「魔女様だもの、恋に効くお薬も作れるのよね?」
「もちろん。一口飲めば意中の彼もコロッと一撃必殺、泡吹いてノックダウンの強烈なやつがコレよ」
「あはは、やだぁこわーい!」
――昼下がりの魔女の喫茶店は今日もかしましく、他愛ないおしゃべりに
も花が咲く。
ある日、魔女のアガテが仲良しの女の子たちと冗談で盛り上がっていると、常連客の青年・ダグハルトと目が合った。……と思ったら逸らされた。……かと思えばまた見てる。
……なんでしょうかそのチラ見。わたしの“毒薬”にそんなにご興味が?
「……あの!! その薬、俺が飲ませてもらうわけにはいきませんか!?」
「いきませんけど!?」
ガッカリされても無理はムリ!
善良なる魔女として、断じてお客様に毒なんて盛れません!!
―― 一服盛るべきか、盛らざるべきか? 魔女と純朴狩人の、一言足りないラブコメディ(予定)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 01:17:16
16921文字
会話率:31%
黒の毛並み。
小さな子猫。
黒の瞳。
彼女を思い出しながら。
暗くて深い、巨大な渦を見ていた。
深淵へと続く渦。
意識が途絶える前。
雲が割れ、光の道が現れた。
天使がいた。
天使に抱きついて、羽毛に顔を埋めた。
静
かな世界。知らない世界。海の音。動物の声。くさの揺れる音。ここはどこ。体が重い。柔らかい草に覆われていた。目を覚ますと。人の声がする。走り寄ってきた。長い黒髪。胸には入れ墨。何かの紋様か。
「生きて戻られましたね」
「あんたは誰?」
小麦色の肌。長い丈夫そうな足。
「私は巫女のカイリ
助けられ、ここはどこ。わからない。ここは巨大樹の森。あなたはそこに斃れてたの
でも、どうして
自分のことがわからないの? わからない。村に戻るには3日かかる。着いてきて。
狩りの途中いざとなったらあんたを売る
この森は子種としての価値はあるか試してみるか
カーヴァ カーヴァ
魔女様。 老婆 おばば。その岩にくくりつけい。
ひい ふむ。 合格じゃ キジトラ様が認められた。
帰る場所もない ただ思い浮かぶのは帰らなきゃ。島流しにでもあったんだろう。 ついてこい。 あれがキカイ獣だ。奴らを倒すには後ろのコードを抜く。 それが手っ取り早い。
でもあんな早い奴ら。戦士様 うおおおお 勝った 黒猫を助ける やってやる。 ボス猫目。 うぉおお
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-28 11:49:49
528文字
会話率:10%
森の中にある一軒家、そこでは今日も老女の嬉しい悲鳴が響く。
「ひっひっひ。さあ、あとはこれを加えれば。」
窯の中に薬草を入れ、さあ、完成…とはいかなかった。
突然、煙に包まれ気づいたときにはなんとー66歳に!?
慌てふためき叫ぶ声。それも
長くは続かない。老女思考の幼女様。楽観視、楽観視。
しかし飼いネコの人間化に王宮からの使いに魔女様登場など驚く出来事は続けざま。さらに王宮からの監視役少年グノの登場も。老女幼女とネコとグノ、2人と1匹の生活はいかに?緩やかライフと少しの驚き。そして愛と魔法と悲しみを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 21:20:59
62321文字
会話率:48%
「——こいを、教えてください」
平凡な日々を送っていた高校二年生の少年『青木 楓』は、時々妙な夢を見ることがあった。
そんなある日、夏休みの前日——茹だるような暑さの中、唐突に少女は姿を現した。
自身を前世の師匠だったと語る魔女『ソフィ
ー』と突然同棲をすることになった楓。
これは、彼が記憶にない前世での約束を果たすため、もう一度、絆を結ぶ物語。
「ハーメルン」「カクヨム」でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 22:48:11
68426文字
会話率:33%
偉大なる魔女ワルプルガは激怒した。
かの邪智暴虐たるウィリバルド王によって……。
めっちゃゆるい短編です。
久しぶりの投稿のためリハビリ作になります。
お手隙であればご覧ください。
最終更新:2023-05-15 06:00:00
5962文字
会話率:31%
にゃん国は猫が統治する猫による猫のための国。
寛人(ひろと)は、にゃん国でニンゲン大使館の新人職員として働いている。猫が自由に、のびのびと暮らせるお手伝いをするのが寛人の仕事だ。ある日、寛人の元に魔女様がやってきて----
「恋が叶うチ
ョコレート」の瑞樹の姉、真里が出てきます。単独でお読みいただけます。
ジャンルが「異世界」のつもりで書いていたのですが、ガイドラインによると異世界とは
「「現実世界」とは異なる、かかわりのない世界。
物理的に一切つながりが無く、移動手段も確立されていない世界を指します。」
とのことなので、移動は可なので現実世界とします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 19:00:00
16996文字
会話率:48%
「おまえ、面白いな」
生まれた時から呪いを受けていた私の元にある日魔女様が現れた。
「呪いを解きたければかけた魔女を殺しな」
そう言い目の前の魔女は私に新たな呪いをかけた。
18になった歳のある日、家に1匹の猫が現れる
と
「娘を借りていくぞ」
と言い私を半ば拉致気味に連れ出した!
