「悪いが、僕は君のことを愛していないんだ」
結婚式の夜、二人きりの中。
私の夫となった人。アスタリア帝国第一皇子ルイス・ド・アスタリアはそう私に言い放った。
(まぁ…当然でしょうね。)
別に、その言葉に私が驚くことは無かった。
私たちの結婚は、お互いを愛し、結ばれたものではない。
親同士が決めた政略結婚の関係。
だから愛していないと言われても、そりゃそうよね。としか思わない。
彼は、皇后の直々の息子ではなく側室の息子。
継承争いで皇后から命を狙われている身。
皇后からの命令で、結婚式から十日後には皇后の命令で戦地へと送られる。生きて帰ってこれるかどうかも分からない。
そんな男に愛されても、迷惑な話よ。
戦地へと向かった夫を想い、涙を流すわけでもなく。
私は可哀想な皇子妃として、中々に皇宮暮らしを楽しませていただいていた。
そんなある日、メイドの一人が夫に手紙を出せと言い出してきた。
不満はいくつもあったが、一応は皇子妃として良い暮らしをさせてもらっている身。
きっと私を愛していない夫はこの手紙を読むことは無いだろう。
そう思い、普段の不満の手紙、煽りの手紙に書きだしてみた。
皇后からの嫌がらせ、無関心な皇帝陛下、変に付きまとってくる第二皇子。
それがまさか、彼から手紙が返ってくるなんて…!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 02:06:17
22603文字
会話率:30%
「ボクの人生に足りないのは、ログインボーナスだと思うんだよねぇ」
先輩の提案で、何故か私は毎日キスをすることに──。
先輩の思いつきで始まった、毎日キスはするけど付き合っているわけではない関係。最初は戸惑っていた後輩も、日々と唇を重ねる内
に少しずつ変わっていくことに。
自称『どっちもいける』美人な先輩と、そういう意味では好きじゃない後輩が送る、ログインボーナスという名のキスを巡る百合っぽい青春。
※おかげさまで、19万PV突破しました。ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 01:03:44
679866文字
会話率:61%
薬師見習の子爵令嬢ルシール・ラムルは、夜会で別の女性と踊る婚約者を諦めの目でみていた。
「君はもっと怒ってもいいと思うんだがな」
公爵家子息にして、ハプセント銀行の頭取、エドワルド・ハプセントはルシールに告げる。
ルシールは子爵家の後
妻の娘で、貴族の血をひいていない。
そのこともあって、ルシール・ラムルは、婚約者を金で買ったと噂され、婚約者の伯爵家子息フィリップ・ダイナーからぞんざいに扱われている。
「フィリップさま、あそこにいらっしゃるのは、薬の香りのするお嬢さんではありませんの?」
「ふん。相変わらずかわいげのない女だ。金の力で、今度はハプセントさまに取り入ろうとしているのか?」
婚約者と、その連れに、嘲りを受けるルシール。
あたかもルシールが望んだかのように。
しかし。現実は、ラムル家の資産を狙ったダイナー家から打診された結婚だ。
子爵家であるラムル家は伯爵家からの正式な申し込みでは、断りようがない。婚約破棄には多額の違約金が必要となる。
嫌われていて、慕ってもいないのに、大金を払わねば解消できぬいびつな関係。
ルシールの父は娘のため、一攫千金を得ようと、海を越えてバンディ帝国に商談に出かけたのだが、その帰りの船が嵐にあったという連絡を、ルシールと兄は、ハプセント銀行の頭取、エドワルド・ハプセントからうける。
ハプセント銀行によれば、父が出航に当たってかき集めた五千万ゴールドを三か月後には返済せねばならない。
年間の収入よりもはるかに多い金額を三か月で用意など、かんたんにできるわけもない。とてもではないが、望まぬ結婚などする余裕はないと考えたルシールは、婚姻にまつわる書類をみせ、エドワルドに相談をする。
※この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。©秋月忍(2021/8/27)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 20:00:00
64786文字
会話率:41%
深夜、十字路でビール缶を飲む二人とその関係。
最終更新:2024-12-18 07:25:06
1814文字
会話率:42%
初恋は実らないと言うけれど、それは本当だろうか。危険な香りのするものほど魅力的に感じるもの。アウトローな世界で生きる彫師とヤクザの歪な関係。
最終更新:2024-12-16 16:30:14
45283文字
会話率:62%
話すのが苦手なわたしは、侑香の喋る言葉にいつも楽しませてもらっています。 それは消費期限の決まった交友関係。チョコレートで交わした約束は、溶けてしまっては終わりです。 そんなわたしと侑香が過ごす放課後の、青春よりあっという間な刹那の思い出。
カクヨムにて2024/08/13公開。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 03:17:44
12257文字
会話率:35%
