最初に見えたのは、天井から吊された蛍光灯だった。
それから、弱々しい光の中に浮かぶ、錆(さび)だらけの屋根と、風雨と虫食いでボロボロになった木製の梁(はり)……
気がつけば私は見知らぬ駅にいた。
駅名は読めず、駅員もいない。
無
人駅なのだろうが、いったいここはどこなのだ。
出口、出口はどこだ。
なぜ、出口がない。
なぜ、〝駅以外のすべてが真っ暗闇なのだ〟。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 15:49:11
4898文字
会話率:0%
残業帰りに終電に乗りそこなった女性。
そこへ『深夜臨時電車』がやってきて行き先も確認せずに飛び乗る女性。
それは通過する駅名と同じ苦しみを味わう『地獄行き』の列車だった。
『指切』駅を出るといきなり指が切れて血が噴き出し、『脛折』駅を
出ると何の前触れもなく脛が折れる。
そしてしばらく列車が駅に止まらない状態でその事実を知る女性。
彼女は何とか列車から脱出しようとするが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-24 19:19:31
3169文字
会話率:38%
転勤で新しい街に越してきた流啓人ナガレケイトは、ある朝、通勤電車の窓から自分の乗る路線と並行して走る別の線路と寂れた駅を見つけた。
数日後、終電で帰宅途中、その駅に灯りが灯り数名の客を乗せた電車が停まっているのを見た啓人は、地元出身の
同僚に話を聞くが、その駅は「みとがわ」という35年前に廃線になった路線の駅だという。
そして、小学4年生の息子を連れての2泊3日の登山からの帰路、啓人は、豪雨のために寂れた田舎の駅に足止めされてしまう。
駅には、数人の客が啓人親子と同じように電車が動き出すのを待っていたが、その中には、山小屋で同宿した中年夫婦の姿もあった。
一人しかいない駅員と10名ほどの乗客達と電車を待つ間、駅名が「みとがわ」であることを知った啓人は、その駅のある異常さに気付くのだった。
果たして啓人は、自らの抱えた過去の秘密と向き合い、息子を無事にその駅から連れて帰ることができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 18:34:52
19437文字
会話率:26%
青春18きっぷで旅を続ける田熊和馬は、日付が変わる前の真夜中に『たそがれ』という名前の駅で降りることにした。『多疎枯』と書いて『たそがれ』と読むその駅名に不気味さを感じた和馬は、無人の待合室で寝袋を広げて寝ることにしたが……。
最終更新:2020-08-15 20:10:33
2471文字
会話率:40%
聞いたことのない駅名『ゴキン』。
果たしてそれは何を意味しているのか?
電車を乗り過ごしてしまった主人公。
彼女は家に帰るために電車を降りようとするものの、電車から降りられない。
それは何故なのか。
理由が分かったとき全てが終わる。
最終更新:2020-08-13 17:44:25
3349文字
会話率:20%
時空歪みから生まれた駅。
___私は、はじめて乗った電車で知らない駅に着いた。
その駅名は、『無限魔道むげんまどう』駅という。
最終更新:2020-07-27 03:00:00
3626文字
会話率:30%
◆2019.12.24日間ランキング1位!!
ありがとうございます!
●あらすじは、タイトルの通りです//
表面上はクールを装っているけど、その実中身はめちゃくちゃデレっ子な美少女ヒロインが、ワイワイ、キャイキャイ言いながら、ひたすら主人
公を絶賛するお話が基本。
※短編版がかなりご好評をいただいたので、パワーアップして帰って参りました!
