──あの日、世界は、交差した。
20XX年、黙示録戦争(アカシックウォー)と後に呼ばれる十年間にも渡る戦争が、人類(じんるい)、天止(てんし)、災獄(さいごく)と呼ばれる三種族によって引き起こされた。
だがその戦争は、戦争と呼べるほどの
拮抗(きっこう)等は無く、戦場を鮮血色(せんけつしょく)へと瞬(またた)く間に変えていく。
人類を遥かに凌駕できる力、奇跡を持つ天止すら蹂躙し、それに拮抗していた人類を自分らの実験体、食糧程度にしか思わぬ災獄によって、天止と人類は共同戦線を展開せざるおえぬ状況まで追い込まれながらも、災獄を何とか深淵(しんえん)と呼ばれる地球の次元の裏側へ追放し、戦争は終結。
だが、戦争による被害は甚大であり、日本以外の各国々はとても人が住める環境ではなく、各国からの避難民、天止、災獄、人類の力のぶつかり合いによって様々な地平と繋がり日本国土自体が元の日本よりも数回り大きくなり、そしてぶつかり合いの影響か、天止の住まう天界の他にも、次元の彼方より様々な種族が集まる。
言わば日本は異種国(いしゅこく)となりつつあった。
そして、そこから更に十年。
災獄が深淵より甦り、災獄に対応できる程の力を得た人類と様々な種族によって新たなる戦いの火蓋が、
今、切られようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 22:50:25
171227文字
会話率:35%
グランデール王国の王太子リオンは聖女エレナの進言で婚約者クレア・キャンベルとの婚約を破棄し、国外へ追放しようとしていた。しかし、二人はまだ知らない。クレアが創造のスキルで復讐を考えていたことを──。
最終更新:2025-05-28 07:02:08
2660文字
会話率:56%
ラディーケース・モンテス。そこは天空の神に祈りを捧げるために高地に開かれた都市。十七歳のラピスはそこで神に仕える巫女のひとりだ。清貧だが穏やかな暮らしはしかし、都市の近辺に金鉱が発見されたことで崩れる。近隣の国々に狙われ、軍隊が攻め込もうと
していた。ラピスはひとり、禁則地である山の山頂で神に祈る。ラピスの祈りに神は応え、敵を排除することができるようになるが―――。前半はシリアスに。後半はラブコメ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 04:28:31
8083文字
会話率:53%
ステータスとスキルが存在する剣と魔法の世界。記憶を失ったまま湖をのぞむ草原で目覚めたユウは、魔物に襲われ近くの町に逃げ込む。人の良いおじさんのデリック、自称図書館司書の少女エルに世話になりながら、右も左もわからない異世界でユウはようやく安
定した暮らしを得ようとしていた。しかし、その町はとんでもない秘密を抱えていた!
ユウは成長率が大幅に上昇するユニークスキルと魔法の才能を駆使して弱肉強食の世界を歩んでいきます。ユウの成長はこの世界の住人より遥かに早く、周りを圧倒しながら強くなっていきます。ユウの重力魔法はあらゆるものを破壊し押し潰し、その反面回復魔法で様々な人間を救います。そしてユウは仲間とともに、あらゆる試練を乗り越えていきます。
処女作です。どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 01:00:00
1721309文字
会話率:44%
元公爵家執事の冒険者ジェイ・ハミルトンの物語第4章(その4)。
強欲のラ・プンツェルの封印が解かれたことでジェイたちの訓練は予定変更となる。そんな中、イアナと揉めたアミンがキャンプ地から出て森の奥に入ってしまう。追いかけたジェイはフォ
レストウルフに襲われていたアミンを救出する。だが彼女は皆のところには戻らず一人で生きていこうとしていた。どうにも危なっかしいアミンにジェイは無理だと断定するが、彼女はなかなか認めようとしない。
そして、二人がぐだぐだやっている間に300年前にアミンがしてしまった罪を断罪しようと水の精霊王ウェンディが来てしまうのであった……。
*本作は他サイトでも公開しています。
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最終更新:2025-05-27 22:43:48
