僕の可愛い婚約者の趣味は料理だ。けれど、ちょっとだけ、ちょーっとだけ、料理が苦手である。途中までは上手くいっていても、何故か最後に出来上がるのは炭か、もしくはこの世のものとは思えない物体だ。けれど、僕は彼女のことが大好きだから、何食わぬ顔で
鉄の胃袋へと収めるんだ。だって、彼女のことを心の底から愛しているからね!炭料理も全部含めて!!
※本作品の著作権は伊月ともやにあります。無断転載・無断引用・無断使用・自作発言は禁止しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-26 18:22:52
6154文字
会話率:27%
若いうちに財を成し、山間部の廃村をまるまる買い取った【おっちゃん】。
その目的は……ただ、静かなところでキャンプしたい、という事だった。
泊まりに来た姪っこ双子姉妹【千佳】【千奈】とBBQをしていたら……匂いにつられて来たのは異世界からの【
エルフ耳】と【赤髪鎧女】。
アメリカ(の動画サイト)仕込みのBBQで、異世界人に肉を食わせる!
だっかーん!!
和食? くそくらえ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 21:44:14
28257文字
会話率:23%
中島梅葊(庵)は1801-1869年の生涯の中。1829年(文政12年)より没年(明治2年)まで黒瀬町にて広く学問を教えた。私塾『養成館』は1842年には開かれていた。そこでは若者を維新に送り込むような教育ではない。しかし全国でも珍しいだろ
う、没後塾生たち(農民、男女問わず)がわずかな金を出し合い、数年後に立派な漢文で刻まれた碑を建立している。そして今もなお残るその碑は、美しい里を眺めている。
中津藩士の父をもつ新蔵は幼少に出家させられた。中島貞二、号して「梅葊(庵)」その生涯を追う。
鉄筆-梅翁伝(国替え)-今回のお話
中津の小笠原藩は播州に国替えが決まり、大規模な藩士のリストラが必要になった。その大役は無役の石坂左衛門に任される。そろばんを弾いても半数以上の藩士をわずか一万石では食わせることはできない。知恵を絞り乗り越えようとする石坂左衛門とその家族達を描いた時代小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-20 21:19:12
16107文字
会話率:66%
弱冠十歳にして大企業を背負うことになった新藤一輝は、その重さを受け止めかねていた。そんな中、一人の少女に出会い……。
世話好き少女と年下少年の、ゆっくり深まる恋の物語。
本文は三部構成です。
第一部「迷子の仔犬の育て方」は、少年が少女へ
の想いを自覚するまで。
第二部「眠り姫の起こし方」は、それから3年後、少女が少年への想いを受け入れるまで、を書きました。
「ライオンのしつけ方」は少年の祖父が主人公の外伝的なお話。R指定は入りませんが、ちょっと、大人テイストです。ダメ男と彼を更生させるメイドのお話(…ちょっと違うかも)。
「狼におあずけを食わせる方法」と「サラブレットを蹴飛ばす方法」はサイドストーリーです。弥生と一輝のちょっとした事件。
「幸せの増やし方」がメインの最終話になります。『現実』が割り込んできた二人の恋がどうなるのか。
「キリンを大きくする方法」はシリーズ通してのエピローグです。
のべぷろ!(http://www.novepro.jp)に投稿した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 22:17:46
254896文字
会話率:32%
民話や童話などは、時のモラルや価値観によって物語が改編され、結果として物語が伝えたかったテーマが失われてしまう、と言ったことがよく起こります。
「かちかち山」もその一つで、日本に奇跡的に残されたこの太古の物語も、若干姿を変えてしまいました。
タイトルも同様で、日本の地方によっては「ぼうぼう山」と言うそうですが、実はそちら題名の方が、かつて起きた忌まわしい出来事に則しておりまして、更に旧い時代には「いあいあ山」として伝えられていた様です。
むかしむかし、ハイパーボリアのある所に、小さいけれども平和な村がありました。
しかし、その村の外れの山に棲み付いた醜い獣(日本の文化を考慮して以下は狸と記す)が散々に村を荒らした為に、村人達は恐怖に怯えるしかありませんでした。ところが、狸は不注意から村外れに住む、老いた罠猟師の罠に掛かってしまいました。
狸は見苦しいまでの命乞いをして、老猟師の同情を誘って難を逃れましたが、恩を仇で返すように老猟師の妻を惨殺して、その肉を調理して食べてしまうばかりか、捕らえた老人にも無理矢理その肉を食わせると言う、暴挙に及びました。
そうして、村中が狸の更なる報復に怯える中、旅の兎が密かに村を訪れました。兎……彼女は狸を殺す使命を帯びて、遠い街からこの村までやって来たのでした……
※以前、冬の童話祭に投稿した作品に寄せて頂いたコメントを基に、ふと思い付いた話を書いております。
※一応かちかち山と、クトゥルフ神話をベースにしてますが、かなり独自解釈が入ってますので、その点は御留意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-28 23:17:56
14459文字
会話率:14%
16年間、専業主婦だった44歳のミナミ。夫は準エリートサラリーマンで、生活は安泰。ボランティアをしたり、こどものPTAをこなしたり。目立つわけではないけれども、そこそこ充実した人生を順風満帆におくっていたつもりだった。ある日、夫が「来月から
給料が16万円にさがる」と宣言するまでは!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-03 12:00:00
93942文字
会話率:20%
――俺とお前は喧嘩魚。寄れば争い、魚籠という名の地獄ゆき――
幕末の足音が近付いてきた頃。隠居した老武士・桐山大炊介は、魚籠いっぱいに釣り上げた鮎を、塩焼きにしようとしていた。ただ一人、今は離れた友に食わせる為に――。
人生の黄昏を迎
えた老武士たちのひと時を描く。
(旧題:鮎 2018年4月1日改稿)
※本作は、和モノ布教し隊による和モノ布教企画参加作品(テーマ:和食)です。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。
※この物語は、「巷説江戸演義」と題した筑前筑後オリジナル作品企画の作品群です。舞台は江戸時代ですが、オリジナル解釈の江戸時代ですので、史実とは違う部分も多数ございますので、どうぞご注意ください。また、作中には実際の地名が登場しますが、実在のものとは違いますので、併せてご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-09 13:08:05
3459文字
会話率:37%
舞台は2030年、子供たちのニート化、コミュ障、引きこもり等々が起き、彼らは『絶望(デスペア)』と呼ばれるようになった。
そんな中、主人公の通う中学でテロ事件が起き、今と過去の二つの事件を解決しなければいけなくなる。
他のクラスメイトは『希
望(ホープ)』と認められたが、自分の班の面子だけ、無様な目に会い、それでも希望を掴もうとする。
果たして、2-A 4班は他のメンバーに泡を食わせることができるのだろうか。
全てを解決することはできるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-06 21:45:55
8751文字
会話率:26%
少年は生き返った。鬼と「将来二十歳になった娘を鬼に食わせる」という契約を交わして。
最終更新:2008-08-05 06:32:43
7682文字
会話率:31%
初めて(?)の短編投稿!それは今日という日に最も相応しい小説…では、ごゆるりとどうぞ〜!
最終更新:2008-02-15 00:03:12
1532文字
会話率:56%