【2019.12.21連載開始】
※最低でも第3〜4話まで読んでいただくと、この作品のだいたいの方向性がわかると思います。
※第一話は、ほぼ短編版と同じ
(登場人物の名字と学年を変更しました)
●主人公:東雲<しののめ>勇介
●メインヒロイン:伏見 京香
※主な登場人物の名字は、京都の駅名・地名から取っています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-03 18:08:23
82757文字
会話率:29%
二ツ橋渉は大学3年の夏休みにお祖父さんの葬儀のために東京の大学から実家相鉄沿線の三ツ境まで帰る。その電車内で自分の過去のこと幼馴染の相沢若葉のことを考えていくうちに高校卒業の時に大げんかのもとになったように地元三ツ境を逃げたくなるが…
三ツ
境を通過したい筆者が全力で三ツ境を描こうとして三ツ境を描けないわ、相鉄線を舞台にできてそうでできてない作品です。
Twitter→ https://twitter.com/sowe_9707
*この作品は実在する場所、駅名、路線名が使われいたり使われていなかったりしますが、パラレルワールドと思ってお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-20 21:35:25
5644文字
会話率:24%
この小説は作者が体験してることを基に作られた小説です。
都市名や個人名、駅名や会社名など含まれます。
出世できない主人公浩司はホームでインターネットで毎日を時間つぶしてた。
仕事がまともにできない浩司は友達ができないので1人孤独に暮して
いる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-19 05:00:00
1646文字
会話率:0%
多摩地域大好き男・柴崎栄は多摩地域の地下に流れるという”気力の河”の終端にある名所を巡って神智に触れようとしていた。多摩を特集した雑誌のライターとして軌道に乗ってきたとき、突然に『別の多摩地域』に転移してしまう。そこは大災害によって壊滅寸前
の多摩地域だった。愛する多摩を取り戻すため、柴崎の神智と美少女を味方にした奮闘が始まる!
注意:この作品には実在の地名・駅名、実在のものに似せた名称の建物・組織が登場しますが、すべて架空のものです。実際のそれらとの関係はありません。本作品はフィクションです。また、この作品では神智学を扱っていますが、内容は学会に認められたものでもなければ、論文として発表されているものから引用したものでもありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-17 20:30:59
7552文字
会話率:69%
【我が弾丸特急 ~当たり前の裏の世界】
あなたは、新幹線を知っていますか?
その新幹線の''日常''を陰から支える人々を知っていますか?
新幹線で、一度もお客さまを乗せることなく引退していく新幹線が居ることを、知っていますか?
私たちが、普段当たり前のように使っている「新幹線」。
ビジネスの出張で乗ったり、旅行で乗ったり、帰省で乗ったり…家出で乗ったり。
その使い方は各個人様々でしょう。
これは、「お客様を乗せることなく引退した新幹線」が、主人公の神代皐月によって「お客様を乗せて引退する新幹線」になった新幹線と皐月の、現実的で非現実的なおはなし。
☆更新ペース:毎週土曜日19時の(不定期)更新☆
※文面お察しください。
※この作品内で出てきます指差換呼内容・点検項目内容・車輌設定その他常務員業務等は完全に架空の物です。
※指定勤務時間超過・他社間連続運転等のとんでもない乗務のシーンが出てきますが、あくまで「架空」であることをご理解いただければ幸いです。
※この作品内で出てきます企業名・地名・駅名等はすべて実際のものとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-15 19:00:00
48502文字
会話率:38%
未玖(みく)は都市伝説の未来を見るカエルに興味があった。何か特別に見てもらいたい未来があるわけではなかったけれど、少し気になっている事があった。今すぐでなくても良いと言いつつ、つい検索をしてしまう。
ある日、沢山あるカエルの居場所情報の中に
懐かしい駅名を見つけて未玖の心が弾む。
明日、明日行ってみよう。明日カエルに会える!