これは病弱な娘と自称魔女を名乗る猫の冒険譚である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 21:54:47
2017文字
会話率:72%
子爵家の令嬢カラン・クーンは父の亡きあと、継母と腹違いの妹に毎日いじめられていた。
卒業式の前日、異母妹に母親の形見であるドレスを破られてしまう。
卒業パーティに着ていくドレスを失ったカランは、ボロボロになった母親の形見のドレスを抱い
て泣いていた。
すると窓の外から不思議な声が聞こえてきて……。
※他サイトにも投稿しています。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
※ペンネーム変更しました。
「九頭竜坂まほろん」→「まほりろ/若松咲良」
※再投稿にあたりタイトルを変更しました。
☆旧タイトル「魔女のレンタルショップハイル〜助けた蛇は魔女様の眷属でした。えっ? 私をいじめていた家族に復讐してくれるんですか?」
☆新タイトル【短編】「継母と異母妹にいじめられていた私を助けてくれたのは、可愛がっていた蛇でした。彼が魔女の眷属? その上本当の姿は超絶美形だったなんて!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 17:21:21
8957文字
会話率:39%
魔女は戦争の道具として扱われるこの世界で、唯一戦場に送られない魔女がおりました。
その魔女の名前はラノ。宝石魔女様と呼ばれ、その魔女は土の魔法を得意としており、もちろん戦うこともできましたが、その魔女は宝石を生成することができる魔女でした。
宝石魔女様は毎日戦場で仕事をする魔女たちとは違って、雨風しのげる暖かい部屋で1人、孤独に、毎日宝石を作る仕事をしていました。
そんな宝石魔女様は他の魔女から妬まれる毎日でした。
これは、宝石魔女様が他の魔女とお友達になるまでのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 19:39:15
13058文字
会話率:47%
代々皇帝に仕えてきた魔術師の家系に生まれたフィアラは、魔力をほとんど持たずに生まれて成長の影も見せなかったために18歳で家を追い出されてしまう。
その後すぐに誘拐されそうになってしまうものの、弟より渡された指輪の力で召喚された魔女によって窮
地を救われる。
しかし、魔力を持たないフィアラでは当然召喚の代償を支払えるはずもなく……。
そんな彼女が代わりに課された契約を果たすべく奮闘し、その過程で多くの人々と出会っていくお話です。
毎日投稿予定です
※若干のGL要素を含みます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 20:00:00
321149文字
会話率:53%
私は未来を見てきた。人が過ちを起こし、世界が滅ぶ未来を。ただ平和に暮らしていただけなのに、巻き込まれる側からしてみれば迷惑極まりない。私はそれを防ごうと戦った。戦って、戦って……神話の魔法を持つこの体で、1人で世界中と戦い続けた。しかし魔力
は人並み。いつも負けて終わる。そんな私の運命は、母の一言で変わった。「地球という星の神は、創り出した魂の保有魔力を確認しないみたいよ」と。だから探し求めた。今の体よりも少しでも強くなるために。そこで遂に見つけたのだが、本当に幸運だった。魔力が多いなんてものでは無い。無限だ。使っても使っても尽きることの無い魔力。私は変わった。もう誰にも負けない。この力で、世界を望むままに変えてやる。
※この作品は『無限の魔女様、世界を旅する』の続編です。最大限お楽しみ頂くために、是非そちらもご一読下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 07:59:16
40091文字
会話率:42%
クルーラ大陸。そこは人族・魔族・獣族そして、魔物の入り乱れるよくあるファンタジーな世界。
そんな世界に転生してしまった主人公。
アレ!?性別がかわってる!見た目も大切なあの子みたいだ。それに、しっかり転生特典もゲットしてやりたい放
題、大暴走!
大切な存在が混ざった体のTS娘が、生前の約束を目的として、世界を旅してまわる。そんな感じのほのぼの?俺(私)TUEEE系ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 17:41:37
300463文字
会話率:32%
見た目も地位も普通で、ちょっとおっちょこちょい。そんな下級貴族令嬢のイレーナ。
たまたま観覧しに行った王国騎士団の演習で事件に巻き込まれ、牢屋に入れられたり尋問をされたりと、恐ろしい目に遇ってしまう。
その過程で、優しいけれどツンデレな騎士
様や魔女様と出逢い――――。
何故か騎士様が魔女様に呪いを掛けられ、何故かイレーナがツンデレ騎士様に溺愛され……怒涛の展開にイレーナはタジタジ。
「勘違いするなよ。これは魔女の呪いのせいだからな!」
バックハグで柔らかく抱きしめながら、そんなことを言うツンデレ騎士様。
――――魔女様の呪いでこうなったと言われましてもぉぉぉ!
