望月蒼太は9歳の時に母を失った。
彼は復讐を誓い、神道、陰陽道と学び、さらなる力を求めて武術・宿郷式という門を潜る。
孤独だった少年は、やがて心通じ合わせる仲間に出逢い、様々な怪異と対峙し、乗り越えてゆく。
この物語は数奇な血筋と運命
の元に生まれ、物の怪に母を殺され、家族を守るために、復讐を果たすために旅立ち、成長していく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 00:18:05
56715文字
会話率:58%
孤島でひっそりと暮らす竜族に久方ぶりに生まれた子カトル=チェスターは、なぜか人の姿をしていた。奇跡的に流れ着いた難破船でただ一人生き残った赤子、ユミスネリアと育んだ幼い日々の固い絆を支えに、孤島を旅立ち、人族が隆盛する大陸に足を運ぶ。竜族と
しての自らの存在を知られないように力を隠しながら何とか日々を過ごしつつ幼馴染の元へ向かうカトルだったが、破天荒な冒険仲間や奇妙な同族との出会いの中で、いつしかどんどんあらぬ方向へと巻き込まれていく。どうやら俺は人族から見ると美形というか、女のように可愛く見えるらしい――。悪夢だ。果たしてカトルはユミスネリアに会うことは出来るのだろうか? いや、会うことは普通に出来た(三章十八話)んだけど、やっぱりどんどんおかしな方向に巻き込まれていくなあ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:36:17
1375528文字
会話率:51%
就職活動に失敗した上向静(かむかいせい)は失意のまま引きこもり生活となったある日、とてつもない悪夢を見る。その最中、突如現れた美しい女性カルラに「偽りの神々たちの手から世界を解放して欲しい」と懇願されたセイは、現実と夢――異世界の間を行き
来することになった。
ただ異世界と言っても脳裏に光景が浮かぶだけ。
まるで新しいゲームのような感覚に気軽な気持ちで異世界生活を楽しむセイは、いつしかその夢の世界にどっぷりとはまり込んでいく。
カルラからの指示は最初だけで、後は剣と魔法のファンタジー世界を存分に謳歌する、そんな予定だったのだが……。
ついに現れた“偽りの神々”により、セイの運命は大きく変化することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 10:06:34
37633文字
会話率:17%
カトルの事を竜と知ったマリーは、レヴィアに連れられ竜族の長老に会うことになった。だが、町ではギルドを巻き込んだサーニャとロベルタの店の売り上げ対決が開始され、苦戦を強いられている。早く町に戻って手伝いをしなくてはならないマリーたちは、想像を
絶する五日間を体験することになる……!
竜たちの讃歌、第一章の第二十一話の裏側で起こっていたマリーたちの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-06 05:12:10
5484文字
会話率:27%
異空間に逃げ込んだ彼女を追って、狩人(ハンター)である私は城の中を走る。長い旅の果てに、私は標的のいる部屋へと到達した……
カクヨムに投稿しています→https://kakuyomu.jp/works/1681809309489367
7047
またアルファポリスにも投稿しました→https://www.alphapolis.co.jp/novel/566222062/381943496折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 11:01:26
1905文字
会話率:50%
時は平安。妖や魔物が多く蔓延るこの日ノ本で二人の異端児が出会った。
転生し、千年以上もの未来の記憶を持って生まれた自称忌み子でフリーの陰陽師の陽光(はるみつ)。
妖狐でありながら人と西洋の悪魔の血が流れている礼羅(ライラ)。
神仏習合さ
れたこの世では日夜穢れや呪いを祓うために潔斎や読経、芥子や護摩を焚く屋敷があったが、それでも祓われることのない魔物が都で現れるようになる。
それはこの時代の日ノ本には存在しないはずの西洋の悪魔だった。
陽光が構えた十字架によって祓われかけた礼羅は自分の実父を、陽光は自分を忌み子にした何者かを探すという約束をし二人は今日も都の悪霊を退散させる。
!注意!