17489文字
会話率:38%
わたしの身体は気づいたら奪われていた。魂だけになったわたしは絶望して、消えようとしていた。
けれど、その時に魔導師ディオノレ――パパに出会った。
「消えるぐらいなら俺の研究のために使われろっていってんだよ」
そう言ったパパの言葉に頷いたわた
しは、パパに使われることになった。
これはわたしとパパの日々を綴った物語。
身体を奪われた少女が魔導師と出会い、親子として幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 19:15:16
591382文字
会話率:37%
山奥に佇む記憶障害専門の療養施設《シリウス》。
そこに入院した青年・藤堂柊一は、自身の「空白の三年間」を探ろうとしていた。
雨の日に限って、施設ではおかしなことが起きる。患者たちは何かを恐れ、口を閉ざし、やがてひとり、またひとりと姿を消し
ていく──。
徐々に明らかになるのは、柊一の過去に起きた“ある未解決事件”と、その記憶にまつわる重大な嘘。
果たして彼は、本当の「自分」に辿り着けるのか。
そして記憶の奥に潜んでいた“真犯人”とは──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 17:57:51
15409文字
会話率:27%
異世界で魔王を倒して日本に帰還した高校生の大間ナイトは、のんびり暮らそうとしていた。しかし、ダンジョンやモンスターが現れて人を襲いだした。異世界で身に着けた力で無双する。
最終更新:2025-05-26 23:50:59
44444文字
会話率:60%
一人の少年、久喜洋介は重い過去を持っており屋上から落ちて死のうとしていた。がしかし同年代の青年、春山槭樹が屋上から落ちる手前で洋介を助ける、春山槭樹との出会いで久喜洋介の人生は大きく変わっていくのであった
最終更新:2025-05-26 20:12:52
6924文字
会話率:42%
天正十年六月二日――本能寺の変。炎に包まれた本堂の中で、織田信長は静かに死を受け入れようとしていた。明智光秀の裏切り。崩れゆく夢。だがその瞬間、空が裂け、謎の光が降り注ぎ、信長の身体は火ではなく、まばゆい閃光に呑まれていった。
目を覚ます
と、そこは見知らぬ世界。空には二つの太陽、巨大な木々、獣のような兵士たちが剣を交える戦場。しかも自分の肉体は、若かりし日の姿に戻っていた。
さらに、腕には不思議な紋章――「戦国の刻印」。刻印から響く謎の声と共に、「統率」「識破」といった“能力”が目覚めていく。
状況が理解できぬまま、信長は敗走する人間の軍勢と遭遇。迫る魔族の軍。逃げ惑う騎士たち。戦場で咄嗟に陣形を組み直し、炎と煙の中で即席の布陣を敷く。その采配で窮地を救われたのが、人間王国の王女・エリザだった。
「この世界……戦の作法が甘すぎるわ」
魔法が主力のこの世界において、信長の“戦国兵法”が冴え渡る。魔法騎士たちが呆然とする中、火計、伏兵、偽退却――かつて戦国で磨き上げた策略が異世界の戦場に嵐を巻き起こす。
エリザ王女は信長の知略に魅了され、軍師として迎え入れる。だが信長は、すぐにこの世界の裏に潜む歪さに気づく。魔族だけでなく、人間の王国もまた、腐敗と策謀に満ちていたのだ。
「ならば、ワシが天下を取るしかあるまい」
信長は決断する。王国から離れ、自らの軍を編成し、旗を掲げる。その旗に刻まれた言葉は「天下布武」。信長が再び掲げた“覇の意志”が、異世界の空を震わせる。
獣人将軍ヴォルフガングは敗北を経て信長に忠義を誓い、魔族の公爵アリステアは彼の存在を“危険な革命”として警戒する。
神々さえも黙って見過ごせぬこの存在。剣と魔法の世界で、戦国の鬼才が堂々と宣言する。
「戦を知らぬ世界よ、ワシが教えてやろう」
これは――魔法と剣の世界に突如現れた、“戦国最強の戦術家”による覇権奪取の物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 16:10:00
69027文字
会話率:59%
「あの世(冥府)」には、現世で起こる不可解な死亡事件を調査する機関がある。
冥府庁・調査課の職員たちは、二人一組のバディを組み、日本各地で起きている怪異事件や神秘現象など、あらゆる異変の真相を追う。