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閲覧数ありがとうございます。
いいね、評価等いただけますと、作者の励みになりますです!(・∀・)ノ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 21:06:26
34638文字
会話率:44%
秋深まる季節、年に一度開催される仮装パーティー。
婚約者を持ちながら不仲な拗らせ系王子様は、この機に浮気をしてしまおう!と吸血鬼の装いをしてパーティーに参加した。
そこで魔女の格好をした女性に出会い、一夜にして本物の恋に落ちる。しかし
、口づけをしようとしたその直前、魔女は逃げ去ってしまうのだった。
果たして、その魔女様の正体とは? 王子の恋は叶うのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 18:00:00
7450文字
会話率:25%
強い魔法が使える者は、好意を持つ者を狂わせてしまう。
かつてそんな「魔女熱」という病が存在していた国で育ったカランドラは、癒しの魔法が使えたことで家族に捨てられてしまうが、辺境の地で助けてくれた優しい修道女と周りの人々に囲まれ幸せに暮らし
ていた。
ある日、いつものように畑で作業をしていると、子ども達が倒れている男性を見つけてカランドラに助けを求めてくる。
(私を求めてくれる人がいるのに、何を躊躇することがある!)
魔法で癒された男性はすぐに目を覚まして、カランドラの手を握りこう言った。
「私は、貴女に恋をしてしまったようです」
「は?」
(私は、魔女熱を起こすほどの魔法が使えてしまったのかしら…?)
恋の病である「魔女熱」に振り回される一人の令嬢の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 02:27:24
21497文字
会話率:22%
~エルフや精霊、魔物や悪魔といった多種多様な生物が存在する世界~
人間界は、複数の国家や部族により分かれていたが、各国の王族の間では古より伝わる教えがあった。
~大魔女カラレスが訪れたならば、この世で最も尊き人物として、もてなすように~
今ではその理由までは言い伝えられず、ただ王から子へ、代々この言葉だけが伝承されいる・・・。
______________________________________
戦闘なし、恋愛要素はちょっとだけ、ゆったり平和な世界を魔女様と一緒に回ります。
ちょっとずつ更新していけたらと思います!
ぜひ応援よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 22:29:38
2306文字
会話率:27%
最強の魔女と言えどもときには俗世に擦り寄り金を稼がなくてはいけない。そこで彼女は素性を隠して冒険者ギルドに入り込み、あまたの依頼を余裕しゃくしゃくでこなして行く。決してピンチに陥らないチートの魔女様、いざ参る!
【「亡国の王子〜」の登場人物
リザベートの過去の話です。亡国が未読でも読めます。不定期更新です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 01:24:30
5232文字
会話率:47%
兄貴分に裏切られた、スラム街に住む孤児。人々に恐れられ、孤城に閉じ込められた冬の魔女。世界から見捨てられた寂しい2人が出会い、大切に想い合うようになるお話です。
元々短編の予定でしたが、展開上収まらなかったので長編になりました。7/13-1
4で完結まで投稿します。R15は主に冒頭の暴力シーンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-14 18:00:00
13514文字
会話率:34%
魔女のフレイズは、恋多き大魔女シュゼットの弟子であるにもかかわらず、恋より魔法を取るような面倒くさがりの干物魔女である。
ある日、森の奥で暮らす彼女の家へ一人の男が訪ねてきた。
見目麗しい男の名は、コンフィズリー・トゥイル・フォレノワール
。
隣国の王子と同じ名を持つ男は、甘く微笑みながら言った。
「ねぇ、魔女様。あと一年で約束の百年ですよ」
なにを隠そうこの男、フレイズが「百年早い」と告白をお断りした相手だった。
断り文句を間に受け、王子特権を駆使して99年かけて外堀を埋めてきたトゥイルは、満を持してフレイズを口説き落としにやってきたのだ。
あの手この手で溺愛してくるトゥイルのことを最初は邪険にしていたものの、悪くないと思いはじめるフレイズ。
だけど彼女には、トゥイルの気持ちを信じることができない理由があって──。
これは、魔法以外興味がない干物魔女と、魔女に執着する尽くし系王子の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 20:10:21
102549文字
会話率:31%
数日後に王子との結婚を控えているうんこ令嬢の私は、少し心配なことがあった。実は私は人間ではなく、うんこなのだ。魔女様の魔法で絶世の美女になってはいるが、所詮中身はうんこなので、こんなうんこな私が王子様と結婚なんて許されるのだろうか。
最終更新:2022-06-22 20:26:07
7435文字
会話率:48%
「魔王なんて無理ですよぉ。私、ただの若いだけのふっつーの魔女ですよ!?」
お酒の勢いで参加しちゃった魔族領魔王選抜闘技会。
魔王になる為なら身分も種族も関係なく、希望者全員参加できる武器も魔法も必殺技も何でもありの無法状態の闘技会で、月読
の森の魔女で普段は薬作りしかしていない私(クゥネル)は生き残ることができるのか!?
「クゥネル。こんなことになったのも、お前が生活で油断(友達と酔っぱらった勢いで大会参加申請)した結果。まったく、手のかかる弟子に育ってしまったわい」
助けてくれると思っていたお師匠様の深淵の魔女様は呆れるだけ!!?
弟子を助ける気持ち持ってくださいよ!!
『何とかして、命をつないで生き残るしかない!!』
そんな決心をした魔女のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-09 07:05:20
7842文字
会話率:33%