静かな花屋の街角で繰り広げられる、ひとりの少女の心の葛藤と、幼馴染との特別な関係。石飛信子(いしとび あきこ)は、自分の気持ちを押し殺しながら、明るく無邪気な百合草夢(ゆりぐさ ゆめ)との穏やかな日常を送っていた。夢との絆は確かなものだった
が、しかし突然信子が持っているしおりが話しかけてくる。「お前夢のこと好きなんだろ?」
余計なお世話だラブコメ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:57:24
48071文字
会話率:43%
専門学生の望月颯太が恋をしたのは「前日の記憶を35分しか保てない」という
特殊な記憶障害を抱える女性、笹川澪。
「覚えられるまで何度でも会おう」そう言って始まった二人の関係。
彼女の記憶がリセットされるたびに始まりと終わりを繰り返す特別な
時間を過ごした。
ひたむきな颯太の姿に澪は少しずつ惹かれていく。
やがて、澪の記憶を取り戻す可能性がある手術の話が持ち上がる。
成功すれば普通の生活が手に入るが、これまでの記憶がすべて消えるリスクを伴う。
颯太は「35分の記念日」と題したアルバムを作り、澪との思い出を形に残そうとする。
まっすぐな恋。複雑な恋。いたずらな恋。
過去と未来の狭間で揺れる澪の選択、そして颯太の献身。
二人が最後に選び取る答えとは――。
忘れても、忘れられても、愛し続ける人間の温かさを描くヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 20:41:45
5278文字
会話率:33%
早くに両親を亡くした穂花だが、ごく普通の高校生活を送ることができていた。とある神に溺愛されているということ以外は。
16歳の誕生日、大きく揺らぎ始める関係。兄のように思っていた付喪神・紅の真の正体は――
※直接的な表現はありませんが
、オトナな内容を含みます。苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 01:42:03
168519文字
会話率:46%
この連載では、電気関係。専ら電力系統、その活用を中心に行おうと思っています。そして、題材として電気主任技術者試験に出題されたものを解説しようと思っていますが、それらの解答は安易に載せずに、
知識として持っている分だけを随筆的に記載します。
気になった科学技術を主観マシマシで解説していきます。
人間はいつも成長過程であるので、もし私が間違ったことを掲載していたら、いつでもご指摘ください。
科学は客観的に語られるべきです。しかし。その堅さのようなものが今日の理系嫌いを起こしているという状況もあります。よって少し、精密とは言えない点もあるかもしれませんがそこも議論していきましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 19:57:10
1586文字
会話率:0%
才能がなく劣等感を抱く高校生の光は、毎日をただ無駄にしていく生活を送っていた。
家でも学校でも窮屈な生活。
しかし、それを変える不思議な出会いが起こる。
スマホの中にあるいくつもの国々。
各国を守りたいと願う小さな王たち。
その中の一人
・アルベールと契約し、国を守るため1年間にも及ぶ戦争が始まった。
スマホの中だけでなく、現実世界にもその影響は及ぶらしい。
国を守るか侵略するか。
各国の王と契約者たちは争いを始める。
王と契約者。
切っても切れぬ関係。
アルベールの力を借りて、光は初めてできた友人である彼を助けるためだけに動く。
互いの命がかかる争いの行方は如何に――
※カクヨムでも公開中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 21:14:22
24315文字
会話率:53%
売れない漫画家の東野明は深夜の路地で、放火殺人を犯してしまった大学生の月原涼平と出会う。方向性は違えど、互いに社会から隔絶されているという共通点を持っていることに親近感を覚えた明は、涼平を匿うために二人で逃げることを始める。その逃走の中で出
会う人間や、互いを頼るしかないという環境下にいる二人の関係。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 23:11:02
1456文字
会話率:31%
聖女アイリスは、人間の国のために魔族との戦いに身を投じてきた。しかし、彼女は戦いの最中、圧倒的な魔力を持つ魔王に囚われ、魔王の城へ連れ去られてしまう。アイリスは何とか逃げ出そうとするが、魔王軍があまりにも脳筋ばかりだと気づく。思わず「もう少
し戦略的に動けば、負けないのに……」とこぼしてしまうアイリス。
魔王はその言葉にピンと来た。「ならば、君が私の軍の戦略を考えろ。」と告げられ、アイリスは魔王の指示で魔王軍の戦略家にされてしまう!
そこでアイリスは「兵力の集中と分散」など、いくつかの基本戦術を提案してみると、効果は抜群。次々と敵対する人間の軍を打ち破ってしまい、魔王の溺愛がスタートしてしまう。軍の士気も上がり、アイリスに「戦略の聖女」との異名が広がるが、アイリスの心中は複雑だった。
「私、人間を守る聖女だったのに……こんなことしていいの?」
彼女が抱える葛藤と、次第に変わっていく魔王との関係。さらに、アイリスを取り戻そうとする人間の国からの奪還部隊までが現れて――!