・実在の人物、団体名が出ますが史実と異なる場合があります。
・転生要素は薄いです。
R-15は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 19:20:00
318162文字
会話率:48%
魔剣と呼ばれる剣がある。
不思議な力を持った剣で、歴史の所々に散見されるような剣のことだ。
世界を揺るがす大事件や戦争。その全ての中心には必ずと言っていいほど、魔剣の存在があるのは当然ご存じであろう。
聖剣エクスカリバー、魔剣カリバ
ーン、陽光剣ヘリオス、月光剣セレネなどは誰でも知っているに違いない。
そして魔剣には当然、付随する数々の伝説がある。数え切れないほどの物語がある。
打った者、振るった者、そして破壊した者。
誰でも知っているような魔剣から、世界の片隅にひっそりと眠るような魔剣まで、計千本を紹介しよう。
願わくば、彼らが忘れ去られないように、この手記が後世にまで広く伝わらんことを。
破魔紀元六千七十七年五月某日 名も無き魔剣の所持者折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 10:30:24
33150文字
会話率:1%
富美子は、昼下がりの陽光の中、子どもたちに囲まれて微笑んでいた。編み物をしながら、『お疲れ様、よく頑張ったね』と丸いお盆からおやつを渡す。外の世界の喧騒とは無縁で、長年歩んできた静かな生活を楽しんでいた。しかし、ふとした瞬間、周囲の
景色が歪み始める。それに気づいたときには
見知らぬ場所に立っていた──。
『ここは…なにかしら…?』
___________
この物語は84歳の富美子おばあちゃんが異世界でおばあちゃんの知恵袋を活用して国を救っていくお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 18:00:00
18022文字
会話率:49%
七本目7777777
キーワード:
最終更新:2025-02-02 12:31:15
2571文字
会話率:0%
付喪神と妖など不思議な存在がいる世界。
その中でも隆盛を誇る国……日ノ本。この国は太陽を信仰し、三種の神器の力で降り注ぐ陽光から霊力を物質に取り込み活用する陽光技術……その恩恵で目覚しい発展を遂げた。
しかし日が昇れば影が出来るの
が世の常。
この国には、人とも神とも妖とも違う怪物が巣食う異世界への入口があった。
これは現世と異世界を股にかけた人と異形の戦いの記録。そして、後に極彩の陰陽師と呼ばれる事となる少年の物語である。
なんて事ない高校生活を謳歌する少年白波 響(しらなみ ひびき)。だが突如として禍々しい月と夜闇が支配する異世界──『影世界』へと迷い込み、『影』と呼ばれる異形の怪物に襲われる事となる。
そこに陰陽術で『影』を倒す陰陽師を名乗るギャルっぽい狐少女 尾皆 陽那(おみな ひな)に助けられ、日常の裏で連綿と続く戦いへと巻き込まれていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 18:02:11
500030文字
会話率:47%
狂気の王が犯した冒涜の行為により闇に沈んだダファネア王国。
紺碧の王都は闇の王に取り憑かれ漆黒の死都と化した。
それを救わんと立ち上がったのは、運命の旅路をともにする四人。
たった一人残された王の血脈たるミアレ姫。王国の命運は姫の
一身にかかっている。
それを守るブルクット族の戦士カラゲル。稲妻の刺青の者。この者には大きな運命が待っている。
過去にとらわれた祭司ユーグは悔恨の道を歩む。神々の沈黙は不可解で残酷なものだ。
そして、空を映して底知れぬ青き瞳を持つ鷲使いの娘クラン。伝説のイーグル・アイ。精霊と渡り合う者。
聖地に身を潜める精霊と龍とは旅の一行に加護を与えるであろうか。これこそ物語の鍵となる。
果てしない草原に木霊するシャーマンの朗唱。それは抗いがたい運命を暗示するいにしえの言葉。
不死の呪いを受けた闇の道化。死霊魔法に侵される宿命の女。これもまた神々の計画なのか。
転がり始めた運命の物語はその円環を閉じるまで、その奔流を押しとどめることはできない。
鷲よ! 鷲よ! 我らの旅を導け!
陽光みなぎる青空の彼方、地の果ての国へと!
--------------------------------------------
本作は、危機に陥った王国を救うため旅の仲間が各地を遍歴するシリアス系長編ハイファンタジーです。(ドラクエ的なストーリー・ただしゲーム小説ではありません)
作中、人名などに、相馬 拓也氏 著「鷲使いの民族誌」を参考にしましたが、鷲使いについて本格的な描写があるわけではありません。
そこのところは期待しないでください。あくまで、エンタメ系の剣と魔法のファンタジーです。
戦闘シーンでは若干、流血描写などあります。そこまで怖い感じではないと思いますが苦手な方はご注意ください。
完結までかなりかかると思われます。気長にお付き合いくださいますようお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 16:00:00
1069009文字
会話率:36%
「意味なんて、求めすぎないほうがいいのよ」
86歳の昆虫学者である祖母は、そう言って穏やかに微笑んだ。
膨大な昆虫標本コレクションに囲まれた部屋で、孫娘の皐月と、その親友で生物学を志す奈緒は、祖母の言葉の意味を探していた。
肺がん告
知から始まった静かな日々。
しかし、それは決して暗い物語ではない。
春の女神と呼ばれる蝶との出会い、夏の陽光に輝く標本たち、秋の展示会での決意、そして冬の贈り物――。
四季の移ろいとともに、二人の心は確かに動きはじめる。
