勇者が魔王を倒して20年の月日が経った。僕らが知る勇者が戦っていたという事実は、既に歴史として本に収められている過去の遺物にすぎない。
「勇者はポーションが好物だったらしいわよ」
「あ、これか? 滋養回復にいいとしか聞いてないけど」
僕は紙のコップを手に取り、中に入っている液体(ポーション)をのぞき見て、それからストローを使って啜った。
「これなんかは何倍も薄めたものみたいだけどねー」
「んー。普通においしいけどな」
「『天才って、何だと思う?』って、昔聞かれたんよ。知らないおじさんに」
「知らないおじさんに!?」
「なあ、天才ってなんだと思う?」
「え……勇者じゃない?」
異世界から転移してやってきた勇者と、それからその仲間たちと、ついでに僕が織りなす世界をも巻き込む(王道?)ファンタジー。
「いつかまた新しい魔王が誕生したら、僕が討伐しに行くよ」
「はははっ――はははははははっ」
微笑みなんて言葉は生易しい――これは爆笑だ。
「無理無理無理――ははっ! おなか痛いっ!」
「馬鹿にしすぎでしょ!」
「やれるもんならやってみな――はははっ!」
『君は紛れもない――天才だったよ』
――世界はまた、生まれ変わる。
※1月8日 完結。
※短編予定だったものですので、あまり長くはありません。
※7月31日 ハッピーエンドVerを更新いたしました。10話まで進んだところで分岐が出来ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-31 09:00:00
92994文字
会話率:29%
1月8日の分です。
楽しんでいただければ幸いです。
最終更新:2016-01-08 23:00:00
202文字
会話率:100%
ヒロインは存在しない。即死して、後退しながら銃を打つ。
主人公が、災難にあいながらもゲームをクリアするまでのお話。
VRMMORPG、トウキョウダンジョン。
僕は割引された本体を買い、産廃の武器を選んだ。
1月8日全文修正済み(漢字を増
やしました)
完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-07 22:00:00
39040文字
会話率:15%
1月8日(火曜日)。
悠吾は今朝、この冬はじめてダウンジャケットを羽織って出勤しすることにした。
最終更新:2013-01-10 19:22:04
1774文字
会話率:16%
幼い日。 歌人になって、伝説の竜を飼い慣らす誓いを立てたフライオ。
同じ日に、一流の武人になる誓いを立てたギリオン。
しかし運命は彼らの立場を急変させ、歌人は王太子の護衛役に、武人ギリオンは「竜使いの歌人」になりすます羽目に?
歌って踊って
笑い転げながら、国づくりをするお話。
「音楽の聞こえる物語」ファンタジー編です。しばらくお休みしていましたが、1月8日より再開にこぎつけました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-23 12:33:28
360759文字
会話率:33%