⸻
生者でありながら冥府庁の一員
となった、異端の新人調査員・神崎イサナ。 冷徹な先輩の調査官・黒野アイリ。
二人は共に、日本各地に残る怪異や神秘、そして迷える魂の調査に挑む——
見た目も性格も正反対の凸凹コンビは、今日も新たな事件へと挑もうとしていた。
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 11:50:00
25732文字
会話率:35%
魔物が跋扈するダンジョンが出現し、人類が異能という力を手に入れてから数百年の時が過ぎた。異能力者たちは冒険者となりダンジョン探索に日々励んでいる。
主人公-龍崎一樹が持つ異能は全てを自由に壊す事ができる"破壊"という
もの。一樹は過去の事件以来自分の能力を封印し、メイドのソフィア・ブラッディーローズと平穏に暮らそうとしていた。
しかしそんなある日、異能を悪用する犯罪集団"黒月"によって一樹のクラスメイトである中山礼奈が攫われてしまう。一樹は偶然礼奈が攫われた事を知り、助けるために動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 00:00:00
86408文字
会話率:30%
高校生、宮下 直人(みやした なおと)は悶々としていた。
隣に住んでいる女子大生、海老原 奈々恵(えびはら ななえ)に密かな恋心を抱いていたからだ。
容姿端麗、高嶺の花。年下の自分では相手にもされない、年上の縁遠い女性。
すれ違った時に一
目惚れして、憧れて、また会う時には声が上ずって。
奥手な自分が憎いとさえ思っていたのに──
どうしてそんな相手が、今ではラフな格好でビール片手にくつろいでいるのだろう?
年上美人なお隣の女子大生をお世話します。
公私のギャップがすごい女子大生と、お世話係となった男子高校生で送る、ささいな日常の物語!
©2025 薪原カナユキ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 18:05:14
4464文字
会話率:27%
2025年、日本。SNSを介して広がる「闇バイト」は、匿名・流動型の現代犯罪組織「トクリュウ」という名で社会に影を落としていた。指示はネット越しに飛び交い、実行犯だけが摘発され、真の首謀者は姿を現さない。その特異な構造は、既存の法と秩序の限
界を突きつけていた。
だが、もしその“構造”を逆手に取る者たちがいたとしたら?
──誰かが命令を下すのではなく、ただ、情報が“届くだけ”。
──組織が存在するのではなく、点と点が知らぬままつながる。
K市で起きたK人による凶悪事件を契機に、教師、主婦、大学生、サラリーマン、警察官、そして市議会議員──それぞれ日常の中にいる「普通の人々」が、正体不明の“白い囁き”を受け取り、小さな行動を起こし始める。
鍵を開ける者。帳簿を写す者。ニュース文を一文変える者。レジの列を意図的に乱す者。
その一つひとつは、法律に触れぬ“ささやかなズレ”にすぎない。
だが、それらが繋がったとき、圧倒的な“構造のうねり”となって、闇に触れる者たちを静かに追い詰めていく。
ホワイトトクリュウ──それは組織ですらない。
意思ある点と点が、自覚なきまま編み上げる、新たな匿名の連鎖。
君の隣にいるその人も、もしかしたら──。
*この小説は完全なフィクションであり、実在する地名、人物、グループ等とは一切の関係はありません。
*本作品や一部ChatGPTによる推敲を受けています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 13:12:43
2301文字
会話率:18%
魔法帝国の異名をもって呼ばれ、大陸に覇を唱えるライエルク帝国。その中でも特異な地位である、帝国最大貴族のバージェス公爵家の次期当主は、若干12才の少女、アルシンダだった。
2歳で母を、5歳で父を亡くした彼女は、帝国の思惑、一族の陰謀を制し
て公爵位を継ぐが、折しも剣と魔法の時代は終わりを告げようとしていた。
建国時から魔法使いの加護厚い帝国は、大陸での覇権を維持するため、大幅な変換期を迎えることとなり、バージェス公爵家もその影響を受けることとなる。