祖母が遺した最後の標本は、永遠では捉えきれない、今を生きることの意味だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 11:57:19
7090文字
会話率:54%
「染料のpH値は色素の吸着度合いに影響を与える…」
飛び級の理系少年・柊原奏多が出会ったのは、青藍色に染まった指を持つ不思議な少女だった。
化学実験室の窓から差し込む陽光の中、彼は思いがけない誘いを受ける──
「工芸研究部に参加してみませ
んか?藍染は化学変化の生きた教材なんですよ」伝統と科学が織りなす青の世界で、
少年の心に染み込んでいくのは、
研究への情熱?それとも──
化学の天才×藍染の魔法使い、
今、青春グラフの反応が始まる──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 12:00:00
14743文字
会話率:53%
主人公・遠世界 凪(えんせかい なぎ)は17歳にして現役高校生漫画家としてデビュー。華々しくヒットを飛ばしたが、ひょんなことから冤罪によって炎上し、心を病んで自殺を図る。
なんとか一命は取り留めるものの目覚めることなく、そのまま精神世界の奥
深くへ落ち込んでしまう。
その最奥にある〝安楽の丘〟で目覚めた凪は心を巡る旅に出て、自分の心の風景とじっくり向き合っていく。
一方、現実では目覚めない凪を心配したクラスメイトの少女・陽光 芽来(ひあたり めぐる)が、彼女の病室を訪れていた。
担当医師・海原(うみなか)により凪の意識が精神世界に閉じ込められていることを知った芽来は、自らも閉じ込められる危険性を承知の上で凪の精神世界へ飛び込んでいく。
精神世界は凪の心そのもの。芽来は姿形を保てず、まともに言葉を発せない異形の泥人形に変じながらも、必死に凪を導き続ける。
絶望に陥り、自殺を図った凪は現実へ戻ることができるのか。
芽来はそんな彼女を導いていけるのか。
これはそんな二人が織りなす、心象冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 18:00:00
59823文字
会話率:41%
「治安防衛部隊」・・・非合法なサイボーグ化やパワードスーツ、ハイテク機械などが絡む犯罪全てを防ぎ、捜査することが目的の組織。国が管理している。
ネットにアップされた動画をキッカケに治安防衛部隊を目指す自惚れ屋の山本観晴(16)は治安防衛部
隊の加入試験でAIから適合率0%と判定され、一瞬で不合格となってしまう。
その帰り道、清水千代波(16)という見知らぬ女の子に傭兵部隊にスカウトされ、試験が不合格だったことを周りにバレたくない一心の観晴は傭兵部隊に加入することを決めた。
傭兵部隊での訓練中、自分が「先祖返り」という特異な体質だと知らされるが任されるのは雑務ばかり。やっとの思いで向かえた初実戦、良かれと思って行動したことがキッカケで千代波にケガを負わせてしまう。
観晴は千代波に合わす顔がなく、逃げるように傭兵部隊を辞める。改めて、自分を正当に評価してくれるところを探そうとするが、表面的なことしか見られない観晴はどんどん悪い方向に進んでしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 08:26:55
9789文字
会話率:38%
夏休み目前のとある日の放課後。
高校一年生の弓山和悠(ゆみやま かずひさ)は、科学部の部室で一つ上の先輩、佐伯菊莉(さえき きくり)と共に実験をしていた。
スマートフォンと電化製品を繋げた、便利家電の開発。
いつものくだらない実験の
はずだった。
突如襲い来る頭痛と目眩。
脳裏に浮かんだ「systemerror-コード022」の文字。
目を覚ますと、そこは鬱蒼とした生い茂る森の中。
木々の合間から覗く青空と陽光。
立ち上がる和悠が耳にしたのは、自身の身体から発する金属音とモーターの駆動音であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 22:10:42
108035文字
会話率:34%
主人公である私は洛水、うつ病の重圧の中で深い絶望を感じ、自分の大切な命を放棄しようと思っていました。しかし、隣人の秋華の助言は、温かい陽光のように私に希望の光を再び見出させてくれました。驚くべきことに、彼女は数年前にネットで知り合った友人で
、喜びや悲しみを共に分かち合った魂の伴侶でもありました。
会話を進める中で、私は秋華が実際には筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者であることに驚愕しました。彼女の身体は徐々に病に蝕まれていく中、秋華はその熱い魂と真摯な感情をもって、私がうつ病で氷のように冷え切った心を解きほぐしてくれました。性格も経歴も異なる二人ですが、この特別な旅の中で、私たちはお互いに支え合い、共に成長していきました。秋華が身体が凍りつく前に実現したい夢を一緒に追いかけ、その未完の願いを叶えようと努めました。
しかし、私たちが一緒に流星群を見る準備をしていた前の日、運命は無情にも私たちを引き離してしまいました。秋華は筋萎縮性側索硬化症の合併症として新型コロナウイルスにより呼吸不全を引き起こし、何の前触れもなくこの世を去ってしまったのです。私は、彼女の母親から渡された《飛鳥集》と一通の手紙、そして秋華が流星群を見た後にその手紙を読んでほしいと願っていたことを受け取りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 17:42:38
99167文字
会話率:52%
夏はあんなに嫌いだった、陽光をいまは欲している
キーワード:
最終更新:2024-11-19 07:57:23
355文字
会話率:0%
はるかぜに
もしもうなじがあるのなら
そっと息ふきかけてあげたい
気持ちいい?
