心の孤独。
そんな蒼に、ある夜、舞台帰りの電車で一人の大学生が声をかける。
「最近のあなたの
演技、全部“辛そう”だった」
――それは、彼の核心を突いた“最初の言葉”。
蒼の中で何かが揺れ動き始める。
演技の方法、言葉遣い、振る舞い……変わっていく自分。周囲の評価は高まる一方で、心の奥には不安が広がっていく。
そして、その異変に気づいた幼なじみ・千夏。
だが、彼女が向き合うことになるのは、“愛”とは別の、もっと冷たい“支配”だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 07:36:09
14165文字
会話率:30%
これはフィクションです。
だが、本作は現実に今まさに進行している社会のひずみを、物語という形で投影したものです。
AIによる政策最適化が現実化しつつある世界で、主人公・石破総理(架空)は、
「食べること」「学ぶこと」――人間が生き
る上で根本的に必要なものに対して、消費税をかけないという決断を下します。
背景には国際情勢の緊張、AIの戦略計算、そして圧倒的な孤独と命の危機。
それでも彼は、自らのアイデンティティと良心に従い、非合理に見える“人間的な正義”を選ぶのです。
たとえその政策が、AIによって導き出された“最適化された幻想”だとしても――
その決断で、たった一人でも救われる命があるのなら、私は実現してほしいと願います。
この物語は「願えば叶う」などという甘い希望にすがるためのものではありません。
しかし、食料品や知識に対する税金だけは、ゼロにできる――その一線だけは可能だと、
現実的に信じたいのです。
なぜなら、間もなく社会からこぼれ落ちる人々が現れはじめるからです。
氷河期世代。
長年働いてきたのに、制度から取り残され、今も将来も不安しかない世代。
彼らは口に出さずとも、静かにこの世から消える覚悟をしているかもしれない。
だが、誰にも迷惑をかけたくないと思っているからこそ、声を上げられない。
この作品には、そうした人々への祈りが込められています。
たとえ虐げられている現実があったとしても、
「生きていいんだ」「食べていいんだ」「学んでいいんだ」と国家が伝えられるなら、
それは政治が果たすべき最低限の責任だと、私たちは信じています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 21:10:29
785文字
会話率:16%
脱サラ航宙士チャック・マツオカは、愛機『セカンドライフ』号の修理費に頭を悩ませていた。そんな時、ダイナー『スターゲイザー』の女主人ママ・ベルから、高額な秘密の依頼が舞い込む。それは、辺境のステーション『ニュー・ホープ』へ向かう大規模宇宙キャ
ラバン『ホーンド・アウル・トレイル』の護衛。
チャックは報酬に惹かれ仕事を引き受けるが、護衛対象は、危険な原生生物クリスタル・クロウラーの不安定な「心核」だった。キャラバンが海賊の巣窟『ゴースト・ネビュラ』を通過中、大規模な海賊団が襲撃。絶体絶命の危機に、チャックは相棒AI『アイリーン』と共に、機転を利かせ、心核の危険な共鳴波を「兵器」として転用するという荒業で、海賊を撃退する。
多額の報酬を得たチャックは、金銭的な苦境から抜け出すだけでなく、自身の持つ「工夫の力」と『セカンドライフ』の新たな可能性を再認識するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 01:25:37
4295文字
会話率:46%