時代の転換期、強大な魔法使いの思惑と、未だ年若い少女である公爵の願いは果たして、叶うのか・・・
シリアスというには、少し軽い文章のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 12:29:13
69615文字
会話率:41%
いまだに自分を慕ってくる、かつての教え子がいた。
彼女は純粋な心で、自分からエールをもらう事を学校に行くことの一つの目的としていた。
自分自身も、彼女の期待に添えるよう、精一杯のエールを送っていた。
しかし、自分の頭の中には常に別の教え子
がいた。
それは彼女とは正反対で自分から敢えて遠ざかっているように見えた。
秘密を抱えた自分と、秘密を抱えた教え子達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 10:10:00
29055文字
会話率:11%
まともな人生なんて誰が決めた? 底辺で交わる孤独が新たな英雄を産み落とす。
殺人を犯し、服役を終えた俺は日々の糊口を日雇い作業でしのいでいた。
寄ってくるのはくだらない奴らばかり。
そんなある日、休憩中に紫煙を燻らせていると、一人の若者が
近づいてくる。
「おっさん、ムショ上がりだって?」
今日もまた、くだらない日々の一コマが始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 00:10:00
3550文字
会話率:31%
18年前の長崎県にて突如として現れた謎の生物、害悪種(ハザード)。
それに対抗するために制作された、対害悪種用人体装着型機動装甲(アーキファクト)。数年にわたる戦いの末、九州地方は害悪種の手に堕ちた。
そして8年前に高知県で再び大量の害悪種
が発生。犠牲者を出しながらも
進行を一部に食い止めることに成功した。
8年前に家族を失った少年〝十八勇也〟は4月に高校生になったばかりで
友人や幼馴染と普通の青春を謳歌しようとしていた。
しかしある日突然、学校に害悪種が侵入。
大切な人の安否を確認すべく行動するが害悪種に行く手を阻まれ、
命を落としかける。
そんな勇也の眼の前に突然、謎の黒いアークファクトが姿を表した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 20:30:00
185085文字
会話率:50%
高校生の雨宮未夢(あまみや みゆ)は、妹に勧められて仕方なく始めた異世界学園ソーシャルゲーム「flower hourglass(フラアワ)」を始めようとしていた。
しかし、ゲーム開始直後に画面に現れた謎の選択肢と共に、彼女はまばゆい光に包ま
れ、気づけば見知らぬ世界の“天蓋付きベッド”で目を覚ましていた。
鏡の中に映るのは、自分ではない“銀髪オパール色の瞳を持つ少女”――セレーネ・ハイドレンジア。ゲームに登場するはずの、時々ストーリーにででくるサポートキャラの姿だった。
ゲームの世界に「魂ごと入り込んでしまった」未夢が彼女の固有魔法である未来視や妹から教わった知識を元に、この世界の真実に迫っていく。
この世界で、彼女が“選ばれた”理由とは?
そして、現実世界に帰る術はあるのか――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 07:40:00
59145文字
会話率:42%
普通のサラリーマン『上野タクヤ』は、剣と魔法の西洋ファンタジー風のゲーム『ヴィアドライ』の世界に、勇者パーティの魔法剣士として転生した。
彼は前世で持っていた知識をフル活用して、勇者パーティのメンバーとして魔王を倒そうとしていた。
一方、
ゲーマー気質の女子大生『品川ミサキ』も、ゲーム『ヴィアドライ』の世界に、死亡確定の悪役令嬢として転生した。
彼女は前世で持っていた知識をフル活用して、自分が死亡する運命を全力で回避しようとしていた。
悪役令嬢が死亡フラグを回避する方法、それは勇者パーティから魔法剣士を追放することだった!
本来のシナリオと異なる展開が進む中、世界の形が思わぬ方向に変わってゆく――!?
※他サイトでも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 21:33:33
106783文字
会話率:37%