ってね
キーワード:
最終更新:2022-03-20 12:35:43
351文字
会話率:10%
時代は遥か未来。
日本は高度な技術発展を遂げていた。
人々の暮らしは豊かになり、都市のビルはより高く、より巨大になっていった。ビル同士を繋ぐ回廊が生まれ、空中を利用した新たな交通手段が生まれ、上層の人々はますます豊かな暮らしを送ってい
た。
ビル群の最上部はガラス張りの豪華な回廊が並び、輝くネオンが絶え間なく光を放っている。空気は清潔で、まるで作り物のような世界だった。空中回廊に漂う香りすら人工的に調整され、どこか冷たさを感じさせるほどに完璧だった。
上層のガラス張りのビルは、太陽光を反射して眩いばかりの白銀の輝きを放っていた。
だが、その下層では、日光がほとんど届かず、陰鬱な空気が街を覆っていた。徐々に地面へと近づくにつれ、錆びたパイプや崩れた壁、荒廃した通りが次第にその存在を主張し始める。
その光僅かな最下層はまるで別の世界。空気は重く、錆びた鉄の匂いが漂い、地面には長く放置された廃墟が放置されていた。ひび割れた路面には雑草が生え、路地には壊れたドローンの残骸が無造作に放置され、不穏な緊張感を漂わせていた。
そして、その下層では貧しい人々が身を寄せ合っている。
AIの進化により、中間層だった人々の仕事は無くなり、貧富の差は拡大する一方だ。
その中をバイクで走り抜ける一人の少年。
これはそんな世界で生きる、彼らの物語である────。
※カクヨムにも挙げています。そちらの方が更新が速いので最新話が読みたい方はそちらのご確認をお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 15:24:23
7132文字
会話率:30%
秋鮭のムニエルを、引き籠もりの男性が作ることで起こる、ちょっとした変化。
最終更新:2024-10-23 21:10:21
2222文字
会話率:41%
「折角のバカンスが台無しだ!」
世界各地の戦場を巡った傭兵「ヨハンナ・クリーブランド」は南国バティスタ共和国へバカンスに向かうが、運悪く乗っていた旅客機がハイジャックを受ける。
辛くもこれを制圧し、陽光眩しい南国でのバカンスを堪能しよ
うとした矢先、向かう先々でトラブルに巻き込まれるのであった。
軍事独裁政権、モラル皆無の民間軍事会社、共産主義かぶれの反政府軍にCIAまで。ありとあらゆる厄介事がヨハンナを襲う。
三度の飯と同じ程度に戦争好きの傭兵が送る、なんでもアリのノンストップバイオレンスアクションがここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 20:22:38
248881文字
会話率:46%
中学三年生の高橋は幼いころから体が弱く、病院生活をしている。中学二年生のとき重病に倒れ、一時は生死を彷徨った。一命はとりとめたものの、その時の後遺症は治らず、余命は半年と宣告された。しかし、人生に生きがいを感じていなかった高橋は、やりたいこ
ともないまま、これまで通り自堕落な生活を送っていた。
余命の期日が一週間後に迫ったある日、窓から見えた太陽光に照らされて赤く輝いた鳥居に目を奪われる。ずっと自分の中の自分だけの世界で生きてきた高橋だったが、最後に外の世界に触れてみるのも良いと思い、軽い気持ちへ神社に行く。そこで、ちょうど一年前に母を亡くした小野寺凛と出会う。
あまり人と話す機会が少なく、自身の病気のことも他人には伝えてこなかった高橋だったが、凛の前では不思議と病気のことを全て話すことができた。
それを聞いた凛は、自分の殻に閉じこもったままの高橋に、最後にこの世界の楽しさを教えてあげたいと思い、余生の一週間を二人で思いっきり楽しむことを提案する。高橋はその提案に乗り、二人で最後の一週間を過ごすことになる。
一週間、それは短く儚い、あっという間に過ぎ去ってしまう時間。それでも、その中で高橋は凛の感情などを知っていき、だんだんと二人は惹かれ合っていく。
しかし、最終日の前日、あることをきっかけに二人はすれ違ってしまう。最後日、高橋は凛との仲を無事に戻すことができるのか。凛が最後に高橋に掛けた言葉とはなんだったのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 00:03:06
73016文字
会話率:51%