未玖の弾む心をさらに走らせたのは、最近気になり始めた風早琉斗からのラインだった・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-27 18:25:39
63628文字
会話率:50%
聞いたことも無い、知らない駅名だった。どうやら、知らない路線に、間違えて乗ったらしい。俺は、かなり酔っていた。
最終更新:2019-03-13 15:03:18
2460文字
会話率:80%
主人公は風来坊太郎(ふうらいぼう・たろう)。ある日、トラックに跳ねられ死亡したかと思ったら、女神様に再び命を授けてもらい、日本全国津々浦々を旅して、その土地での体験談を紀行文として執筆し、その様子を逐一報告するように命じられた。
ところが
それは、47都道府県はもとより、市区町村や離島に至るまで、
全国の全ての箇所に足を踏み入れないと終わらないという、
そんな全国漫遊旅になるという、その女神が仕掛けた恐るべきルール設定となっていた。
この物語はフィクションですが、47都道府県名、市区町村名といった地名と、電車やバスの路線名、駅名などは実在のものとなります。一部架空のものもあります。
この物語で出会う人々の名前や、店の名前、役職者名、騒動、事件などは全てフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 08:07:50
36264文字
会話率:19%
中央線西荻窪駅の駅名を変更することになった。駅名は東立川が優勢だ。しかし西荻窪のままでいいという人や、ほかの駅名にしたい人などいろいろだ。仮の駅を作って評判をみているがどうなるか(コメディー)
最終更新:2018-07-16 01:09:56
1760文字
会話率:39%
介護施設で1人孤独に余生を過ごす老人には施設の誰に話しても
信じてもらえない過去があった。
それは彼が地元関西から上京した若かりし頃、古いショッピングセンター
の地下を走るループライン(環状線)を偶然発見した事に始まる。
その奇妙なループラ
インの路線図には駅名がなく、代わりに特区を含め
数字の1番から99番で構成されていた。
社会人生活に中々馴染めない彼は現実逃避と興味本位からつい
ループラインを利用してしまった。
訪れた町や村特有の価値観は刺激的で彼の好奇心をおおいに搔き立てたが
同時にある恐怖が彼を襲った。
そのため彼は一旦ループラインを封印する事にしたが、最後に訪れた村で
出会った少女により彼の人生は一変する。
*はたして平凡な人生を送るはずの彼に訪れた波乱万丈の人生とは……
ループラインに隠された秘密と共に予想外の展開を繰り広げる
長編ファンタジー【ループラインの軌跡】をぜひお楽しみ下さい。
ありがとうございました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-09 12:14:55
103572文字
会話率:43%
20代のまだまだ花盛りの青年・四月一日和人はブラック企業の社畜だった。ある時和人は会社を辞めることを決意、そして退職する。貯金はあるとはいえ流石に何日もニートする気はない和人は転職サイトをあさる。今回こそはブラック企業に就職しないようにしっ
かりと選択しなければ……とそんなある時スマホに着信が。相手は非通知。もしかして元同僚の嫌がらせか?ならはっきり言ってやると電話に出たら――
「もしもしあたしメリー。今○○駅にいるの」
聞き覚えのない女性が電話に、しかも駅名は自宅の最寄駅。
ていうかメリーさんてあのメリーさん?
これは一人の元社畜と都市伝説メリーさんのハートフルコメディストーリーである(きれいとは言ってない)
はたして和人はメリーさん相手に生き残れるのか?!
メリーさんは和人をころがすことができるのか?!
◇◆◇
一話に表紙絵追加しました!相変わらずの作者クオリティですがお許しを!!
メリーさんの魅力に負けてしまい書きました。
思いつきで執筆したため更新は不定期です。
連載ですが話数は少な目の予定です。
感想・評価などありましたら是非よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-30 17:56:10
69670文字
会話率:30%
高校生で全く売れない小説家の夜月悠斗
出版社からの帰りの電車で疲労で熟睡。
目が覚めたら辺りは真っ暗、人は誰もいない。
しかも次に止まる駅名は、自分の書いた最初で最後の
ホラー小説【少年たちの冒険記】に出て来る駅だった。
そして、そこに立っ
ていたのは1人の美少女だった
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-09 21:28:58
7226文字
会話率:32%
仕事で遅くなる事が多いが、そう遅い時間じゃない。で、たまたまラインで友達と飲みに行く事に。
酔って寝てしまったのか最寄駅ではない駅に降りたった。
そこは何もない場所。
駅名もない。
そこで恐怖を味わうことになるとはこの時は考えもしなかった
。
Yahoo掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-07 18:48:17
2537文字
会話率:15%
気が付くと僕は駅で電車を待つ列に並んでいた。だけどどこの駅か分からない。どうやら酔っぱらっている間に知らない駅にきてしまったらしい。駅名を確かめようと、列を離れようとした僕を見知らぬ女の子が呼び止める。
最終更新:2016-09-11 17:31:59
1697文字
会話率:50%