愛と戦略、葛藤の物語。果たして聖女アイリスは、魔王のもとから逃げ出せるのか?それとも魔王と共に新たな未来を切り開くのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 13:39:01
11842文字
会話率:24%
2024年の夏。30年続く経済の低成長に不満を高めていた日本国民は、政権交代を選択した。
だが、その選挙結果は台湾孤立化を謀る、中国による情報工作の影響を受けていたのだ。
新政権により、日本の内政と外交が大混乱となる中、中国は台湾と沖縄先島
諸島に対する同時侵攻の準備を進める。
そして、最悪のタイミングで南海トラフ大地震が発生してしまう。
史上最大規模の災害派遣のために、自衛隊は大半の部隊を拘束され、備蓄してあった物資の殆どを民間に供出するが、
そのスキを突き、中国の侵攻作戦がついに発動する!
危機管理能力が皆無な政権。
最悪の状態に陥った同盟関係。
そして、史上最悪の自然災害という3重苦の中、それでも自衛隊は最善を尽くそうとするが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 15:46:25
121012文字
会話率:22%
高校二年生の春。突然やってきた転校生、高嶺に恋をした男子高校生ノボル。
しかし極度の人見知り。そしてスクールカースト最下層にいるノボルにとって、才色兼備を地でいく高嶺は、到底手の届かない存在だった。
このままでは恋人はおろか、友達になる
事すらままならない。
そこでノボルは決意する。このスクールカーストを成り上がり、彼女に相応しい男となってみせようと。
スポーツに勉強。オシャレに交友関係。何一つ優れたものを持たないノボルが、初恋の相手に振り向いてもらう、ただそれだけのためにひたすら努力に励む、成り上がり系学園ラブコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 17:00:00
104772文字
会話率:34%
普通の生活。
ただの少し不思議なそして、おかしな日常をただ書きたい!
それだけの稚筆なわたし『が』楽しい世界を作りたい。
そして、少しでもわたし『の』世界を楽しいと思ってもらいたい。
そういう自己完結なお話し。
『物語にあるそれぞれの
視点。
それぞれの交友関係。
みんなが主人公として、世界を彩る』
というテーマ?イメージ?で物語を。
~~以下説明等~~
正直書きたい内容が見つかるまで、不定期で投稿すると思います。
それから、執筆の練習のために書いてるのもあります。
上記に有る通り稚筆なため、上手い文章は正直期待出来ないと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 12:00:00
2678文字
会話率:66%
男女関係と同性の友達関係。
キーワード:
最終更新:2024-10-30 19:05:05
1030文字
会話率:93%
ごくごく普通の高校生活を謳歌する主人公。
幼馴染に恋心を持ち、いずれお付き合いをしたいと考えているが、二人の仲は進展せず時間だけが過ぎていく。
お互いの気持ちを軽んじ、日常の生活だけで満足する怠惰な二人。
そんな時、ひょんなことから
二人っきりのタイミングが訪れる。
いつもなら茶化してふざけ合うが、このときは違った。本音が行動で現れた。
二人は再認識した。好きという感情をもっと表に出したくなったのだ。
急展開を見せる二人の関係。
後は時間の問題だった。それほどに二人は好きあっていた。
しかし世界は残酷だった。
神の鉄槌の如く、抗うことの出来ない天災の襲来。死という名のもとの二人の時間は消滅した……かに思えた。
死ぬ間際にとある奇跡を起こした二人。
そのお陰で神様から目を付けられた二人は、死を免れた。
そこで神様から現世へ復活を報酬に、あるミッションを携えて異世界転移することに。
新世界にて新たな人生を歩み始める二人。
果たして、ミッションを達成して無事に地球へ帰還することが出来るのか!
あらすじはそんな感じです。では本編をどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 02:47:25
251505文字
会話率:39%
鴻上碧のクラスには成績優秀、スポーツ万能な清楚系美少女、露崎瑞季がいる。友人や先生からの信頼もあり、彼女の周りにはいつも人がいた。
誰かに頼られたら毎回ニコニコと引き受けてそれをやりこなす。優しくて笑顔が天使並みに可愛くて、彼女のダメな
ところはおそらくない。 そんな彼女を碧はあまり好きじゃなかった。だが、ある日をきっかけに本当の彼女を知っていくことになり好きになっていく。懐かれるようなことを彼女にした覚えはない。だが、ある日をきっかけに瑞季から甘えられるようになる。2人だけが知る碧と瑞季の2人だけの不思議な関係。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 17:00:00
107590文字
会話率:62%
主従関係。
従者に尽くされることこそ、主人のあかしのひとつ。
最終更新:2024-10-10 23:00:00
2638文字
会話率:0%